2020年1月21日更新

「ジョジョ」第7部のキャラ&スタンド能力を一挙解説!「ステール・ボール・ラン」は平行世界が舞台

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STEEL BALL RUN スティール・ボール・ラン 24

「スティール・ボール・ラン」は荒木飛呂彦の漫画作品で、「ジョジョ」シリーズの第7部。週刊少年ジャンプで連載開始時は『スティール・ボール・ラン』のタイトルでしたが、掲載誌がウルトラジャンプに移ってからは『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン』と改題されています。 「ジョジョ」シリーズ第7部とは言っても、本作は世界観がこれまでとは異なります。主人公のジョニィ・ジョースターもジョースター姓を持ちますが、第6部以前のジョースター家とは関係のない人物。いわゆる平行世界(パラレル・ワールド)での物語となっています。 ただ、ライバルのディオやスタンド能力などの設定は健在。シリーズ作品の1つという位置づけになっています。

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「スティール・ボール・ラン」のあらすじを解説!乗馬レースが物語の主軸

「ジョジョ」シリーズは、第6部の最後で宇宙が一巡し、平行世界へ突入して終了しました。「スティール・ボール・ラン」は、その平行世界の延長線上となっています。

壮大な北アメリカ大陸横断レース

舞台は19世紀末のアメリカ。ニューヨークの実業家であるスティーブン・スティールが主催する北アメリカ大陸横断レース、それが「スティール・ボール・ラン」です。それは6,000kmにも及ぶ過酷な乗馬レースで、総勢3,852名もの参加者が集結。レースは9つのステージに分けられ、それぞれの順位によるポイントを合計して優勝者が決められます。 スタートは西海岸サンディエゴビーチ。そこには優勝候補と目される参加者が次々と現れ、エントリー受付場にてジャイロ・ツェペリが不思議な鉄球の力を見せます。そこに偶然居合わせたジョニィ・ジョースターは、下半身不随の身でありながら、鉄球の謎を求めてレースに参加。はじめは煙たがっていたジャイロでしたが、ジョニィの意思の強さを認めて協力してレースを進めるようになります。

レースの裏に潜んだ陰謀

2nd.STAGEにて、ジョニィとジャイロは謎の集団に襲撃されます。そこでジョニイが「聖なる遺体」の左腕に取り憑かれ、スタンド能力が発現。そして、麻痺していたはずの足が僅かに動いたことから、ジョニィは遺体の収集を決意します。しかし、その「遺体の収集」こそが、レースの裏にある陰謀でした。 ジョニィとジャイロがレースを進めながら遺体を求めていると、同じように遺体を狙う参加者が出現。そして、優勝候補のディエゴ・ブランドーまでもが遺体探しに参戦してきました。数々のスタンド・バトルで遺体収集を続ける内に、この陰謀がアメリカ政府の企みだと判明していきます。そして、大統領が既に遺体の心臓を所持していることが分かり……。

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キーワードは「遺体」と「黄金比」

「スティール・ボール・ラン」の物語は、「遺体」と「黄金比」がキーワードとなって進んでいきます。では、その2つについて解説していきましょう。

1,900年前の「聖なる遺体」

「遺体」とは推定1,900年前のミイラであり、聖人と呼ばれた人物だとされます。それは、心臓、左手、両目、脊椎、両耳、右手、両脚、胴体、頭部と9つの部位に分かれて各地に存在。聖人の遺体を所有できれば、1,000年の栄光と繁栄が約束されると言われているため、複数の勢力がレースの影で争奪戦を繰り広げます。 遺体の一部を手にすると体内に入り込むことがあり、それによってスタンド能力が発現したりと様々な奇跡が生まれます。各地で集められた遺体は、終盤で8部位をヴァレンタイン大統領が所有。そして、最後の頭部をルーシーが受胎し、全身の部位が揃います。

回転のキーとなる「最も美しい比率」

「黄金比」とは貴金属比の1つであり、人間が「最も美しい」と感じる比率のことです。その近似値は1:1.618。ツェペリ家では、縦と横の長さがその比率で構成された長方形を基準として回転させると「無限のエネルギー」を発生させられるとしています。 ジャイロはこの「黄金比」を基準にして鉄球を回転させ、とてつもないパワーを生み出します。そして、ジョニィもまた「黄金比」の回転を自らのスタンド能力に応用。最終的に、そのパワーを馬上で使用することにより「騎士の回転」へと進化させ、最大の敵・ヴァレンタインを倒します。

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ジョニィ・ジョースター/タスク(爪→牙)

鉄球の秘密を求めてレースに参加

ジョニィ・ジョースターは、7部の主人公で19歳。若くして天才騎手として活躍していましたが、高慢な性格が災いしてトラブルに巻き込まれ銃撃を受けます。結果、下半身不随となって引退。その後は、後悔と失意に満ちた人生を送っていました。 そんなある日、「スティール・ボール・ラン」の開催を知って見物に来たところ、ジャイロの「鉄球の回転」を受け、麻痺していた脚が僅かに動きました。その秘密を知るために、ジョニィもレースに急遽参加。そこから数々の戦いを経て、生きる希望を見出してきます。 所有スタンドはタスク。爪を高速で回転させて弾丸のように発射したり、物を切り裂いたりするスタンドです。ジョニィ自身が「これはもはや爪ではない」と牙(タスク)と命名。しかし、作中では主に「爪」と呼んでいます。 黄金の回転を加えるとACT2となり、威力がアップ。さらにACT3では、自身に撃つことで肉体を巻き込み、身体をバラバラにさせて攻撃を回避したりもできます。そして、ACT4は騎兵の回転を利用した最終形態。無限の回転エネルギーを持ち、重力を支配して標的の行動を全て無効化します。

ジャイロ・ツェペリ/スキャン

死刑執行人は鉄球の使い手

ジャイロ・ツェペリは、第7部もう1人の主人公で24歳。ネアポリス王国の医師で法務官です。野卑な言動とは裏腹に、常に理論的で面倒見のいい性格。「ニョホ」と笑う癖があります。伝統ある死刑執行人の家系で、父の跡を継いで任務につきましたが、無罪の少年の死刑執行に納得がいきませんでした。そこで「国王の恩赦」を得るため「スティール・ボール・ラン」に参加します。 両脇のガンベルトには、掌サイズの鉄球を常に収納。この鉄球に回転を加えることによって「波紋」を生み出し、様々な効果を引き起こします。特に生物の肉体に及ぼす影響は多様で、これは「処刑と医術」のためにツェペリ家が発展させた技術。黄金の回転を加えることで、真の力を発揮します。 ジャイロは、遺体の一部・右眼球を体内に取り込んだことで「スキャン」というスタンド能力を得ました。鉄球をより精密に操作することができ、鉄球が生み出す波紋によって、鉄球をぶつけた相手を調べて弱点を見抜いたりもできます。ただ、ルーシーに遺体の右眼球を渡してからは使用できなくなりました。

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ディエゴ・ブランドー/スケアリー・モンスターズ/ザ・ワールド

天才騎手はやはり悪の申し子

ディエゴ・ブランドーは、イギリス競馬界の貴公子と呼ばれる天才騎手。才能はありますが、目的のためには手段を選ばない卑怯な性格です。幼い頃に貧困の中で母を亡くした過去があり、そこから理不尽な社会に対して復讐を誓いました。 レースでは、当初は優勝を目指してジャイロやジョニィと争っていました。しかし、フェルナンド博士のスタンド能力で恐竜化させられたことから、ジョニィらと戦うことになります。そして、遺体の左眼球を手に入れたことでフェルナンド博士のスタンド能力を奪い取りました。 ディエゴは遺体を全て揃えることを目論み、最後はヴァレンタイン大統領と壮絶な戦い。列車に引きずり込まれて胴体を切断されてしまいます。しかし、ヴァレンタイン大統領が平行世界のディエゴを自分の後継者に任命。基本世界のディエゴに成り代わりますが、野望を果たす一歩手前で基本世界のディエゴの生首と引き合わされて消滅します。 基本世界のディエゴは、スケアリー・モンスターズというスタンドを所有します。触れた生物を恐竜化させます。自分を恐竜化させて身体能力をパワーアップさせることも可能。平行世界のディエゴは、ザ・ワールドというスタンドを所有。自分以外の時間を5秒止められる能力があります。

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ファニー・バレンタイン/D4C(いともたやすく行われるえげつない行為)

平行世界を行き来する悪の大統領

ファニー・ヴァレンタインは、第23代アメリカ合衆国大統領で第7部最大の敵。アメリカ各地に散らばっている遺体の部位を集めるために、北アメリカ大陸横断レースを利用します。その目的は、完全体となった遺体をマンハッタン島のシェルターに埋葬することで、アメリカを「世界の中心」にすること。そのために、ジョニィらを抹殺しようと刺客を送り込みます。 所有スタンドはDirty Deeds Done Dirt Cheep(D4C/いともたやすく行われるえげつない行為)。平行世界を自在に行き来し、そこ他者を引きずり込んだり、逆に送り出したりもできます。その効果は、物体と物体を挟むことで発動。そして、同じ人間が同じ世界に存在し続けると、次第に身体が崩壊してともに死亡します。 ヴァレンタイン自身は、致命傷を負っても平行世界の自分と入れ替わり、D4Cの能力で別の自分に記憶を引き継ぐことで事実上の不死を実現させています。しかし、最後はジョニィに無限回転エネルギーを撃ち込まれ、いくら入れ替わっても細胞が回転し続けるという末路を辿りました。

サンドマン/イン・ア・サイレント・ウェイ

己の脚で勝負するインディアン

サンドマンは、アリゾナ州出身のインディアン。他人とは同調しない性格ですが、部族の考えが現代的でないため、白人の知識を習得するなどの柔軟性はあります。白人移住者に奪い取られた土地を買い戻すためにレースに参加。レースでは、馬には乗らず自ら走ってゴールを目指していきます。 所有スタンドはイン・ア・サイレント・ウェイ。音を擬音文字の物体として具現化するスタンドで、それに触れた者に音同様の効果をもたらします。切る音ならズタズタに切り刻まれ、燃える音なら高熱焼却。レース途中で遺体の陰謀を知ってジョニィらを襲いますが、ジョニィのタスクACT2によって敗北します。

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ポコロコ/ヘイ・ヤ―

50億人に1人のラッキー・ボーイ

ポコロコは、ジョージア州に住む黒人の農民で21歳。サボリ好きでだらしない性格ですが、ジプシーの占い師に「50億人に1人の幸運が訪れる」と予言され、レースに参加します。レース中は遺体の陰謀に絡むこともなく、最終的にはスタンドの加護によって優勝します。 所有スタンドはヘイ・ヤー。自我を持つスタンドで、本体に助言を与えて自信を持たせる能力があります。ポコロコの幸運自体はスタンド能力によるものではありません。ヘイ・ヤーは、その幸運を迷いなく信じられるよう後押しするだけです。

マウンテン・ティム/オー!ロンサム・ミー

レースに潜り込んだ正義の保安官

マウンテン・ティムは、ワイオミング州のカウボーイで31歳。レース途中で起こった殺人事件を調査するため、臨時の保安官助手としてレースに参加します。レースは途中でリタイヤしますが、その後も秘密裏に調査は継続。ルーシーを助けようとしますが、ブラックモアに殺害されます。 所有スタンドはオー!ロンサム・ミー。ロープに触れた者の肉体をロープと一体化させ、それを分解させて自在に操れるスタンドです。このスタンド自体に攻撃力はなく、あくまで補助能力。

ホット・パンツ/クリーム・スターター

肉スプレーを駆使する物語のキーマン

ホット・パンツは、年齢・略歴・本名不明の男装した女性騎手。元・ローマ法王庁の修道女で、自身が生き残るために弟を熊に差し出して死なせてしまった過去があります。その罪から免れる目的で、遺体を集めるためにレースに参加。ある時はジョニィ、ある時はディエゴと協力者を変えつつ遺体に迫ります。 所有スタンドはクリーム・スターター。スプレー型のスタンドで、肉をスプレー状にして吹き付け、相手を窒息死させます。また、怪我の治療や変装などにも応用。終盤ではルーシーを大統領夫人に変装させて遺体の部位を入手しますが、ヴァレンタインの攻撃に敗北します。

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リンゴォ・ロードアゲイン/マンダム

漆黒を求める非情なガンマン

リンゴォ・ロードアゲインは、ヴァレンタインが送り込んだ刺客のガンマン。幼少の頃、家族を殺した男を対等な条件で殺したことで、持病の皮膚病が治ったという過去があります。そこから「公正な果し合い」が自身を高めると理解。殺し合いにも礼節を重んじており、「漆黒の意思による公正な果し合い」を制することが精神を成長させる「男の世界」なる美学を持つに至りました。 所有スタンドはマンダム。腕時計の秒針を戻すことで、時間が6秒戻るという能力です。この能力でジョニィとホット・パンツを倒し、最後にジャイロと決闘。「戻る6秒間」を読み合う決闘の末、ジャイロが勝利し、リンゴォは「ようこそ……『男の世界』へ……」と言い残して満足げに死亡しました。

ブラックモア/キャッチ・ザ・レインボー

雨を自在に操る執念の男

ブラックモアは、ヴァレンタインの部下で警察捜査権限を持っています。洞察力に長けており、ルーシーを執拗に追跡。マウンテン・ティムとは顔見知りですが、ティムがルーシーを庇ったため銃殺します。しかし、逆にルーシーに銃撃を受け、なおも執念で追いますがジャイロの鉄球に敗北しました。 所有スタンドはキャッチ・ザ・レインボー。雨を空中に固定できるスタンドです。雨粒の上を歩いたり、自分の身体をバラバラの雨粒にして移動することも可能。出血も止められますが、雨が止むと固定は解除されてしまいます。

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アクセル・RO/シビル・ウォー

過去の罪が襲ってくる!

アクセル・ROはヴァレンタインによる刺客で、兵士のような恰好をしています。かつてはドヴォルザークのような音楽家を志していましたが、徴兵で南軍兵士として従軍。その戦場において、自分が合図を送らなかったことが原因で、仲間や町の住民を見殺しにして自軍が敗戦したという罪を背負っています。 所有スタンドはシビル・ウォー。捨てた過去を引きずり出す空間をつくり、その過去によって攻撃するスタンドです。このスタンドの影響下で殺人を犯すと、被害者はゾンビとして蘇り、加害者は被害者の罪を被ることになるという仕組み。水で清めると、罪から逃れることができます。

マイク・O/チューブラー・ベルズ

悪意のバルーンアート

マイク・Oは、大統領護衛警備のスタンド使い。大統領と夫人への忠誠心が強く、「……の世界」という言い回しが好きです。ルーシーを殺そうと追い詰めますが、救出に現れたホット・パンツに殺害されます。 所有スタンドはチューブラー・ベルズ。金属に息を吹き込んで、犬や鳥のバルーンアートをつくり出すスタンドです。つくり出した動物は、金属とゴム風船両方の特性を所有。

ディ・ス・コ/チョコレート・ディスコ

座標を指定して攻撃!

ディ・ス・コはヴァレンタインの仕向けた刺客で、無精ひげを生やした端正な顔立ちの男。ジャイロに一騎打ちを仕掛けるも、鉄球で後頭部を殴打されて再起不能となります。 所有スタンドはチョコレート・ディスコ。腕に座標ブロックのようなスイッチがあり、それでX座標とY座標を指定することで、その座標位置へ物体を落下させることができます。

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マジェント・マジェント/20th Century BOY

最強の防御スタンド

マジェント・マジェントは、ヴァレンタインの刺客でウェカピポとタッグを組んでいました。2人でジョニィたちを襲いますが、返り討ちに遭って重傷を負います。そこをディエゴに助けられ、スティーブンを銃撃。しかし、最後はウェカピポとの対決に敗れ、デラウェア河に沈みました。 所有スタンドは20th Century BOY。兜のように着るタイプのスタンドです。これを纏っている間は、攻撃を全て周囲に散らすことができます。

ポーク・パイ・ハット小僧/ワイアード

悪魔のような釣り少年

ポーク・パイ・ハット小僧は、ヴァレンタインが送り込んだ刺客。田舎者丸出しの少年で喋り方も舌足らずですが、目的のためなら手段を選ばない冷酷さがあります。遺体の価値は全く分かっていません。しかし、権力者が欲しがる遺体を手に入れることで、のし上がろうと考えています。 所有スタンドはワイアード。口から2本の釣り糸を垂らし、目標を異空間を通して釣り上げることができるスタンドです。

ブンブーン一家/トゥーム・オブ・ザ・ブーム

磁力で攻撃するスタンド一家

ブンブーン一家は、揃ってスタンド使いの殺人鬼集団。連携攻撃が得意で、3人で相手を取り囲み、磁石の相乗効果で威力をアップさせます。 父・ベンジャミンのスタンドは、トゥーム・オブ・ザ・ブーム ワン。周囲の砂鉄を引き寄せたり、体内の鉄分を操作して顔を変えられます。長男・アンドレのスタンドはトゥーム・オブ・ザ・ブーム ツー。本体の血を浴びた人間に磁力を帯びさせることができます。次男・L.A.のスタンドはトゥーム・オブ・ザ・ブーム スリー。砂鉄で相手を拘束することができます。

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オエコモバ/ボクのリズムを聴いてくれ

自分の身体が爆弾に……!

オエコモバはネアポリスの爆弾テロリストで、国王暗殺未遂の死刑判決脱獄囚。反国王派としてジャイロを殺そうとしており、一方では大統領とのパイプから遺体も狙っています。マウンテン・ティムをリタイヤさせた後、ジョニィたちとも戦闘になりますが、ジャイロの鉄球に顔面粉砕されて敗北。 所有スタンドは、ボクのリズムを聴いてくれ。触れたものをピン付のアナログ時計型爆弾に変えてしまうスタンドです。水や煙など、不定形な物でも爆弾化が可能。

ルーシー・スティール/涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)

「遺体」に選ばれた聖なる女性

ルーシー・スティールは、スティーブンの妻で14歳。ヴァレンタインの持つ遺体を偶然目撃し、夫が利用されていることを知ります。それからは、夫を助けるためにジョニィらの遺体探索に協力。大統領夫人・スカーレットに成りすますも正体がばれ、遺体の頭部を処女受胎します。 その後、遺体の全部位と合体して遺体そのものに変質しかけますが、ジョニィがヴァレンタインを倒したことで無事に分離。遺体を宿した時には涙の乗車券(チケット・ゥ・ライド)とうスタンドも発現しています。これは、流した涙がカッターに変わるというもの。

大統領の部下11人/TATOO YOU!(タトゥーユー!)

入れ墨を移動する11人!

大統領の部下11人とは、チームでジョニィたちを攻撃した男たち。ギャンブル場において、統率の取れた行動でジョニィたちを襲いますが、ジャイロがその場で用心棒として雇った客たちに一斉射撃され敗北します。 所有スタンドはTATOO YOU!(タトゥーユー!)。背中に描かれた絵の中を、11人が自由に空間移動できるスタンドです。

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ウェカピポ

ジャイロとは因縁浅からぬ鉄球使い

ウェカピポは、元ネアポリス王国の王族護衛官。妹に暴力を働いていた夫に決闘で勝利するも、その男が国家的重要人物の息子だったために国外追放となっています。その後、大統領に雇われてジャイロを襲撃。鉄球使い同士の戦闘となりましたが、遺体が引き寄せた奇跡によって敗北。 その後、ジャイロの協力者、ディエゴの協力者とその身を転々とさせます。最後は、ヴァレンタインのD4Cによって平行世界へ引き込まれ、ディエゴに利用される形で死亡しました。 スタンド能力者ではありませんが、レッキング・ボール(壊れゆく鉄球)という特殊技術を所持。衛星と呼ばれる14個の小さな鉄球をランダムに飛ばし、かすっただけでも相手を「左半身失調症」にします。

アブドゥルや東方憲助、シュトロハイムなどもレース参加者

平行世界ならではの楽しみ

そのほか、「ジョジョ」シリーズに登場するキャラクターを彷彿とさせる人物がまだいます。エジプトから参加してきたウルムト・アブドゥルは、第3部のアヴドゥルと同じ顔。ドイツ帝国から参加のフリッツ・フォン・シュトロハイムは、第2部のシュトロハイム同様、サイボーグのような容姿でした。 最終的にレースの準優勝者となったノリスケ・ヒガシカタは、第4部の主人公・東方仗助と同姓です。さらに第8部では、この人物が初代・東方憲助として登場。平行世界という設定は、こうした部分でもファンを喜ばせてくれます。

平行世界が生む魅力!「ジョジョ」はなおも続いていく!

以上、「ジョジョ」シリーズの第7部「スティール・ボール・ラン」について、登場キャラクターとスタンド能力について紹介しました。新たな世界に突入した「ジョジョ」シリーズ。この後、物語は第8部へとつながっていき、さらなる新展開を見せていきます!