映画『バタフライ・エフェクト』のあらすじ・キャスト・結末【ネタバレ注意】

2017年7月6日更新

愛する人を悲しい運命から守るために過去を変えようとするエヴァンの姿が悲しくも美しい、『バタフライ・エフェクト』。世界的大ヒット映画であるこの作品の魅力についてまとめました。

大ヒットサスペンス映画『バタフライ・エフェクト』

2004年の話第作、映画『バタフライ・エフェクト』は、予想のつかない展開と衝撃的なストーリーや斬新な構成が共感を呼び、大ヒット作品となりました。続編の公開を希望する声も多く、2006年、2009年に続編が公開されました。

今回は1作目の『バタフライ・エフェクト』のあらすじ、キャスト、感想などをご紹介します。

映画『バタフライ・エフェクト』のあらすじ

バタフライエフェクト4

幼い頃から短時間記憶を失うという原因不明の症状を持つ少年エヴァンは、治療のために日記をつけていました。大学生になってからその日記を読み返した時に、過去に戻れる能力が備わっていることに気づきます。

幼なじみであるケイリーの人生を狂わせたのは自分自身であることを知り、過去に戻って彼女を救おうと奮闘していくのです。

『バタフライ・エフェクト』のキャスト

エヴァン/アシュトン・カッチャー 

アシュトン・カッチャー

短期間記憶を喪失してしまう症状を克服するために、治療の一環として日記をつけている少年エヴァン。父親は精神病院に入院しており、そのため母親一人に育てられています。幼なじみのケイリー、トミー、レニーとはいつも4人で遊んでいるほど仲良しで、エヴァンは密かにケイリーに思いを寄せてました。

大学生になったエヴァンは、過去の日記を読み返しているとその時点まで戻れる能力があることに気づき、ケイリーを悲しい運命から救うために過去を変えることを決意。

愛する人を救うために過去に立ち向かうエヴァンを演じたのはアシュトン・カッチャーです。1998年から放送されたコメディ番組『ザット'70sショー』に出演したことがきっかけで、人気と知名度を得ます。2000年に『ゾルタン★星人』で映画初主演を務め、『バタフライ・エフェクト』のヒットにより世界的人気俳優となります。

ケイリー/エイミー・スマート

ケイリー2 『バタフライエフェクト』

エヴァンの幼なじみで、幼い頃から密かに思いを寄せてきた少女ケイリー。同じくエヴァンの幼なじみのトミーは彼女の兄です。トミー共々、幼い頃から父親にひどい虐待を受け苦しめられてきました。母親は家を出て新しい家庭を作っており、それを見かねたトミーがいたずらを仕掛けたことが原因で、エヴァンとは離れ離れになってしまいます。

悲しい運命に翻弄されるケイリーを演じる女優は、エイミー・スマート。1997年に『スターシップ・トゥルーパーズ』で映画デビューを果たします。2001年の『ラットレース』への出演で人気を得て、その後も数々の話題作に出演します。2003年に出演した『ミラーズ』は衝撃的なシーンのあるホラー作品で、演技の幅をさらに広げました。

トミー/ウィリアム・リー・スコット

ウイリアム・リー・スコット

(右がウイリアム・リー・スコット)

ケイリーの兄で、父親から虐待を受けて育ったため自身もサディスティックな気質がある少年。いつも遊んでいるレニーやエヴァンに対しても意地悪な態度に出たり、横暴な振る舞いが多い問題児です。家庭を捨て、新しい恋人と暮らす母親に復讐するため、あるいたずらを仕掛けることをエヴァンたちに提案します。

トミーを演じたのは、ウィリアム・リー・スコット。2000年に映画『遠い空の向こうに』でロケットに夢を掛ける少年を演じ、2003年『アイデンティティー』では今作に通じるようなサスペンスタッチのストーリーの中で個性を放っています。

レニー/エルデン・ヘンソン

エルデン・ヘンソン

エヴァンの幼なじみで、気弱な性格の少年です。勝気な性格のトミーからはいつもやり込められ、そのせいで常に顔色を伺っています。家庭を捨てた母親の新居に爆弾を仕掛けることをトミーから提案され断ることもできず、そのいたずらを実行してしまいます。

レニーを演じるのはエルデン・ヘンソン。8才の頃から子役としてさまざまな作品に出演してきたエルデン・ヘンソンは、『バタフライ・エフェクト』出演後、2005年『ロード・オブ・ドッグタウン』、2006年『デジャヴ』への出演を経て2013年の『スティーブ・ジョブズ』で再びアシュトン・カッチャーと共演しています。

『バタフライ・エフェクト』の魅力は複雑なストーリー構成

the-butterfly-effect

エヴァンは、悲しい運命を変えるべく何度も過去にタイムスリップしますが、過去の時点でいくつか記憶を喪失している箇所があり、そのためストーリー構成は複雑を極めています。

エヴァンには記憶がない瞬間が6つあり、過去を変えるためにこの6つの記憶の欠落のうちどれかに戻り、そこで行動に出ます。まずケイリーと離れ離れになってしまった原因である爆弾を仕掛けた時に戻り、阻止しようとしますが、現在に戻ってみると思いもよらない事態に。過去での行動が原因でケイリーの父親からの虐待の心の傷がより深くなってしまい、ケイリーが自殺してしまうのです。

ケイリーを自殺から救うため、違う記憶喪失点に戻って、過去を何度も変えるエヴァン。しかし、何度過去を変えても現在に戻ると不幸な結末が待ち受けているのです。どの時点に戻り何をすれば良いのか、エヴァンも視聴者も混乱してしまいます。

苦労した制作

Butterfly_Effect2

公開から10年以上の月日が流れた現在でも、熱狂的なファンを持つ大ヒット作品『バタフライ・エフェクト』。しかし、公開までの道のりは順調なものではありませんでした。

最初に用意されていた脚本のエンディングがあまりに暗い内容であったため、どの映画会社にも受け入れられず、あちこちたらい回しにされてしまいました。また、低予算であったため、撮影にも大変苦労をしたようです。

CG合成のシーンでストップウオッチを使って人力でモーションコントロールを行うなど、スタッフの涙ぐましいまでの努力と工夫が見られます。

『バタフライエフェクト』のエンディングは実は4つある!?

バタフライ・エフェクト5

出典: flvtop.com

最初の脚本段階でのエンディングは、とても暗い内容であったため受け入れられず、変更を余儀なくされました。その変更段階でボツにされたエンディングを含めると、実は『バタフライ・エフェクト』には4パターンのラストが存在するよう。

この異なる4パターンのラストは、劇場版、レンタルDVDに収録されている2つのパターン、ディレクターズカット版で見ることができるので、ファンならば全パターン必見です!

バタフライ・エフェクト