ホラーコメディの傑作『アダムスファミリー』とは?
丘の上の洋館で暮らす変わり者ばかりの一家アダムスファミリー。家長のゴメスとクールビューティな妻モーティシア。長女のウェンズディはブラックな一言で相手を一刀両断、いつも姉の標的にされてしまう弟パグズリーは散々です。
長い間行方知れずだったゴメスの実弟フェスターも紆余曲折ありましたが何とか帰ってくることができました。アダムス家のブラックでユーモアたっぷりの名言(迷言)の数々をお届けします。
ウェンズディの名セリフ
「これ本物のガールスカウトでできてるの?」
ウェンズディとパグズリー兄妹は家計を支えるためにレモネードを売りに出ていました。そこに通りかかったガールスカウトの少女。レモネードを買う代わりにガールスカウトで作ったクッキーを買い取るよう取引を持ち掛けてきます。
ナチュラルフードしか口にしないという少女は本物のレモンで作ったレモネードかどうか訊いてきます。これに対しウェンズディも同じように尋ねたのです。
ウェンズディの名セリフ
パグズリー「何てゲーム?」 ウェンズディ「“神はいるのか?”ゲームよ」
ウェンズディは電気椅子の電源を繋ぎながら弟のパグズリーに座るよう促します。不審に思い趣旨を聞くとゲームだという答え。
椅子に腰を下ろしゲームの名前を尋ねるパグズリーをベルトで固定ながらこう言ったのです。
ウェンズディの名セリフ
ウェンズディ「もっと電圧を上げなきゃ!」 パグズリー「どうして?」 ウェンズディ「もちろん、あんたを殺すためよ」 パグズリー「だと思ったよ」
電圧コントローラーを操作する姉と電気椅子に座らされた弟とのやり取りです。今日もむちゃくちゃな姉につき合わされるパグズリーでした。
ウェンズディの名セリフ
「赤ん坊みたいにもごもご言わないの!」
ウェンズディはボーガンの狙いを定めながら言いました。向かう先にはりんごを口にくわえ、もごもごと言葉にならない悲鳴を上げるパグズリーが立っています。今後の遊びはウィリアムテル。リンゴを落とすつもりのようです。
ウェンズディの名セリフ
ウェンズディ「まだ子供だもの、どうだっていいじゃない」 フェスター「ダメだ、子供だからって何でも許される訳じゃない!やるときはちゃんと動脈を狙うんだ。頸動脈を一撃で仕留めるんだよ!」
叔父のフェスターから普段の生活ぶりを訊かれたウェンズディの答えです。なぶり殺しは良くない、即死させる優しさを持て、フェスターは姪に対してこう説いたのです。
モーティシアの名言
モーティシア「チャリティーオークションに遅れるわ」 ウェンズディ「もうちょっと・・・」 モーティシア「ダメよ」 パグズリー「助けて~!!」
モーティシアは子供たちに出掛ける時間が迫っていることを告げます。パグズリーを電気椅子で感電死させるつもりだったウェンズディは不平を唱えますがチャリティーオークションに遅れるからとモーティシアも譲りません。
それでも渋るウェンズディ。そこに母子のやり取りを遮るパグズリーの悲鳴が鳴り響きました。
モーティシアの名言
「ゴメス、昨晩のあなたは狂ってたわ。暴力的でまるで悪魔みたいに恐ろしかった。お願いだからもう一度虐めて!」
ゴメスとモーティシアはSとMの関係。愛し合う時には拷問道具を使います。中年夫婦がマンネリ化を防ぐためにソフトSMを楽しむことがありますが、熱烈に愛し合っているアダムス夫妻に必要なのでしょうか?モーティシアに足枷と鎖、これは嗜好の問題です。
モーティシアの名言
ゴメス「君なしで生きていくなんて私にとっては拷問だよ」 モーティシア「じゃあ、死ねばいいわ」
出典: www.bustle.com
常にアツアツなゴメスとモーティシア。愛の言葉を囁くゴメスにモーティシアはこう答えます。
モーティシアは魔女の家系に生まれ何度死んでも蘇ることができるのです。ゴメスと初めて会ったのも自分の葬式をあげている時のことでした。
モーティシアの名言
「フローラ、ファウナ、あなたたちを相手にしても勝ち目はないわ。あなたたちは女性2人分なのよ!」
フローラ&ファウナ、体のくっついた双子の姉妹はゴメスが独身時代に愛していた女性です。姉妹はどうやってゴメスを私たちから奪ったのかと、からかい半分モーティシアに詰め寄ります。
モーティシアは元恋人だろと誰だろうと躊躇なくポーカーフェイスで切り抜けます。喧嘩を売られても決して買わない、本当によくできた女主人なのです。
モーティシアの名言
「まるで全てをほしがる人間の女みたいだわ。愛する夫、家族、それだけじゃ飽き足らず地獄の聖戦に参加する時間がほしいと思ってしまうの。」
モーティシアは主婦としての生活に満足していましたが、結婚して家族をもつと独身時代のように好き勝手はできませんよね。ところがゴメスは大変理解ある夫です、
妻のために乳母を雇い入れ我慢せず好きなことをするように言いました。おかげでモーティシアは自由に動くことができるようになったのです。
モーティシアの名言
「ちょっとやり過ぎね。あなたはフェスターと結婚して骨抜きにして私たちから奪ったのよ。でももう許してあげるわ。1つだけいいかしら?デビー、家が悪趣味だわ!」
乳母としてアダムス家に入りこんだデビー・ジェリンスキー。金髪で大変セクシーな体つきの女性です。しかしデビーの正体は資産家の男ばかりを狙う連続殺人犯なのでした。
フェスターを誘惑して結婚しアダムス家の人々を追い出すことに成功したのです。デビーは洋館を色とりどり贅沢三昧に模様替えしていました。モーティシアはデビーのような女にさえ寛大!全て軽口に変えることができるのです。
ゴメスの名言
「助かった。ハンド、手を貸してくれ!」
アダムス家の一人娘ウェンズディが姿を消しファミリー総動員で探しに向かいました。外へ、墓場へ、そして地獄へと。井戸や峡谷、沼、人手が足りないほどですが、ウェンズディが家に戻った場合に備えて誰か1人待機していなければなりません。
頭を抱えてるゴメスの足元で靴を叩く者がいます!それは手首から先だけのペット・ハンドでした。
ゴメスの名言
「君は焦ると“どもる”から、何が言いたいのか分からなくなるんだ!」
手首から先だけのペット・ハンドはモーティシアが敵に捕まったことを伝えようとしますが、身振りが激しすぎて何が言いたいのかさっぱり分かりません。ゴメスにゆっくり話すように諫められたハンドは手探りで何とかペンを見つけ紙に書き始めたようです。
しかしインクがついていないペンは文字を書くことができません。更に手探りを続けシリアルの入った皿をひっくり返し、やっとのことスプーンを掴んでモールス信号を始めました。
ゴメスの名言
「フェスターは失踪したんじゃないかと思うんだ」
フェスターがいなくなって25年何とか連絡を取ろうと試みてきましたが、その間何の音沙汰もありません。そしてやっと・・・。事実を認めるのに25年もかかってしまいました。
ゴメスの名言
ゴメス「兄さん、あの運命の夜を思い出さないかい?」 フェスター「もちろん覚えているとも、おまえが初めて葉巻を吸った日のことだろう?」 ゴメス「私が葉巻を吸い始めたのは5歳の時だったじゃないか! 」
ゴメスとニセモノのフェスター兄弟は2人揃ってホームビデオを鑑賞。ゴメスは問いかけに対しニセモノのフェスターは話を合わせようと頭をフル回転させますが、どうやらフェスターは見当違いの返事をしたようです。