【読書の秋。食欲の秋。映画の秋。】秋だからこそ観たい映画20選
タップできる目次
- 1. 天才少年とセラピストの友情と旅立ち【1997】
- 2. 心温まる学園ヒューマンドラマ【1989】
- 3. ウディ・アレンが描く不思議な男女関係【1986】
- 4. 渡り鳥に飛び方を教える少女と父親【1996】
- 5. ニューヨークを舞台にしたロマコメの傑作【1989】
- 6. 帰省したい男2人の災難続きのドタバタ珍道中【1987】
- 7. 大自然の営みと人生の儚さを美しく描く【1978】
- 8. コネチカットの紅葉や木々の色が切ないほど美しい【2002】
- 9. ハロウィンの夜に繰り広げられるファンタスティック・アドベンチャー【1993】
- 10. 美しい色彩と広大なスケールのアクション超大作【2002】
- 11. アメフト映画の金字塔【1993】
- 12. 高校の生徒会長選挙をめぐるブラックコメディ【1999】
- 13. 運命の恋を描いた切ないラブストーリー【2000】
- 14. 秋はニューヨークが一番美しい季節【1998】
- 15. テーマ曲も美しい究極の恋愛映画【1970】
- 16. 若者たちが大人になる過程を描いた青春群像劇【1985】
- 17. 風変わりな天才少年の恋と青春【1998】
- 18. 継母となったキャリアウーマンが家族愛に触れる【1998】
- 19. 人種差別を乗り越え成長していくアメフト選手たち【2000】
- 20. ロケット研究に夢をかける4人の高校生【1999】
1. 天才少年とセラピストの友情と旅立ち【1997】
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』はマット・デイモンとロビン・ウィリアムズ出演、ガス・ヴァン・サントがメガホンをとった感動作。 非凡な数学の才能を持ちながらも幼いころに受けた虐待のせいで心を閉ざした少年が、やはり心に傷を負った心理学者と出会うことで成長を遂げていきます。久々に古い友人や恩師に会いたくなる作品です。
2. 心温まる学園ヒューマンドラマ【1989】
『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』と同じくロビン・ウィリアムズが主演した1989年の作品。 厳格な規則に縛られた全寮制の男子校を舞台に、新任教師による型破りな授業と悩める10代の少年たちの心の交流を描いた名作です。 19世紀の詩人ヘンリー・デイヴィッド・ソローを始め、作品中に多くの詩人や文学者の言葉が引用されているのも特徴。 学生時代に読んだ本をもう一度開いてみたくなる、読書の秋におすすめの1本。
3. ウディ・アレンが描く不思議な男女関係【1986】
アメリカで暮らす人々にとって、感謝祭は日本のお正月やお盆のような行事。故郷に帰って久々に家族や旧友と過ごすとなると、新たな出会いやさまざまな感情が生み出されます。 感謝祭の日に集まった三姉妹とその夫や恋人たちの不思議な人間関係を描いたこの作品。秋は最高の人間ドラマが誕生する季節です。
4. 渡り鳥に飛び方を教える少女と父親【1996】
母を事故で亡くし、カナダに住む離婚した父親に引き取られた14歳の少女エイミー。ある日親鳥を亡くしたグース(カナダガン)の卵を発見し、孵化させることに成功します。塞ぎ込んでいたエイミーですが、ヒナたちを世話することで徐々に元気を取り戻します。 やがて秋が来て、グースたちを自然に返すために飛び方を教え、渡り鳥に戻すことに。目的地はアメリカのノースカロライナ州。エイミーと父の、グースたちを率いた片道800キロの旅が始まります。
5. ニューヨークを舞台にしたロマコメの傑作【1989】
メグ・ライアン主演、ロブ・ライナー監督、ロマンティック・コメディの古典として知られるこちらの作品。 ニューヨーク・セントラルパークのあでやかな紅葉を背景に、数年ぶりに再会した男女が友情から恋に発展していく様子を描きます。寒くなりはじめたこの時期に、あなたの心を暖めてくれる作品です。
6. 帰省したい男2人の災難続きのドタバタ珍道中【1987】
本作は『ブレックファスト・クラブ』などの作品で知られるジョン・ヒューズ監督のコメディロードムービーです。 あらゆる交通機関が帰省客でごった返す感謝祭の連休前。ニューヨークから妻子の待つシカゴに帰りたいビジネスマンのニール(スティーブ・マーティン)ですが、タクシーはつかまらず飛行機は目的地に着陸できず…と災難続きでした。 途中で知り合ったセールスマンのデル(ジョン・キャンディ)と行動を共にしますが、次から次へと厄介な出来事が2人を襲います。果たして2人は感謝祭までに無事に家に辿り着けるのでしょうか……。
7. 大自然の営みと人生の儚さを美しく描く【1978】
舞台は第一次世界大戦中、テキサスの広大な麦農場。時代に翻弄される4人の若者たちの青春と挫折を美しい映像とともに描きます。 画面一面に映し出される黄金色の麦畑は、まるで絵画のよう。若かりしリチャード・ギアの初々しくも胸を打つ演技にも要注目です。
8. コネチカットの紅葉や木々の色が切ないほど美しい【2002】
1950年代のアメリカ東部コネチカット州を舞台とした本作は『ベルベット・ゴールドマイン』や『キャロル』で知られるトッド・ヘインズ監督作品。 まだ人種差別も同性愛差別も根強く残る時代に生きなければならなかった人々の、悲しい運命を描きます。作品全編を通じて画面を彩る、コネチカットの美しい紅葉や木々の色の移り変わりに注目してください。
9. ハロウィンの夜に繰り広げられるファンタスティック・アドベンチャー【1993】
本作は魔女伝説の伝わる町で、ハロウィンの夜に復活した魔女と子どもたちの戦いを描いたファンタスティックアドベンチャー。 3人の魔女を演じているのは、『ローズ』で知られるグラミー賞歌手ベット・ミドラー、『天使にラブソングを…』のキャシー・ナジミー、そして『セックス・アンド・ザ・シティ』のサラ・ジェシカ・パーカーという豪華な3人。 墓から出てくるゾンビや黒猫など、お馴染みのハロウィンモチーフが勢揃い。魔女たちが歌う歌もノリが良く、童心にかえってワクワクしながら見られます。
10. 美しい色彩と広大なスケールのアクション超大作【2002】
『初恋のきた道』などで知られるチャン・イーモウ監督アクション超大作。 『マトリックス』のCGチームと香港映画界屈指のアクション監督・トニー・チン・シウトンが製作に参加した、芸術的なワイヤーアクションは迫力満点です。 そしてなんといっても特筆すべきは、ファイトシーン色彩の美しさ。ハリウッド作品とはひと味違った中国ならではの広大なスケールを味わえる作品です。
11. アメフト映画の金字塔【1993】
アメフト映画の最高峰とも言われている、実話を元にしたこの作品。 幼い頃からフットボール選手に憧れていたルディは、大学の名門チームでプレイすることを夢見ていましたが、経済的な理由などから断念してしまいます。そんな彼が親友の死をきっかけに再起するというストーリー。 秋はスポーツに最適の季節です。この映画を見終えた時には、きっと新しいことに挑戦したくなること間違いなしです。
12. 高校の生徒会長選挙をめぐるブラックコメディ【1999】
アメリカに住む人々にとって「秋は選挙の季節」という見方もできます。若きリース・ウィザースプーンが主演をつとめるこの作品の原題は、ズバリ『Election(選挙)』。 とある高校の生徒会長選挙を舞台に候補者・有権者(生徒)・影の権力者(教師)の三者三様の思惑を描いたブラックコメディ。 タイム誌による「史上最高の政治映画ベスト15」のうち2位にも選出されている、名作青春映画です。
13. 運命の恋を描いた切ないラブストーリー【2000】
リチャード・ギア、ウィノナ・ライダー主演の本作は、愛を知らない中年男性と難病で余命幾ばくもない若い女性が主人公。親子ほど年の離れた2人が出会い永遠の別れを迎えるまでを描いた、切ないラブストーリーです。 彼らが出会ったのは秋のセントラル・パークですが、やはりラブストーリーには秋のニューヨークの美しい風景がよく似合いますね。秋の夜長にロマンチックな気分に浸ってください。
14. 秋はニューヨークが一番美しい季節【1998】
こちらもやはりニューヨークを舞台にしたラブコメディ。メグ・ライアン、トム・ハンクス主演です。 実生活では商売敵で犬猿の仲の男女が、メールではお互いの正体を知らないままやり取りを続け惹かれ合っていく…というストーリーを、ニューヨークの四季を通じて描きます。 どの季節も綺麗なのですが、やはり秋は一番ニューヨークが美しくなる季節なんだなと実感できるそんな作品です。
15. テーマ曲も美しい究極の恋愛映画【1970】
『ある愛の詩』はエリック・シーガルによる同名の小説を原作とした名作。1970年度アカデミー作曲賞を受賞した作曲家フランシス・レイによるテーマ曲は、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 身分違いの恋を乗り越え結婚したオリバーとジェニファーですが、数年後ジェニファーが白血病に冒されていることが判明し……。 愛とはなにかを観客に訴える、究極に美しいこのラブストーリーは、まさに秋に見るのにぴったりです。
16. 若者たちが大人になる過程を描いた青春群像劇【1985】
『バットマン・フォーエヴァー』や『評決のとき』で知られるジョエル・シュマッカー監督の監督デビュー作。 大学を卒業したばかりの7人の男女がそれぞれの進路を見出し大人になるまでを描いた群像劇です。自分の若いころと重ね合わせてしんみりしてしまう方も多いかもしれませんが、今からでも新しいことにチャレンジするのは遅くありません。秋は挑戦の季節ですから。
17. 風変わりな天才少年の恋と青春【1998】
本作は『ダージリン急行』や『グランド・ブダペスト・ホテル』で知られるウェス・アンダーソン監督作品です。 芸術家肌な天才少年マックスの頭の中は常に新しいアイデアでいっぱい。普通の人なら思い浮かばないような色々なことに興味を持ち行動に移そうとするため、学校の成績は落第寸前なのです。 そんな彼の恋と青春を描いたこの作品を見ると、マックスのように図書館で本を読み漁りたくなります。
18. 継母となったキャリアウーマンが家族愛に触れる【1998】
本作はともにアカデミー受賞女優であるジュリア・ロバーツとスーザン・サランドンの共演映画です。 2人の子を持つバツ1の男性と結婚することになったイザベル(ジュリア・ロバーツ)と前妻のジャッキー(スーザン・サランドン)。 子どもたちをめぐって最初はいがみ合う2人でしたが、やがて「あること」をきっかけに打ち解けます。 実の母であれ継母であれ、子どもを思う母の気持ちは本当に深く優しいものです。見終えたら家族に電話をかけたくなってしまうかもしれません。
19. 人種差別を乗り越え成長していくアメフト選手たち【2000】
まだ人種差別が根強く残る1971年に、保守的な田舎町の高校で白人黒人混合のフットボールチームが誕生。 最初はいがみ合う選手たちでしたが、コーチに諭されやがて肌の色にとらわれない「本当に大切なこと」に気づいていきます。 フットボールの試合のシーンはスピード感があり、とても興奮します。スポーツって良いものだなあと感じさせられる作品です。
20. ロケット研究に夢をかける4人の高校生【1999】
1957年10月のソ連の人工衛星スプートニク打ち上げのニュースからロケットを作る決心をした4人の高校生。閉鎖的な炭鉱町で、はじめは冷淡な態度をとっていた周囲の大人たちが、いつしか彼らに協力的になっていきます。 秋空に打ち上がる少年たちの夢は、思わず応援したくなります。