天才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のおすすめ映画ランキング!新作「デューン」にも期待
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- 天才映画監督・ドゥニヴィルヌーヴの生み出す作品とは?ランキング形式で紹介
- 8位:『渦』孤独な女性の転落と再生の物語(2001年)
- 7位:『複製された男』解釈の分かれる難解なミステリー(2014年)
- 6位:『ボーダーライン』国境の町で起こる麻薬戦争の闇に迫る(2016年)
- 5位:『静かなる叫び』銃乱射事件とその後とは(2009年)
- 4位:『プリズナーズ』愛する娘のために父親は一線を越える(2014年)
- 3位:未来の地球が舞台に『ブレードランナー2049』(2017年)
- 2位:『メッセージ』人類はエイリアンからのメッセージを読み解けるのか(2016年)
- 1位:『灼熱の魂』家族のルーツを探る双子の旅(2011年)
- カナダの天才・ドゥニヴィルヌーヴ監督の最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』にも期待!
天才映画監督・ドゥニヴィルヌーヴの生み出す作品とは?ランキング形式で紹介
ドゥニ・ヴィルヌーヴはカナダ・ケベック州出身の映画監督です。『Un 32 Aout Sur Terre(英題:32nd Day of August on Earth)』で長編監督デビューした後、『灼熱の魂』で世界から注目を集めました。 この記事ではヴィルヌーヴ監督がこれまで世に送り出した作品のうち8本を、編集部が以下の基準で各項目5つ星満点でランク付けして、あらすじとともに紹介します! ■世界観:どれだけ印象に残る世界観を作り出しているか ■物語性:話の内容がどれだけ濃いか、深いか、考えさせられるか ■名作度:公開当時の話題性や公開年、受賞歴があるか
8位:『渦』孤独な女性の転落と再生の物語(2001年)
■世界観:★★☆☆☆ ■物語性:★★★☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■計7点 鮮魚店のまな板の上の魚がナレーターとして主人公の“ある女性”について語る、という独特の演出が印象的な本作。人生に行き詰まり交通事故の加害者となってしまった主人公ビビアンが、ある男性に出会い変化していく物語です。 ドゥニ・ヴィルヌーヴの演出手腕と斬新な脚本が高く評価され、カナダ・ジニー賞の作品賞・監督賞を含む5部門をはじめ、世界中の映画祭で数々の賞を受賞しました。
7位:『複製された男』解釈の分かれる難解なミステリー(2014年)
■世界観:★★★☆☆ ■物語性:★★★☆☆ ■名作度:★★☆☆☆ ■計8点 ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴのミステリーを原作に、『プリズナーズ』にも出演したジェイク・ギレンホールを主演に迎えました。 大学講師のアダムは何気なく見た映画に自分と瓜二つの俳優を見つけ、その男と接触しようと試みます。 果たして男は何者なのか。 些細なきっかけから瞬く間に自身のアイデンティティを脅かされる恐怖が混乱必至の難解なストーリーの中で描かれます。
6位:『ボーダーライン』国境の町で起こる麻薬戦争の闇に迫る(2016年)
■世界観:★★☆☆☆ ■物語性:★★★★☆ ■名作度:★★★☆☆ ■計9点 ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が『プリズナーズ』で撮影を担当したロジャー・ディーキンスと再びタッグを組み、評論家から称賛された作品です。『イントゥ・ザ・ウッズ』のエミリー・ブラントが主役のFBI捜査官ケイトを、ベニチオ・デル・トロが謎のコロンビア人アレハンドロを演じました。 アメリカとメキシコ国境の町フアレスで激化する麻薬戦争。米政府による麻薬組織を一掃する作戦にFBI捜査官であるケイトも加わることになります。 迫力ある音響と視覚効果、光と闇を駆使して観客をハラハラさせる展開はドゥニ・ヴィルヌーヴならではの傑作クライムアクションです。
5位:『静かなる叫び』銃乱射事件とその後とは(2009年)
■世界観:★★★☆☆ ■物語性:★★★☆☆ ■名作度:★★★★☆ ■計10点 1989年にカナダ・モントリオール理工科大学で実際に起きた銃乱射事件の顛末を描いた作品。生き残った男子学生と女子学生の視点から事件を再現したばかりでなく、彼らのその後の運命も描きます。 主人公・ヴァレリー役を務めた女優・カリーヌ・ヴァナッスが意欲的に製作を進めた『静かなる叫び』。『渦』で注目を集めたヴィルヌーヴを監督に抜擢したのも彼女です。 カナダ・ジニー賞で作品賞、監督賞、脚本賞など9部門の受賞を果たしています。
4位:『プリズナーズ』愛する娘のために父親は一線を越える(2014年)
■世界観:★★★★☆ ■物語性:★★★★☆ ■名作度:★★★★☆ ■計12点 ロジャー・ディーキンスがアカデミー撮影賞にノミネートされた本作で、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はハリウッドデビューを果たしました。 失踪した娘を死に物狂いで見つけ出そうとする父親を、ヒュー・ジャックマンが演じるクライムサスペンスです。耐え難い脅威にさらされる主人公の雰囲気をリアルに描き高く評価されました。 ケラー・ドーヴァーの6歳の娘アナがある感謝祭の日、親友と共に失踪します。愛する娘とその友達を見つけるため、半狂乱のケラーは自分自身で娘たちの捜索を始めるのです。
3位:未来の地球が舞台に『ブレードランナー2049』(2017年)
■世界観:★★★★☆ ■物語性:★★★★☆ ■名作度:★★★★★ ■計12点 1982年に公開されたリドリー・スコット監督、ハリソン・フォード主演のSFアクションの名作『ブレードランナー』の続編。環境破壊が進んだ2049年の地球で旧式レプリカント(アンドロイド)を追跡・抹殺する新型レプリカントが自らの過去と直面する物語です。 主人公のレプリカント・K/ジョー役には『ラ・ラ・ランド』(2016年)で知られるライアン・ゴズリングを抜擢。前作の主役であったハリソン・フォードが出演したことでも話題になりました。アカデミー撮影賞と視覚効果賞を受賞しています。
2位:『メッセージ』人類はエイリアンからのメッセージを読み解けるのか(2016年)
■世界観:★★★★☆ ■物語性:★★★★☆ ■名作度:★★★★★ ■計13点 『アメリカン・ハッスル』のエイミー・アダムス主演のSFドラマです。原作はアメリカ人作家テッド・チャンの短編小説『あなたの人生の物語』。 主人公の言語学者ルイーズは軍の要請を受け、世界中に現れた謎の宇宙船から発信される円形のシンボルを使ったメッセージを解読することになります。異星人は何のために地球にやって来たのか、メッセージとは何なのか、心に訴えかける感動作です。
1位:『灼熱の魂』家族のルーツを探る双子の旅(2011年)
■世界観:★★★★☆ ■物語性:★★★★★ ■名作度:★★★★★ ■計14点 中東を舞台として胸が張り裂けるようなある家族の物語が、過去と現在が交錯する中で描かれます。カナダ人でレバノン生まれの劇作家ワジディ・ムアワッドの戯曲が原作となった本作は、第83回アカデミー外国語映画賞にノミネートされました。 双子のジャンヌとシモンは亡き母の最後の願いを叶えるため、そして母から知らされなかった家族のルーツを辿るために中東へと旅に出ることに。2人は深い憎悪と終わりのない戦争、そして揺るぎない永遠の愛に触れていきます。
カナダの天才・ドゥニヴィルヌーヴ監督の最新作『DUNE/デューン 砂の惑星』にも期待!
この記事ではドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の8作品について、あらすじとともに世界観・物語性・名作度の3項目から評価したランキングを紹介しました。 新作『DUNE/デューン 砂の惑星』の公開を2021年秋に控えて現在最も勢いのある映画人の1人であるヴィルヌーヴ監督。 映像化困難と言われるこのSF文学の名作の世界を最新の撮影技術を駆使してどのように大スクリーンで表現するか、ファンの期待が高まっています。