2017年7月21日更新

ネタバレ注意!『ジョン・ウィック:チャプター2』のトリビア&製作秘話10選【マトリックスとの意外な共通点とは!?】

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『ジョン・ウィック:チャプター2』の驚愕のトリビア!【ネタバレ注意!】

2014年にアメリカで公開され、2015年秋に日本でも公開されたアクション映画『ジョン・ウィック』が続編となって帰ってきました。 『ジョン・ウィック:チャプター2』は公開当初から辛口で有名なアメリカの映画評論サイト「ロッテン・トマト」や映画情報総合サイト「インターネット・ムービー・データベース」でも高評価を叩き出しています。 この記事では本作のトリビア10のトリビアをご紹介します。

1:ほとんどのアクションシーンをキアヌ本人が演じた!

2017年9月2日で53歳になるキアヌ・リーブス。 そんな彼は、今作で敵であるキャシアンと階段を下りながら戦闘する場面と、ジョンが車に当てられる場面のみスタントマンを起用し、それ以外の場面はキアヌ本人が自ら演じていたと言われています。 前作同様、アクションシーンが大きな見どころでもある『ジョン・ウィック:チャプター2』ですが、実にアクションシーンの95%をキアヌ本人が演じていたとは驚きです。

2:ジョン・ウィックを演じるための徹底したトレーニング!

ジョン・ウィックは誰もが恐れた元殺し屋、しかも殺し屋を殺す最強の殺し屋なので、銃さばきや戦闘シーンも相当のレベルが求められます。 そのため、キアヌ・リーブスはこの役を演じるにあたり3か月間トレーニング期間を設けて身体を鍛え上げたそうで、柔道や格闘技の一種であるブラジリアン柔術、射撃術や車の走行術などのトレーニングにはげんでいました。 特に今作はガン・アクションが満載のため、キアヌは射撃の国際大会優勝経験者タラン・バトラーのもとで射撃術を学んだのだそうです。

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3:ジョン・ウィックのタトゥの意味

ジョン・ウィックの背中には文字が記されたタトゥがあります。 このタトゥはラテン語で、“Fortis Fortuna Adiuvat”と彫られており、“幸運は勇者を好む”という意味だそうです。 悲しみや怒り、孤独の中でもその場に佇むのではなく、己の信念を貫くために戦うことで勝利や自分の道を見出すジョンの生き様を表すフレーズですよね。

4:『マトリックス』のスタントダブルが監督!?

キアヌ・リーブスといえば『マトリックス』シリーズを思い浮かべる人がかなり多いのではないでしょうか。 彼を一躍世界的大スターの座に押し上げた『マトリックス』ですが、『ジョン・ウィック』シリーズはある意味『マトリックス』があったからこそ制作されたともいえるのです。 というのも、映画『ジョン・ウィック』の監督チャド・スタエルスキは、スタントマン、スタントダブル、アクションコーディネーターであり、『マトリックス』三部作ではキアヌ演じるネオ役のスタントダブルを担当しています。 『マトリックス』以後もキアヌの演じる役のスタントを担当することがあったことで二人は元々交流も長く、そんな彼に『ジョン・ウィック』の脚本を読んで気に入ったキアヌが映画化できないかとチャドに掛け合ったのです。 アクションシーンがとても多いけれど中だるみせずに楽しめる理由の大きな一つは、監督がアクションのプロだからということもありそうですね。

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5:14年ぶりの共演にファンも本人も大喜び!

『ジョン・ウィック:チャプター2』から登場した、裏社会の組織を束ねる支配者ボワリー・キング。絶対的権力者であり、窮地に陥ったジョンが頼ったのが彼でしたが、そんなボワリーを演じたのは俳優のローレンス・フィッシュバーンです。 ローレンスは、『マトリックス』シリーズで伝説的にして正体不明のハッカー、モーフィアスを演じており、キアヌとローレンスは『マトリックス』シリーズ以来の共演。 二人が並ぶ姿を再び観られることに、『マトリックス』シリーズのファンも喜んでいる様です。 キアヌ自身も、過去に共演したことがあり、そして長年仲の良い友人である彼と再び共演できることは嬉しく、実際の撮影現場でも彼を“モーフィアス”だと思ってしまうこともしばしばあったそうです。 ちなみに、ローレンスはボワリー役の話しをキアヌから聞いたそうですが、脚本を読んだ時点で出演することを即決したのだそうです。

6:ルビー・ローズ演じるクールビューティーな暗殺者の名前とは!?【ネタバレ注意!】

女優ルビー・ローズ演じる、イタリアの犯罪組織カモッラの幹部サンティーノ・ダントニオのボディーガードかつ暗殺者アレス。彼女は今作から登場した人物ですが、劇中ではその名前が一度も登場せず、エンド・クレジットでようやく名前がはっきりと登場します。 しかし、劇中でボワリーのアジトで彼女の写真と共にほんの少しだけ名前も映しだされたことには気づきましたか? 劇中では一切名前を明かされずミステリアスそのものなアレスですが、見つけられなかった方は是非、目を凝らして鑑賞してみてください。 公開前からクールビューティーでジェンダーレスな風貌が話題となっていたアレスですが、劇中でも期待を裏切らない扱いでしたね。

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7:ロシア人ではないけれど......。

前作ではジョンの元雇い主で彼を追い詰めたロシアン・マフィアのヴィーゴ・タラソフ。『ジョン・ウィック:チャプター2』では亡き彼の弟で現在のロシアン・マフィアのボスであるアブラム・タラソフが登場します。 ロシア語を流ちょうに話す場面もありましたが、ヴィゴを演じたミカエル・ニクヴィストとアブラムを演じたピーター・ストーメア は二人ともスウェーデン人です。 また、アブラム役のピーターはキアヌと共演した回数が今作の関係者でも最も多い4回目であり、これまで『コンスタンティン』、『フェイク・クライム』、そしてテレビ番組『スウェディッシュ・ディックス(原題)』で共演しています。

8:『マトリックス』との意外な共通点?

舞台が現代ですので、携帯電話が度々登場する今作。ジョンはApple社のiPhoneを使用していますが、今作に登場するジョンの敵カシアンらが使っている携帯電は、ノキアのNOKIA 8800という携帯電話です。 2005年に発売されたこの携帯電話は現代が舞台にしては少々前の商品ですがこれには訳があります。というのも、キアヌの代表作『マトリックス』シリーズに登場するのはこれの旧モデルであるNOKIA 8110なのです。 情報がモノを言う社会に最新のモデルではない携帯電話を登場させた点には、『マトリックス』シリーズを意識したのか思い起こさせるものがありますよね。

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9:伝説の“鉛筆殺し”が映像で観られる!

前作で、ロシアン・マフィアのボス、ヴィーゴが、ジョンが伝説の殺し屋となった理由に、鉛筆たった一本でその場にいた3人を殺したから、というエピソードを話していました。 そして、『ジョン・ウィック:チャプター2』では実際に鉛筆一本で2人を殺すジョンを見ることができます。前代未聞かもしれないこの“ペンシル・アクション”、ただの人間ではなく、プロ殺し屋2人をたった一本の鉛筆で殺すのですから、ジョン・ウィックがマフィアも恐れる伝説の殺し屋であることが、これだけでもわかりますね。

10:『ジョン・ウィック:チャプター2』の続編は?【ネタバレ注意!】

愛犬と共に殺し屋の襲撃から逃れるために逃亡してエンドロールを迎えた『ジョン・ウィック:チャプター2』。終わり方は更なる続編の存在を示唆させるものでした。 監督チャドをはじめとする制作陣はすでにシリーズ最終作品となる3作目の製作段階に入っており、2017年6月には今シリーズの脚本家デレク・コルスタッドが、3作目の脚本に着手しはじめたそうです。 シリーズ最終作品となる3作目は、殺し屋ジョン・ウィックの冒険が終わる、というものになるのではないかと推測されている様で、どういう意味合いでの終わりを迎えるのか、また、今シリーズではジョンにとってのキーポイントとなる愛犬の存在が3作目ではどうなるのか、など気になるポイントが多くあります。 今後も『ジョン・ウィック』シリーズの動向から目が離せません。