2019年10月31日更新

「アナ雪」クリストフを徹底解剖!体臭がキツイのはなぜ?

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『アナと雪の女王』スヴェン、クリストフ
© DISNEY/zetaimage

『アナと雪の女王』(2013)、通称「アナ雪」は、世界中で大ヒットを記録したディズニー映画です。その中でも献身的で優しい山男のクリストフは、アナとのロマンスシーンで女性ファンを虜にしました。 そんな「アナ雪」のヒーロー・クリストフの基本的なプロフィールから面白いトリビアまで徹底紹介!これを読めば、クリストフの魅力が丸わかりです。

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クリストフの基本的なプロフィール

クリストフはアレンデール王国のはずれにある山に住んでいる、自然を愛する山男。氷を売って生計を立てている彼は、常に親友であるトナカイのスヴェンと行動しています。 おしゃれとは無縁で少し荒っぽいところもありますが、義理堅く真面目な性格。石の妖精、トロールたちは、彼のことを「誰よりも優しいが気が小さい、真面目なのを隠している」といっています。 共同監督・脚本のジェニファー・リーによると、年齢はエルサと同じ21歳で、18歳のアナより3歳年上。髪の色は金髪ですがアナほど茶色寄りでも、エルサほど白に近い金髪でもありません。 原語版の声優は俳優のジョナサン・グロフ。日本語版の吹き替え声優は、舞台などで活躍している原慎一郎が担当しています。

クリストフの生い立ち

孤児だったクリストフは、8歳の頃から相棒のトナカイ、スヴェンと共に暮らしていました。小さな子供ながら、氷売りをして何とか生活する日々。周りの大人たちは彼に無関心で、手を貸そうともしませんでした。 それでも、彼はスヴェンと一緒にいればしあわせでした。その後、石の精霊・トロールに気に入られて彼らの養子となり、家族として育てられます。 そんな生い立ちのため、クリストフは「人間よりもトナカイの方が信頼できる」と言っていました。それはスヴェンも同感のようです。言葉は話せないスヴェンですが、クリストフとは心が通じ合っています。2人は強い信頼関係で結ばれているのでしょう。

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アナの関係はどんなふうに変わっていった?

実は幼いころに出会っていた!

実はアナとクリストフが幼いころ、すでに出会っています。エルサの魔法でアナが意識を失い、トロールに助けてもらおうと彼らのところを訪れた際に、クリストフはその現場を見ていました。お互いに当時は幼かったため覚えていないようです。

雪山での再会

ふたりが再会したのは、雪山にあったオーケンの店でのこと。アナはサウナと着替えを求めて訪れ、クリストフはスヴェンのニンジンなどを買いに訪れました。 しかし、クリストフはお金が足りず、値下げに応じないオーケンの事を「悪党」呼ばわり。そのせいで店から追い出されてしまいます。見かねたアナは彼の代わりにニンジンなどを買うかわりに、ノースマウンテンまで連れて行ってもらう事を提案しました。 クリストフはこの提案に応じ、一緒にエルサを探すことになったのです。

お互いに恋心が芽生えた瞬間は?

アナとクリストフが恋に落ちた瞬間は、映画でははっきりとは描かれていません。 一緒に旅をするなかで自然と惹かれ合っていったのは確かでしょうが、アナはずっとエルサを助けることで頭がいっぱいでした。クリストフが自分のアナへの気持ちにはっきりと気づいたのは、アナがハンス王子と結婚することになり、アレンデールを去ろうとしてスヴェンに止められたときです。 なにか決定的なきっかけがあって恋に落ちたのではない、というのもディズニーアニメーション映画では珍しいかもしれません。

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クリストフにまつわるトリビアを紹介!

1: クリストフの苗字とその由来

映画では紹介されていないのですが、クリストフの苗字はビョルグマン(Bjorgman)といいます。ビョルグ(Bjorg)は、スカンジナビア語で“助け”や“救済”という意味。アナを助けるという意味合いが隠されていたものと思われます。 彼は元々、サミー人と呼ばれる北欧に住む先住民族でした。サミー人は狩猟や遊牧をし、独自の文化や衣装を持っています。クリストフが着ていた、鮮やかな襟と腰ひもの刺繍や先がとんがった靴は、サミー人の伝統的な衣装です。

2: クリストフは体臭がきつい?

クリストフの衛生状態はあまり良いものではなく、体臭がきついそう。実際「愛さえあれば」では、トロールたちからも「不潔じゃないのに いつも少し臭い」「森で立ち小便してる」と言われている始末。 また、スヴェンのよだれでベトベトのニンジンを食べられるところも、多くの人からしてみればあまり衛生的ではなさそうです。 ディズニー映画のプリンスの中では異色を放っていますが、そもそもクリストフは山男なので問題ないのかもしれませんね。

3: アナ雪」と「グリー/Glee」は声でつながっている?

クリストフの声を演じたのは、俳優のジョナサン・グロフ。そして、エルサの声は、イディナ・メンゼルが演じています。実はこの2人は、既に海外ドラマ「glee/グリー」で共演しています。 ミュージカルドラマ「グリー」は、日本でも爆発的人気となりました。「glee」で主人公のライバルチームのリーダー、ジェシー・セントジェームズを演じていたのがジョナサン・グロフです。イディナ・メンゼルは、主人公レイチェルの実母、シェルビー・コークラン役で出演していました。

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4: クリストフのキャラクターは声を演じたジョナサンがモデル

クリストフは元々、ぶっきらぼうで寡黙、いかにも山男らしい荒々しい性格という設定でした。しかしオーディションにジョナサン・グロフが来て、彼の声や雰囲気、魅力にスタッフ一同すっかり虜になってしまったのです。 そのため、彼のチャーミングな笑顔や、フレンドリーでおしゃべりな性格の一部をクリストフに反映することに。こうしてクリストフは、新たなキャラクターに生まれ変わりました。

5: カットされたクリストフのシーン その1

もともと山男のイメージだったクリストフは、ピックを使って山を登るワイルドなシーンで登場しました。しかし、ジョナサン・グロフの魅力を反映した新しいクリストフは、氷切りをしているシーンで登場します。ワイルドなクリストフのシーンは、カットされてしまいました。

6: カットされたクリストフのシーン その2

観客の皆がスカッとした、アナがハンス王子をパンチするシーンがあります。あのシーンはもともと、クリストフがハンス王子を殴る予定でした。 しかし、観客を驚かすインパクトあるシーンにしたかったようで、アナがパンチする設定に変わりました。

7: クリストフが歌うアナへのラブソングが存在した

ディズニーの定番として、愛する者同士がラブソングを歌うシーンがあります。ハンス王子はアナと「扉をあけて」を一緒に歌いましたが、それは偽りの愛でした。ではなぜ、クリストフとアナのラブソングはないのでしょう。 実はクリストフが歌ったラブソングも密かに存在したのです。しかしそれは映画内では使用されませんでした。しかし、ふたりのデュエット曲「What Do You Know About Love?」は、2018年3月にブロードウェイでミュージカルとして上演が開始された『アナと雪の女王』で使用されています。

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8: クリストフ役のジョナサンが1曲しか歌わない理由

クリストフ役のジョナサン・グロフは、ミュージカルや演劇において名誉あるトニー賞にノミネートされた実力がある俳優であるにも関わらず、映画の中で彼が歌うのは1曲だけです。 なぜジョナサンの歌声を聞けるシーンが1シーンだけなの!と不満に思ったファンもいるかもしれません。実際には、彼の歌声を作品に取り込もうとしたのですが、クリストフはあくまで”山男”。歌を歌うイメージのないキャラクターなので、あまり歌唱シーンを盛り込むことができなかったのです。

クリストフの魅力はまだまだ盛りだくさん

「アナ雪」でエルサを探すアナを支えたクリストフ。彼は、これまでのディズニープリンスとはまったく違った魅力にあふれています。 「アナ雪」はもちろん、スピンオフ作品でも活躍しているクリストフは、『アナと雪の女王2』では、どのような活躍を見せてくれるのでしょうか。また、アナとの関係の変化も気になりますね!