2017年7月6日更新

自分の人生に訴えかける映画20選【ひとりで観よう】

友人とワイワイ観る映画もいいものですが、映画の中にはぜひとも一人で見て欲しい、人生に深く訴えかける名作があります。この記事では、そんなあなたを深い感動へと誘う映画を20作厳選してご紹介します。冬の長い夜のおともに、感動の名作はいかがですか?

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20.格闘技を通して家族が再生する『ウォーリアー』

hattin 2016.8.27 家 全く期待せずに見たらなかなか良いやん! 総合格闘技の映画ってよりも家族とか人間ドラマに近いのかも 最後辺りの音の使い方も抜群!

映画なんでリアリティーは求めてないけど格闘技のシーンは割とめちゃくちゃw

『ウォーリアー』は見る人の期待を見事に裏切る映画。ただの格闘映画ではなく、この映画で取り上げられているのは父と息子の関係、社会の中でどうやって自分の居場所を見つけるか、与えることと許すこと、そしてお互いに理解しあうこと、といった、見る人全てが共感できる重要な問題なのです。

家族を思い、家族の愛に涙するには、これ以上の映画はありません。数年の時を経てアルコール依存症の父の元に戻る主人公のトミーは、母親の死を父親のせいにし、また自分が幼い頃に受けた暴力についても父を責め立てます。しかしともに格闘競技に対するトレーニングを始めてから、親子の絆は少しずつ深まっていきます。

しかし奇遇にも、トミーの対戦相手は犬猿の仲である兄のブレンダン。交差する思いの向かう先は一体どこなのか…目が離せません。これは家族の物語、許しと懺悔の物語なのです。

19.インド発のハートウォーミングストーリー『きっと、うまくいく』

Pit7775Pit インドの工科大学でのコメディ青春映画 インドらしい踊りが含まれ、バラエティ番組でのSEが多く使われていた。 3時間と長めではあるが回想と現状をうまく掛け合わせていた。その中での伏線は勉強になる。 「うまくいく」単純ではあるがまるで魔法のようだ。 友を友が変える。未来は自分で切り拓くもの。とても元気になるとともに友を大事にしようと思う。

友の涙はもらい泣きしますね。

インド映画って歌とダンスだけなんでしょ、と早とちりすることなかれ!『きっと、うまくいく』は、人生設計と将来を考える人なら誰でも共感できる悩みに全力でぶつかった作品で、心温まる名言に溢れた名作なのです。

二人の親友ファルハンとラジュは国内最高峰のエンジニア養成大学に晴れて入学します。ファルハンは父親を満足させるために、ラジュは厳しい経済状況にある家族を助けたいが一心で学業に励む二人。そこに発明が大好きなランチョが加わり、3人の人生は思わぬ方向へと動きだすのでした…。

この映画には、自分の意見を言うことを恐れてはならないということ、自分自身であることの重要性、そして夢を諦めてはならないというメッセージが込められています。

18.どんな時でも希望を見失わない親子の物語『幸せのちから』

Sayaka__Toda 頑張っても頑張っても空回りなお父さん。でも、息子と暮らすために遮二無二がんばる。受話器を置く時間ももったいない! お母さんがいなくて寂しいし、もっとワガママ言いたいけど、お父さんが大好きだから我慢我慢の息子。ロボ落としちゃって超ショックだけど!

試験に合格して採用が決まったとき、ウィル・スミスと一緒に涙が出ちゃう。 何度観ても素敵な作品。

『幸せのちから』は大富豪クリス・ガードナーがホームレス生活から努力して這い上がり、大金を儲ける証券トレーダーになる実話ベースの物語です。借金に追われ5歳の息子を連れたクリスが、給料のでない6ヶ月間のトレーニング期間を乗り越え、大企業に採用されるまでの軌跡が描かれます。

この生活から脱け出し幸せになりたいという思いと、父親も知らず育った自分のような境遇を息子に味わわせたくないと言う父親の強い思いがにじむこの作品。成功とは単純に空から降ってくるものではなく、厳しい努力と諦めない心があって初めて訪れるものであることがよくわかる映画です。

劇中で親子を演じるウィル・スミスとジェイデン・スミスは実生活でも親子。リアルな父と子の絆に心打たれます。

17.難病患者と医師の交流、そして訪れた奇跡『レナードの朝』

southpumpkin これはいい作品ですね。R・デ・ニーロとR・ウィリアムズと言えばもうそれだけで観る価値があるとは思うのですがその脚本にはそれ以上のものを感じます。 医師が半昏睡の人間たちを助けていくお話。これ以上研究・探求の素晴らしさをシンプルに強く説いた映画はそれほどないでしょう。研究者タイプとはまさにあの医師のことを言うのだと思います。しかし素晴らしさだけではなく困難さも描き、その上で語られる”生への渇望”。人が生きるとはどういうことなのか、と考えさせられます。半昏睡状態の人間は生きているのか死んでいるのか。一人の研究者がたどり着いた答えがあのラスト、ということになります。これは素晴らしい。医師もまたレナードと同じ目覚めである(ミミズの研究をするという長い睡眠からの)と思うのです。改めて人間として生きることについて考えさせられます。 R・ウイリアムズの満面の笑みが沁み、デ・ニーロの超絶技巧とも言える演技が冴え渡ります。

ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムスが共演した『レナードの朝』は、嗜眠性脳炎という、何事にも反応を示さない「生きる死人状態」とも言われた難病の原因を解明しようとする医師の物語。アカデミー作品賞や主演男優賞にもノミネートされた名作です。

未だ公式に認められていないパーキンソン病の新薬が効くのではないかと考えた医師は、患者のレナードにそれを投与したところ、なんと彼は30年ぶりに機能を回復します。恋をするなど人生を楽しむレナードでしたが、症状は次第に悪化しまた元の状態に戻ってしまいます。

この映画は私たちに一瞬一瞬を大切にして生きることの重要性、そして愛する人と過ごす日々の素晴らしさを、心温まる手法で描き出した作品です。また本作は実話であることから、科学などでは証明できない「奇跡」も存在するのだなということがわかります。

16.アメリカの人種差別を問う名作小説の映画化『アラバマ物語』

グレゴリー・ペックという名優はこの映画において、尊厳と力、そして礼儀正しさを持って世の中の不公平に立ち向かうことを私たちに教えてくれます。アメリカの学校では必ず読まれるという名作小説『アラバマ物語』を映画化したこの作品は、とても人間味に溢れた力強い作品なのです。

舞台は1930年代のアラバマ州。白人少女に対するレイプの罪で起訴された若い黒人男性トムを弁護する地方弁護士のアッティカスと、その二人の子供たちスカウトとジェムが主人公として描かれます。この事件を捜査するうちにアッティカスは、少女に暴行を加えたのはトムではなく、少女の父親ボブであることを突き止めます。

アッティカスの努力の甲斐なくトムは刑務所に送られ、のちに死亡します。しかしボブはアッティカスに対する逆恨みから、スカウトとジェムを襲撃。その際に子供たちはブー・ラドリーなる人物に助けられますが…。

本作はアメリカにおける人種差別問題を扱った重要な映画作品であるだけでなく、子供時代とはいかなるものであるか、またスポットライトを当てられない人々の人生にも焦点を当てた名作なのです。考えるべき問題を多く提示した重厚なこの映画は2016年現在においても一見の価値があります。

15.いくつになっても夢をあきらめないで『フィールド・オブ・ドリームス』

toshibakuon 天の声に導かれトウモロコシ畑を潰して野球場を作ってしまうとんでもない行動だけどお金じゃない野球の素晴らしさ。みんな夢を持って生きている。理解してくれる奥さんと素敵な娘。若き日のケビンコスナーも良いな。自分の息子とキャッチボールしたくなった。

『フィールド・オブ・ドリームス』は過去の野球選手の幽霊たちが登場する、ちょっとファンタジックな野球ドラマ。夢を見ること、そして未来のために過去を再建することを描いた作品であるだけでなく、父と息子の絆にも焦点を当てた作品です。

ある晩、自分の所有するトウモロコシ畑で「それを作れば彼は来る」という囁きを聞いた主人公のレイ。また過去の野球選手たちの姿を見るようになった彼は、ついに畑を野球場に変えるという大胆な計画に乗り出します。

この映画の素晴らしいところは、ケビン・コスナーが見事に「どこにでもいる普通の男」を描いている点。そう、レイは変わり者ではなく、自分の父親が戻ってくることを強く望む一人の男にすぎないのです。また、現在を傷つけずに過去を清算するという難しいテーマを扱った点も素晴らしいですね。

映画の中に「人助けをしたことに対して報酬を要求してはならない」と言うセリフがありますが、この言葉こそが『フィールド・オブ・ドリームス』が語り継がれる理由ではないでしょうか。自己中心主義的な人間が多い世界で無私である事を教えてくれるエモーショナルな作品なのです。

14.家族の大切さを教えてくれるファンタジー『アバウト・タイム 愛おしい時間について』

Kie_Kobayashi 大泣きした…ずっとログインできなくてやっとできた…嬉しい…1日を昨日と変えずにもう一回振り返るとどんなに幸せかわかるみたいなとこで本当に泣いた…

皆さんは「過去に戻って、自分の人生を変えられたらいいのに」と思ったことはありますか?本作の主人公はそれができる幸運な能力を持った人物です。タイムトラベルができることを知ったティムは、その力を使って意中の女性を手に入れたり、失敗をやり直したり…。

しかしその中でティムは必ずしもその力を使って過去や未来を変えることが幸せにつながるわけではないことを学びます。一体それはどんな時なのでしょうか?最終的にティムがだした答えとは一体?

とても可愛らしく愛らしいメロドラマでありながら、ファンタジックな要素も満載、押して家族や恋人をめぐる重要なメッセージをふんだんに取り入れた贅沢な作品です。各キャストの演技も素晴らしく、心温まる事間違いありません。

13.働く上で一番大切なものは一体何か?『ザ・エージェント』

Shingo__Takasato 「一度本音を言わなきゃ、10年後絶対に後悔するわ。」

利益第一主義のスポーツエージェントが、あるきっかけで選手との信頼関係を重視するエージェントとして成長していくお話。

ハッピーエンドになるんだけど、その過程がとても繊細で好き。気絶したロッドの元へ全速力で走るトムのシーンにはうっかり泣いた。

『ザ・エージェント』の主人公ジェリー・マグワイアは選手の年俸を釣り上げることばかりの姿勢に疑問を感じるスポーツエージェント。意欲あふれる提案書を提出しますが、あっさりとクビになってしまいます。そんな彼に好意を持った女性ドロシーと共に会社を立ち上げ、仕事の成功のために努力していく物語です。

何度も聞いた事があるし、理解もしているはずの事が、実際に自分の身に降りかかるまでは理解されないという意味において、この映画はいわば、サイコテラピーの実験とも言えるもの。仕事に疲れ働く意味を見失いそうになった時は、この映画を見てみましょう。

力が湧き、賢くなった気分が味わえます。ジェリーを支えるドロシーとフットボール選手のロッドの姿にも感動!アカデミー賞候補になったパワフルな作品です。

12.人生は全力で生きなければ意味がない!『LIFE!』

Noriko_Nagayasu どの場面でも映像が素晴らしい!! エンディングに向けて登場人物が繋がっていくところが面白かった。

自分の人生を180度変えられたら…とは誰もが一度は願うこと。しかし実際にそんな大胆な行動に踏み切る勇気のある人は少ないのではないでしょうか。この映画は、平凡な男が意を決して冒険の世界に踏み込む姿を描いた人生賛歌です。

「LIFE」誌で働く冴えないウォルターは、雑誌の最終号の表紙となる予定の写真がないことに気づき、カメラマンのショーンを追って地球を一周するほどの壮大な旅に乗り出します。普段は奥手のウォルターにとって、人生は突如冒険と驚きに満ちたものとなるのでした。

たった一回の人生、全力で思ったように生きなきゃもったいない、という強いメッセージを秘めたこの作品は、あなたの心に強くしみること間違いなし。しかし一方で、冒険や変化はすぐ目の前にあるのだということをも教えてくれる良作です。

11.時代を駆け抜けた伝説の実業家の実話『アビエイター』

traumereiii すごい富豪の男が映画作りにはまり、飛行機にはまり、でも戦争や政治のなんやかんやに巻き込まれてわーわーなった上に、元々あった強迫神経症で身を滅ぼしてしまう感じのお話です。 実話なんだそうです。

私に飛行機のことは分からんですが、戦争のさなかでもアメリカは飛行機会社同士で競合できるくらいの余裕がありまくっていたんですね。

そして強迫神経症怖い。

ケイト・ブランシェット扮するキャサリン・ヘップバーンが素敵でした。 サバサバしたあっけらかんな感じがより美しくて。 日本でヘップバーンといえばオードリーですが、他国ではキャサリンの方が有名なんだそうで。彼女の出演している映画も見たくなってきました。

本作の主人公であるハワード・ヒューズの辞書に不可能の文字はありません。発明家であり成功した実業家であった父親から莫大な遺産を受け継ぐも、単に大金持ちのボンボン息子であることには満足できないハワード。そんな彼は誰も想像もしないようなプロジェクトに乗り出していくのでした。

ある時には最先端の技術と完璧な完成度を誇る映画を撮ろうとしては、また世界最速で最大の飛行機を作ろうとしたり。大いなる野望を持った男が次々と難題に挑戦する姿は圧倒的です。しかし一方で、彼の最大の挑戦は、若い頃から悩まされている強迫神経症との戦いでもありました。

自分と戦い、大切な人に支えられ、そして夢に向かっていく男の姿に、感動することは間違いありません。

10.重度の麻痺を患った男性が記した感動の実話『潜水服は蝶の夢を見る』

mayo0401 うすいリネンのカーテンが終始揺れているような映像美。残酷すぎる現実。「死にたいだなんて、失礼です」という言葉が当時の私に響きました

インスピレーション。逆境に打ち勝つ力。溢れ出す感情。これらのすべてが数々の賞を受賞したこのフランス映画には含まれています。「ロックドイン」症候群とも言われる、感じることはできるが言葉を発することはできない全身麻痺の状態に陥った人物の人生を、一人称の視点で語った意欲作です。

主人公は元「Elle」誌の編集者であり、脳卒中による後遺症で全身麻痺に陥ったジャン=ドミニク・ボービー。彼は唯一動かすことのできる左まぶたを使ってコミュニケーションをとる方法を生み出します。卒中で倒れる以前はお世辞にも賞賛できない人生を送っていた彼ですが、自伝を書くことを決意します。

その自伝がこの映画のベース。ボービーに起こったことが自分の身にいつ降り掛かってもおかしくないという恐怖に気付かされる一方で、極限状態にありながら夢に向かって前進する姿に拍手を送りたくなります。素晴らしい演技と、珠玉の名言に彩られたこの作品は、号泣必至です。

9.元祖スポ根映画!あきらめない姿に誰もが涙する『ロッキー』

YU66 「クリード」を観てからの「ロッキー」。 1976年製作、シルベスター スタローンの若き姿が堪能出来ます。 不器用で口下手、ペットのカメ達を可愛がり、ペットショップで恋した人見知りのエイドリアンに素直なアプローチをする姿、とても女心をくすぐります。

チンピラまがいの仕事から、対戦が決まりトレーニングを始める姿はワクワクします。有名な生卵やフィラデルフィア美術館シーンも見どころです。

勝利だけが人生じゃない。

勝ち目のないものがチャンピオンに挑む…これこそが映画『ロッキー』が体現しているものです。低予算で作られアカデミー賞を獲得した映画であるという事実も、このポイントを力強く支えています。もちろん本作は「イタリアの種馬」ロッキー・バルボアの物語ですが、そんな彼の姿にちょっとだけ、自分を見出すことができるかもしれません。

ロッキー・バルボアはピュアな心を持った落ち目のボクサー。彼の人生には今まで決定的なターニングポイントが訪れたことはありませんが、それでも彼は毎朝希望を持って目を覚まし、ちょっとシャイなペットショップの店員のエイドリアンを口説こうとしています。

その一方でヘビーウェイト級のチャンピオンであるアポロ・クリードは、独立200周年を記念した試合で無名のボクサーを相手に戦うことを決め、その相手として負け犬中の負け犬であるロッキーを選んだのでした。

映画の最中ロッキーは幾度となく逆境に立たされますが、それでも彼は常に立ち上がりポジティブであり続けます。さらにはリングに立って恥をかかされたこと、そしてエイドリアンへの強い思いが、彼を行けるところまで行こうと決心させるのでした。そう、彼は決してあきらめないのです。

こういった彼の姿だけでも十分に感動的なのに、さらに所々に見られるポイントが一層素晴らしさをきわだ立たせています(リングで叫ぶエイドリアンへの愛、そしてあの名曲)。表面だけでなく芯からあなたにインスピレーションをもたらす名作です。

8.めまぐるしく変わる時代を走り抜けた男『フォレスト・ガンプ 一期一会』

maaaaki0425 久々の再鑑賞でストーリーを忘れかけてたけど、大人になって観ると感動が倍増。

純粋に真っ直ぐ生き続けた男の半生。 障害を生まれ持ったが、母の愛を受け何事にも一所懸命に走り抜けていた。 だからこそ幸運が舞い降りてきたんだろう。

自分の子供だと告白された時に「僕が父親なんて無理だ」と後ずさりしている訳でなく「…利口なのかい?」と障害の遺伝を懸念していたところにグッときた。 これははじめて鑑賞した小学生の頃にはわからなかった感情なんだろうなぁ。

アメリカの歴史を壮大に描いた映画『フォレスト・ガンプ 一期一会』を、甘すぎるロマンスに満ちたラブコメに過ぎないと笑う事は簡単です。しかし監督のロバート・ゼメキスの力量によって、この映画は全体としてみたときに、他の映画にはないほどの感動とパワーを秘めたものに出来上がっています。

我らが愛すべき主人公を演じるトム・ハンクスもまた、驚くほどのはまり役。ちょっと知能指数が低いフォレスト・ガンプを、被害者に仕立て上げることなく演じている点には脱帽です。

映画は1981年、主人公のフォレストがバス停に座っているシーンで幕を開けます。彼は自分の人生を語り始めますが、それは誰も想像もできないほど奇想天外な物語だったのです。時には走り、時にはアメリカンフットボール選手になり、ケネディ大統領にあったり、ベトナム戦争に従軍したり、ウォーターゲート事件を暴いたり。

しかしこれらはすべて、フォレストの幼い頃からの恋人ジェニーに対する思いの物語を彩る、ちょっとした装飾に過ぎなかったのです。悲しいことに、ジェニーはガンプとは対照的に、不幸から不幸へと渡り歩いているような女性でした。

ジェニーに対する愛こそがフォレストの原動力であり、つらいことがあった時の希望の星だったのです。この映画の感動は、フォレストという役柄に見いだすことができます。無私で単純に他者を助けたいとだけ願う主人公。彼には悪徳などなく、また彼は友人を忘れることも決してありません。

確かに彼も自分の殻に閉じこもることはありますが(3年間も走り続けた時のように)、しかしそれでもファンを集めるのだから驚きです。フォレスト・ガンプ。彼は、映画史上最も強く心に響くメッセージを秘めた人物なのです。

7.吃音症の国王が歴史に残る演説を残すまで『英国王のスピーチ』

shortpeacehorse 王族を題材にしつつも華美な装飾を排した良作だと思う。 欲張ることなく焦点を絞ったことでサッパリとした清冽な味わいに仕上がっている作品だと感じた。 だがそれは同時に観る人によってはクライマックス以外では特に盛り上がりの無い、そんなある種退屈な映画に感じてしまうかもしれない。 だけどそのシンプルさが無ければ生まれ得なかったリアリティのお陰でジョージ6世やその主治医らの人物像がよりハッキリと捉えられたのも事実。

僕は十二分に楽しめたが楽しめない方もいらっしゃるだろうなというのが率直な感想

この物語の主人公は、父親の死と兄の辞退によりイギリスの国王となったアルバート。国王である彼の口から発せられる言葉は、もちろん完璧なものでなくてはなりません。しかし、彼は幼い頃から過剰なストレスにさらされ、詰め込み教育を受けたことから、吃音症を患っていたのでした。

しかし時は第二次世界大戦開戦前夜。国王であるアルバートには、国民に向けた力強いスピーチをする必要がどうしてもありました。見かねた妻のエリザベスは、平民出身の言語療法士ライオネル・ローグの元を訪れ、アルバートの吃音を治す手助けをしてほしいと頼みます。

うまくいかないことに苛立つアルバート国王と、型破りな治療を続けるローグ。そして彼を優しく見守る強気な妻のエリザベス。3人の人物関係と、ダイナミックな世界情勢が対比的に描かれたアカデミー作品賞受賞作です。

本作は、私たちからは想像もつかないほどのプレッシャーに立ち向かうある男(たまたま英国王であるというだけ!)の物語です。国全体、さらには世界全体をも背負う立場にありながら、個人的な問題に立ち向かう姿が印象的な俳優陣によって描かれています。

苛立ち、腹を立て、諦めそうになりながらも、どうしてもやらなければいけないことがあるから走り続ける…視聴者も苦難に立ち向かう勇気をもらえる名作です。

6.彼らは、何のために走るのか『炎のランナー』

Yuichi__Tominaga 2人のランナーがそれぞれの差別と戦いながらオリンピックを勝ち抜いて行くヒューマンドラマ。イギリス人の美学と価値観が現れていてとても面白い。

映画『炎のランナー』の音楽はあまりにも有名になり、またパロディ作品も多数製作されている中で、オリジナルの映画を敬遠する人も多いかもしれませんが、それはもったいないこと。なぜなら本作は映画至上最も心の響く感動的なイギリス映画だからです。

舞台は1919年。無敵のランナーであるユダヤ人のハロルド・エイブラハムズは、新星のエリック・リデルに負けてしまいます。このことに大きく腹を立てたエイブラハムズはトレーナーであるサム・ムッサビーニを雇い、リデルに対抗意識を燃やして練習に励んでいました。

しかし物事は単純には行かず、彼らの信念は社会の様々な事象によって揺るがされ、またエイブラハムズは反ユダヤ主義にも対抗せざる得なくなっていきます。そんな中二人は1924年のパリオリンピックの代表に選ばれます。日曜日に走ることを拒否した信心深いリデルと、100メートル走に全てをかけるエイブラハムズ。果たして二人の運命はいかに…。

多くのスポーツ映画と同じく、この作品はスポーツ自体がメインではありません。これはヒューマンストーリーであり、逆境に打ち勝つ力を描いた映画なのです。また、どんな状況にあっても自分の信念を突き通す姿にも、心動かされ新たな気づきがあります。

5.ホロコーストの最中に見いだす人間の温かさ『シンドラーのリスト』

bluegirl_beer 圧巻の映像。 特に間違えて収容所に送り込まれ、ライン作業で洗浄され、照明が突然落とされ暗闇になるシーン。 教科書の文字を読んだだけではこれほどの残酷さ、恐怖、怒り、悲しみをイメージできなかった。 人類の記憶に残り続けなければならない。 そして歴史上、ユダヤ人以外にもジェノサイドはあったという事実をしらなければならない。

スティーブン・スピルバーグのイメージは映画『カラー・パープル』によってすでに「大衆的な人気作を作る監督」から「シリアスな映像作家」に変わっていましたが、それでもさすがに1982年に原作が書かれた『シンドラーのリスト』はスピルバーグにとって重すぎるのではないかと感じた人は多くいました。

しかし、彼はこの偉業を見事に成し遂げたのです…同年に恐竜をテーマにしたSF映画を作っておきながら!

オスカー・シンドラーの物語はこの映画のおかげで世界中の人に知れ渡っています。舞台はクラクフ、台所製品を作る工場を立ち上げたシンドラーは、幹部にユダヤ系のイザック・シュターンを登用します。そんな中である日ユダヤ人居住区での虐殺を目にしたシンドラーは、そこで見かけた不思議な赤いコートの女の子を忘れることができません。

その時点から最初は金儲けにしか興味のなかった彼の心境に変化が生じ、彼は一人でも多くの命を救おうと決意。そのためには、彼の工場から軍需工場へと異動となる人々のリストを作ることが必要となり、ドイツ軍が迫る中、リストの作成は時間との戦いになります。

このように映画の物語を短くまとめることでは、映画の素晴らしさと力強さを伝えることは全くもって不可能です。

暴力が吹き荒れる中で、シンドラーのように勇気を持って立ち向かうことは並大抵のことではなく、この勇気こそが映画の最大のテーマとも言えるでしょう。自分の身を恥じて泣くシンドラーに、とあるユダヤ人の少女が「一人の命を救うものは世界をも救う」と刻まれた指輪を渡す感情のクライマックスのシーンへと映画を向かわせるのも、この勇気ある行動なのです。

これは驚くべき実話であり、わたしたち一人一人がこの物語から多くのことを学べることでしょう。

4.無罪の罪で20年間服役した男の物語『ショーシャンクの空に』

maglmag 最近見た中では一番心に染み込んだ。 感性と教養を持ち合わせた人間が刑務所をいかに理想的なものにするか、 そして無意味に生きるくらいならば闘って死んだほうがいいという意思。 希望があれば、生きることは絶対に辛くないというメッセージ。 どれをとっても深い話でした。

本当にいいなと思ったのがレッドの解説的なストーリーの進め方。 アンディーと負けないくらい、感性豊か、ただどこか諦めている節のある彼が、だんだんと希望を胸にもう一度外に出たいと思えるようになる様は本当に本当に素敵でした。

またみよう。自分が何かに囚われたと思えるようなときにはまたみよう。

この映画の企画が持ち上がった頃、誰も一切の期待を持っていませんでした。そのため、実はキャスティングも、これから落ちぶれていくだろうと予想された俳優たちが選ばれたと言われています。それがどうでしょう、映画公開以降、世界中のファンたちがこの映画を愛して止まず、過去30年に作られた最高の映画とも評され、生き続けているではありませんか!

映画情報サイトIMDBでも高評価作品のリストで常に首位を飾っているのも、この映画を見ればその理由がわかるはずです。これは妻殺害の濡れ衣を着せられた男アンディ・デュフレーンと、刑務所暮らしが長くこの世界の物事のあり方をよくる男レッドとの友情の物語です。

入所前は優秀な銀行員であったアンディは刑務所の図書室で働くようになり、さらには職員の財政事情の相談に乗ることも。そんな中で彼は、別の刑務所に収監された男がアンディの妻を殺害したことを告白したらしいという噂を聞き、自分の件を再度検討するよう所長に頼みますが、無視され、果てには独房に移されてしまいます。

レッドの目からするとこのことは、彼のどんな時もポジティブだった友人アンディが、急に自分の殻にこもり生きる意志を失ってしまったように見えました。しかし実はアンディには、誰も知らない大きな計画があったのです…。

これだけ聞くと、正義が遂行されないこの映画には希望も何もないように感じられます。またアンディは非常に過酷な懲罰をも経験し、いったいどうして彼が希望を失わずにいられるのか、普通の人間には到底分かりそうにありません。

しかしアンディには夢がありました。ジワタネホという楽園の海沿いでレッド共に暮らすという夢が。夢と友情の力というのは、この映画を実際に見てみるまで忘れられることが多いもの。『ショーシャンクの空に』を見て、あなたの心に力を送るものは何なのか、改めて考えてみませんか?

3.希望のない炭鉱の町で夢を追う一人の少年『リトル・ダンサー』

edinburghttt いままでみた中で5本の指に入るくらい楽しめた映画!笑いもあり、感動もあり、主人公が成長していく姿が見ていてすごく感じられた。ビリーの夢を叶えてやりたい父親とビリーの兄のトニーが抱き合って泣くシーン、あと最後のビリーが白鳥の湖のプリンシパルとして踊るシーンはぼろ泣いた。おすすめ映画!

イギリスが誇る感動必至の映画『リトル・ダンサー』は公開されて早16年。公開以後も数々の舞台やミュージカルが作られて人気になりました。監督のスティーブン・ダルドリーはもともと舞台監督出身で、これが映画初監督作品というから驚きですね。ダルドリーは重い政治的テーマを持ちながらも、人間味と希望に溢れた作品を制作することに成功しました。

映画の主人公は幼い頃に母親を亡くし、現在はイギリス北東部の炭鉱町で父と兄、そして認知症を患う祖母と暮らす少年ビリー。町は不況の真っただ中にあり、毎日のようにストライキが発生。そんな中でビリーはボクシングのレッスンのためにジムに送られますが、隣でやっていたバレエに夢中になります。

父親に内緒でバレエのレッスンを始めたビリーの才能を、バレエ教師のウィルキンソン夫人はすぐに見出します。ビリーが踊る優雅なバレエと、町で吹き荒れる暴力的なストライキの対比は見事ですね。バレエをやっていることが見つかったビリーは、もちろん家族の大反対を受けますが…。

映画のあらすじを読むと、ああ感動映画の定番だなと思うかもしれませんが、この『リトル・ダンサー』はどんな人でも涙をこらえることのできない上出来な映画です。特にビリーが父親の前でバレエを踊るシーンは迫力すら感じられます。シーンに次ぐシーンが、力強さに溢れているのです。

特に若い人がこの映画を見たなら、自分の夢を追うことの大切さに気づく事間違いありません。この映画が長年封じ込めてきた夢への扉となれば幸いです。

2.型破りの教師の登場で初めて未来が見えた『いまを生きる』

mataro_mince アメリカの全寮制進学校を舞台に個性的な生徒たちと新任の国語教師のお話し「いまを生きる」西宮6。厳格さは若さを押さえつけ傲慢だが彼等を愛し、自由は明るく魅力的でも無責任で危険には鈍感だ。そして互いに繊細すぎて決して相容れない。多面的な思考を持てとこの船長はすべての若者に語りかける。2016年9月26日

『いまを生きる』は数ある教育に関する映画の中で最もエモーショナルなものであることは間違いありません。これは若者には若者の声があるということを教えてくれる映画であり、また最近のロビン・ウィリアムズの訃報と照らし合わせた時に、よりいっそう心にしみる名作なのです。

なぜなら、ウィリアムズ演じる教師ジョン・キーティングこそが、映画の中の生徒達そして視聴者の心の奥底に働きかけ、大事なことを教えてくれる役だからです。映画の舞台となるのは1950年代のとある名門私立高校。親の言う通りの人生を歩もうとする高校生の集団に、この型破りの教師キーティングがやってくるところから物語は始まります。

キーティングは生徒らを教室の外に連れ出し、教科書を破り捨てるように教え、机の上に登って普段とは異なる視点から世界を眺めることを教えます。

もちろん、生徒達はすぐに彼の影響を受けるように。殺風景な授業風景から離れ、奥深い詩の世界を知った生徒達は「死んだ詩人の会」という秘密結社を作って、愛や人生や夢について語り合うようになるのでした。しかしもちろん他の教師からは、キーティングは秩序を乱すものとして責められます…。

この映画はあなたを涙の渦に誘うだけではなく、立ち上がって世界と自分の人生に立ち向かうという衝動的な勇気を与えてもくれます。また詩や言葉や演劇というものの普遍性を教えてくれます。ロビン・ウィリアムズの感情的な演技も見事となものであり、彼の死が悔やまれるばかり。

"O Captain, my captain!"今は亡き名優を偲んで、私たちも机の上に登ってみるのです。

1.人生で一番大切なものは結局何なの?『素晴らしき哉、人生!』

ShogoNaramoto 素晴らしき哉人生。

もっと早くこの作品に出会いたかった。

人生を通して人に尽くしてきた男が、ひと1人の価値、そして人生がいかに素晴らしいものか教えてくれるこの作品は、小学校教育で扱う道徳の授業6年分に当たるくらいの人生教訓が得られるものだと個人的に思ってて、もし僕が総理大臣なら、この作品を見ることを国民に義務付けます。

しかし、僕としては正直心が痛いです。マイナス星0.5は僕の心を痛めた分です。自分の人生を振り返った時、自分を最優先に考えてきて、他人にあまり貢献をしてこなかった私はむしろポッターの方かも知れません。地位や金という成功に固執し、本当の意味で幸せを手にできるのか、正直分かりません。

しかし、今この事に気付けたことを幸せに思う気持ちも強くあります!他人のために頑張るという見方が強く自覚できたような気がします。

こんなことを思わせる作品は本当この作品だけかも知れません。 私は他人のために人生を頑張れるようになって、人生が素晴らしいと感じることができるようになったら、素晴らしき哉人生を思い出し、この作品の評価を星5にしたいと思います

1位に来るのはなんだろう…とワクワクしながらリストの1位を見たら、なんの驚きもなかった、といったことってありますよね。「最も感動的で心打たれる映画」の第1位にこの『素晴らしき哉、人生!』か来るのも、まさにそのような誰でも予測できた結果でしょう。この映画は時代を超えた、クラシック中のクラシックです。

子供も大人も、この映画を見て笑い、そして涙します。2016年の今日もです!この映画を見たことのある人なら、この映画に第1位の座を当たり前ながら与えることに、おそらく異論はないでしょう。主人公のジョージ・ベイリーは、究極的で普遍的な「どこにでもいるただの男」なのです。

幼い頃に溺れそうになった弟ハリーの命を救ったジョージは、成長してから後も、子供に毒を渡そうとする薬剤師を止めます。そうやって人助けを繰り返す心優しい青年でありながら、ジョージは自分の夢である欧州旅行に出かけることはどうしてもできず、生まれ育った小さな町に足止めされてしまうのでした。

それでもジョージは妻のメアリーと幸せな家庭を築き、自分自身裕福ではないながらも貧しい人たちを助けることに精を出します。しかしクリスマス前夜、町の大金持ちの地主である意地悪なポッター氏によって、ジョージの会社の事業に必要な全財産が盗まれてしまいます。

もう終わりだ…もうどうしようもない…と自暴自棄になったジョージは酔っ払い、橋の上から川を見つめ、いっそ飛び込もうかと考えていました。するとそこに、ジョージの守護天使であるという天使クラレンスが現れ、ジョージがこの世に存在しなかったら世界はどうなっていたかを彼に見せるのでした…。

この映画のラストシーンは、映画至上最も心温まる場面の一つ。思い出すだけで目頭が熱くなります。自分を愛する家族と友人に囲まれている人間こそが、この世で最も豊かな人間なのです。

この映画が教えてくれるのは、そんな「愛の普遍性」といえるでしょう。