2017年7月6日更新

こういう友情だってありだぜっ!男同士がまじで信じられないくらい仲がいい映画10選

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『リーサル・ウェポン2』メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー
© WARNER BROS./zetaimage

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ジョン&ジェレミー:『ウェディング・クラッシャー』

オーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンにとって『インターンシップ』が初のブロマンス映画ではありません。 2005年の『ウェディング・クラッシャー』で、ジョン(ウィルソン)とジェレミー(ヴィンス)は結託して数々の結婚式に乱入し、情緒的に不安定な女性客たちを引っかけることに夢中になります。 その後彼らはもっと良い成果(一流の人たちを狙って!)を出そうと調子に乗って、アメリカの財務長官の娘の結婚式に出席することにしたらすったもんだがあり、2人は仲違い。 時々賢い“あんちゃん”が登場して引き裂かれたブロマンスを修復してくれるのですが、ここではウェディング・クラッシャーメンターのチャズ・ラインホルド(ウィル・フェレル)が救ってくれます。 チャズはジョンを説得して葬儀に乗り込ませることに。そこでジョンは悲しみに暮れる妻と出会い、愛がいかに大切であるかに気がつくのです。 ジョンはジェレミーの結婚式に駆けつけ、ブロマンスの火は再び燃え上がるんですねぇ!!

ユタ&ボディ:『ハートブルー』

1991年の映画『ハートブルー』で、FBI捜査官のジョニー・ユタ(キアヌ・リーブス)はどうしても自分が有能であると証明したくて、サーファーのふりをして銀行強盗集団を捕まえようとします。 いつも現場に砂とボードワックスが残っているので、ユタは強盗集団がサーファーだと確信。その後、彼はボディ(パトリック・スウェイジ)と出会い、サーファーライフの魅力にハマっていきます。 残りはサーフィン、スカイダイビング、キャンプファイヤー、銀行強盗などアクション満載の友情物語といったところでしょうか。

ニコラス&ダニー:『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』

ニコラス・エンジェル(サイモン・ペグ)はロンドン警察で、数々の成果を挙げ評価されていました。基本的には犯罪取り締まりマシンのような男でしたがある時サンフォードの小さな町に左遷されてしまいます。 その活気の無い町で首の無い2体の遺体が発見され、ニコラスは警察としての権力を振りかざす時が一日で最も興奮すると感じているアクション映画マニアのだらしない男ダニー(ニック・フロスト)とバディーを組むことに。

エドワード&カーター:『最高の人生の見つけ方』

2008年涙を誘った映画『最高の人生の見つけ方』の主人公である大金持ちの男エドワード(ジャック・ニコルソン)はモーガン・フリーマン演じるカーターと病室を共にすることになりました。 2人は最終宣告を受け、思いもよらない絆が生まれます。そして運命を共にしていくこととなり、2人の“やり残したリスト”をチェックしながら冒険へと繰り出すのです。 エドワードとカーターは小型機からダイビングしたり、レースカーを運転したり、末期疾患をいいことに女遊びをすることも真剣に考えたりしました。 2人のブロマンスは短い命でしたが、余命が残りわずかだとわかっていたことで絆がさらに深まったのでしょう。死に神が迫り来るという不安のおかげで、自分たちが想像していたよりも2人の距離は近づいていくのです。

グース&マーベリック:『トップガン』

“お前はいつだって俺の助けになってくれる(You can be my wingman anytime.)。”これは男同士のちょっとおセンチなすてきな友情を表し、胸と胸をぶつけ合ってゆっくり抱きしめ合う前に使われる表現みたいなものです。 80年代のブロマンス代表作とも言える『トップガン』でグースとマーベリックのセリフとしても一躍有名になりましたね。 確かに、ネット上で(また多くのファンフィクションで)マーベリックとアイスマンの関係が同性愛だという議論が繰り広げられてきましたが、映画におけるトム・クルーズとアンソニー・エドワードの絆が最強だということは決して否定できません。 お互いにスピードが必要だったからでしょうか?確かに。グースがうまいことマーベリックのためにバレーコートでかっこいいスパイクを決めたからでしょうか?それも一理ありますね。 音痴なザ・ライチャス・ブラザーズのデュエット"You've Lost That Lovin' Feeling"がバーで女性との距離を縮めるのに一役買ったでしょうか?間違いないですね。 くっついたり離れたりしつつ、たとえ危険圏内“danger zone”に入り込んだとしても2人は永遠に仲良し。グースは最終的に友の命を救うため自分の命を捧げることで、2人のブロマンスが心が痛むほど強固であったことが示されました。

ロッキー・バルボア&アポロ・クリード:『ロッキー』

2人の大人の男がビーチでトレーニングを行ったあと楽しく海の中で抱き合うような皮肉なしのピュアなブロマンスを目にすることは最近では希ですね。すぐにホモセクシュアルな下ネタ的なものが結局は入ってきてしまいます…。 ましてや2人の友人同士がお互いの顔を殴り合うことに映画の大半が費やされるなんてさらに希ですね。 それにもかかわらず、それこそがロッキー・バルボアとアポロ・クリードの物語であり、公衆の面前でお互いを徹底的に殴りながらも2人の絆はいついかなる時も結ばれているのです。 普通とは違ったやり方ですが、間違いなく2人は一生の友情を築いてゆきました。世界ヘビー級タイトルマッチでロッキーがアポロを打ち負かしてから、お互い強い尊敬の念を抱くようになり、かつてのトレーナー、ミッキー亡き後、アポロはロッキーのトレーナーになります。 本シリーズは80年代で最も強烈な友情作品となりましたが、2人のブロマンスは世代を超え、『クリード チャンプを継ぐもの』ではロッキーはアポロの息子のコーチをすることに。

リッグス&マータフ:『リーサル・ウェポン』

リッグスとマータフの関係をブロマンスだとする考えに異議がある人もいるかもしれませんが、それを裏付ける事実があるのです。 2人は仕事以外でもものすごく多くの時間を共に過ごしていますし、リッグスはマータフの家族とまるで自分の家族のように接しています。 また、マータフは何度も警察部隊から退くことになっていましたが、いつも元のパートナーに近づく方法が見つかりますし、トイレに爆弾が仕掛けられていたことがあった時、リッグスはマータフを救いました。どう考えても、これはブロマンスなのですよ。 それに2人のイカしたキレ具合と自由奔放なブッ飛び具合がめちゃめちゃよくかみ合っていました。2人は陰と陽で、お互いの持っていない面をうまく取り入れて助け合っているのです。 2人は単なる職場でのパートナーではなく兄弟、“ブラザー”。そしてそんな関係は『リーサル・ウェポン』シリーズが進むにつれて花開いてゆきました。 しかしシーズン5もあったら良いのに、というところで終わってしまいます。日曜日にテレビでアメフトを観ながらギブソンとグローバーはリッグスが経験したおバカで危険なあれこれを回想するのでした…。

ウィル&チャッキー:『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』

真実についての物語、一流のブロマンスは常に順調に進むとは限りません。どんな関係にも相違やけんか、言わなければよかったひどい言葉の数々があるものです。 しかし、結局はそういったことは悪意のせいではなく愛情から来るものなのだと気づことに。それこそ『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のウィルとチャッキーの素晴らしいブロマンスの物語でしょう。 ウィルは並の才能の持ち主ではありませんでした。彼にはとても偉大なことを実現できるチャンスがあり、そのことをチャッキーはわかっていたのです。 本当の友人として、チャッキーはウィルと必死に向き合い、彼の奥底に眠っている才能に火をつけました。 いつも映画の中の親友同士が撮影が終わっても本当につるんでるとわかると嬉しくなってしまいますよね。ウィルとチャッキーの友情関係は映画の中にとどまりません。 マット・デイモンとベン・アフレックはプライベートでも言いたいことをぶつけ合い、他愛もない話もできる親友同士だそうです。

フロド・バギンズ&サムワイズ・ギャムジー:『ロード・オブ・ザ・リング』

フロドと信頼の置ける同胞サムの間にはもっと深い何かがあるのでは無いかと思いを巡らせた人も多いことでしょう。多くのファンフィクションも2人の深い関係が描かれてきました。 『ロード・オブ・ザ・リング』はブロマンスでは無いと言われるかもしれませんが、純粋なロマンスなのです。 サムは少なくとも2時間に一度フロドの命を救いますし、文字通りフロドを背負って大半を旅します。そして彼はフロドに仕えることに対し決して文句を言いません。

カーク&スポック:『スタートレック』

スポックは半分バルカン人なので、複雑な感情を理解しきれないことがありますが、一方で残り半分に人間的な面も持ち、いつもジェームズ・タイベリアス・カークと対になるようなキャラクターです。 カークは宇宙船の中で誰よりも熱く無鉄砲な男であるのに対して、スポックは頑なに論理的。 カークにはスポックのように平常心を取り戻させてくれる人が必要なのです。またスポックは社会的交流を通じて人のやり方をどのように自分のものにできるかを必死に学ぶ必要がありました。そんな2人はウィンウィンな関係だったのです。 確かに多くの相違もあり、幾度となく衝突を繰り返してきました。しかし、2人はけんか中どんなにイライラしても絆を無くすことは決してありません。 J.J.エイブラムスメガホンをとった新たな『スタートレック』シリーズではクリス・パインとザカリー・クイントによって2人は演じられました。 リブート版でブロマンス要素を非常にうまく引き継いだ彼らは舞台裏でも固い友情で結ばれているそうです。