全「ジュラシック・パーク/ワールド」の見る順番は?シリーズのつながりを時系列・公開順に紹介
「ジュラシック・パーク/ワールド」を見る順番
「ジュラシック・パーク/ワールド」シリーズの順番 | |
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『ジュラシック・パーク』(1993年) |
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『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年) |
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『ジュラシック・パークⅢ』(2001年) |
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『ジュラシック・ワールド』(2015年) |
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『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年) |
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『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年) |
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「ジュラシック・パーク/ワールド」は公開順が時系列順
「ジュラシック・パーク/ワールド」シリーズは公開順と作中の時系列が同じ!そのため、そのまま公開順に観るのがおすすめですよ。
「ジュラシック・パーク/ワールド」シリーズは、1990年代が舞台の「ジュラシック・パーク」シリーズ(=旧3部作)と、2010年代が舞台の「ジュラシック・ワールド」シリーズ(=新3部作)の大きく2つに分けることができます。
「ジュラシック・ワールド」から見ても問題ない?
基本的には「ジュラシック・パーク」シリーズを観ていなくても、新3部作「ジュラシック・ワールド」は楽しめます。しかしオマージュなども多いため、旧3部作も観ておいたほうが楽しめるでしょう。 また、『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』には、『ジュラシック・パーク』のメインキャラクターが登場するので、こちらはできれば観ておくのがおすすめです。
最新作に最短で追いつくおすすめの順番は?
全作予習して最新作「新たなる支配者」に臨みたいけど、忙しくてそんなにたくさん観られない!という人もきっといるはず。 そんなあなたにおすすめの順番は1作目『ジュラシック・パーク』→4作目『ジュラシック・ワールド』→5作目「炎の王国」→6作目「新たなる支配者」。 シリーズ全作品の起点となる1作目『ジュラシック・パーク』はもちろんおさえておきたいところ。しかし2作目、3作目は“ジュラシック・パーク”のその後を描いているということもあり、「ジュラシック・ワールド」シリーズとの繋がりは少々希薄。 そこで忙しい人にはこちらの鑑賞法がおすすめです。
「ジュラシック・パーク/ワールド」のつながり・違い
「ジュラシック・パーク」シリーズは、1993年の『ジュラシック・パーク』から2001年に公開された『ジュラシック・パークⅢ』までの旧3部作と、2015年に公開された『ジュラシック・ワールド』から2022年に公開される最新作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』の新3部作に分けることができます。 タイトルに「パーク」がついているものが旧3部作、「ワールド」がついているものが新3部作ということですね。
旧・新3部作の共通点は?
- 世界観恐竜テーマパーク「ジュラシック・パーク」が舞台
- 一部登場人物「パーク」シリーズのメインキャラクターが「ワールド」最終作に登場
①世界観
「パーク」シリーズと「ワールド」シリーズの共通点は、その世界観です。旧3部作では、テーマパーク「ジュラシックパーク」は計画中でした。「ワールド」シリーズでは、すでに「ジュラシック・パーク」は人気観光スポットとなっています。
②一部登場人物
「パーク」シリーズの一部のキャラクターもひきつづき「ワールド」シリーズに登場。シリーズ1作目のヘンリー・ウー博士は新3部作1作目『ジュラシック・ワールド』と最終作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』に登場しました。最終作には、「パーク」シリーズ1作目の主人公3人が登場するなど、「パーク」シリーズからのファンにはたまらない内容になっています。
旧・新3部作の違い
- 主人公パーク開発に関わる科学者からパークを管理する軍人へ
- 恐竜との関係人間が恐竜を支配する体制から人間と恐竜の共存へ
- 作風パニックホラー/アクションからヒューマンドラマ要素が強く
違い①:主人公が研究者→軍人へ!
旧3部作では、恐竜を現代に復活させようとする研究者たちが中心に描かれました。最新のテクノロジーと生命倫理の対立といった科学の可能性と限界を根底に据え、彼らは自ら生み出した恐怖にどう立ち向かうのか。現代社会への警鐘となるストーリーが展開されます。 一方で新3部作では、主要人物が研究者から軍人へ。旧3部作からテーマは引き継いでいますが、主人公の設定が変わったことでより派手なアクションが展開され、見ごたえのある映像も魅力となりました。
違い②:恐竜との「共存」がポイント
新3部作の主人公は、ヴェロキラプトルの研究と調教をする元軍人のオーウェン・グレイディです。彼は恐竜は人間と対等の生き物として敬意を持って接しており、彼らと絆を結んでいきます。 旧3部作で研究者たちが恐竜たちを自分たちの支配下に置こうとしたのとは真逆の態度と言っていいでしょう。 彼は、恐竜を自らの利益のために利用しようとする人間たちと対立していきます。恐竜との「共存」を目指すオーウェンは彼らに立ち向かい、時代ごとに人間と恐竜の関係性は変化していくのです。
①『ジュラシック・パーク』(1993年)
キャスト | サム・ニール , ローラ・ダーン , ジェフ・ゴールドブラム |
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監督 | スティーブン・スピルバーグ |
製作総指揮 | キャスリーン・ケネディ , ジェラルド・R・モーレン |
あらすじ
最新のバイオ・テクノロジーによりクローンとして現代に甦った恐竜たち。島の中で恐竜たちを放し飼いにし、夢のテーマ・パークが現実のものに。 しかしコンピューターにより完全に制御されていたはずのテーマ・パークは、ライバル社と手を組んだコンピューター・グラマーによる陰謀のために、危険地帯へと豹変するのでした。 身を守るセキュリティーは解除され、電流の流れた防護フェンスはただの網となります。自由の身となった恐竜たちは、視察に来ていたアラン・グラント博士やマルコム博士、テーマ・パークを立ち上げたジョン・ハモンド氏やその孫たちに襲いかかります。 はたして彼らは島を脱出し、生き残ることが出来るのでしょうか。
見どころ
1993年当時の最先端のCG技術を使って、躍動感ある恐竜たちの世界を見事に表現した1作目。スティーブン・スピルバーグが監督を務め、主人公のグラント博士をサム・ニールが演じました。 シリーズを通して重要な役割を担っていくティラノサウルス・レックス(Tレックス)とヴェロキラプトル(ラプトル)が登場し、強烈な印象を残しています。
②『ロストワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)
キャスト | ジェフ・ゴールドブラム , ジュリアン・ムーア |
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監督 | スティーブン・スピルバーグ |
製作総指揮 | キャスリーン・ケネディ |
あらすじ
本作では、前作の悲劇から4年後の様子が描かれています。前作では恐竜のテーマ・パークを立ち上げるプロジェクトを企てていたハモンド氏でしたが、彼の会社は倒産寸前に追い込まれます。 このピンチを利用しハモンドの地位の座を奪ったのが彼の甥・ルドロー。 彼はジュラシック・パーク計画の再開をもくろみます。しかし4年前の事件以降さらに恐竜たちは繁殖を続けている状況。そんななか再び島へ向かったのは、ルドローや前作にも登場したマルコム博士たち。彼らを待ち受けていたのはさらにパワーアップした恐竜たちでした。
見どころ
本作でもスティーブン・スピルバーグが監督を務めましたが、マイケル・クライトンの原作からは大幅な変更が行われています。本作ではパークではなく「サイトB」という恐竜研究所が舞台に。 前作の事件の当事者だった数学者イアン・マルコムが主人公になり、ハモンドの甥ピーターがパークを再建するため恐竜を生け捕りにして商売に利用しようとします。前作よりも恐竜の種類が増えているのが見どころ。
③『ジュラシック・パーク III』(2001年)
キャスト | サム・ニール , ウィリアム・H・メイシー |
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監督 | ジョー・ジョンストン |
製作総指揮 | スティーブン・スピルバーグ |
あらすじ
前作の事件から4年後。事件のあったジュラシック・パークの視察へ行っていたアラン・グラント博士は助手のビリーと一緒に恐竜の研究をしていました。 そんな2人のもとに突然現れたのは、実業家を名乗るカービー夫妻。恐竜が存在するイスラ・ソルナ島のガイドを頼まれます。 悩んだ結果、グラント博士は報酬額につられ承諾。 上空を回るフライトのみの約束のはずが、飛行機は島に到着します。実は夫妻の本当の目的は、2か月前にこの島付近で行方不明になった息子のエリックを探すことだったのです。やがてグラント博士は生き残っていたエリックを見つけますが……。
見どころ
監督はジョー・ジョンストンに交代し、映画オリジナルのストーリーが展開した3作目。再びグラント博士が主人公となり、「神の真似事」を行うインジェン社を批判するなど、生命倫理のテーマがより濃くなっています。 巨大恐竜のTレックスとスピノサウルスが対決したり、プテラノドンが襲来したりと、恐竜同士の大迫力の戦いに注目したい1作です。
④『ジュラシック・ワールド』(2015年)
キャスト | クリス・プラット , ブライス・ダラス・ハワード |
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監督 | コリン・トレヴォロウ |
製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ , トーマス・タル |
あらすじ
舞台は『ジュラシック・パーク』から22年後のイスラ・ヌブラル島。崩壊したパークがある、イスラ・ヌブラル島はジョン・ハモンドの所有地からマスラニ社の所有地となりました。 マスラニ社は島で遺伝子工学により、新種の恐竜を次々につくり、新たに恐竜のテーマパーク「ジュラシック・ワールド」というリゾート施設を建設。多くの観光客が訪れる人気のテーマパークとなっていましたが、恐竜達が「ジュラシック・ワールド」の檻から逃げ出し……。 元海軍の軍人でヴェロキラプトルの行動を研究していたパークの管理人オーウェンは生存者達と島から脱出するべくあらゆる手を尽くします。
見どころ
4作目では前作から22年が経過し、パークはマスラニ社所有の人気観光施設「ジュラシック・ワールド」に生まれ変わっています。新たな主人公としてクリス・プラット演じるオーウェン・グレイディが登場。 遺伝子操作によって生み出された新種の恐竜インドミナス・レックスが登場するのも大きな特色。監督はコリン・トレボロウに変わり、前作から14年ぶりとあって、技術革新によって恐竜たちもよりリアルになっています。
⑤『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)
キャスト | クリス・プラット , ブライス・ダラス・ハワード |
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監督 | J・A・バヨナ |
製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ , コリン・トレヴォロウ |
あらすじ
前作の事件から3年、パークが崩壊した後も恐竜たちはイスラ・ヌブラル島で自由に生きていました。ところが島にある火山で噴火が起き、恐竜たちの命は危機にさらされます。 ジュラシック・ワールド元管理者のクレアは島の恐竜たちを救出するため、ハモンドのビジネス・パートナーだったロックウッドに援助を要請。恐竜監視員だったオーウェン・グレイディを雇って、探検隊とともに島へ向かいました。
見どころ
前作に登場したラプトルのブルーとオーウェンの友情に再び胸熱くなる本作。また、前回ラグーンの底に沈んだインドミナス・レックスの骨をロックウッド財団が引き揚げ、新たなハイブリッド恐竜インドラプトルを生み出すのです。 インドラプトルはさらに高い知性と攻撃性を持った「最強の新種」として、オーウェンたちの前に立ちはだかります。ブルーとインドラプトルの対決は最大の見どころ!監督はJ・A・バヨナが務め、前作の監督コリン・トレボロウは脚本と製作総指揮を担当しました。
⑥『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)
キャスト | クリス・プラット , ブライス・ダラス・ハワード |
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監督 | コリン・トレヴォロウ |
製作総指揮 | スティーヴン・スピルバーグ , コリン・トレヴォロウ |
あらすじ
前作で恐竜が放たれてから4年。恐竜が全世界を闊歩するなか、人類はいまだ彼らと安全に共存する方法を見出だせずにいました。 そんななか、恐竜の保護活動を続けながら人里離れた山小屋で暮らしていたオーウェンたちのもとに、あるときヴェロキラプトルのブルーが子どもを伴って現れます。しかしその子どもが何者かによって誘拐されてしまい、彼らは救出に向かうことに。 一方エリー・サトラー博士は、ある目的で恐竜の研究を続ける巨大バイオテクノロジー企業を追っていました。そんな彼女の元にグラント博士が駆けつけ、彼らはマルコム博士にも協力を求めます。
見どころ
本作最大の見どころの1つは、旧3部作で中心的役割を担ったグラント博士役のサム・ニール、エリー・サトラー博士役のローラ・ダーン、マルコム博士役のジェフ・ゴールドブラムの本格復帰です。 マルコム博士は前作「炎の王国」にも登場していましたが、今回は3人そろってオーウェンたちと協力し、困難に挑んでいきます。“レジェンド”とともに危機に立ち向かうことになったオーウェンのはりきりっぷりにも注目です。 また本作では、新3部作1作目『ジュラシック・ワールド』でメガホンをとったコリン・トレボロウが監督に復帰。スティーブン・スピルバーグも引き続き製作総指揮を務め、壮大なシリーズの終幕にふさわしい作品となりました。
「ジュラシック」シリーズの興行収入ランキング
興行収入ランキング
- 第1作「ジュラシック・パーク」(1993年)約128億5000万円
- 第4作「ジュラシック・ワールド」(2015年)約95億3000万円
- 第2作『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年)約95億円
- 第5作『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018年)約80億7000万円
- 第3作『ジュラシック・パークIII』(2001年)約51億3000万円
- 第6作『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』(2022年)約63億2200万円
「ジュラシック・パーク/ワールド」シリーズの順番・あらすじを復習しよう
現実には絶滅した恐竜たちを、革新的な技術でスクリーンに蘇らせた「ジュラシック・パーク」シリーズ。1・2作目で監督を務めたスティーブン・スピルバーグはシリーズからは離れず、全作品で製作総指揮を担って常に新しいものを創り出してきました。 当初は「ジュラシック・ワールド」三部作の完結編といわれていた「ドミニオン」もどうやら“終わり”ではなく“始まり”のようで、シリーズのプロデューサーであるフランク・マーシャルによれば「新しい時代の幕開け」とのこと。シリーズの今後の展開に大きな期待が寄せられています。