2023年3月16日更新

映画『アルマゲドン』は何がひどい?結末ネタバレあらすじと突っ込みどころまとめ ラストシーンの生き残りは誰?

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映画『アルマゲドン』あらすじ

『アルマゲドン』 ブルース・ウィリス , ベン・アフレック , リヴ・タイラー
(C)Touchstone Pictures and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved

20世紀末。ひとつの小惑星が地球に接近していることが判明します。衝突すれば人類滅亡は免れません。 NASAが立案した作戦は、小惑星の内側に核爆弾を仕込んで爆破させ軌道を変えるというものでした。そこで小惑星に深部まで穴を掘ることができる「穴掘りのプロ」たち、すなわち石油採掘のスペシャリストが集められます。 石油会社「スタンパー・オイル」の社長ハリー・スタンパーは、部下のA.J.フロスト、娘のグレース・スタンパーらとともに作戦に参加。NASAのスペースシャトルクルー6人と合わせて計14人が小惑星へ飛び立ちますが……。 >『アルマゲドン』の何が“ひどい”?実は突っ込みどころの多い映画

映画『アルマゲドン』ラストまでのネタバレあらすじ

【起】人類滅亡のカウントダウン

大気圏を突入してきた流星群による事故が多発。人々が恐怖と不安に駆られる中、テキサス州に匹敵する大きさの小惑星が地球に接近している事がNASAの調査により判明しました。小惑星が地球を直撃するまで残り18日。衝突すれば地球に再び氷河期が訪れ、人類の絶滅は免れません。 小惑星の軌道を変え、衝突を回避する手段はたった1つ。誰かが降り立ち内部まで採掘し、中で核爆弾を爆発させるのです。石油採掘のスペシャリストとして知られるハリーと娘のグレースが、NASAに呼び出されます。 当初はハリーが宇宙飛行士に穴の掘り方を教える予定でしたが、ハリーは掘削には熟練された技とセンスと信頼のおける仲間が必要なことを説き、彼とその仲間である石油会社スタンパーオイルの社員8人が、訓練を受け宇宙へ向かうこととなります。

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【承】小惑星へ出発する作業員たち

わずか12日間の訓練を無事終え、宇宙に向かうことになった作業員たち。地球で最後の日になるかも知れない出発の前日は、外出許可をもらいそれぞれの夜を過ごします。 ハリーの部下A.Jは恋人のグレースに「帰ったら結婚しよう」とプロポーズ。2人の交際に反対し続けていたハリーは、その様子を影から見守っていました。 機密情報が漏れてしまい、NASAの打ち上げ基地に野次馬と報道陣が押し寄せます。2機のスペースシャトルに乗り込んだ6人のNASAの乗組員と8人の作業員は、全世界の希望と願いを背負い地球を飛び立ちました。

【転】難航する掘削作業

小惑星の裏側に辿り着いた2機は着陸を試みますが、そのうちの1機インディペンデンス号に隕石が当たり墜落。A.Jを含む生き延びたメンバーは掘削用車両に乗り仲間を探します。無事辿り着いたもう1機のフリーダム号に乗ったハリーたちでしたが掘削作業は難航していました。 残り時間が少なくなり、大統領は計画に見切りをつけ核爆弾のスイッチを押そうとしますが、表面だけを爆破させても意味が無いことをハリーとNASA職員が説得し、思いとどまらせます。

【結末】地球の運命は……?感動のラスシーン

やがてドリルが壊れ、絶体絶命となったところにA.Jたちが乗った掘削用車両が到着。作業は進み、あとは爆弾を設置しリモコンのスイッチを押すだけとなりました。しかしリモコンが故障してしまい、誰かが惑星に残り手動でスイッチを入れることに。 くじ引きの結果、A.Jが残ることになります。犠牲となる覚悟を決めたA.Jでしたが、直前で自分がその役割を果すと言うハリー。グレースのことを頼むと告げると、A.Jを宇宙船に乗せ帰らせます。 爆破スイッチを押す前に回線をつなげグレースと話をするハリー。今まで反発しあってきた父娘は最期に向き合い、愛していると伝えると、ハリーは起爆スイッチを押しました。 こうしてハリーの犠牲によって、地球の危機は救われました。帰還したA.Jとグレースは、ハリーら地球の未来のために犠牲となった乗組員たちの遺影の前で結婚式を挙げたのでした。

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感想・評価 涙なしでは観れないラストシーン

アルマゲドン
© Touchstone Pictures and Jerry Bruckheimer, Inc. All Rights Reserved
アルマゲドン』の総合評価
4 / 2人のレビュー
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30代男性

ブルース・ウィルスがとにかくかっこいい映画。ブルース演じるハリーと娘のシーンは誰もが感動する名シーンだと思う。個人的にはその直前のブルースとベン・アフレックのシーンも大好きだ。エアロ・スミスの曲も最高で、「これぞ不朽の名作!」って感じ。

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20代女性

とてもハリウッド映画的で王道的な展開ではあるものの、アクション、家族愛、恋愛、感動ドラマなど見どころたっぷりで150分じゃ足りないくらいです!しっかり登場人物に共感できるので、だからこそラストシーンには感動してうるっと来ました。

科学的に見るとひどい?実は突っ込みどころ満載な映画

『アルマゲドン』突っ込みポイント
  • 大規模な小惑星が衝突18日前まで見つからない
  • 石油採掘作業員が人類存続がかかった作戦を任される
  • スペースシャトルの中が無重力じゃない
  • スペースシャトルが自由自在に動く
  • 精密機器の不具合を叩いて直す
  • 宇宙空間なのに音や火、風がある

宇宙を舞台とした壮大なSF映画である本作ですが、実は突っ込みどころが満載で「科学的に間違っている」と指摘されるポイントが多い作品でもありました。 例えば「これだけ大規模な小惑星が、衝突18日前まで見つからないなんてありえない」「スペースシャトルをここまで自由自在に動かせるわけがない」など。人類の存続をかけたプロジェクトなのに機械の不具合を叩いて直すといった、科学の知識がなくても突っ込んでしまうシーンもあります。 そもそも、この作戦が実際に行われるとして、一般の石油採掘作業員が作戦を任されるなんてことあり得るのでしょうか?時間がない中で一般人に宇宙飛行訓練を施すより、宇宙飛行士に掘削技術を教えるほうが明らかに効率的です。 とはいえ『アルマゲドン』は、普通の父親が人類存続の鍵を握り任務に挑むという点や、親子や仲間のヒューマンドラマが見どころの作品。細かいところはあまり気にせずに楽しむことをおすすめします。

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映画『アルマゲドン』の登場人物・キャスト一覧

ハリー・スタンパー役/ブルース・ウィリス

本作の主人公ハリー・スタンパーは、石油会社「スタンパー・オイル」の三代目社長。チームをまとめて引っ張るリーダー的存在でした。しかしハリーは本作のラストで自分を犠牲にして核爆弾のスイッチを押し、爆発に巻き込まれて死亡します。 演じるのは、「ダイ・ハード」シリーズでおなじみのスター俳優ブルース・ウィリス。1980年代にテレビドラマシリーズでコメディ俳優としてキャリアをスタートさせ、1988年の『ダイ・ハード』で一躍スターに。 1994年にクエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』に出演し、アクションのみならず演技力の高さを世に知らしめました。『12モンキーズ』(1995年)、『フィフス・エレメント』(1997年)『シックス・センス』(1999年)など、話題の超大作へ多数出演しています。

A.J.フロスト役/ベン・アフレック

ハリーの部下である青年。優秀な石油掘りですが、無茶をしがちなところがあります。ハリーに反発することも多いものの、心の底では彼を尊敬していました。彼はくじ引きで小惑星に残って爆弾を爆発させる役割になるものの、ハリーの自己犠牲により生き残りました。 演じるのは俳優ベン・アフレック。子役としてキャリアをスタートさせ多くのテレビドラマや映画に端役として出演する一方、幼馴染で親友であるマット・デイモンと共同で脚本を執筆した『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(1997年)でアカデミー脚本賞を受賞しました。 2004年にはケヴィン・スミス監督の『世界で一番パパが好き!』で主演をつとめ俳優としても注目を浴びます。 監督と主演をつとめた『アルゴ』(2012)がアカデミー賞作品賞を受賞するなど、マルチな才能で知られる映画人です。

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グレース・スタンパー役/リヴ・タイラー

ハリーの娘であるグレースは、A.J.フロストの恋人でもあります。ハリーの仕事を手伝っており、今回の作戦では地球に残りNASAの管制室で様子を見守っていました。グレースも映画のラストまで生き残り、地球に帰還したA.J.フロストと結婚しています。 演じたのは女優リヴ・タイラー。彼女は本作の主題歌『ミス・ア・シング』を歌うロックバンド・エアロスミスのボーカルであるスティーヴン・タイラーの娘です。 モデルとして活動した後、アリシア・シルヴァーストーンと共に父スティーヴン・タイラーのビデオクリップに出演注目を浴び、本作のヒロインに抜擢されたことでブレイクしました。 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのアルウェン役としても有名です。

ロックハウンド役/スティーヴ・ブシェミ

ハリーの部下で、石油掘削メンバーの1人であるロックハウンド。自称・天才のキザな女たらしである彼は、22歳でMITで地質学と化学の博士号を取得した天才的頭脳の持ち主です。作戦実行中に精神のバランスを崩し錯乱したため拘束されてしまいますが、ラストまで生き残り無地地球に帰還しました。 演じたのは個性派俳優スティーヴ・ブシェミ。映画『デスペラード』(1995年)や『ファーゴ』(1996年)、『コン・エアー』(1997年)などの名作に出演し、近年も『デッド・ドント・ダイ』(2019年)などに出演し活躍しています。

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ベアー役/マイケル・クラーク・ダンカン

「ベアー」の愛称で呼ばれるJ・オーティス・カーリーンは、ハリーの部下で掘削作業員の1人。屈強な巨漢の黒人男性で、意外にも涙もろく感情的になりやすい性格です。隕石に衝突したスペースシャトル「インディペンデンス号」に乗っていたものの、不時着して作戦に参加し、ラストまで生き残りました。 演じたのは『グリーンマイル』(1999年)のコーフィ役でアカデミー助演男優賞にノミネートされたマイケル・クラーク・ダンカン。ブルース・ウィリスは本作で共演した彼を高く評価し、フランク・ダラボン監督に『グリーンマイル』のコーフィ役に彼を推薦しました。2012年9月に亡くなっています。

チック・チャップル役/ウィル・パットン

「チック」の愛称で呼ばれるチャールズ・チャップルは、ハリーが最も信頼を置く部下。空軍の特殊部隊に6年間所属した経歴を持つ、優秀なエンジニアです。映画ではラストまで生き残り、無地地球に帰還しました。 演じたのは「ハロウィン」シリーズなどで知られるウィル・パットン。映画『エントラップメント』(1999年)や『タイタンズを忘れない』(2000年)などに出演し、アカデミー賞作品賞にノミネートされた映画『ミナリ』では変わり者のポール役を演じていました。

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ウィリアム・シャープ空軍大佐役/ウィリアム・フィクナー

ウィリアム・シャープ大佐は、空軍所属の宇宙飛行のプロ。掘削の知識が乏しいため、初めはハリーと衝突する場面もありました。少しずつハリーを信頼するようになり、生き残って地球に帰還した後にはハリーの娘であるグレースに握手を求めました。 演じたのはクセのある役を演じることの多い俳優ウィリアム・フィクナー。本作と、ドラマ『プリズン・ブレイク』のアレクサンダー・マホーン役で有名になりました。映画『ダークナイト』(2008年)や『ミュータント・タートルズ』(2014年)などにも出演しています。

映画『アルマゲドン』はひどい?ネタバレあらすじをおさらい

映画『アルマゲドン』は壮大なSF・ヒューマンドラマ。1998年の作品ながら今見ても面白い、色褪せない名作です。 ネタバレでおさらいしてもう一度見たくなった方は、ぜひ突っ込みを入れつつ、豪華なキャストに注目しながら鑑賞してみてくださいね!