ドラマ『昼顔』は映画で完結する。映画のあらすじ・キャスト【衝撃の結末をネタバレ!】
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映画『昼顔』のラストに戦慄が走る!【記事後半にネタバレあり】
ドラマ『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』の各話あらすじ・ネタバレはこちらから!
ドラマは2014年にフジテレビ系列「木曜劇場」で放送されました。流行語大賞に「昼顔」がノミネートされるなど、ドラマは社会現象となり多くの視聴者をざわつかせました。 ドラマ版では配偶者のある紗和(上戸彩)と北野(斎藤工)が、不倫関係にハマっていくまでの様子が描かれています。
映画『昼顔』のあらすじ【ドラマネタバレあり】
ドラマでは夫と2人で平凡に暮らしていた紗和が教師、北野裕一郎と出会い不倫関係へと発展していきます。互いに愛し合い逃避行も試みた2人でしたが、裕一郎の妻がその居場所を突き止め、2人は示談の末に別れる事となりました。その後、紗和は夫と離婚して独り身になり、裕一郎は妻と共に離れた場所へと引越していきます。 今回の映画は紗和と裕一郎が離れてから3年後が舞台。紗和は1人慎ましく海辺の街で、レストランで働きながら静かに暮らしていました。一方の裕一郎も紗和と離れた街で妻・乃里子と暮らしていました。しかしある時、講演のために裕一郎が訪れた街は偶然にも紗和の暮らす街だったのです。 そして、偶然のめぐり合わせによって再会した2人は、3年前の事が忘れられず再び関係を持つようになります......。
映画『昼顔』禁断の恋に溺れていくキャスト
笹本紗和/上戸彩
北野裕一郎/斎藤工
2人の禁断の恋に目を見張る登場人物とキャスト
北野乃里子/伊藤歩
杉崎尚人/平山浩行
欠かせない存在だった吉瀬美智子の出演は?【ドラマネタバレあり】
ドラマ『昼顔』で、紗和を不倫の世界にいざなった“平日昼顔妻”の滝川利佳子。夫の収入によって贅沢な生活を送りながら、常にほかの男性と不倫を楽しんでいます。最終的に子どもたちのために不倫相手との縁は切りますが、彼女はドラマにとって欠かせない重要人物でした。 そんな利佳子を演じたのは、クールな女性を演じるのを得意としている女優・吉瀬美智子です。本作が映画化されることになり彼女の出演はあるのかとファンの間で話題になりましたが、映画への出演はありません。 もう1度、吉瀬演じる利佳子の妖艶な演技を観たかったというファンが多かっただけに残念ですが、映画ではより紗和と北野のラブストーリーが濃く展開されています。
映画『昼顔』の主題歌はLOVE PSYCHEDELICO
ドラマ『昼顔』では歌手の一青窈がジャズバンド・SOIL & "PIMP" SESSIONSとコラボレーションし艶やか且つ力強く主題歌「他人の関係」を歌い上げ話題になりましたが、映画では音楽ユニットのLOVE PSYCHEDELICOが悲しい二人の恋の行方を彩る主題歌「Place of love」を歌い上げています。 映画のために書き下ろした楽曲ということもあり、作品にぴったりのイメージに仕上がっていますね。 LOVE PSYCHEDELICOといえば、錦織圭出演のクレジットカードのCMで楽曲が使われていることが記憶に新しく、ポップなイメージが強いですが、今回は悲しくも力強い歌声を聴くことができます。
監督はドラマに引き続き西谷弘が担当
映画『昼顔』の脚本は井上由美子!衝撃の結末を書き下ろす
上戸彩は「不倫映画」に複雑な心境
本作は2014年に放送されたドラマの映画化。ドラマ放送から3年もの時間が経ち、スクリーンに帰ってくる作品はそう多くはありません。 主演の上戸彩もドラマのヒットを受けて映画化されることは嬉しいと語りましたが、「不倫」が題材ということで複雑な心境だったようです。その背景には当時、連日報道されていた不倫騒動の影響があるのかもしれません。 『昼顔』が不倫ドラマの火付け役となり、2017年1月に放送された『奪い合い、冬』や4月より放送が開始した『あなたのことはそれほど』など不倫を題材に扱った作品が反響を呼んでいます。
【ネタバレ注意】映画『昼顔』には衝撃の結末が待っている
衝撃的な展開で話題を呼んだドラマ『昼顔』ですが、映画もさらに衝撃的な結末が待ち受けていました。『昼顔』を鑑賞したciatr編集部員が以下ネタバレ含むあらすじを紹介します。 ドラマから3年たち、「北野先生と会ってはいけない、もう連絡もしない」という示談を結んでいた紗和は不倫の事を誰も知らない海辺の街に一人でひっそりと暮らしていました。しかし偶然再会してしまう紗和と裕一郎。一度顔を合わせれば恋心は燃え上り、二人は「森でホタルをみる」という名目のもと、週に一回逢瀬を重ねるようになりました。 しかしその再会が心配で後をつけてきた裕一郎の妻、乃里子にバレてしまいます。逆上し二人をなじる乃里子ですが、その時の裕一郎の様子からもう彼の心が自分に戻ってくることはないと痛感し、離婚に向け動き始めます。 離婚協議を進めながら紗和と裕一郎は同棲を始め、すれ違うこともありつつも順調に愛を育んでいきます。そんな時、乃里子がマンションから飛び降り自殺を図ります。脊椎を損傷し歩けなくなってしまう乃里子を気遣いつつも、裕一郎の紗和に対する愛はかたくようやく離婚が決定。 周囲に迷惑をかけ、たくさんの人を悲しませながらもようやく結ばれそうな恋を目前に、舞い上がる裕一郎と紗和。しかし、所詮は「許されない恋」。二人の前には衝撃の悲劇が待ち受けていたのです。
映画『昼顔』がラストに残したメッセージとは?ネタバレ考察&解説!
ciatrのこちらの記事ではラストシーンに触れながら、そのシーンが意味することを考察&解説しています。衝撃的ラストにあなたは何を思いましたか?
映画『昼顔』に続編の可能性はある?
2014年に放送されたドラマの続編として、2017年に公開された映画『昼顔』。物語は映画で完結となりましたが、余韻を残したラストを描いたことで続編があるのかと勘ぐってしまう人もいたのではないでしょうか? 紗和と裕一郎の関係はこれ以上続くことはありませんが、映画のラストシーンは、紗和の人生が続いていくことを暗示していました。 しかし不倫を題材にした本作は、紗和と裕一郎という人物の、ある意味純愛を描いた作品。そのため、続編として紗和のその後の人生を描けたとしても、これまでのドラマ・映画「昼顔」とは違ったテーマの作品になりそうです。 もしシリーズが続くのであれば、1997年と2016年に2度ドラマ化された『不機嫌な果実』のように、リメイク、もしくはリブート作品として製作されるかもしれません。
ドラマ「昼顔」は映画で“完結”する。そのラストは見逃せない
不倫ドラマの火付け役となった『昼顔』。映画は2017年6月10日に全国で公開され、ロングヒットとなりました。DVD&ブルーレイは2017年12月20日に発売されています。 ドラマでもいったん完結の形がとられましたが、本当の“完結”は映画を観ないとわかりません。是非映画を観て、『昼顔』が伝えたかったことを考えてみてはいかがでしょうか。