『ズートピア』のキャラクター・登場人物を動物の性質と共に紹介!

2017年10月18日更新

2016年に公開されたディズニー・スタジオによる3Dアニメーション『ズートピア』の中から、愛すべきキャラクターたちを紹介していきます。大都会ズートピアに住む動物たちを、それぞれの動物ならではの特性にも注目していきたいと思います!

『ズートピア』のキャラクター・登場人物をモデルとなった動物たちの性質と共に紹介!

『ズートピア』では、肉食動物も草食動物も一緒に大都会ズートピアに共存しています。そこに、新米警官ウサギのジュデイ・ホップスとキツネの詐欺師ニック・ワイルドを中心として、さまざまな動物たちが登場し絡み合っていきます。 ズートピアは進化した動物たちが自らの手で築き上げた、高度な文明が発達した世界。それぞれの動物たちの特性を考え、気候によって暮らすエリアが12に分けられていたり、各動物の習性を参考にした細かい設定も見どころの一つです。 では、登場キャラクターをその特性とモデルになった動物の習性も共に、詳しく紹介していきます!思わぬ真逆設定にアイロニーを感じ、ますます『ズートピア』の設定の奥深さに興味が湧いてくるかも?

決して逃げない!諦めない!アナウサギのジュディ・ホップス

警官になる夢を叶え、田舎のバニーバロウから上京してきたズートピア初の女性ウサギ警官。ズートピア警察署のシティ・センター第1分署に配属され、巡査としてキャリアをスタートさせます。 正義感が強く夢を持ち続けていますが、ズートピアではウサギというだけで差別的な扱いを受けます。そんな中でも常に全力を尽くす努力家で、初めは初心な様子を見せていますが、ニックと関わるうちに次第に機転も利くようになります。 モデルとなったアナウサギは草食動物で、ヨーロッパやオーストラリアなどに生息しています。地中に複雑な穴を掘って巣穴にし、危険を感じるとそこへ逃げ込む性質があります。ジュデイも一度は夢を諦め田舎に逃げ込みますが、持ち前の正義感で再びズートピアへ戻り事件を再調査する決意をしました。

偏見と差別から夢を諦めたアカギツネのニック・ワイルド

相棒のフィニックと手を組んでアイス転売を生業としているキツネの詐欺師。ズートピアの情報通で、ジュディの捜査に半ば強制的に協力するようになります。 しかし実は過去に肉食動物であるキツネに対する偏見と差別を受け、心に傷を負っていました。それ以来、夢を捨て周囲の見た目通りの「キツネらしい」生き方をしてきたニックですが、ジュディとの出会いで少しずつ生き方を変えていくことになります。 モデルとなったアカギツネは北半球に広く分布する肉食動物で、生息環境も大草原から大都会まで広く適応できる能力があります。アナウサギはキツネにとっては捕食動物ですが、時に平和的に巣穴を共有することもあるそうです。ジュディとニックも良き相棒となっていきますね。

いつも威圧的!でも権力に弱いアフリカスイギュウのボゴ署長

ズートピア警察署の署長で、かなりの固定概念の持ち主。特にジュディには弱いウサギという見た目で事件の捜査に加えない扱いをしたり、ニックに対しても騙すキツネというレッテルを貼って接します。 そんなボゴ署長も権力には弱く、ライオンハート市長とベルウェザー副市長には低姿勢になるという一面も見せています。しかしジュディとニックが大事件を解決に導いた時は、それまでの態度を改めました。 モデルとなったアフリカスイギュウは、アフリカ南部に生息しています。体格もがっしりしており、気性も荒く力もかなり強いようですが、実は草食動物!群れを作って草類などを採食します。天敵はライオンといわれていますが、まさに市長には頭が上がらない⁉︎

臆病?腹黒?ヒツジのダウン・ベルウェザー副市長

ズートピアの副市長ですが、実のところはライオンハート市長にこき使われている秘書のような存在。ジュディのことを「小さな動物の誇り」と言って、気を遣っている素ぶりを見せます。 しかし実際はとても腹黒い一面があり、失踪事件解決にも大きな関わりが……。 モデルとなったヒツジは草食動物で、世界中で飼育されています。羊毛のために家畜化されているという点では、市長にこき使われているヒツジという役柄にぴったりです。群れたがり、先導者に従う傾向が高いことでも知られています。

ドーナツ大好き!食欲旺盛なチーターのクロウハウザー

ズートピア警察署の受付を担当しているチーターの男性で、人当たりの良い性格。かなりの大食漢で、大好物のドーナツをいつも持っているイメージが強いですね。歌手ガゼルの大ファンでもあります。 モデルとなったチーターは、主にアフリカ大陸に生息している肉食動物です。チーターは俊足でも有名ですが、クロウハウザーはその体格から考えても俊敏な感じはしません。インパラやガゼルなどの中型動物を食すので、歌手のガゼルが好きという設定はそこから来ているのでしょうか?

勇敢?小心者?ライオンのライオンハート市長

「誰でも何にでもなれる」というスローガンのもと、ズートピアを動物の楽園として維持することを第一に考えているズートピアの市長。このスローガン、まるでアメリカン・ドリームを謳っているようですね。 肉食動物の市民が次々と凶暴化する事件が起こった際には、彼らを隔離して隠すことで、住民の不安や肉食動物に対する偏見を退けようとしていました。しかしこれが連続行方不明事件に発展することになります。 モデルとなったライオンは、アフリカ大陸やインドに生息している肉食動物で、雄々しい姿から百獣の王とも呼ばれます。動物の楽園をまとめる市長という役柄にはしっくりくる動物です。ライオンハートは勇敢な心を意味しますが、自らの評価を気にする市長は小心者でもありますね。

自然派志向の臭〜いヤクのヤックス

ヤクの男性でズートピアの住民の一人。ナチュリストクラブのオーナーをしており、ジュディが聞き込みに入った際に協力することになります。自然体な動物を目指しているため、いつも裸で体も洗っていない様子。 モデルとなったヤクは草原や岩場などに生息する草食動物で、インド北西部や中国・チベット、パキスタンなどに分布しています。家畜として飼育されているヤクがほとんどで、自然な生息数は激減しているようです。ヤックスが自然志向なのも、自然に帰ろうと躍起になっているから?

辛抱強く家族思いのカナダカワウソのオッタートン夫人

肉食動物の連続行方不明事件が明らかになる発端となった重要なキャラクター・オッタートン夫人。行方不明になった夫エミットを探して、何度もズートピア警察署に訪れています。 モデルとなったカナダカワウソは、北アメリカに分布し河川や湖沼など水辺に巣穴を作って棲んでいます。小さいながらも肉食動物で、魚やカニ・貝類など小さな水生動物を食べます。 カワウソの夫婦は仲睦まじいイメージがありますが、実はカナダカワウソのオスは子育てを手伝わないようです。オッタートン夫妻は、事件解決後は仲の良い夫婦に戻っているといいですね。

美しきポップスターのガゼル

ガゼルはそのままキャラクター名が動物の名前で使われています。ズートピアで注目を集める実力派シンガーという設定です。ファンも多く、クロウハウザーをはじめボゴ署長、ジュディも上京する時にはガゼルの歌を聴いていました。 ズートピアで連続行方不明事件によって肉食動物の排斥運動が起こった際には、中立の立場でコメントするようなリベラルなスタンスを持っているキャラクターでもあります。 モデルとなったガゼルはスラリと伸びた角が美しい草食動物で、アフリカ大陸やユーラシア大陸に生息しています。ガゼルのキャラクター描写の特徴は、やはりガゼル特有の美しい角とスラリとしたボディですね。劇中で主題歌「Try Everything」を歌っているのは、ガゼルの声優を務めた歌手のシャキーラです。

言動が超スロ〜なナマケモノのフラッシュ

ニックの親友で、ズートピアの免許センターの職員フラッシュ。ジュディとニックの捜査に協力し、情報提供します。しかしとにかく何をするにも超スロー!ナマケモノの特性を生かしたキャラクター作りで、ギャグパートを担った愛されキャラです。 モデルとなったナマケモノの名前の由来は、もちろんそのゆっくりとした動作から。長い鉤爪を持っており、ほとんどの時間を木にぶら下がったまま過ごすそうです。 フラッシュ=閃光という名前がまた真逆で面白いですが、なんとエンディングではスピード違反で捕まってしまうというオチまで用意されています。

暗黒街の顔役!トガリネズミのミスター・ビッグ

寒冷地ツンドラタウンを牛耳っているボスで、リムジン会社を保有している暗黒街の顔役ミスター・ビッグ。どうやら『ゴッドファーザー』に登場するドン・コルレオーネがモデルになっているようです。 寒い地域ならではのホッキョクグマを部下に従え、一番背の高い手下の手の上の椅子に座って登場します。ニックとは元々ビジネスパートナーだった様子。しかしリムジンに忍び込んだジュディとニックを氷漬けにしようとしたり、敵とみなすと容赦がない性格です。 モデルとなったトガリネズミは、ネズミといっても系統的にはモグラの仲間で、哺乳類の中でも最も小さな種の1つです。特徴的な鼻先が細長くとがっている姿は、キャラクター造形に活かされています。夜行性である点も、闇で牛耳るボスにはぴったりな特性です。