2018年8月27日更新

『エターナル・サンシャイン』から学ぶ恋愛に役立つ教訓

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エターナルサンシャイン

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映画『エターナル・サンシャイン』に学ぶ恋愛の教訓

2005年公開ミシェル・ゴンドリーがメガホンをとった『エターナルサンシャイン』はアカデミー脚本賞を受賞した恋愛映画の傑作です。 少し不思議な世界観のラブストーリーである本作には、恋愛のヒントがたくさん隠されています。 進行中の恋愛につまづいているあなた、過去の恋愛を「抹消したい」と思っているあなた、この映画を観たら気持ちがちょっと変わるはず。 今回はそんな本作に学ぶ恋愛の教訓をご紹介します。

『エターナル・サンシャイン』あらすじ

バレンタイン目前のある日、主人公のジョエル・バリッシュ(ジム・キャリー)はけんか別れしたクレメンタイン・クルシェンスキー(ケイト・ウィンスレット)が記憶を消す手術を受けていたことを知ります。ショックを受けた彼は自分も彼女との思い出を除去することに。しかし2人はその中でまたお互いの良さに気づいていくのでした。

1.お互いの共通点なんて関係ない!

ジム・キャリー
©Marechal Aurore/ABACA/Newscom/Zeta Image

クレメンタインとジョエルの間には共通点なんてありませんでした。クレメンタインは髪をブルーに染めていて、ちょっと変わった趣味を持った自由人。 一方のジョエルは平凡で、物静かなのんびり屋。2人が共通して持っているものと言えば、相性の良さと相手を絶対に手放さないという強い気持ちくらい。 2人は付き合ってから同じ音楽や映画を好きになっていきます。これはお互い影響し合うことによって好みや価値観が変わってきたり、相手と同じ世界を見てみようとお互いが寄り添っていくことで、共通点を創り出していったということ。 はじめから相手との間に共通点があるか、なんて恋愛にはあまり関係ないんです。

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2.好きになる人は選べない

もし付き合う前に戻れたとしても、また同じように恋に落ちることなんて絶対にない、という人がよくいますが、映画の中でクレメンタインも、(記憶除去手術行うクレール社の受付)メアリーも、記憶を消してもまた同じ昔の彼を好きになってしまいます。 理由は彼女たち自身もわかりません。ただその人に強く惹かれてしまうのです。これはどうすることもできませんよね。恋愛に、好きになる人の「チェックリスト」なんて存在しないということです。

3.相手を無理矢理振り向かせることなんてできない

上記の項目「好きになる人は選べない」からも言えることですが、自分のことを好きになってくれない人を、無理矢理振り向かせることは難しいこと。 クレメンタインの記憶を消した後、クレール社で働くパトリックは、彼女を振り向かせようと必死になります。彼女とジョエルが過ごした思い出をなぞり、ジョエルと同じことをしたり、癖を真似てみたりしてみますが、クレメンタインはパトリックに恋愛感情を持つことはありませんでした。 彼女の「好き」という気持ちは、ジョエルが何を言ったのか、何をしたのか、ではなくて、ジョエルの人間性に対して反応しているということ。 「惹かれる」ということについても、私たちには不可解でどうすることもできないようです。

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4.あなたが大人になろうとすれば、関係はもっと良くなる

ジョエルとクレメンタインは記憶を消した後再会。自分たちが昔付き合っていたことは知らずにですが、もう一度2人の関係をやり直そうとします。 それができたのはお互い相手と共有しているものが全くなく、「好き」という気持ちを邪魔するものが全くなかったからでしょう。 もしあなたが恋人との些細なけんかで恨みを持っていたら、その関係はこれ以上よくはなりません。言うのは簡単で、実際やってみるのは難しいですが...。 でも恨みや怒りをずるずると引きずって、得られたものは何?きっと何もないはずです。 このままだと結局別れてもっと傷つき、残ったものは解消されないもやもやした感情と、辛い心の痛み。そうならないために、そんな恨みは捨ててしまいましょう!

5.いい思い出も、悪い思い出も、あなたの糧になる

この映画では、全ての登場人物が記憶を消すプロセスを元に戻したいと思っています。それが恋人と別れてしまった時の辛い記憶だったとしても、それが自分自身をつくる大切な要素だということに気付かされたのです。 その思い出がなければ、記憶を消す前の自分と同じ自分には絶対になれないというわけです。 目を背けないで!たとえ心が痛む悲しい思い出だったとしても、そこから何かを学ぶことができるはず。

6.もう一度やり直すのもアリかも...。

昔の恋人とヨリを戻すことはなかなかうまくいきませんよね。連絡をとっていないとか、もうあきちゃったとか理由は様々ですが。 でも、何よりもやり直すことに抵抗があるのは、きっとまた同じ事の繰り返しだから...と信じ込んでいるからでしょう。 そういうケースもあるかもしれませんが、「きっとまた別れる」という不安を抱えたまま関係を戻すことが、「別れ」を避けられないものにしてしまっているのです。 ジョエルとクレメンタインは自分たちが昔付き合って別れてしまったことを知っても、また一緒にいたいという気持ちになります。ためらいもありましたが、気持ちをあらためて、新しい関係をまた築いていくという選択をしたのです。 人生に完璧なんてありません。2度目のチャンス、試してみてもいいのでは?