大人気小説、初の実写化『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』【ぼく明日】
七月隆文による小説を原作とする映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は、福士蒼汰、小松菜奈主演で贈る切ないファンタジックラブストーリー。大ヒット小説である原作の世界観がどのように実写化されるのか楽しみな作品であり、主役を演じる二人の演技にも注目が集まる話題作です。
京都の美大に通う20歳の学生が主人公であるため、映画の全編を通して京都の風情ある景色を楽しむことができ、ストーリーをさらに盛り上げてくれています。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のあらすじ
20歳の美大生、 南山高寿は通学途中の電車で出会った女性に一目惚れをしてしまいます。彼女は高寿と同じ20歳で美容専門学校に通う福寿愛美。高寿が思いを伝えるとなぜか涙を流す愛美でしたが、その後二人は無事恋人同士となり、甘い時を過ごします。幸せな時間はいつまでも続くと思われたのに、愛美には重大な秘密があり・・・。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のキャスト
南山高寿(みなみやまたかとし)/福士蒼汰
悲しい運命に翻弄される20歳の美大生、南山高寿を演じるのは、福士蒼汰です。
福士蒼汰は、2010年に渋谷でスカウトされたことがきっかけで、芸能活動をスタートさせます。2011年に放送された『美咲ナンバーワン!!』で連続ドラマ初出演、同年12月に公開された映画『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』で映画初主演を果たしました。最近では、2016年4月に放送された『お迎えデス。』の堤円役が記憶に新しいです。
福寿愛美(ふくじゅえみ)/小松菜奈
秘密を持つ謎の美少女福寿愛美を演じるのは注目の人気女優小松菜奈です。
2008年に雑誌『ニコ✩プチ』のモデルとして芸能活動をスタートさせた小松菜奈は、2014年の『渇き。』にて本格的に女優としてデビューしました。以後も『バクマン。』や『近キョリ恋愛』など、漫画作品の実写化でヒロインを多数務め、2016年には映画『Silence』でハリウッド作品にも出演するなどさらなる飛躍を遂げています。
上山正一(うえやましょういち)/東出昌大
南山高寿と同じ美大に通う親友で、高寿に恋のアドバイスをしたり、臆病な彼の背中を押す上山正一役を演じるのは東出昌大です。
雑誌『メンズ・ノンノ』の専属モデルとしてデビューした東出昌大は、2006年頃からパリコレ・モデルとしても活躍しました。2012年の映画『桐島、部活やめるってよ』に出演し俳優に転身、2014年には『クローズEXPLODE』で映画初主演を果たします。2013年に出演した連続テレビ小説『ごちそうさん』で共演した女優の杏と2015年に結婚、2016年5月には双子の女児が誕生しています。
悲しくも美しい奇跡のラブファンタジー
通学途中に出会った愛美に一目惚れをしたことで、高寿の恋は始まりますが、愛美には重大な秘密がありました。二人は出会ったことさえ奇跡であり、30日間しか一緒にいることができない悲しい運命にあったのです。
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のみどころは、原作小説の持つ切なくも美しい世界観と、悲しい運命に翻弄されながらも真剣に想いを貫くピュアなラブストーリーであること。人気若手俳優、福士蒼汰と小松菜奈の演技にも注目です。
内容をちょっとだけ先取りしよう!【ネタバレ注意】
本作の原作小説のストーリーから、映画の内容を先にチェックしてみましょう。原作となる七月隆文の小説『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』は2014年に出版されました。
主人公・南山高寿は京都の美大に通う大学生です。通学中、電車の中で出会った福寿愛美に一目惚れします。美大の授業で偶然、愛美と再開した高寿は声をかけ、また会おうと約束を取り付けようとしますが、愛美は唐突に泣き出してしまいます。
泣き止んだ愛美と意気投合する高寿。二人は付き合うこととなります。事ある毎に涙を流す愛美に戸惑いつつも仲を深めていく高寿は、あることをきっかけに愛美が予知能力を持つのではないかと考えますが、彼女は否定するでもなく、あなたの未来がわかるとしたらどうするか、と中途半端にごまかします。
愛美ははじめてキスをした日、高寿に自身の秘密を明かします。果たしてその秘密と、二人の運命はどうなるのでしょうか……。
『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌を担当するのはback number
映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』の主題歌を担当するのはback number。10月15日から劇場で公開されている予告編では、主題歌の「ハッピーエンド」が使用されており、公開に先駆けて耳にすることができます。
「ハッピーエンド」は、悲しい別れの場面でも強がって笑顔で別れようとする女の子の心情を歌った曲であるとback numberのメンバーも語っているように、悲しい運命に翻弄されていく高寿と愛美を思わせる、まさに本作にぴったりの曲です。