映画『真夜中のカーボーイ』に出演していたキャストの現在

2017年7月6日更新

1969年公開の映画『真夜中のカーボーイ』は都会に生きる2人の男の人生を描いた物語。映画はアカデミー賞作品賞を受賞した不朽の名作です。2016年で公開から47年経っている本作に出演していたキャストは現在何をしているのでしょうか?

アカデミー賞受賞作『真夜中のカーボーイ』に出演していたキャストたちは今

『真夜中のカーボーイ』1

1969年に公開された映画『真夜中のカーボーイ』はアカデミー賞作品賞を受賞した名作映画です。

富と名声を手に入れるためにニューヨークにやってきたジョー(ジョン・ヴォイト)は男娼。彼はひょんなことからラッツォ(ダスティン・ホフマン)と共同生活を行うことになります。共同生活を送る中で、2人が真の友情を見つけていくストーリーです。

ジョー/ジョン・ヴォイト

『真夜中のカーボーイ』2

1938年12月29日に生まれたジョン・ヴォイトは、1967年公開の映画『墓石と決闘』で端役として出演し映画デビューを果たしました。映画デビューしたときは29歳と遅めのキャリアスタートでしたが、2年後には映画『真夜中のカーボーイ』で主演を務めることに。今作で一気に注目を浴びた彼はその後数々の映画に出演することになります。

キャリアでの第一ターニングポイントが本作であるなら、第二ターニングポイントは1978年の映画『帰郷』でしょう。今作ではルークを演じ、アカデミー賞主演男優賞とカンヌ国際映画祭男優賞受賞を果たします。この作品により確固たるスターの地位を彼は築き上げました。

『真夜中のカーボーイ』3

出典: deadline.com

その後も1985年の映画『暴走機関車』では脱走した囚人マニーを好演し、アカデミー賞にノミネート、そしてゴールデングローブ賞を受賞しています。近年も精力的に活動を行っており、2009年にドラマ『24 -TWENTY FOUR-』にジョナス・ホッジス役で出演、2013年のドラマ『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』では主人公の父ミッキー・ドノヴァン役を演じてゴールデングローブ賞を再び受賞しました。

私生活では何度も離婚経験があり、1971年に女優ミシェリーヌ・ベルトランと再婚した際には2人の子供を設けています。そのうちの1人は、誰もが知る大女優アンジェリーナ・ジョリーです。

ラッツォ/ダスティン・ホフマン

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出典: deadline.com

ジョーとの間に友情を見つけるラッツォを演じたのはダスティン・ホフマン。1937年8月8日生まれの彼の映画デビューは1967年の『The Tiger Makes Out』でのハップ役。同年公開の映画『卒業』で主役の大学生陸上部のスター、ベンジャミンを好演しアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。

そして1969年の『真夜中のカーボーイ』で再びアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ世界中に彼の名が広まります。ホフマンの代表作と言えば1979年の映画『クレイマー、クレイマー』。彼は突然妻ジョアンナ(メリル・ストリープ)が出ていったため、5歳の息子と2人暮らしをすることになる会社員テッド・クレイマーを演じています。映画は作品賞を受賞し、彼もアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

The GREAT Britain Campaign At BAFTA Los Angeles’ Britannia Awards 2014

また1988年公開の映画『レインマン』で主役のレイモンドを演じ、再びアカデミー賞主演男優賞を受賞するのです。近年も精力的に活動を行っており、2008年公開の映画『カンフー・パンダ』ではシーフー老師の声優を務め、2015年公開の映画『疑惑のチャンピオン』ではボブ・ハーマンを演じました。

タウニー/バーナード・ヒューズ

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1916年7月16日生まれのバーナード・ヒューズが演じたのはタウニーです。彼が俳優としてのキャリアを始めたきっかけは、なんと友人のすすめ。友人に紹介されたオーディションを受けたことから舞台俳優としてキャリアが始まりました。

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俳優としてキャリアを着実に積んでいった彼は『真夜中のカーボーイ』のほかにも、ウーピー・ゴールドバーグ主演の1993年の映画『天使にラブ・ソングを2』にモーリス神父役で出演。テレビドラマにも多数出演しており1991年から1995年まで放送されたドラマ『ブロッサム』では主人公の祖父バズ・リッチマンを演じました。

バーナード・ヒューズは2006年に89歳でこの世を去っています。

ニューヨークの学生/ボブ・バラバン

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ニューヨークの学生を演じたボブ・バラバンは1945年8月16日生まれの俳優。彼の家族は演劇一家、と言っても両親が俳優というわけではなく、父親はシカゴで初めての劇場を建設、祖父は30年余りもパラマウント映画の代表を務めていたのです。そんな演劇一家に生まれた彼の映画デビューが『真夜中のカーボーイ』でした。

デビュー後も着々と映画出演を重ねて、1977年の映画『未知との遭遇』ではデヴィッド・ローリン役、2001年の映画『ゴーストワールド』では主役のイーニド(ソーラ・バーチ)の父を演じました。今作には大人気女優スカーレット・ヨハンソンがレベッカ役として出演をしています。

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近年でも衰えを見せることなく、2007年の映画『幸せのレシピ』ではセラピスト役、2014年の映画『ミケランジェロ・プロジェクト』ではプレストン・サヴィッツ役を演じ、名脇役として映画には欠かせない存在となっています。

キャス/シルヴィア・マイルズ

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今作でキャスを演じたシルヴィア・マイルズは1932年9月9日生まれの女優。シルヴィアは今作でたった6分間の出演にも関わらず、アカデミー賞助演女優賞にノミネートされています。

女優としての評価を上げた彼女は、1972年の映画『ヒート』でサリー役を演じました。1988年の映画『デランシー・ストリート/恋人たちの街角』ではハンナ役を演じています。

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近年では映画だけではなくドラマにも出演しており、2008年にはドラマ『時空刑事 ライフ・オン・マーズ - 時間旅行』にサルヴァギオ夫人役として出演しています。2013年には韓国ノワールの傑作をリメイクした映画『オールド・ボーイ』に母親役で出演を果たしました。

ベトナム帰還兵/アル・パチーノ

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1940年4月25日生まれの名優アル・パチーノも今作に出演していたのです。彼が演じた役はマンハッタン行きのバスに乗っていた乗客のベトナム帰還兵役。今作に出演した当時は無名の存在だったパチーノですが1971年の映画『哀しみの街かど』でヘロイン中毒の青年を演じたことで注目を集めます。

その後1972年公開の名作『ゴッドファーザー』でマイケル・コルレオーネ役を演じ一躍スターに。その後の活躍は皆さんご存知の通り、1975年の映画『狼たちの午後』ではソニーを演じ英国アカデミー賞主演男優賞受賞します。

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出典: the-talks.com

1992年の映画『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』では盲目の退役軍人フランク・スレード中佐を熱演し、アカデミー賞主演男優賞受賞という快挙を成し遂げました。

近年も活動しており、2015年のコメディ映画『Dearダニー 君へのうた』では主演のダニー・コリンズ役、日本では2017年1月7日公開の映画『ブラック・ファイル 野心の代償』ではチャールズ・エイブラムス役を演じています。