『銀魂』の"マダオ"こと長谷川泰三が不憫なおっさんすぎる

2017年8月9日更新

『銀魂』の中ではまるでダメなオッサンとして弄られている長谷川泰三。そんな、まるでダメなオッサン略してマダオですが、彼にも輝かしい過去がありました。どうしようもないけれど、意外と情に厚くて優しい長谷川のキャラクターに迫ります。

『銀魂』のまるでダメなおっさん略して"マダオ"こと長谷川泰三

通称マダオ、こと長谷川泰三は週刊少年ジャンプ連載中の漫画及びアニメーション作品『銀魂』に登場するキャラクターの1人です。元々はエリート公務員だったのですが、ある時上司に反旗を翻し、職と妻を失い「まるでダメなおっさん」略して「マダオ」となりました。 しかし、この事をきっかけに、鼻につくプライドの高いエリートキャラから、人情味のある憎めないキャラとして描かれるようになり、銀時とは年の離れた悪友のようになっています。作中では年齢は38歳と登場人物の中では比較的年が上であるため、主に長谷川さん、と呼ばれています。 また、常にサングラスを着用しており、これは長谷川のトレードマークともなっています。

何故長谷川泰三はマダオになってしまったのか

元々は幕府の入国管理局局長でありエリート官僚で、銀時とは天人であるハタ皇子の護衛についている時に遭遇しました。その際、ハタ皇子のペットが新八に襲い掛かり、長谷川が自分の任務を放棄してハタ皇子を殴り飛ばしたことからクビになってしまいました。 後程、この事について「一時のテンションに身を任せたからだよ」と神楽に語っているシーンがある事から、物語上は銀時に乗せられて殴ってしまった、と捕えられている様です。そこから妻にも逃げられ、家も失った長谷川。職につこうと奮闘するも、銀時たちの所為で失職する事が多く、現在は路上生活を送っています。

長谷川泰三の主成分はサングラス?

長谷川はサングラスを愛用しており、これは彼のトレードマークともなっています。時々外すこと、もしくは強引に破壊されることもあるのですが、基本的に常に着用しており、サングラス自体も作品の中で人権を得ています。そのため、時にはサングラスの方が長谷川本体、といった弄り方をされることも。 就職活動に励んでいた頃はサングラスを己の分身のように扱っており、外したら自分がなくなってしまう、と外すことを強く拒否。その後一念発起し、サングラスを外して別人のような爽やかキャラになったこともありましたが、最終的にサングラスを掛けたいつものマダオに戻って行きました。

マダオこと長谷川泰三のモデルになった人物は?

長谷川のモデルとなっている人物は時代劇『鬼平犯科帳』の鬼平のモデルともなっている長谷川宣以という人物です。幼名が銕三郎、あるいは銕次郎という名であったことから、若い頃は本所の銕というあだ名をつけられて恐れられるワルだったようです。 町奉行の役にも付いた事があるのですが、遊郭に通い詰めてお金を使い果たしてしまったり、国のお金を銭相場に投じるなど、無茶な行いをした経緯があるため、出世はしたものの人望には今一つ欠けていた人物であったと伝えられています。こちらもなかなかのマダオですね。

これぞ、マダオの名言!

母ちゃん、俺、今、真直ぐ立てているか?

長谷川がまだエリート官僚だった頃の心の言葉です。この前の言葉には「背筋伸ばして生きる?そういやおふくろもよく言ってたな。背中まがってるぞ、しゃんと立てって……」という言葉が入ります。 これは銀時が国の危機よりも新八の命を優先し「国の事なんぞ知らない。背筋伸ばして生きてくだけよ!」という言葉に呼応した心の声です。職務に囚われるるよりも、もっと大切なことがあるのだと長谷川が感じた瞬間でした。結果的に、この出来事によって職を失ってしまいますが、銀時のまっすぐな様子を見て心に響くものがあったのでしょう。

俺が恥かいて奴に勝てるなら、俺が恥かいてハツを救えるなら…それでいいんだ

長谷川が女性を辱める行為を行ったとして、奉行所にて裁きを受けていた際の台詞です。長谷川を有罪にしようとする検事に対し、自分の妻であるハツと検事が怪しいという物的証拠を自ら提出しました。そして、妻ハツと一緒になりたいばかりに、その検事が自分に不正な取引を持ち掛けたと嘘をついたのです。 不正取引に応じれば勝たせてやると言われた、とまでも言ったのですがこれも全て嘘。長谷川は自らが泥を被り、恥を掻いても妻のハツを助けようとしたというシーンです。別居してからほとんど顔も合わせていない妻・ハツであっても、彼女への愛情は変わらない、長谷川の案外かっこいい側面を表現している名言ですね。

長谷川泰三の声優はこの人!

マダオこと長谷川泰三を演じるのは日本の声優、ナレーターとして活躍する立木文彦です。2017年現在はバラエティ番組の『イッテQ』のナレーションとして馴染みのある人物ではないでしょうか。 1982年のデビュー以来、アニメ、洋画の吹き替え、ナレーターとしていろいろな番組で活躍している立木。アニメでは1995年の『新世紀エヴァンゲリオン』の碇ゲンドウや今作品の長谷川が有名で、洋画ではジョン・ラッツェンバーガーやフォレスト・ウィテカーの吹き替えなどを担当しました。 立木は愛称としてぶんちゃん、などと呼ばれているのですが、長谷川役の影響なのかマダオもあだ名の中に入っているのだそうです。