『名探偵コナン』キャラ一覧を相関図で分かりやすく解説!登場人物の複雑な関係をおさらい【2024年最新】
毎年公開される映画が爆発的なヒットを記録し、今や国民的漫画のひとつとなっている『名探偵コナン』。 本作には魅力的なキャラクターが数多く登場しますが、「キャラが多くて複雑すぎる!」という声も。そこでこの記事では「コナン」に登場する重要キャラをピックアップし、相関図付きでわかりやすくご紹介!各キャラの基本的な情報はもちろん、その関係性についてもしっかり解説していきます。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『名探偵コナン』キャラクター/登場人物一覧
名前 | 概要 |
---|---|
江戸川コナン/工藤新一 | 優秀な頭脳を持つ本作の主人公 見た目は小学生だがその中身は天才高校生 |
毛利蘭 | 本作のメインヒロイン 新一に想いを寄せる一途な女の子 |
灰原哀/シェリー/宮野志保 | もうひとりのヒロイン 見た目は小学生だがその中身は天才科学者 |
阿笠博士 | コナンのよき理解者 様々なサポートマシンを発明し提供している |
鈴木園子 | 蘭の親友であり新一の幼馴染 日本有数の財力を持つ鈴木財閥の令嬢 |
毛利小五郎 | 蘭の父親 私立探偵として事務所を運営する |
少年探偵団 | コナンらを含めた仲良し5人組 本作のムードメーカー的存在 |
名前 | 概要 |
---|---|
目暮十三 | 警視庁に所属する刑事 初期から登場する警察の顔的存在 |
白鳥任三郎 | 警視庁に所属する刑事 冷静沈着なキャリア組 |
佐藤美和子 | 警視庁に所属する刑事 警視庁のマドンナ的存在 |
高木渉 | 警視庁に所属する刑事 警視庁のムードメーカー的存在 |
長野県警 | 本作きっての有能な組織 諸伏高明をはじめ数多くのキレ者が揃う |
警察学校組 | 警察学校の同期5人組 降谷零をはじめ優秀な人物が揃う |
安室透/降谷零/バーボン | 公安のエース的存在 3つの顔を使い分けるハイスペックな人物 |
諸伏景光・スコッチ | 降谷の同期であり大親友 黒の組織に潜入していたが殉職 |
赤井秀一/沖矢昴/ライ | FBIの一員 黒の組織にも潜入していたハイスペックな人物 |
ジョディ・スターリング | FBIの一員 赤井の同僚でかつての恋人 |
水無怜奈/キール/本堂瑛海 | CIAの一員 黒の組織に潜入している諜報員 |
『名探偵コナン』キャラクター相関図
主人公の江戸川コナンをはじめとしたメインキャラクターを中心に、敵対する黒の組織や、公安・CIA・FBIなどの警察組織、さらにそれ以外の重要人物らも加え、「コナン」ワールドは複雑な相関図を構築しています。 また事件に関わるような繋がりだけでなく、本作と言えば恋愛関係も大きな見所のひとつです。ここからは作中でも特に重要な人物にスポットを当て、基本情報や他キャラとの関係性について解説していきます。
メインキャラクター
ここからは物語の中心として活躍する、メインキャラクターを紹介していきます。 主人公の江戸川コナンはもちろん、その周囲には本作になくてはならない重要キャラばかり。ストーリーの核心に関わる人物が数多く含まれているので、『名探偵コナン』の基本を押さえたい方はまずここからチェックしていきましょう。
江戸川コナン/工藤新一
本作の主人公となる江戸川コナン。一見するとただの小学生に見えますが、その中身は高校生探偵の工藤新一です。新一は偶然「黒の組織」の取引現場を見てしまい、新開発された毒薬を飲まされてしまいます。彼はなんとか生き延びたものの、薬の作用で子どもの姿になってしまったのです。 そこから新一は自身の生存を隠すために江戸川コナンと名乗り始め、成り行きで幼馴染である毛利蘭の実家「毛利探偵事務所」に居候することに。そこからコナンは様々な事件解決に挑むと同時に、黒の組織との戦いにも身を投じていきます。 彼の推理力や洞察力の高さは作中でもトップクラスで、熱さとクールさを併せ持つ性格も大きな武器です。さらに阿笠博士が発明した特殊なシューズやスケートボードのおかげで、アクションだってお手の物。作中では様々な活躍シーンを披露し、数多くのファンをとりこにしています。
毛利蘭
本作のメインヒロインとなる毛利蘭。彼女は幼馴染であり同じ高校の同級生でもある新一に想いを寄せていましたが、デート途中に彼が薬を飲まされてしまい、突然の別れが訪れてしまいます。 蘭は新一を探しに彼の家に行き、そこで偶然にもコナンに遭遇。彼女はその正体を知らないまま彼を預かると決め、父の小五郎も含めた3人で共同生活を送ることになりました。それからも蘭は一途に新一を想い、彼の帰りを健気に待ち続けます。彼女はとにかく真っすぐで献身的な性格の持ち主なのです。 また蘭と言えば、その戦闘力の高さも大きな特徴のひとつ。所属している空手部では主将を務めており、関東大会での優勝経験もあります。彼女の戦いぶりは凄まじく、強烈なハイキックでコナンたちのピンチを何度も救ってきました。
灰原哀/シェリー/宮野志保
本作のもうひとりのヒロインとも言われる灰原哀。彼女はコナンたちと同じ小学校に通う同級生で、現在は阿笠博士の屋敷に住んでいます。しかしその正体はコナンと同じく幼児化した大人です。 彼女の本名は宮野志保で、黒の組織にいた頃のコードネームはシェリー。灰原は組織を抜ける際に新一と同じ薬を飲み、身体が小学生レベルにまで縮んでいたのです。もともと天才科学者として活躍していた灰原は常に冷静で、知識面においてコナンをサポートしています。 特に情報収集を得意としており、作品の随所で活躍を披露。また黒の組織の気配に敏感で、その勘の良さは一部ファンのあいだで「灰原センサー」と呼ばれるほどです。ちなみに彼女は同じような境遇のコナンに想いを寄せている様子。その恋の行く末も、本作の大きな見所のひとつとなっています。
阿笠博士
コナンのよき理解者であり、よき協力者でもある阿笠博士。彼は工藤家の隣に住んでいる天才科学者で、新一が幼児化した際に真っ先に頼りにされた人物です。そのため「コナン=新一」だと知っており、数々の発明品を提供するなど、様々な面で彼のサポートをおこなっています。 これまでに博士が作り上げたマシンはどれも高性能で、自分の声を任意の声に変えられる「蝶ネクタイ型変声機」や麻酔針を射出できる「腕時計型麻酔銃」、さらに「サッカーボール射出ベルト」や「キック力増強シューズ」など、作中でとんでもない活躍を見せるものばかり。 普段はちょっとトボけたところもありますが、彼は作中屈指の科学力を持つ驚異的な人物なのです。これからも数々のマシンを発明し、コナンをしっかりと支えてくれるでしょう。
鈴木園子
蘭の親友であり、新一の幼馴染でもある鈴木園子。日本でも有数の財力を誇る鈴木財閥の令嬢ですが、それを鼻にかけるようなこともなく、サバサバと豪快な性格をしています。ただ恋愛体質で惚れっぽいところがあり、それで周囲を困らせてしまうこともしばしば。 またその財力を惜しみなく利用する場面もあり、コナンたちを豪華施設やパーティーに招待するエピソードも多々あります。ちなみに彼女には京極真という恋人がいるのですが、その一方で怪盗キッドを「キッド様」と呼び慕っている様子。このことから京極はキッドに対し、強い対抗意識を抱くようになります。
毛利小五郎
蘭の父親にあたる毛利小五郎。もともとは警視庁所属の刑事でしたが、現在は私立探偵として毛利探偵事務所を経営しています。探偵としての能力はかなり低く、当初は「迷探偵」という不名誉なあだ名で呼ばれていました。 しかしコナンが腕時計型麻酔銃などを利用して推理を代弁させるようになったことで、名探偵「眠りの小五郎」として一躍有名人に。ただ本人の能力自体は何も変わっていないので、起きている間は相変わらずのオトボケぶりを披露しています。 その一方で、射撃や柔道の達人という意外な一面も存在。頼りなく見える小五郎ですが、その中身は蘭に負けず劣らずの武闘派なのです。
少年探偵団
コナンと灰原をはじめとする、5人の小学生で構成されている少年探偵団。ここに所属している吉田歩美・円谷光彦・小嶋元太はいつも元気いっぱい。好奇心にあふれており、その大胆な行動でコナンたちを困らせるシーンが多々描かれています。 また彼らは阿笠博士とも仲が良く、ときにはワガママを言い遊びに連れて行ってもらうことも。作品の随所に登場し、物語を盛り上げてくれる本作のムードメーカー的存在です。
日本警察
本作に登場する重要組織のひとつ日本警察。様々な事件を捜査し、コナンたちの協力者として活躍しています。ここに所属しているメンバーは優秀な人物が多く、メイン級の扱いを受けるエピソードも多々描かれてきました。 また警察内で繰り広げられる恋愛劇も大きな見所のひとつとなっています。魅力的な人物ばかりなので、全キャラ見逃さずにチェックしていってください。
目暮十三
警視庁捜査一課強行犯捜査三係に所属している目暮十三。原作・アニメともに初期から登場しているキャラクターで、警察関係者の顔とも言える人物です。 彼は小五郎が刑事だったころの上司にあたり、今でも「警部殿」と呼ばれ慕われています。目暮は真面目で責任感の強い性格をしているため、部下からは厚い信頼を向けられているようです。ただその強すぎる正義感ゆえに、犯人に対して過度な発言をぶつけるなど、危なっかしい一面も持っています。 ちなみに彼は常に帽子をかぶっているのですが、その下には妻であるみどりとの馴れ初めに関わる秘密が隠されているんだとか。厳格で固そうに見えますが、目暮は意外と愛妻家みたいです。
白鳥任三郎
警視庁捜査一課強行犯捜査三係に所属する白鳥任三郎。当初は劇場版『名探偵コナン 時計じかけの摩天楼』のために作られたオリジナルキャラクターでしたが、それ以降原作にも登場するようになり、レギュラーメンバーの仲間入りを果たしました。 彼は国家公務員I種試験を経て警視庁に入ったキャリア組です。そのため性格もかなり高飛車でイヤミな雰囲気を出していましたが、様々な人物と関わる中で成長を遂げ、今では随分とトゲの少ない性格になっています。 ちなみに警視庁の佐藤美和子に惚れ込んでいた時期もあり、一時は同僚の高木渉とライバルのような関係になっていました。現在はコナンたちの担任をしている小林澄子と恋仲になり、幸せな毎日を送っているようです。
佐藤美和子
警視庁捜査一課強行犯捜査三係に所属する佐藤美和子。目暮の部下であり、高木にとっては上司にあたる人物です。その美しいルックスで周囲の目を引き、捜査一課ではマドンナ的存在になっています。 また頭脳明晰で格闘術にも秀でているなど、警察としてのスペックも非常に高い人物。さらにコナンの優秀さに気付き、その発言を重視するなど、洞察力や判断力の高さも並大抵ではありません。その一方でナイーブな一面も持っており、作中には父や同僚の殉職がトラウマになっている場面も描かれていました。 ちなみに部下の高木と恋愛関係に発展しており、2人の恋物語はファンからも熱い注目を集めています。映画『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』では高木とともにメインキャラを務め、作中で様々な活躍を見せていました。
高木渉
警視庁捜査一課強行犯捜査三係に所属する高木渉。彼はもともとアニメのみに登場するモブキャラでしたが、そののち原作に逆輸入され、レギュラーメンバーの一員となりました。作中では目暮警部とともに事件捜査をおこなうことが多く、警察内でもトップクラスに出番が多い人物です。 温厚で人当たりのいい高木はコナンや少年探偵団とも仲が良く、事件解決のために頼られることもしばしば。近年では活躍シーンも増えており、佐藤との恋事情も含め、ファンの注目を大きく集めるキャラクターになっています。 ちなみに彼の名前が担当声優と同姓同名になっているのは、アドリブで声優自身の名前を名乗ってしまったことが由来です。
長野県警
本作に登場する警察の中でも、特に優秀な人材が多いことで知られる長野県警。「コウメイ刑事」として知られるキレ者の諸伏高明や、彼のライバルとして活躍する大和敢助など、作中でもトップクラスの推理力を持つ人材が揃っています。 2025年公開の新作映画では彼らがメインキャラクターになると言われており、現在その注目度が急上昇中です。今後の活躍に注目し、来年の映画公開を楽しみに待ちましょう。
警察学校組
本作屈指の人気キャラたちが集まっている警察学校組。『名探偵コナン』のスピンオフとして描かれた「警察学校編」のメインキャラとなっており、この中には降谷零・諸伏景光・松田陣平・萩原研二・伊達航の5名が含まれています。 彼らはメインキャラとの関係も非常に深く、物語の核心に関わることも多い重要人物です。「コナン」ワールドをより深く楽しむためにも、その活躍ぶりをぜひチェックしてみてください。
公安
国家の治安を維持するため、秘密裏に動いている公安警察。機密性の高い任務を担当しているため「存在しない組織であれ」という理念を掲げており、『名探偵コナン』では通称「0(ゼロ)」と呼ばれています。 こちらに所属するメンバーは本作のなかでもトップクラスに優秀な人物ばかり。作中でも活躍するシーンの多い、重要キャラが数多く所属しています。
安室透/降谷零/バーボン
喫茶ポアロに勤める私立探偵として、コナンや小五郎とも関わりを持つ安室透。一見すると真面目な好青年に見えますが、その正体は様々な事件を秘密裏に捜査する公安警察の降谷零です。また現在は黒の組織について調べるため、バーボンというコードネームで潜入捜査をおこなっています。 私立探偵・公安・黒の組織、3つの顔を使い分ける安室は作中でもトップクラスに優秀な人物です。その知識量や推理力はもちろん、戦闘や運転に関する技術もハイレベル。そのため活躍するシーンも頻繁に描かれており、比較的新しいキャラでありながら数多くのファンを獲得しています。 その人気ぶりを示すかのように、初めてメインキャラを務めた劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』では、映画の大ヒットとともに「安室の女」という流行語まで生み出していました。ライバルの赤井秀一とともに、本作の大流行を強く牽引している人物です。
諸伏景光/スコッチ
降谷の親友であり、ともに公安警察として活躍していた諸伏景光。彼も黒の組織に潜入しており、スコッチというコードネームで暗躍を続けていました。しかし彼は潜入時に自身がスパイだとバレてしまい、情報漏洩防止のために拳銃自殺してしまいます。 しかも彼は自身のもとに向かっていた降谷の足音を敵と勘違いし、その引き金を引いてしまったのです。景光の死は降谷のその後の人生に大きな影響を及ぼすことになり、その場に居合わせた赤井と降谷の因縁を生むきっかけにもなっています。 ちなみに長野県警に所属している諸伏高明は景光の実兄にあたる人物です。
CIA・FBI
『名探偵コナン』には日本警察だけでなく、アメリカを拠点としているCIAやFBIの一員も登場しています。そこに所属しているメンバーは誰もが超ハイスペックで、ひと癖もふた癖もあるつわものばかり。さらに別組織に潜入しているキャラも多く、誰もが物語の核心に深く絡んでくるのです。 ここからはそんなCIA・FBIの中でも、特に重要な人物を紹介していきます。
赤井秀一/沖矢昴/ライ
FBIに所属している赤井秀一。捜査チームの中でもリーダー的な存在で、かつてはライというコードネームで黒の組織に潜入していました。彼は推理力に優れるだけでなく、スナイパーとしても超一流で、登場キャラのなかでもトップクラスに有能な人物です。 その実力は黒の組織のボスでさえも警戒しており、組織を破壊しうる「銀の弾丸」と呼び恐れていました。また組織在籍時にバーボンとして潜入していた降谷と接触しており、2人は作中でライバルのような関係を築いています。 ちなみに、赤井は偽装工作により表向きは故人扱いとなっており、現在は沖矢昴と名乗り工藤邸に潜伏中です。コナンのよき協力者として、様々な事件で活躍を見せています。
ジョディ・スターリング
FBIに所属しているジョディ・スターリング。当初は帝丹高校の英語教師として登場するも、その怪しい言動から黒の組織の一員として疑われていました。しかし現在はその疑いも晴れ、コナンの味方として随所で活躍を見せています。 ちなみにジョディと赤井はかつて恋人関係にありました。破局時は彼の方から別れを切り出されており、ジョディは今でも赤井に対する好意を抱いているようです。
水無怜奈/キール/本堂瑛海
日売テレビのアナウンサーとして人気を博している水無怜奈。しかしそれはあくまでも表向きの顔で、その正体はCIA所属の諜報員である本堂瑛海です。また調査のためにキールというコードネームで黒の組織にも属しており、かなり複雑な身分となっています。 作中ではコナンや赤井と協力し、組織の情報を秘密裏に伝達。劇場版にも登場し、随所で重要な役割を果たしていました。
黒の組織
本作最大の敵として、コナンの前に立ちはだかる黒の組織。 その名の通り所属メンバーは黒い衣装に身を包んでおり、幹部クラスの人物にはお酒の名前からとったコードネームが与えられています。ここからは組織の中でも、特に重要な人物をピックアップしてご紹介。物語に深く関わってくるキャラが多いため、ぜひともチェックしてみてください。
あの方/烏丸蓮耶
黒の組織を束ねるボスとして君臨する「あの方」と呼ばれる人物。作中では長らく詳細が明かされていませんでしたが、最新の展開でその正体が烏丸蓮耶という資産家の男性だったと判明しました。しかしながらその居場所や目的は未だにはっきりしておらず、そのうえ現時点での姿も不明です。 一説にはコナンらと同様、身体が若返っているという噂も囁かれています。もしかしたら彼はすでに登場しているキャラとして、コナンの近くに身を潜めているのかもしれません。
ラム/脇田兼則
組織のNo.2として、ボスの側近を務めているラム。これまで「片目が義眼」という情報程度しか明らかになっていませんでしたが、最新の展開で、その正体が流れの板前として登場していた脇田兼則だったと判明しました。 これにより、今後はラムも物語の本筋に大きく絡んできそうな予感がします。黒の組織の重鎮として、近いうちにコナンたちと激突するのではないでしょうか。
ジン
組織幹部のひとりとして暗躍するジン。彼は新一にAPTX4869(アポトキシン4869)を飲ませた張本人で、コナンにとっては宿敵とも言える存在です。「疑わしきは罰せよ」を貫く冷酷な性格をしており、自分が手にかけた相手のことは記憶から消してしまいます。 その性格ゆえに組織内にも敵が多く、彼の失脚を狙う人物も数多く登場していました。その一方で、弟分のウォッカからは敬意を寄せられ、ボスからは直接命令を受けるなど、一部の人物からは厚い信頼を勝ち取っているようです。 また灰原に対して強い執着を見せており、作中では2人に特別な繋がりがあると匂わされていました。作者の青山剛昌は恋人関係を否定するような発言をしていたため、彼らの間にはそれ以外の因縁があると思われます。
ベルモット
組織の数少ない女幹部・ベルモット。本名はシャロン・ヴィンヤードで、表向きは死んだとされているハリウッド女優です。組織では得意の変装技術を活かし、情報収集などをメインに活躍しています。 また彼女はボスに自由行動を許されており、組織の中でもかなり特殊な扱いを受けている様子。そのためボスとの血縁関係も噂されていますが、その詳細は現在も不明のままです。 ちなみにコナンとも関わりが深く、彼女はその正体に気付きながらもなぜか組織には報告しませんでした。作中ではベルモットが組織崩壊を目論んでいると匂わせるシーンも描かれているため、彼女にとってコナンは大事な切り札、自身の目的を達成するための重要なカードなのかもしれません。
その他メインキャラクター
ここからはメインキャラクターほどではないものの、作品の随所で活躍を見せる重要キャラたちをご紹介。 このなかには意外な人間関係を持っている人物や、物語の核心に関わる秘密を抱えている人物も存在します。「コナン」ワールドをより深く楽しむためにも、彼らの情報をここでしっかりチェックしていってください。
怪盗キッド/黒羽快斗
コナンのライバルとして人気を博している怪盗キッド。その正体は黒羽快斗(くろばかいと)という高校生で、もともとは青山剛昌の初連載作『まじっく快斗』の主人公でした。『名探偵コナン』には当初ゲストキャラとして登場していたものの、その人気ぶりからメインキャラへと昇格しています。 またキッドはその容姿も声も新一にそっくりなのですが、なんと映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』で2人が従兄弟同士だったと判明。そのためこれ以降の展開では、今まで以上にストーリーの核心に関わってくると予想されています。
京極真
園子の彼氏として随所に登場する、空手家の京極真(きょうごくまこと)。彼女と付き合うようになった頃、国内に実力者がいないことを理由に渡米していますが、園子のピンチには度々駆けつけています。 彼は杯戸高校空手部の主将を務めており、なんと全世界公式戦で400連勝を達成。さらにヤクザの集団を素手で壊滅させるなど、驚異の戦闘力を誇っています。また園子が怪盗キッドを「キッド様」と呼び慕っているため、京極はキッドに対し対抗心を抱いている様子。 メインキャラを務めた劇場版『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』ではキッドとの直接対決も果たしており、作中では常軌を逸した戦闘シーンを何度も披露していました。作者の青山剛昌が「出る漫画を間違えてるぐらい強い」と評する本作最強候補のひとりです。
世良真純
蘭たちのクラスに転入してきた、女子高生探偵の世良真純。父は赤井務武(あかいつとむ)、母はメアリー世良で、FBIの赤井秀一は彼女の実兄にあたります。 優秀な赤井家の人間らしく、彼女自身もとにかくハイスペック。頭脳明晰で推理力も高く、おまけにジークンドーの使い手で、蘭と互角レベルの戦闘力を誇っています。また性格も明るく朗らかで、非の打ち所がありません。 ちなみに彼女は幼少期に新一と出会っており、彼に対して好意を抱いている様子。コナンが新一だと気付いているような素振りも見せており、時折アプローチとも思える行動をとってきます。
メアリー世良
真純の「領域外の妹」として行動をともにする謎多き人物、メアリー世良。彼女はなんと赤井3兄妹の実母で、灰原哀こと宮野志保の母・宮野エレーナの実姉にあたる人物です。 中学生のような幼い容姿をしているのは、APTX4869の影響で幼児化してしまったため。もともとは夫の務武とともにイギリス諜報機関の一部署であるMI6で活躍していましたが、今は薬により身体が縮んだうえ、病弱化してしまったようです。 現在はその身分を隠しながら真純をサポートし、黒の組織への反撃を目論んでいます。
若狭留美
コナンたちの副担任として赴任してきた、女性教師の若狭留美。穏やかそうな外見で、ドジな言動が目立ちますが、彼女にはある大きな秘密がありました。なんと若狭の正体は、資産家アマンダ・ヒューズのボディガードを務めていたレイチェル浅香だったのです。 彼女は黒の組織によりアマンダや、深い間柄だった羽田浩司を殺されたため、独自に組織の動向を追っていた様子。比較的新しいキャラクターではありますが、物語の核心に深く関わってくる非常に重要な人物となっています。
工藤優作・有希子
工藤新一の両親にあたる優作と有希子。優作は世界にその名を轟かせる推理小説家であり、自身も非常に高い推理力を誇っています。その頭脳を活かして事件をたびたび解決に導いており、新一の成長にも多大な影響を与えてきました。 そしてその妻にあたる有希子は、世界的人気を誇っていた元女優。作中屈指の美しい容姿をしており、イケメンと評される新一は母の血を色濃く受け継いでいるようです。また2人は新一がコナンの姿になってしまったことを知っており、そのうえで様々なサポートをおこなっています。 ちなみに優作と有希子は新作映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の終盤にもちょっぴり登場。なんとここで黒羽快斗の父である盗一と優作が双子の兄弟だったと判明し、2人が今でも連絡を取り合っていると明かされたのです。
妃英理
蘭の母親にあたる妃英理。誰もが振り向くほどの美女であると同時に、凄腕の弁護士でもある才色兼備の人物です。そのうえ性格も真面目で礼儀正しく、コナンや蘭にも優しく接しています。 ちなみに現在は夫の小五郎と別居していますが、愛猫に「ゴロ」と名付けるなど、その愛情は今でも薄れていない様子。作中では彼の前で乙女な部分を見せる、ちょっと意外なシーンも描かれています。
魅力的なキャラにあふれている『名探偵コナン』
ここまで『名探偵コナン』に登場する主要キャラを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。もちろんこの記事に掲載されていないキャラの中にも、魅力的かつ重要な人物が数多く存在しています。 これを機に本作を改めてチェックし、自分なりの推しキャラやキーパーソンを探してみるのはいかがでしょうか!