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『トイ・ストーリー3』声優・驚愕の裏話&トリビア【あの悪役も出演!】

2018年3月23日更新

ディズニー・ピクサーの代表作の1つ「トイ・ストーリー」シリーズ。中でも第3作『トイ・ストーリー3』は泣ける、感動できるなど多くの人から高く評価されている傑作です。この記事では、そんな本作の魅力を紹介します。

『トイ・ストーリー3』は大人も泣ける感動作!

『トイ・ストーリー』とは、ピクサー・アニメーションスタジオが1995年に後悔したフルCGアニメーション映画で、タイトルのとおり「おもちゃ」達の物語です。 保安官のウッディやスペースレンジャーのバズを中心とした少年アンディのおもちゃ達は実は意思を持っており、人知れず毎日を楽しんでいるのですが、そんなウッディ達に様々なアクシデントが降りかかります。 2010年公開された第3作『トイ・ストーリー3』は、アンディーとおもちゃたちの別れをテーマにした作品。世界中の人々に愛された本作のラストには感動の展開が……。 この記事では本作のあらすじ・キャラクター・声優、そして知れば作品を増々楽しめること間違いなしのトリビアなどを一挙に紹介します。

『トイ・ストーリー3』のあらすじ

『トイ・ストーリー』・『トイ・ストーリー2』ではアンディ少年とおもちゃ達の絆を描いてきましたが、本作『トイ・ストーリー3』のアンディは大学生になろうとしていました。 1番のお気に入りであるウッディだけを学生寮に連れて行こうと決めたアンディは、他のおもちゃを屋根裏にしまうことにしました。 ところが手違い、行き違いの連続で、おもちゃ達はアンディに必要ないと思われたと誤解して、託児所へ寄付される段ボールへと入り込んでしまいます。真相を知るウッディはみんなを説得しようとしますが、傷ついた彼らば聞く耳を持ちませんでした。 たどり着いた託児所サニーサイド保育園はクマのぬいぐるみであるロッツォが支配する恐ろしい場所でした。果たして彼らの行く末は……。

アカデミー作品賞にノミネートされた名作!

『トイ・ストーリー3』は『美女と野獣』『カールじいさんの空飛ぶ家』に続き、本作は第83回アカデミー賞の作品賞にノミネートされました。惜しくも受賞は逃しましたが、シリーズ化されたアニメ作品で、オスカーにノミネートされたのは、本作が初めてのこと! 時を経た今もなお、愛され続ける名作であることがうなずけます。

主人公はもちろんカウボウイ人形のウッディ!

声優&吹き替え:トム・ハンクス/唐沢寿明

よく言えば昔ながら、悪く言えばちょっと古臭いカウボーイの人形。アンディの1番のお気に入りで、背中の紐を引っ張ると「あんたは俺の相棒だぜ」、「俺のブーツにゃガラガラヘビ」といった台詞が流れます。 昔放映されていた人形劇の主人公であり、『トイ・ストーリー2』では、その時の相棒であった馬のブルズアイや、カウガールのジェシーのおもちゃとも出会います。 ドラマ『白い巨塔』や三谷幸喜作品等、数々の作品に出演している唐沢ですが、ドラマで役を演じている時とはまた一味違う、ひょうきんな、それでいて芯の通った声で、ウッディのキャラクターを更に魅力的な存在へと昇華させています。

隠れたピクサーのスゴ技

『トイ・ストーリー』シリーズの他にも、『モンスターズ・インク』や『ファインディング・ニモ』等、数多くの長編CGアニメーション映画で知られるピクサー・アニメーション・スタジオ。 そのこだわりは並大抵のものではなく、今作品では、視聴者がより「おもちゃの世界」を実感出来るよう、左目用と右目用のカメラの距離を通常より短くしており、おもちゃの目線を演出しているそうです。この記事をご覧になった後で見られる方は、その点も気にしながら見てみると、新しい楽しみ方が出来るでしょう。

スペース・レンジャーのバズ!

ティム・アレン/所ジョージ

『トイ・ストーリー』の時点で、最新のおもちゃ。TVアニメで活躍しているとおりに、宇宙を守るスペースレンジャーだと信じてやまないバズは、アンディの誕生日プレゼントとして、ウッディ達の所へやってきました。 飛び出す翼・腕に付いている光るレーザー発射装置・決め台詞の「無限の彼方へ、さあ行くぞ」と喋る胸のスイッチなど、心躍る機能が満載で、アンディも子供らしく心を奪われますが、ウッディ達とバスが仲良くなる頃には、皆同じように大事であると気づくのでした。 シンガーソングライター・コメディアン・俳優等様々な肩書きを持つ所ジョージ。普段は飄々としていて、ふわふわした喋り方をしていますが、バズの声をあてるときには、軍人のような太い芯の通った声に早変わり。 時にコミカルな部分も含めてバズの声はこの人しかいない、と思わせてくれる演技をしています。

『トイ・ストーリー3』でも大活躍、カウガールのジェシー!

ジョーン・キューザック/日下由美

ウッディの妹で、カウガール人形ジェシーはヨーデルを歌うのが得意で、愛馬はブルズアイ。過去にエミリーという女の子に捨てられたことがあり、それがトラウマになっています。 バズに仄かな想いを寄せていて、スペイン語モードになってしまったバスを面白がり、映画の最後で彼と一緒にスパニッシュ・ダンスを踊ることに。

散りばめられた、ピクサー映画のユーモア!

ピクサー作品に共通して隠されている、「ピクサートリビア」。製作陣の遊び心満載な、このお約束シーンは、もちろん本作にもコッソリと潜んでいます。

「A113」

ピクサー作品に限らず、アメリカのアニメーション作品の中で「A113」という文字を発見したことがあるでしょうか?これは、カリフォルニア芸術大学を卒業した学生たちの内輪ネタ。同大学の教室番号なのだそうです。 『トイ・ストーリー』シリーズでは、アンディのママが乗っているミニバン(本作からは新車のCUV)のナンバープレートに登場しています。

ルクソー・ボール

黄色ベースにぐるりと青いライン、赤い星が特徴のルクソー・ボール。ピクサー・ボールとも呼ばれるこのボールは、多くのピクサー作品に登場しています。 特に『トイ・ストーリー』シリーズでは、分かりやすく姿を見せているこのルクソー・ボールですが、本作では少し上級者向け。ウッディが木から落ち、地上からギリギリになる場面では、壁のタイルに注目です。小さく描かれたルクソー・ボールが映りますが、短いシーンなのでお見逃しなく!

ピザ・プラネットの車

おなじみピザ・プラネットのデリバリートラックは、『Mr.インクレディブル』以外の全てのピクサー作品に登場しています。 本作では、ロッツォたちが車に乗せてもらったり、アンディの寝室に貼っているピザ・プラネットのカレンダーで確認できます。

アンディの部屋のおもちゃたち

ハム/ジョン・ラッツェンバーガー/大塚周夫

豚の形をした貯金箱ハムは常に冷静で皮肉屋ですが、厳しい意見を述べるブレーン的な存在です。アンディの遊びの中では、ドクター・ポークチョップという悪役になります。 日本語吹き替えはベテラン、大塚周夫です。声優としては、『ゲゲゲの鬼太郎』のねずみ男の声で有名になりました。

レックス/ウォーレス・ショーン/三ツ矢雄二

恐竜、ティラノサウルスのおもちゃです。アンディによると、「この世で一番恐ろしい怪獣」で、それ故「レックス」(王様)と名付けられています。 内気で優しく、ちょっとお馬鹿さんなので、三ツ矢雄二の甲高い声がピッタリです。

スリンキードッグ/ブレーク・クラーク/永井一郎

胴体がバネになっている、ダックスフント型の人形。おもちゃたちの冒険で、そのバネは様々な場面で活用されます。ウッディとは古い付き合いです。 担当声優はベテラン、永井一郎。老成した穏やかなスリンキードッグに、うってつけの声になっています。

ミスター・ポテトヘッド/ドン・リックルズ/辻萬長

ジャガイモ頭の人形で、目や鼻、手足などが着脱可能です。皮肉屋でちょっと疑り深い性格。 サニーサイド保育園で、ロッツォ・ハグベアに酷い目に会わされ、トルティーヤやキュウリを胴体にして脱出することになります。

ミセス・ポテトヘッド/エステル・ハリス/松金よね子

ミスター・ポテトヘッドの妻。夫婦の仲はラブラブで、夫に対して「知らないおもちゃと喋っちゃ駄目よ。」と念を押す場面もあるほどです。 本作では、アンディの部屋で右目を紛失してしまいますが、これが後に助けになります。声を当てるのは女優、声優の松金よね子です。

リトル・グリーン・メン/ジェフ・ピジョン/落合弘治

UFOキャッチャーの中にいた、宇宙人型の人形。三人組で三ツ目です。UFOキャッチャーの景品だったため、アームやクレーンを神と崇めています。 そのためか、本作でおもちゃたちがピンチに陥ったときに、リトルグリーンメンがクレーンを操作して救い出すのです。ポテトヘッド夫妻の養子になっています。

軍曹/R・リー・アーメイ/谷口節

おもちゃの兵隊。本作の冒頭で、「任務完了!」という言葉を残して、部下2名とともにアンディの家から脱出します。そして、最後にサニーサイド保育園にたどり着くのです。 英語版吹き替えのR・リー・アーメイは、『フルメタル・ジャケット』(1987)の鬼軍曹、ハートマン役で有名。

ととろの他にも意外なキャラがカメオ出演!

『となりのトトロ』の大トトロがおもちゃとして本作に出演していることはとても有名。ピクサーとジブリには長年の付き合いがあり、監督である宮崎駿がおもちゃでの出演であれば、という事で許可を出したようです。 他にもピクサーの作品から、『ファインデイング・ニモ』のエイ先生やドリー、『カーズ』のライトニング・マックィーンなど、多数のキャラクターがおもちゃとして出演しています。

ボニー&モリーの部屋のおもちゃたち

バービー/ジョディ・ベンソン/高橋理恵子

アンディの妹、モリーの部屋にいた、実在する着せ替え人形。モリーがサニーサイド保育園にバービーを寄付すると聞いて、ショックを受け絶望しますが、サニーサイドでケンに出会います。 ケンと恋に落ちますが、ケンの陰謀を知り、率先して仲間たちを助けるのです。

ドーリー/ボニー・ハント/田中敦子

ボニーの部屋にいる、茶色の髪をした女の子型の布製ぬいぐるみ。ボニーの遊びの設定では悪い魔女にされます。実際は心優しく、ボニーが拾ってきたウッディにも親切です。 担当声優は『攻殻機動隊』の草薙素子少佐役で有名な、田中敦子。

ミスター・プリックルパンツ/ティモシー・ダルトン/落合弘治

ボニーの部屋にいる、ハリネズミのぬいぐるみ。チロル地方の半ズボンを履いています。演劇が大好きで、舞台俳優気取りです。 英語版吹き替え担当は、イギリス人の俳優、ティモシー・ダルトンが格調高く演じています。

チャックルズ/バド・ラッキー/小林尚臣

悲しそうな顔をしたピエロの人形。元々、ロッツォやビッグ・ベビーの仲間でしたが、今はボニーのおもちゃです。 チャックルズは、ロッツォの過去についてウッディに教えます。悲しい顔をしているのは、昔、ロッツォやビッグ・ベビーとともに捨てられてしまったからなのです。

トトロ

言うまでもなく、スタジオジブリの有名キャラクターの人形です。 宮崎駿監督が「おもちゃでなら」と出演を許諾したので、カメオ出演が実現したのですが、声優を担当した高木均の死去や、版権の関係で台詞はありません。 あのニンマリ笑いは、アメリカでも健在です。

『カーズ2』のキャラクターがポスターで登場していた!?

ピクサーといえば、次回作の主要キャラクターをこっそりと作品に忍ばせていることでお馴染み。ももちろん、『トイ・ストーリー3』も例外ではありませんでした。アンディのベッド近くに飾られている車のポスターに是非注目してみてください。 このポスターによって、『カーズ2』に登場したジェームズ・ボンドのようなキャラクター、フィン・マックミサイルの登場をほのめかしていました。