2017年7月6日更新

映画『ファイト・クラブ』トリビア15選【ネタバレ含む】

『ファイトクラブ』

デヴィッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット主演『ファイト・クラブ』!20世紀の中でも屈指の名作サスペンスの一つで、生涯のベストに選ぶ人も多い作品です。今回はあまり知られていない『ファイト・クラブ』の厳選したトリビア15選を紹介します。

目次

暴力の快楽を描いた傑作サスペンス『ファイトクラブ』

【あらすじ】自動車会社に勤務する青年・ジャックはある日謎の男・タイラーに出会います。ひょんなことから殴り合いを始め、暴力に喜びを感じた二人は地下で拳闘をする秘密集会「ファイトクラブ」を作ります。

殴り合いのスリルを求め、たくさんの男たちが集会に集まるようになりましたが、ファイトクラブは徐々に恐るべきテロリスト集団へと変貌していきます。

暴力の快楽を描いた傑作サスペンス『ファイト・クラブ』のトリビアを紹介していきます。

1.3人の有名監督の断られていた!

もしも3人の名監督たちが『ファイト・クラブ』の監督を断っていなかったら、この傑作は生まれていませんでした。

映画配給の20世紀フォックスはピーター・ジャクソンを『ファイト・クラブ』監督の第一候補としました。しかし当時彼は『さまよう魂たち』の製作に忙しく参加することが出来ませんでした。

次の候補がブライアン・シンガーでした。しかし、彼は興味を示さず、第三候補だったダニー・ボイルにオファーがいきました。ほとんど彼に決定していましたが、ダニー・ボイルはレオナルド・ディカプリオ主演の『ザ・ビーチ』を選択しました。

その結果、デヴィッド・フィンチャーが監督を務め見事な傑作を生み出すことになりました。

2.ラッセル・クロウがタイラー・ダーデン役? 

ブラッド・ピットが演じたタイラー・ダーデン役をラッセル・クロウが演じる可能性がありました。

当時、『ファイト・クラブ』の映画製作者は『LA.コンフィデンシャル』で高い評価を得ていたラッセル・クロウとブラッド・ピットのどちらかにタイラー役を演じてもらおうを考えていました。結局、タイラーにはブラッド・ピットの方が適していると賢明な判断を下しました。

3.ヘレナ・ボナム・カーターが参考にした女優とは!?

ジュディガーラント

ヘレナ・ボナム・カーターが演じたマーラ・シンガー以外、今では考えられません。しかし、この役は当初、リース・ウィザースプーンが演じる予定でした。

ヘレナにはマーラ役を演じるにあたり、参考にした人物がいました。それはジュディー・ガーランドという女優でした。大女優だったジュディー・ガーランドはドラッグやアルコールの問題により晩年は精神疾患を患っていました。

4.タバコ2箱から3箱へ!

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ヘレナ・ボナム・カーターは『ファイト・クラブ』の撮影が開始された頃、一日に2箱タバコを吸うヘビースモーカーでした。マーラはほとんどのシーンでタバコをくわえているキャラクターだったため、まさにヘレナは適役でした。

ブラッド・ピットによると、ヘレナはタバコを吸うことでお金がもらえることを喜んでいたと言います。さらに撮影が終わる頃には、彼女のタバコの量は、一日3箱に増えていました。

5.女性司会者がオチを生番組で暴露していた!?

and so it goes #wethepeople

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テレビ司会者のロージー・オドネルは『ファイト・クラブ』が気に入らずにとんでもない暴挙に出ていました。彼女は自身の番組で、この作品をセックスとバイオレンスしか内容がないと批判し、観客に見に行かないように促していました。

さらにこの映画の肝である、ブラット・ピットとエドワード・ノートンが同一人物であることを生番組で暴露してしまいました。今となっては周知のことですが、当時、そのオチを知らなかった人たちにとっては大変な事態でした。

6.映画館の看板タイトルが!? 

Seven Years In Tibet

劇中でエドワード・ノートンが映画館の前で立っているシーンがあります。看板に映し出されている文字が“Seven Years In Tibet,”(ブラッド・ピットの出演映画のタイトル)です。

その後、再びエドワード・ノートンが劇場の前に立つ似たようなシーンではThe People Vs. Larry Flynt(エドワード・ノートンが出演)に変わっています。The People Vs. Larry Flynt(『ラリーフリント』)はスタジオがノートンをキャスティングするきっかけとなった作品です。

7.意図的に不完全にされたシーン!?

グレネード

『ファイト・クラブ』の中で、タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)が爆弾を作ろうとしているシーンはとても印象的です。しかしダーデンが用意したリストは完璧ではありませんでした。

ロサンゼルスの爆弾処理班の要望によって、フィンチャーはいくつかのステップを意図的に除きました。『ファイト・クラブ』爆弾を作る時に参考にされては困るため、不完全なままにする必要がありました。

8.エドワード・ノートンが見ることが出来る、数少ない出演作!

エドワード・ノートンによると、彼は自身の出演作を観ることは好きではないと言います。

しかし、『ファイト・クラブ』は例外です。彼はこの作品の複雑さや繊細さを高く評価しています。その証拠にエドワード・ノートンはDVDのオーディオコメンタリーのためにデヴィッド・フィンチャー、ブラッド・ピットと共に作品を見ています。

9.クライマックスでブラッド・ピットが参考にした名優とは!?

ブラッド・ピットによると、ある大事なシーンで参考にした人物がいると言います。

『ファイト・クラブ』の終盤でタイラー・ダーデンが死ぬシーンで、ブラッド・ピットはゲイリー・オールドマンを意識しながら演技していました。DVDのオーディオコメンタリーで彼はこう語っています。

”僕が死ぬシーンはゲイリー・オールドマンを参考にしたんだ。” ”ゲイリーの死ぬ演技は誰にも真似できない。”

10.ファイト・クラブに隠されたサブリミナルを紹介!

タイラーダーデン

サブリミナル効果というものをご存知でしょうか?サブリミナル効果とは潜在意識や、意識と潜在意識の境界領域に刺激を与え、購買効果や思考に影響を与えるものです。作中では、タイラー・ダーテンが子供向けアニメ映画に一瞬だけ裸の女性を入れ、子供を泣かせるシーンがありますがこれに当たります。

この作品では、タイラーの存在が飛行機のシーンより前に何度か写っていることに気づきましたでしょうか?マーラが立ち去るシーンや睾丸ガン患者のシーンに一瞬だけタイラーが映ります。これは、視聴者にタイラーが想像上の存在だということを伝えることと、先ほどの子供映画に入れるシーンを遊びごごろで『ファイト・クラブ』にも入れたといった感じなようです。

ちなみに、20世紀フォックスのロゴの後ろにタイラーを一瞬だけ入れようとしていたそうですが、これは20世紀フォックス側から拒否されてしまったそうです。

11.スターバックスの宣伝を知らず知らずのうちにされていた?

スターバックス

上でタイラーが登場するというサブリミナルが使われているのを説明しましたが、このサブリミナル効果はそれだけではなかったようです。本作では何度も気づかない程度にスターバックスのカップやそれを飲むシーンが出ています。どうやらこれはスターバックスが絡んでいたようで、最後の建物を破壊するシーンで、スターバックスの看板を破壊しようという案が出ますが、これは却下されています。

追加情報ですが、スターバックスのロゴにもサブリミナル効果が隠されているらしいです。髪の横に生えている手のようなものを外すとムンクの叫びのように見えるといいます。ムンクの叫びは人に対して強迫観念を押し付けるそうで、この観念が様々な人をコーヒーショップへと向かわせているとの説があります。

12.マーラ・シンガーに隠された秘密

ヘレナ・ボナム=カーター

ヘレナ・ボナム=カーターが演じた、マーラ・シンガーという女性ですが、このマーラ・シンガーという女性は原作を描いた作者を子供の時に妹をいじめていた同級生からとったものだと作者のチャック・パラニュークが明かしています。

またマーラ・シンガーという名前の人物がアメリカに一人だけいたようで、その人物とは関係がないということを20世紀フォックスは弁護士を雇って証明しなければいけない事態に至ったといいます。

13.監督による急なゴーサイン?

"You must lose everything in order to gain anything."

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家が爆破し、タイラーの家に泊まることになった主人公は、家に泊まる条件としてタイラーを殴ることになりますが、打ち合わせ段階では殴るふりをする予定だったといいます。しかし、本番を撮る直前になって監督から実際に殴れという指示を受けたエドワード・ノートンは、タイラーを実際に殴りました。

このことをブラッド・ピットは知らなかったようで、実際に痛がっていたようです。ちなみに、このときエドワード・ノートンは笑っています。

14.デヴィッド・フィンチャーのオープニングクレジットへのプライド!

デヴィッド・フィンチャーのオープニングクレジットのシークエンスはとても評判が良く、彼のトレードマークの一つでもあります。

『セブン』、『パニック・ルーム』、などのオープニングを見れば、フィンチャーがどれだけこのシークエンスにプライドを持っているか分かります。『ファイト・クラブ』も例外ではありません。

フィンチャーによると映画本編とは別に、オープニングシークエンスのための予算をつけてもらったといいます。

15.『ファイト・クラブ』が世界最高の映画10位にランクされている!

世界最大級の映画レビューサイトimdb.comではこの『ファイト・クラブ』を星8.9とランク付けしていて、そのランク順で示された映画ランキングtop250では10位に位置しています。ちなみに一位は『ショーシャンクの空に』二位が『ゴッド・ファーザー』となっています。