2017年7月22日更新

サム・ニール出演おすすめ映画8選【『ジュラシック・パーク』のグラント博士役】

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個性的な役柄をこなし、ジェームズ・ボンド役候補にも挙がったサム・ニール

1947年に北アイルランドで生まれたサム・ニールは、大学時代から演劇活動に勤しみ、卒業後は映画監督として活動します。1977年に俳優デビューし、79年のオーストラリア映画『わが青春の輝き』出演を機に、ハリウッドに招かれ『オーメン 最後の闘争』で悪魔の子・ダミアン役に抜擢されました。 その後、テレビや映画で個性的的な役柄をこなしたのち、93年のスティーヴン・スピルバーグ監督作『ジュラシック・パーク』でさらにその知名度を上げました。その知的かつ端正な容姿から、『007』シリーズの4代目ジェームズ・ボンドの候補に名を連ねたこともあります。

『我が青春の輝き』(1979年)

19世紀末の開拓時代のオーストラリアで暮らす少女シビラは、あらゆる束縛をされずに自由に生きようと、生涯結婚をしないと心に決めていました。しかし偶然出会った牧場主の息子ハリーに、その性格を好かれてプロポーズを受け、迷いが生じます。 オーストラリア文学史上において名高い女性作家マイルズ・フランクリンの半自伝小説の映画化。自由奔放に生きる女性が体験する愛と内面の葛藤が描かれています。 奔放な性格のシビラを愛し続けるハリーを演じたサム・ニールの瑞々しい演技が高く評価され、後々彼のハリウッド進出のきっかけとなりました。

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『ポゼッション』(1981年)

単身赴任を終えて戻ってきたマルクは、妻のアンナが家事を疎かにしたり夜に外出したりといった不審な行動に驚きます。やがてマルクはアンナの不倫を察知しますが、それとは別に彼女の行動が常軌を逸したものとなっていく裏に、何か得体の知れないものに憑りつかれていると知ります。 妻アンナと小学校教師の二役を演じたイザベル・アジャーニがカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝きました。一方で、魔物の妄想に悩まされ狂気に陥る妻を救おうと奮闘するうちに、自身の言動もおかしくなっていく夫マルクを演じた、サム・ニールの七変化ぶりにも注目です。

『オーメン/最後の闘争』(1981年)

32歳になった“悪魔の子”ダミアンは、企業家にしてアメリカ大統領顧問となっていました。そんな駐英大使としてイギリスに渡ったダミアンの暗殺を目論み、イタリアから7人の修道僧が派遣されます。しかし逆に彼らを一人ずつ抹殺していくダミアン。そこにダミアンへの密着インタビューをしようと、ニュースキャスターのケイトが近づき……。 悪魔の子ダミアンが周囲に怪奇現象を巻き起こしていくという、全世界にオカルトブームを巻き起こした1976年の『オーメン』の第3弾。成人したダミアン役を探していたプロデューサーが、『わが青春の輝き』に出演していたサム・ニールを観て抜擢。結果的にサムのハリウッド初進出作となりました。

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レッド・オクトーバーを追え!(1990年)

ソ連の原子力潜水艦レッド・オクトーバー号がラミウス艦長の指揮の下、突如アメリカへと進路を変える事態が発生。CIAのアナリスト、ジャック・ライアンがその真相解明に乗り出しますが、アメリカとソ連から同時にレッド・オクトーバー号撃沈の発令が出ます。かたやレッド・オクトーバーの乗組員の中に破壊工作員がいることが判明し……。アメリカに接近するソ連潜水艦の目的とは果たして何なのでしょう? 軍事サスペンス物を得意とする小説家トム・クランシーが生んだ、「ジャック・ライアン」シリーズの第1作を映画化。ショーン・コネリーが演じたラミウス艦長を補佐すべく、副長のボロディンを演じたサム・ニールのサポートぶりが光ります。

『ピアノ・レッスン』(1993年)

19世紀半ばのニュージーランドに、入植者のスチュワートに嫁ぐために一台のピアノを伴って娘のフローラと移住してきた、ろうあ者のエイダ。しかしそのピアノをスチュワートに浜辺に捨てられたエイダは、浜辺にピアノを弾きに行くようになります。そんなピアノの音色に惹きつけられたマオリ族と暮らす男ベインズは、ピアノをスチュアートから自分の土地と交換して手に入れたの機に、三角関係へと発展します。 アカデミー賞で脚本賞、エイダ役のホリー・ハンターが主演女優賞、フローラ役のアンナ・パキンが助演女優賞をそれぞれ受賞した恋愛ドラマ。サム・ニールは本作で、エイダに辛く当たりながらも本心では愛する夫スチュワートを印象的に演じています。

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『ジュラシック・パーク』(1993年)

遺伝子工学で蘇らせた恐竜が生息するテーマパーク「ジュラシック・パーク」を運営しようとするハモンド財団の創立者ジョン・ハモンドは、生物学者のグラントに視察を依頼します。このプロジェクトに一抹の不安を感じるグラントでしたが、蘇った恐竜を目の前にし心躍るのでした。しかし、ライバル会社の産業スパイとなったパークのセキュリティ担当者が企てた陰謀により、パーク全体にトラブルが生じ……。 世界最高の映画監督スティーヴン・スピルバーグが、製作当時まだ目新しかったCG技術を駆使してリアルな恐竜を再現。全世界で大ヒットとなりシリーズ化されました。サム・ニールが、恐竜に目がない童心たっぷりなグラント博士を魅力的に演じています。

『マウス・オブ・マッドネス』(1995年)

失踪したホラー作家サターの捜索を依頼された保険調査員のジョンは、サターの小説に出てきた架空の町に彼がいると判断し、車を走らせます。しかしその道中で起こる不可解な出来事に遭遇するうち、ジョンはサターの新作「マウス・オブ・マッドネス」にちなんだ陰謀に迫っていくことに……。 現実と小説世界の区別がつかなくなっていく恐怖をテーマとした、ホラー映画の巨匠ジョン・カーペンター監督作品。現実とフィクションが渾然一体となっていく心理サスペンスとなっています。ジョンを演じたサム・ニールの、次第に自我を失っていく演技が必見です。

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『イベント・ホライゾン』(1997年)

2040年、人類は銀河を探索できる宇宙船「イベント・ホライゾン」号を完成させ、発信させます。しかしホライゾン号は、海王星の付近で消息を絶ってしまうのでした。その7年後、突如としてホライゾン号からの信号が受信されたことにより、乗組員救出のためにクルーが編成されます。しかし、彼らがいざホライゾン号で目にした物は、得体の知れない恐怖でした……。 『バイオハザード』シリーズで名を馳せたポール・W・S・アンダーソン監督が手掛けた、宇宙船という限定空間で発生する恐怖を描いたSFホラー。サム・ニールはホライゾン号の設計者にして、事態の真相を知るウェアー博士を演じています。

『ジュラシック・パーク3』(2001年)

8年前のジュラシック・パークでの事件で有名になるも、相変わらず発掘費用に困窮していたグラント博士はある日、裕福な経営者夫妻から、恐竜のクローン生産拠点だった小島への遊覧飛行への同行を依頼されます。しかし夫婦の真の目的は、2ヶ月前に島で行方不明になったとされる息子の捜索でした。そしてその島には、以前よりも狡猾で残忍に進化した恐竜たちが待ち構えていたのでした。 シリーズ2作目『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』では登場しなかったグラント博士が本作で再登場、引き続きサム・ニールが続投しました。監督はスピルバーグに代わり、『ジュマンジ』のジョー・ジョンストンが担当しています。

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『マイティ・ソー バトルロイヤル』【2017年】

マーベルコミック原作のスーパーヒーロー、マイティ・ソーを主人公とした単独作の第3弾。新たな敵となる死神ヘラによって最強の武器ムジョルニアを失った上に故郷アスガルドを破壊されたソーが、囚われの身となってしまいます。 ハルクやドクター・ストレンジといった、ほかのマーベルヒーローの参加も発表されている本作にもサム・ニールも出演しています。2017年7月時点ではその役柄が明らかにされていませんが、かなり重要な役どころになるのではと予想されます。 マーベルヒーロー、マイティ・ソーを襲う史上最強の敵とは!?日本では11月3日から公開予定です。