ドキドキハラハラするおすすめの追跡映画15選

ラブストーリー、クライム、サスペンス、アクション。いろんな要素が詰まっていてなんだかお得な気分になれる。それこそが追跡映画!どんな人にでもハマる、追って追われて手に汗にぎる追跡映画傑作15本を海外の記事を参考にまとめてみました。
目次
- 1.マスク男をキアヌ・リーブスが追う!日常に潜む追跡映画
- 2.パルクールチェイスが超見もの!とにかくかっこいい追跡映画
- 3.余計な効果はありません。そのシンプルさに魅せられる追跡映画
- 4.モノクロだからこその緊張感にハラハラさせられる追跡映画
- 5.ガイ・リッチーワールド全開!ドキドキだけじゃない、笑える追跡映画
- 6.ジャングルの中を逃げ惑う。ハラハラしたいならコレ!メル・ギブソン追跡超大作
- 7.『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督が放つスリラー系追跡映画
- 8.列車の上で繰り広げられる、喜劇王バスター・キートンのクラシックな追跡映画
- 9.これぞヒッチコック!「巻き込まれた男」のアメリカ大陸を股にかけた追跡劇
- 10.監督自ら演じた命がけのカーチェイスに心奪われる!
- 11.落ちこぼれ探偵とブロンド娼婦が正義のために逃げまくる!凸凹コンビの逃走劇
- 12.何度見ても面白い不朽の名作!冷酷なサイボーグに追われる恐怖・・・
- 13.妻殺しの罪を着せられ逃走。名優の演技が光る、緊張感たっぷりの追跡映画
- 14.イケメン詐欺師を刑事が追う!ディカプリオ×トム・ハンクスの軽快な追跡映画
- 15.大人気シリーズ二作目!無敵のスパイ。そのアクションにハラハラドキドキ
1.マスク男をキアヌ・リーブスが追う!日常に潜む追跡映画


キャスリン・ビグロー監督による大人気のアクション映画である『ハートブルー』(1991)。
キアヌ・リーブスがロナルド・レーガンの覆面を被ったパトリック・スウェイジを追いかける追走劇です。何と言っても見どころは、息をつく間もない閑静な住宅街での追跡劇でしょう。主婦がほうきで殴ってきたり、犬が空を飛んだり…とドタバタ感満載の映画です。
2.パルクールチェイスが超見もの!とにかくかっこいい追跡映画


ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドとして初めてお目見えした『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)。中でもボンドとプロスタントマンであるセバスチャン・フォーカンとの追跡シーンは壮大でダイナミック!
見ているこちらまで疲れてしまうこのシーン。手強い悪役に奮闘するボンドを見て、あのジェームズ・ボンドも完璧ではない、「人間」なのだと感じることでしょう。
3.余計な効果はありません。そのシンプルさに魅せられる追跡映画


『007 カジノ・ロワイヤル』同様フランスアクション映画『アルティメット』(2004)でも人間の本来の運動神経を徹底的に追及する“パルクール” が大きな役割を担っていると言えます。
世界的に知られるパルクール、そしてスタントのエキスパートであるダヴィッド・ベル。彼が持てる全てを惜しみなく出し切り完成させた追走シーンは本当に素晴らしいとしか言いようがありません。
簡単そうに見えますが...言うまでもなく、みなさんお家でマネしないように!
4.モノクロだからこその緊張感にハラハラさせられる追跡映画


キャロル・リード監督の傑作は多くの敬意を払われ、そして強い影響力を持っていますが、『第三の男』での終盤にかけての華麗な追走シーンは映画界に今でも存在感を放つ一連のシーンと言えるでしょう。
緊迫感のある素晴らしい撮影技術。的確な編集。ジョゼフ・コットン演じるホリーが一見した旧友の死を目の当たりに行う、度重なるの調査の行方。これらは映画史において欠かせないものとなっているのです。
5.ガイ・リッチーワールド全開!ドキドキだけじゃない、笑える追跡映画


多くの映画では疲れを知らない無敵な主人公たちがひたすら追跡を繰り広げています。
ガイ・リッチー監督の『ロックンローラ』(2008)もこの点をきちんと踏まえてくれています。「一体こいつら何でできてるんだ!?」と思うほど無敵のロシア人とジェラルド・バトラーの追走劇は笑えて、かつエネルギッシュ。イドリス・エルバとトム・ハーディ、それぞれの追走劇も見ものです。
6.ジャングルの中を逃げ惑う。ハラハラしたいならコレ!メル・ギブソン追跡超大作


メル・ギブソンの素晴らしいアドベンチャースリルムービー『アポカリプト』(2006)は長い追跡映画ですが、ここは一つに絞って怒り狂ったジャガーの登場するシーンをご紹介します。
もしあなたが誰かを追っているとしましょう。その時あなたが予期する最後のこと。それはあなたの行く先に居合わせる、一匹の肉食動物の存在ではないでしょうか。
7.『ソウ』シリーズのジェームズ・ワン監督が放つスリラー系追跡映画


何の変哲もないダンボール箱がひっくり返されるために置かれていて、その先にはレストランのキッチンが走り抜けるために現れます。これらは追跡劇において必須アイテムといえるでしょう。
しかしケヴィン・ベーコン演じる『狼の死刑宣告』(2007)のエネルギッシュなスリルある逃走シーンはそれだけでは終わりません。立体駐車場でのあれこれも含めた素晴らしいワンショットシーンとして完成したのです。
『狼の死刑宣告』は監督であるジェームズ・ワンのホラー映画以外での記念すべき初作品となりました。
8.列車の上で繰り広げられる、喜劇王バスター・キートンのクラシックな追跡映画

サイレントコメディー映画の傑作であるばかりでなく、偉大な逃走映画であるのはバスター・キートン主演の『キートンの大列車追跡 (キートン将軍)』(1926)でしょう。
蒸気機関車に夢中で情熱的、そして将軍であるバスター・キートン演じるジョニー。彼は南北戦争が勃発すると連合軍スパイによって誘拐されてしまうのです。しかも恋人アナベルも一緒に!
そして戦争よりも鉄道の追走劇に奔走して・・・。
9.これぞヒッチコック!「巻き込まれた男」のアメリカ大陸を股にかけた追跡劇


アルフレッド・ヒッチコックはありとあらゆる面で追跡劇を描きましたが、本作はヒッチコックらしくてしかも一番面白い作品。それは30年の試行錯誤を経て作り上げられた『北北西に進路を取れ』(1959)でしょう。
ケーリー・グラント扮する広告会社勤務の男が人違いで事件に巻き込まれてゆく物語。とにかく、面白いのです。
心理描写がより豊かなヒッチコック作品は他にもっとありますが、『北北西に進路を取れ』は圧倒的。素晴らしい追走映画であり、素晴らしいヒッチコック作品であり、そして、素晴らしい映画の一つなのです!
10.監督自ら演じた命がけのカーチェイスに心奪われる!

スタントドライブそのものを、映画の核にしてしまった作品『バニシング In 60″』(1974)。監督はH・B・ハリッキーの他には存在しないでしょう。
脚本・監督・主演を務めたH・B・ハリッキー。約40メートルの高さからのジャンプによって10回も脊椎圧迫に苦しむなどその後も傷の絶えない中撮影をし、出来上がった作品でもそれらの傷を見ることができる程です。
時速160キロで街灯に衝突した直後、意識がもうろうとする中彼が放った一言は「ちゃんと撮れたか?」だったんだとか。その後1989年には2作目の撮影が開始。しかし最も難しいスタントの撮影中に監督自身が命を落とすという悲劇で幕を閉じたのでした。
11.落ちこぼれ探偵とブロンド娼婦が正義のために逃げまくる!凸凹コンビの逃走劇


『ガントレット』(1977)は『ダーティハリー』(1971)後に製作されたクリント・イーストウッド監督初の刑事ものです。
ソンドラ・ロック扮する娼婦とアルコール中毒でおまけにのらくら者のクリント・イーストウッド扮する探偵ショックリーという2人組の逃走劇。最後には大衆そしてラスベガス警察をも敵に回して・・。
暴走したバスが市役所に突っ込む終盤のシーンは「個人対全世界」、というアクション映画のヒーロイズムを思い切り茶化している様でもあります。
12.何度見ても面白い不朽の名作!冷酷なサイボーグに追われる恐怖・・・

追記。 再度見ました。年に一度は見るねこれ。

シリーズの中でも『ターミネーター2』(1991)はより多くの効果が使われていますが、第1作目である『ターミネーター』(1984)はジェームズ・キャメロン監督の最高傑作といえるでしょう。
物語のペース、びっくりするくらいよく考えられた構成、B級スリル映画と崇高なコンセプトが混在する全く無駄の無いサイエンスフィクション。
殺人マシンが現代に送り込まれ人類の救世主を抹消する、というストーリーです。サイボーグの冷酷性や止められない勢い、世界を変えるため戦わねばならないターミネーターの姿こそがこの映画を作り上げているということは言うまでもありません。
スリル溢れる逃走映画の代表格であり続ける本作ですが、それは何度も鑑賞してこそ気づくアクションシーンの合間合間にあるストーリーが魅力的だからでしょう。
終末論により腐敗した現代を舞台に、静かなラストシーンでターミネーターは人類の挽歌を歌うのです。
13.妻殺しの罪を着せられ逃走。名優の演技が光る、緊張感たっぷりの追跡映画


1993年のハリソン・フォード主演の映画版『逃亡者』(1993)は130分に及び、テレビシリーズ同様「武装した男に妻を殺される」というプロットで物語が進みます。
妻殺しの罪で死刑を宣告されてしまったハリソン・フォード演じる手術医リチャード・キンブル。刑務所へ行く途中に逃走し、無罪を証明するために奔走する彼をオスカー俳優ミー・リー・ジョーンズが追いかけて・・・。
前半の刑務所へと向かうバスからの逃走、聖パトリックの祭日のパレードの危機一髪のシーンは特に効果的。
しかし何と言っても、緊張感を緩ませないカリスマ性のある演技、先が気になる!追う側・追われる側両方への感情移入。『逃亡者』はハリソン・フォードとトミー・リー・ジョーンズという2人のスター映画にほかならないでしょう。
14.イケメン詐欺師を刑事が追う!ディカプリオ×トム・ハンクスの軽快な追跡映画


追跡映画リストにヒッチコックは必須ですが、巨匠スティーブン・スピルバーグが追跡映画というジャンルに与えた影響も決して無視はできないでしょう。
傑作の一つでありながらうっかり見落とされがちな、猫とネズミの洗練された追いかけっこ『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002)は、1960年代に身分詐称によって何百万ドルもをだまし取り、何度も警察の手をすり抜けた10代の少年フランク・アバグネイル(レオナルド・ディカプリオ)をモデルにしたノンフィクション。最高に快活で爽快なスピルバーグ作品です。
父親の不在、田舎への幻滅などスピルバーグの来歴と深く関わっていると思われる本作品。そんなともすれば甘ったるいような傾向すら吹き飛ばしてくれるのは、勢いの良いジェット機に象徴されるような快活性や知性溢れるスタイルでしょう。
何と言ってもキャスティング。群を抜いた主役2人の存在はもちろん、人気のエイミー・アダムスを始めとする素晴らしい脇役が作品の鍵を握っているのは言うまでもありません。
15.大人気シリーズ二作目!無敵のスパイ。そのアクションにハラハラドキドキ


ボーンシリーズ2作目『ボーン・スプレマシー』(2004)はポール・グリーングラス監督の現代アクション映画における評判を確固たるものにするだけでなく、追走、物語の仕掛け、人違い、これらを現代的な視点で描くことで有名なヒッチコックシリーズに取って代わるものになりました。
グリーングラス監督の撮影・編集スタイルは、リアリティーへのこだわりがあってこそ。スペクタクル映画がコンピュータ技術に頼ることが増える中、彼の特徴は、その感触的な撮り方だと言えるでしょう。それは現代において古典的でありながらすごく新鮮であるのです。
ダグ・リーマン監督によるシリーズ第1作目『ボーン・アイデンティティー』(2002)によって期待が高まった中、『ボーン・スプレマシー』では記憶喪失の政府お抱えの殺し屋ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)がインドに始まりモスクワでの息つく間もないカーチェイスなど、世界を舞台に戦うのです。