映画というよりも"何年か付き合ってきた凄く親しい関係の友人から自分の過去について聞いた"感じ
これ程楽しみにしていた映画は初めてでした。 映画というよりも"何年か付き合ってきた凄く親しい関係の友人から自分の過去について聞いた"感じというのが正しいと思えるくらいリアル。僕の中でダイアン、スティーブ、カイラの三人は決して想像のキャラクターではなく心の中にいる人物になってしまった。 "母と子"という普遍的な映画ながらもそういった観客の心を文字通り"わし掴み"にすることで他の似たような映画と大きく違うのだと思う。 彼らと共に、笑い、泣き、喜び、苦しむから今まで見たどの映画よりも疲れるし心が揺さぶられる。あのエンディングは果たしてバッドエンドなのかはわからないけれどあの時ダイアンが見たものの可能性はゼロということは絶対にないと思う。あの二人には何にも勝る愛があるのだから。と思いました。 主演のAntoine Olvier Pilon、Anne Dorval、Suzanne Clementの演技力の圧倒さが凄い。恐らく僕の中でこの3人を上回る豪華キャストはないと思う。 この三人以外にも同監督作品のCollege Boyとトム・アット・ザ・ファームから出演してる人がいてXavier Dolan監督の俳優との信頼関係、またそれによる強さがわかりました。
とにかく設定がぶっとんでるのに音楽が素晴らしくポップにスタイリッシュ
マイベストB級映画!タイトルだけじゃ絶対見ないけどとにかく設定がぶっとんでるのに音楽が素晴らしくポップにスタイリッシュにできている。 シンデヘラという映画上の映画作品に出てくるキャラクターを装った殺人鬼が街に現れ連続殺人が起こるというのがメインストーリーなんだけど、冒頭から自称BITCHの自己紹介から始まり、ヒロインは人生に絶望してるし、スクールカーストでいうキングは実はハエ男で時々凄い酸の強い胃液出すし、タイムマシンを「作るの簡単だろ?」っていって授業の課題するし、宇宙人(熊?)でてきたり、タイムループも当たり前、娘と母が入れ替わったり何年も居残りしてる生徒とか出てくるのにも関わらず最後にはキレイに終わるので凄い(笑) 監督はLADY GAGAやブリトニー・スピアーズのMVを撮ったことのあるジョセフ・カーン監督。主演はJosh Hutcherson。
最後の試練の時にかけた言葉が凄く記憶に残っている
今年上映された映画でトップクラスに入るくらい好きだった。 主演の双子と作品の雰囲気とBGMがまずドンピシャ。 ごく普通の生活を送っていた純粋な少年が戦争中に起こっていた真実を日記に書き記し生き抜くための試練を自分たちに課すようになる。 両親、協会、大尉、戦争、捕虜、国境知らなくていいであろう年なのに全てを見て体験してしまい最後には冒頭で見せた幸せな家庭の子が浮かべる笑顔を父親にも母親にも見せない。そこまで彼らは変わったのに子供っぽく喧嘩するとこもあったりする。 彼らは"悪"になってしまったっていうけれど僕には全く悪には見えなかった。 彼らの言うとおり「(十戒で)人を殺してはいけないって言ってるけど人間同士殺しあってる」ということなのかなと思った。 最後の試練の時にかけた言葉が凄く記憶に残っている。
登場人物の表情を見せる撮り方がマッチしていて凄く素敵
フランス語とフランス語の歌、登場人物の表情を見せる撮り方がマッチしていて凄く素敵だった。 僕の好きなグザヴィエ・ドラン監督の撮るような映画とどことなく雰囲気が似ている気がする。 ただ、雰囲気が似ているだけで終わらせ方は全く違う。凄くせつなくて凄く胸を締め付けられてそしてラストは言い様もない気持ちでエンドロールから目を離せない。 あの後の世界の人たちはどう過ごすのか。母親から聞かされた事実にショックを受けただとかルイーズに振られたからとか見当違いのことを口にするのだろう。せめて、見ていた僕だけでも彼の本当の気持ちはどこにあったのか覚えておこうと思った。 ギャスパー・ウリエルはやっぱり凄い。ただ容姿が美しいだけではなく繊細な演技ができる人でだからか凄く惹きこまれる。 あのエンディングは僕の中で一生記憶に残ります。
邦題に騙されないで!!!
まず最初に一言言いたい、、、 「邦題に騙されないで!!!」 もうほんとに残念な邦題過ぎる。中身が最高に良かっただけあってほんとに悲しい悔しい。予告を見なきゃ見なかった…>__
僕らは「ハリウッドのコード化された暴力」に騙されてる
ファニーゲームをこの時代にアメリカでリメイクしたというのには凄いと思った。 "暴力"というものをシンプルに描いてる作品。 この映画の様に実際の暴力は絶対な力を持っていてその前では"家族愛"やら"犯行動機"など一切意味をなさないと改めて知らされる。"拳で解決する映画"を見る目が変わりました。 ミヒャエル・ハネケ監督が言うように僕らは「ハリウッドのコード化された暴力」に騙されてるのかもしれない。
メラニー・ロラン、怖い。
今月16日に終了したフランスのオンライン映画祭、マイフレンチフィルムフェスティバルにて。 フランスを代表する女優メラニー・ロランの監督作品。元々女優として好きだけど監督としてもっと好きだと感じた。 ある日美人で個性的なサラが転入してくる。サラと、シャルリはすぐに仲良くなるが2人の友情は思いもよらぬ方向へと進んでいく。 タイトルからして女同士の友情の怖さの話かと思った。いや、その感じで映画はどんどん進んでいくのだけれど、途中で"理解できない"と感じてたサラの気持ちがわかってしまったり、その後のサラがまた恐ろしく思えたりするという展開は思いもよらなかった。今気付けばそれは全てシャルリの気持ちだったんだろうけどあのラストがそれまでの僕の気持ちを完全に破壊して終わる。メラニー・ロラン、怖い。 シャルリに感情移入しやすくさせる音楽、撮り方、呼吸(これはかなり効果あると思う!)の使い方は素晴らしい。何度苦しいと思ったことか!あんなにFUN.のWe Are Youngを息苦しい気持ちで聞くことは今後ともないと思う! これからもメラニー・ロランの監督作品を見ていきたいと思いました。
これのせいでジム・キャリーの演じる役が好きになれない
中学生の頃によくみてた映画。 今見てもやっぱり好きだなー^_^ オラフ伯爵のセリフも覚えてたり何回見てもジョセフィン叔母さんに笑わせてもらったり。 夢ばっかり詰まってるファンタジーもいいけどこういうどうしようもない不幸に立ち向かって行くのがやっぱり好きです! 今思えばクラウス役のリアム・エイケンくんは海外の俳優で始めて好きになった俳優だった気もします。 バイオレット役のエミリー・ブラウニングは彼女にしか出来ない役で最近も活躍していてつい最近ポンペイでも泣かされました。 オラフ伯爵役のジム・キャリーは、、、小さい頃についたイメージは難しいですねwwこれのせいでジム・キャリーの演じる役が好きになれないww レモニー・スニケット役のジュード・ロウとジョセフィン叔母さん役のメリル・ストリープもどんだけすごい人かこの時は知る由もなかったなぁ。 あと、すでにこの時にgleeのスー先生に出会っていたのも驚きでしたw
冒頭のシーンとラストのシーンを映画館で見れなかったことがとても悔やまれる
2度目の視聴。 まず、冒頭のジャスティンの脳内の映像と思われるシーンが凄く綺麗。 スローモーションになっているのだけれどまるで絵画を見ているよう。 だけどこのシーン2部のシーンなんだよね。 僕は2部が大好きで特にラストのシーンが大好き。 メランコリアが衝突する瞬間。 冒頭のシーンとラストのシーンを映画館で見れなかったことがとても悔やまれる。 1部はあんなにもキャストに溢れていたのに2部は最後には3人しかいなくてその静けさと騒がしさのギャップが印象的だった。 メランコリア(鬱)がテーマで、ジャスティンがうつ病の持ち主なのだけれど最後は綺麗にジャスティンとお姉さんの立ち位置が変わっている。 しかも、どうやらこの映画。作った当時監督自身もうつ病だったらしい笑 たしかにあの世界観は普通じゃない。そこが好きなんだけど。 ラストシーンで3人が手をつなぐけど取り乱して息子とジャスティンの手を離すお姉さんとかあの光とかほんっと凄い印象的でふとそこだけでも見たくなる。
あのシーンで終わってくれて良かった
「ミヒャエル・ハネケの右腕の監督の作品」と宣伝されてたのでまんまと借りました。 淡々とBGMも無くストーリーが過ぎて行く感じとその中に潜む狂気はミヒャエル・ハネケ同様でした。 子役のせいかもしれないけどこちらの作品はまだなんとなく可愛い雰囲気が感じられた。内容は全く可愛くないけど。 ある小児愛者の最後の5ヶ月のお話し。 直接的なシーンはもちろんないけどそういうことが行われているのはほぼ確実であるにも関わらずまるで親子のような日常を見せられるもんだから全くついていけない。 ウォルフが反抗したりするシーンは特に見てて辛いですね、、、 ウォルフ役の子、表情の使い方が凄く上手くてそこに感動してしまいました。流石、監督がキャスティングディレクターだなと感じました。 終わった後の感情もハネケ監督の映画を観た時に近いけどまた違うものが残ります。あのシーンで終わってくれて良かった。 よく"小児愛者"ってすごーく変態扱いされますがそれって"同性愛者"を変態扱いするのとなんら変わらない気がするんですよね。ミヒャエルはやってることがやってることだけに非難の対象になるのはわかりますが全員が全員あんなことしてるわけがないのでそういう偏見をお持ちの方は見ても半分くらいの面白さしかわからないでしょうね。 あ、こんなシーンこのこの前でやっちゃうんだ!ってシーン。衝撃的ですがウォルフくんの返答がそっけなく唯一笑ってしまいました。
ご協力いただいたのゆうさん
ゆう 「もう21歳。男子。 アクションはあまりみません。洋画メイン。 ☆は僕の好みでの数なので面白さの数じゃありません。 H25年度から記録。」 性別:男 年齢:21 年間映画鑑賞数:150くらい 好きなジャンル:ヒューマンドラマ、サスペンス