2018年9月19日更新

映画『検察側の罪人』あらすじ・キャスト・原作ネタバレ【木村拓哉×二宮和也の豪華W主演!】

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映画『検察側の罪人』で豪華ジャニーズキャストが夢の共演!

元SMAPの木村拓哉と嵐の二宮和也というジャニーズを代表する2人による夢の映画共演がついに実現します。雫井脩介のよる傑作リーガル・サスペンス小説を原作に、原田眞人監督がメガホンをとる映画『検察側の罪人』が2018年8月24日に公開されます。 これまで事務所のポリシーにより、SMAPと嵐の共演はNHK紅白歌合戦など特別な場合をのぞき、映画やドラマでは皆無でした。そんな中、それぞれのメンバーの中でもとりわけ演技力に定評のある2人が、スクリーンで初共演するというニュースは、大きな衝撃をもって迎えられています。 なんでも原田監督が原作を読んで2人のキャスティングをイメージし、ダメ元でオファーしたのだとか。昨年末のSMAP解散も、2人の共演がついに可能になった理由の一つだと言われています。ここではそんな映画『検察側の罪人』に関する情報をまとめてみます。

【ネタバレあり】視聴後のユーザーの感想まとめはこちら

『検察側の罪人』のあらすじは?

東京地検刑事部に所属する有能なエリート検事である最上毅。そのもとに、かつて教官時代の教え子だった若手検事の沖野啓一郎が配属されてきます。沖野は、実力があり周囲の人望も厚い最上を師と仰ぎ、正義感に燃えて仕事に取り組んでいましたが、ある事件が2人の関係性を根底から変えてしまうことに。 東京都大田区で発生した老夫婦殺害事件。最上が辿り着いたのは、ある一人の容疑者。かつて女子中学生殺人事件の重要参考人となりながら有罪に至らず時効を迎えていたその男・松倉重生が真犯人だとにらみ、最上は立件に執念を燃やすのです。 ところが、そんな最上の捜査に沖野は疑問を抱いて反発を覚え、やがてその関係は子弟から対立する立場へと変貌していくのです。東京地検を舞台に、真の正義とは何なのかをテーマとして、2人の検事の壮絶な対峙が描かれます。

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映画『検察側の罪人』でエリート検事・最上毅を演じる木村拓哉

最上毅/木村拓哉

木村拓哉は、SMAP在籍時から俳優としての活躍には突出したものがあり、数々の伝説的ドラマや名作映画に主演してきました。それは2016年12月31日のSMAP解散後も変わることはありません。2017年1月にはTBS系列「日曜劇場」枠で放送された連続ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』で外科医・沖田一光に扮し、さすが安定した視聴率を記録しました。 映画では、沙村広明の人気コミックを原作とした実写映画化作品『無限の住人』が4月29日に公開されたばかり。江戸時代を舞台に、両親を殺された少女の敵討ちに手を貸す不老不死の男・万次を演じています。5月17日から開催の第70回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品が決定している超話題作です。 映画『検察側の罪人』により、SMAP解散後ソロとなって初めて撮影そのものに挑むことになる木村拓哉。検事役と言えば、木村の代表作の一つである『HERO』シリーズの久利生公平役も有名ですが、本作ではまた違った検事像を演じてくれるはずです。

対する若き検事・沖野啓一郎を演じるキャストに二宮和也

沖野啓一郎/二宮和也

日本を代表するアイドルグループとなった嵐の中でも際立って演技力に定評のある二宮和也。その活躍は国内にとどまらず、2006年にはクリント・イーストウッド監督による映画『硫黄島からの手紙』で主要キャストの西郷昇役を演じ、ハリウッドデビューを果たしました。国内でも2016年の映画『母と暮せば』の福原浩二役で、日本アカデミー賞やキネマ旬報の最優秀主演男優賞を受賞しています。 そんな二宮の本作に先立つ作品は2017年11月3日に公開が控えた主演映画『ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』です。田中経一の小説を原作に、『おくりびと』の滝田洋二郎がメガホンをとり、消えたレシピ解明に挑む絶対味覚を持つ料理人・佐々木充の姿を描きます。 ドラマは2016年1月のスペシャルドラマ『坊っちゃん』以後目立った作品がなく、ファンにとっては二宮の演技が堪能できる2本の最新映画が控えているのは大変楽しみです。木村拓哉との初共演に、二宮自身興奮を隠せない模様で、「木村さんの全てに身を委ねてきます」という公式コメントを発表しています。

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映画『検察側の罪人』のヒロインに吉高由里子

橘沙穂/吉高由里子

木村×二宮の注目映画のヒロインは、吉高由里子が演じることになりました。吉高が演じるのは検察事務官の橘沙穂。誰にも言えない秘密を抱えており、物語を左右するキーパーソンとのことです。 吉高が原田組に参加するのは本作が初めて。木村拓哉、二宮和也やその他実力派共演者のキャストとチームワーク良く撮影に臨みたいと語りました。

主演に劣らない!実力派キャストが集結!

諏訪部利成/松重豊

裏社会で銃などを売りさばくブローカー・諏訪部利成に扮するのは、『孤独のグルメ』で遅咲きブレイクとなった松重豊です。 松重は原田の初監督作品『さらば映画の友よ インディアンサマー』を高校時代に映画館に観に行ったことに思いを馳せ、そんな原田監督とタッグが組めることに驚いたとコメントしました。

白川雄馬/山崎努

原田監督作品『駆込み女と駆出し男』や『日本のいちばん長い日』など、原田組常連の山崎努。『検察側の罪人』にも出演します。 本作で演じるのは大物弁護士・白川雄馬は依頼人の人権を守る姿勢で裁判に挑む人権派弁護士です。共演者、スタッフにも手ごたえを感じているよう。山崎が扮する白川に注目です。

弓岡嗣郎/大倉孝二

凶悪殺人犯の容疑者・弓岡に扮するのは大倉孝二。原田組に参加できて光栄とコメントしつつ、萎縮しないように頑張ると意気込みを見せました。 また大倉は過去に2度木村拓哉と共演しているため、2人の掛け合いにも注目が集まります。

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松倉役は誰?バラエティ豊かなキャストが『検察側の罪人』に参戦!

実力と個性を兼ね備えたキャストが出演する映画『検察側の罪人』。脇を固める出演者もバラエティ豊かです。 最上が真犯人だと睨む松倉重生を演じるのは朝ドラ『半分、青い。』での東濃弁が評判となった酒向芳(さこうよし)。平幹二朗を父にもつ平岳大(たいらたけひろ)は、木村扮する最上の決断に影響を及ぼす国会議員の丹野を演じます。個性的キャラクターで知られる八嶋は、二宮扮する沖野と協力し共に闘う弁護士・小田島に。 その他にも『ケイゾク』や『華麗なる一族』で知られる俳優・矢島健一やTEAM NACKのメンバー・音尾琢真、ドラマ『ST 赤と白の捜査ファイル』にレギュラー出演している女優・芦名星、2011年に行われた東宝シンデレラオーディションで見いだされた山崎紘菜らが名を連ねます。

監督を務めるのは『わが母の記』の原田眞人

俳優として映画『ラストサムライ』に出演したこともある原田眞人は、1949年7月3日、静岡県生まれ。ロスで監督修行して帰国後、1979年に『さらば映画の友よ インディアンサマー』でデビューします。その後は寡作ながら、『バウンス ko GALS』『日本のいちばん長い日』など秀作を世に送り出してきました。 2012年に監督した映画『わが母の記』では、役所広司と樹木希林を主演に迎えて老いた母子の切ない姿を描き、第35回モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリを受賞しています。

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映画『関ヶ原』ではV6岡田准一とのタッグも

2017年は、原田眞人が監督を手掛け、司馬遼太郎の同名歴史小説を映画化した大作『関ヶ原』が公開されました。 日本史に刻まれた天下分け目の戦いである「関ケ原の戦い」を描く本作では、同じくジャニーズのV6・岡田准一を主演に迎え、2人の初タッグが大きな話題を呼んでいます。

『検察側の罪人』の原作者・雫井脩介作品は、すでに2作品が映画化!

雫井脩介(しずくいしゅうすけ)は、2000年、第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した『栄光一途』でデビュー。2004年に発表した『犯人に告ぐ』は、同年の「週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、『検察側の罪人』も2013年の第4位に選ばれるなど、人気と実力を兼ね備えた作家です。 作品は複数がドラマ化されたほか、映画化されるのも本作で3作目に当たります。2007年に沢尻エリカ主演で映画化された『クローズド・ノート』は、それまで特徴としていたサスペンスに恋愛要素を加えた新境地の作品として注目されました。 同じく2007年には『犯人に告ぐ』が豊川悦司主演で映画化されています。

【ネタバレ注意】『検察側の罪人』の原作を紹介!

映画『検察側の罪人』の原作となったのは、2012年から2013年にかけて『文藝春秋』に連載された、雫井脩介による同名の小説です。 事件の「時効」というものを主軸に置いて、物語が展開していきます。司法の世界をリアルに描くため、執筆にあたっては、元検察官の郷原信郎への協力を仰いだとのことです。現在の司法制度の負の部分を描いた「すぐれた司法ミステリー」と評されています。

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小説のあらすじネタバレ

エリート検事である最上毅は、かつて自分が担当した女子中学生殺人事件の容疑者とされた松倉という男を有罪に追い込むことができないまま時効をむかえた苦い経験をずっと引きずっていました。 ところが数年後に起きた老夫婦殺害事件の容疑者リストに、その犯人の名前を見つけたのです。最上は、今度こそ、亡くなった女子中学生の無念を晴らしたい一心で、松倉を追いかけます。 しかし、最上は完全に冷静さを欠いており、老夫婦殺害事件の真犯人が見つかっていながら、自身が罪を犯してでも松倉を犯人に仕立て上げようとします。 一方、最上を尊敬する後輩検事、沖野啓一郎は、最上の追求する「正義」に疑問を持ち始め、検事の職を辞して最上との真っ向勝負に挑みます。 結果、沖野は最上を罪に問うこととなりますが、本当に自分の取った行動は正しかったのかと悩み、苦しみます。最上に面会した沖野は最上の弁護を申し出ますが、最上の温かい言葉によって拒絶されるのです。 検事としての「正義」を追求した最上と、人間としての「正義」を追求した沖野。みなさんは、どちらが「真の正義」だと思いますか。

映画『検察側の罪人』の公開日は2017年8月24日!

原田監督自身が、「クセのある脇役をずらっと並べて2人にぶつけるのも見せ場」とコメントしている通り、カギとなる犯人の松倉重生役はもちろん、キャストの演技に注目が集まる作品となりそうです。 公開は2018年8月24日。今後順次アップデートされるであろう情報を楽しみにして待ちましょう。