2019年12月16日更新

『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』キャラクター&声優キャストを一挙紹介!

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ジョジョ 2部

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『ジョジョの奇妙な冒険』第2部は、後のシリーズに受け継がれる頭脳戦のはじまり

『ジョジョの奇妙な冒険 Part2 戦闘潮流』は、荒木飛呂彦原作のアクション・アドベンチャー大作第2部。この第2部では、仲間との絆、死闘の連続など少年漫画の王道展開を見せつつ、頭脳戦の要素も目立ちます。 主人公・ジョセフの敵は、超人的な力を持つ「柱の男」たち。圧倒的な力の差を、ジョセフがずる賢く敵をトリックに嵌めることで勝利していきます。この荒木飛呂彦お得意のトリック・バトルは、その後の「ジョジョ」シリーズではまさに定番。第2部はその骨格が確立した部分だといえます。

『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のあらすじは?

ストレイツォの裏切り

舞台は1938年。第1部から50年後の世界です。かつてジョナサンとともにディオに立ち向かったスピードワゴンとストレイツォは、メキシコで「石仮面」と「柱の男」を発見。そこで、ストレイツォは吸血鬼の力に憧れを持っていたことを明かし、自ら石仮面を被って吸血鬼と化します。 一方、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターは、祖母・エリナとともにニューヨークへ移住していました。そこにストレイツォが現れ、ジョセフを襲撃。謎の敵に戸惑いながらも、ジョセフは生まれつきの波紋呼吸法と持ち前のトリックでストレイツォを倒します。

「柱の男」たちとの死闘

絶命寸前のストレイツォから「柱の男」のことを聞いたジョセフは、メキシコに向かいます。そこで柱の男・サンタナと出会うジョセフ。吸血鬼以上の力を持つサンタナでしたが、太陽の力である波紋エネルギーでジョセフは勝利します。さらにジョセフは、3体の「柱の男」を求めてローマへ。 ローマではジョナサンの師・ツェペリの息子であるシーザーと合流。そしてジョセフは、シーザーの師であるリサリサのもとでさらなる波紋修行をおこないます。ローマにいた「柱の男」は、カーズ、エシディシ、ワムウの3人。ジョセフは、その3人と死闘を繰り広げていきます。

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「ジョジョ」第2部のキーワードは「エイジャの赤石」と「柱の男」

エイジャの赤石(せきせき)

「エイジャの赤石(せきせき)」は2部では大切なキーアイテムです。 ルビーのように紅い宝石で大変希少な宝石で中でも、純度の高い大きな石で「スーパーエイジャ」というものがあります。 これは2部のボス、カーズが探し求めていたもので、波紋使いたちが代々守り継いできた秘宝だったのです。

柱の男

「柱の男」とは人間とは違った進化をした「闇の種族」とよばれており、鬼や神などと認知されてきた存在で、第1部の原点とも言える「石仮面」も彼らの発明品です。 吸血鬼と同じく太陽の光に弱いようですが、死んでしまうほどではなく、死の代わりに石化します。ではどうすれば死に至るかというと強い波紋を受けることのようです。 「柱の男」の生態はというと、一度の睡眠で2千年もの長い年月を眠り、柱と一体化して眠る姿から「柱の男」と呼ばれています。 戦闘能力はというと超常的と言わざる得ないもので、顔を潰して曲げてみせたり、爆弾をを飲み込んで体の中で爆発させていたり、身体能力を持つ武器は意味がないでしょう。 ちなみに柱の男とエイジャの赤石の関係性は、柱の男のリーダーのカーズの研究によりより究極の体を得るために必要なアイテムこそエイジャの赤石のようです。しかし、その赤石を巡りジョセフ等と激闘を繰り広げる幕開けとなってしまったのです。

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ジョセフ・ジョースター/cv:杉田智和

ジョセフジョースターは1920年9月27日生まれのイギリス出身の男性です。 身長は195cmに体重97kgとモデル並みの体系でジョージ・ジョースター2世とエリザベスの間に生まれた一人息子で、また彼が18歳の時、当時リサリサの召使だったスージーQと出会い、彼女の危機を救ったことがきっかけで結婚しました。 ジョセフは祖父のジョナサンとは見た目はそっくりですが、性格はジョナサンとは真逆でノリの軽いお調子者でジョナサンの孫と聞いて期待していたシーザーからは最初はかなり落胆されてしまったよう。 しかし、リンチにあっていたスモーキー・ブラウンを助け出したり、ワムウとの最初の戦いでは、スピードワゴンとシーザーを救うなど、他者への心優しさやどんな逆境にも屈しない闘志を持っており、やるときはやる男として描かれました。

ジョセフの声を担当していたのは杉田智和です。 埼玉県出身、昭和55年10月11日生まれのB型で所属事務所はアトミックモンキーです。 声優を目指すキッカケとなったのは、高校時代に自身の声を録音したものを聞いた兄に、声を生かした仕事をしてみてはどうかと勧められたことだそう。 低く深みのある声質で、1度聞いただけで杉田の声だと分かるほど印象的な声をしてします。重みのある声を生かして、年齢の高めな役を演じていることが多い杉田でしたが、近年ではコメディタッチなキャラクターやセリフの多い堅物の役などが多くなってきているようです。 代表作は『銀魂』坂田銀時役や『ジョジョの奇妙な冒険』ジョセフ・ジョースターなどがあります。

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シーザー・A・ツェペリ/cv:佐藤拓也

シーザーは登場当初から波紋法を得ており、シャボン玉を使った波紋の技が得意のようです。戦闘中はどんな時もシャボン玉を出せるように、衣服に常に石鹸水を仕込んでいます。 昔は、家族と幸せな暮らしをしていましたが、シーザーの父が突然何も告げずに失踪したことを憎み、それからは荒れて放浪するようになってしまい、あげくローマで犯罪に明け暮れる青春を送るまでに落ちてしまっていました。 しかし、後に父がシーザーや家族を捨てたのではなく、ツェペリと吸血鬼との戦いに巻き込みたくなかったというのがわかり、シーザーはツェペリ家の遺志を継ぐことを決意したのです。

佐藤拓也は1984年5月19日生まれで宮城県出身の賢プロダクションに所属しています。 声優デビューを果たした当初は海外映画の吹き替えを多くしてましたが、『カードファイト!!ヴァンガード』櫂トシキ役をキッカケにアニメの仕事も多くなったようです。

リサリサ/cv:田中敦子

ジョセフの親友、シーザーの波紋の師であると共に、後にジョセフに波紋の扱い方を指導した人物でもあります。 またジョセフは知らないようですが、実はリサリサの正体はジョセフの実の母、エリザベス・ジョースターだったのです。 波紋戦士として育てるため、ジョセフに対して厳しく指導していましたが、死んだと思われていたジョセフが生きていた時には嬉し涙を浮かべている描写があり、母としての姿が現れたシーンでもありました。

田中敦子(画像左)は、1962年11月14日生まれで群馬県出身のマウスプロモーションに所属しています。 女性の声にしては少し低めで力強い声が特徴のカッコイイ女性の役を担当していることが多いようです。 『攻殻機動隊』シリーズの草薙素子役、海外映画などの吹き替えでニコール・キッドマンやジュリア・ロバーツなどの大物女優の声を担当するなど実力のある声優と言えるでしょう。

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ロバート・E・O・スピードワゴン

アメリカで石油王として莫大な富を得て「スピードワゴン財団」を設立した大富豪です。高齢ということもあり、落ち着いた老紳士となっています。
第1部の主人公だったジョナサンの死後もジョースター一族との関係は続いており、ジョナサンの孫にあたるジョセフからも「大切な家族」として慕われていました。 高齢のため争いには一切参加しませんが、その財力でジョセフを常にサポートし続け、後にスピードワゴン自身が亡くなってからも、彼の遺言によりジョセフや子孫達へのサポートは3部以降も続いており、まさに名わき役といえるでしょう。

上田燿司は、1971年8月7日生まれの声優。代表作には「攻殻機動隊」パズ役、「物語」シリーズのクチナワ役などがあります。

ルドル・フォン・シュトロハイム/cv:伊丸岡篤

ルドル・フォン・シュトロハイムはドイツ軍の将校で、サンタナを復活させます。プライドが高く傲慢な性格ですが、勇気のある者は誰でも尊敬の対象。サンタナを倒すためにジョセフと共闘し、サンタナに取りつかれた自分の身体を手榴弾で爆破しますが、後にサイボーグとなって復活します。

ルドル・フォン・シュトロハイムを演じた声優は、マウスプロモーション所属の伊丸岡篤。声優になる前はプロボクサーをしており、3年間プロで活動しました。声優での代表作は、『しあわせソウのオコジョさん』のタッチン、そしてこのシュトロハイムです。

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ストレイツォ/cv:飛田展男

「ジョジョ」第1部で波紋の戦士として登場したキャラクターです。年齢はだいぶお年寄りですが、波紋の呼吸法のお陰で若い姿を保っているようです。 第2部ではストレイツォ自身の脅威になるだろうと判断したジョセフを抹殺するため彼と戦いますが、ジョセフの用意していた多数の兵器によって敗北してしまい、最後は波紋の呼吸をもって自らの命を絶ったのです。

飛田展男は1959年11月6日生まれで、茨城県水戸市出身。所属事務所はアーツビジョンにて活躍中のベテラン声優の1人です。 1980年頃では事務所に移籍していないにも関わらず安定した仕事を続けているあまり見かけないタイプの声優で、代表作としては1985年年放送の『機動戦士Ζガンダム』カミーユ・ビダン役や1990年年放送の『ちびまる子ちゃん』丸尾末男役などがあります。

サンタナ/cv:乃村健次

サンタナは「柱の男」の1人で、そのなかでは最下位の階級。カーズたちとは離れて、メキシコの遺跡に眠っていました。それをスピードワゴン財団が発見し、さらにそれをドイツ軍が研究のために奪取。囚人たちの血を吸収することで目覚めました。ジョセフの波紋攻撃で再び石化し、スピードワゴン財団に回収されます。

サンタナを演じた声優は、アクセント所属の乃村健次。出身は岡山県で、上京してから親に内緒で声優学校に通ったそうです。洋画の吹き替えなどでも多数活動。代表作は、『グラップラー刃牙』の範馬勇次郎、『戦場のヴァルキュリア』のラルゴ・ポッテルなどです。

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ワムウ/cv:大塚明夫

ワムウは「柱の男」の1人で、カーズやエシディシとともに2000年の眠りから復活。第3位という階級ながら、「戦闘の天才」と呼ばれています。必殺技は「風の流法」を使った技法。一流の敵には敬意を払う誇り高い一面があります。最後はジョセフとの戦車戦に敗れ、自分の身を投げうって戦ったシーザーや成長したジョセフに敬意を払って消滅しました。

大塚明夫

ワムウを演じた声優は、マウスプロモーションの大塚明夫。同じ声優の大塚周夫を父に持ち、低くダンディーな声が大人気です。代表作は、『ONE PIECE』のマーシャル・D・ティーチ、『ブラック・ジャック』のブラック・ジャックなど。

エシディシ/cv:藤原啓治

エシディシは「柱の男」の1人で、カーズの同志。強靭な肉体を持ち、「炎(熱)の流法」を駆使して戦います。エア・サプレーナ島での戦いでジョセフに敗れますが、脳髄だけになりながらもスージーQに憑依。ジョセフとシーザーの連携波紋で追い出されるも、ジョセフに取りつこうとしたところで朝日を浴びて消滅します。

エシディシを演じた声優は、AIR AGENCY所属の藤原啓治(画像右)。青年役から老人役、クールから熱血漢まで幅広く演じることができます。代表作は『クレヨンしんちゃん』の野原ひろし、『はじめの一歩』の木村達也など。

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カーズ/cv:井上和彦

『ジョジョの奇妙な冒険』第2部のラスボスで2000年の眠りから目覚めた柱の男のリーダー。 一見人間のように見えるますが、人と違う進化を遂げた種族の出身です。 カーズの出身の”闇の一族”はありえないほどの長寿を持っていますが、太陽の光を苦手としている吸血鬼でもあります。 争いを好まない”闇の一族”は光の入らない地下でずっと生活しており、高い知能と好奇心を持っているカーズはそんな生き方に嫌気がさし、太陽が苦手という弱点がないとする究極生命体の研究を信念とするようになりました。 そしてカーズは研究を進めるうちに、光を増幅する宝石”エイジャの赤石”の力を使えば弱点を克服できるとわかり、高純度の赤石”スーパーエイジャ”を手に入れるためエイジャの赤石を巡り、ジョセフらと激しい争奪戦を展開したのです。

井上和彦は神奈川県横浜市出身の1954年3月26日生まれでB-Boxに所属しています。 1970年代からずっと活躍し続けている大御所声優の1人です。 代表作は『NARUTO』はたけカカシ役や『夏目友人帳』ニャンコ先生などで、デビューを果たしてから40年を超えても仕事が途絶えたことのないところが大御所と言われるのでしょう。

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ロギンズ/cv:仲野裕

ロギンズはリサリサの屋敷で召使をしており、波紋の師範代。ジョセフを指導しました。ジョセフへの最終試練の場で、エシディシに一撃を食らって絶命。その後、切断された左腕はエシディシの新たな左腕として再利用されます。

ロギンズお演じた声優は、懸樋プロダクション所属の仲野裕。舞台を中心に活動しており、洋画の吹き替えも多数おこなっています。担当俳優は、ジョン・スラッテリー、ケヴィン・スペイシー、ジェームズ・ウッズなど。

メッシーナ/cv:中村秀利

メッシーナはリサリサの屋敷で召使をしており、波紋の師範代。シーザーを指導しました。メッシーナは、無謀にも単独でカーズを追ったシーザーと止めようとするも、ワムウに腕を斬り落とされます。その負傷により、最終決戦には参加していません。

メッシーナを演じた声優は、81プロデュース所属の中村秀利。野沢那智主催の劇団薔薇座出身で、舞台や吹き替えを中心に活動していました。洋画の担当俳優は、ウィレム・デフォー、ブルース・ウィリスなど。

エリナ・ジョースター/cv:川澄綾子

エリナ・ジョースターはジョセフの祖母であり、ジョナサンの妻。ジョナサンの遺志を継いで生き続けた、気品と厳格さを兼ね備えた淑女です。小学校で英語教師をしており、ジョセフに過去のことは伏せていました。事件解決後、最後は家族や友人に見守られながら81歳で永眠。

エリナ・ジョースターを演じた声優は、大沢事務所所属の川澄綾子。3歳からピアノを習っており、自身のアルバムでも作詞作曲を手掛けています。代表作は、『のだめカンタービレ』の野田恵、『Fate/Zero』のセイバーなど。

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スモーキー・ブラウン/cv:林勇

スモーキー・ブラウンはジョージア州出身の黒人少年で、ふとしたことからジョセフの友人となります。ストレイツォ戦終了後は、エリナの世話をしていました。後にジョージア初の黒人市長となります。

スモーキー・ブラウンを演じた声優は、 賢プロダクションの林勇。子役からスタートし、当時から多くの洋画吹き替えに出演しています。アニメの代表作は、『ハイキュー!!』の田中龍之介、『チア男子!!』の遠野浩司など。

スージーQ/cv:小島幸子

リサリサの使用人として雇われていたスージーQはかなりの天然ボケなイタリア人女性です。ジョセフとは彼女の性格と相性が良くすぐに打ち解けていたよう。 エシディシという第2部に登場する「柱の男」の1人に操られ体内をボロボロにされてしまいますが、ジョセフにより救われ結婚することになりました。

スージーQを演じた小島幸子は、1979年1月18日生まれの声優。主な出演作には、『魔法少女隊アルス』アルス役、『電脳コイル』フミエ役などがあります。

キャラの魅力と頭脳戦スタートで、ますます面白くなる「ジョジョ」シリーズ!

『ジョジョの奇妙な冒険』第2部は、特殊能力を持つ者同士が戦い合う「ジョジョ」シリーズにおいて、「頭脳戦」というフォーマットを確立させた作品です。その理論はそれほど難しいものではなく、圧倒的不利の展開から、その頭脳戦と波紋攻撃で勝利への道を切り拓く姿はまさに圧巻。 そして主人公のジョセフは、第1部のジョナサンとは正反対の不真面目キャラ。しかし、一見ふざけているようで実は計算高い戦い方は、やはりジョースターの血筋を感じます。この血筋こそ、「ジョジョ」シリーズの統一テーマ。この後も、ジョースターの誇り高き血統が物語を盛り上げていきます!