第3作『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の謎をあらすじ・ネタバレと共に解説!

2017年11月10日更新

2008年までに4作が公開されている「インディ・ジョーンズ」シリーズ。2020年には11年ぶりの5作目が公開予定。今回は1989年公開の3作目『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の謎に注目し、ネタバレありで解説していきます。

シリーズ第3弾『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の謎をネタバレ徹底解説!

これまでに1981年『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』、1984年『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、1989年『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』、2008年『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』の4作品が公開されている「インディ・ジョーンズ」シリーズ。 2020年7月10日には5作目の全米公開が決定しており、ハリソン・フォードがインディ役を続投。今回は1989年公開の3作目「最後の聖戦』の謎に注目し、ネタバレを含めてあらすじやキャスト、トリビアを紹介していきます!

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』のあらすじは?

考古学者であり冒険家でもあるインディ・ジョーンズと、その父ヘンリー・ジョーンズ教授との聖杯探索の冒険物語。聖杯とは、イエス・キリストの血を受けた伝説の杯であり、永遠の命を得られるという宝です。 大富豪のドノヴァンから聖杯調査隊の隊長を探してほしいという依頼を受けたインディ。しぶっていると、その隊長が父ヘンリーであることを知らされます。結局依頼を受けて、ヘンリーが消息を絶ったベニスへ向かうことに。 ベニスでヘンリーの助手だったエルザに会い、聖杯の在り処を示す手がかりを発見したインディは、父がナチスに囚われていることを知ります。オーストリア、そしてドイツへと向かうインディたち一行は、無事聖杯を見つけることができるのでしょうか?

『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の主要キャストを紹介!

インディアナ・ジョーンズ役/ハリソン・フォード

ハリソン・フォード
Euan Cherry/WENN.com

冒険しながら遺物を手に入れ、博物館へ持ち帰る行動派の考古学者。貴重な遺物は博物館に収められるべきという強い信念を持っています。たまに冒険が過ぎて、危険に巻き込まれることも多く、本作では父を助け出すためにナチスと死闘を繰り広げることになります。 インディを演じているハリソン・フォードは、1942年シカゴ生まれのアメリカの俳優です。1966年に『現金作戦』で映画デビューした後、一度大工に転職しています。 大工を続けながら俳優として活躍するチャンスを伺い、1973年の『アメリカン・グラフィティ』に出演して転機が訪れます。1977年には「スター・ウォーズ」のハン・ソロ役で人気スターの仲間入りを果たしました。

インディアナ・ジョーンズ(少年時代)役/リバー・フェニックス

「最後の聖戦」の冒頭シーンには少年時代のインディが登場しています。1912年のユタ州、ボーイスカウトの活動中に盗掘現場に居合わせたインディは、「コロナードの十字架」と呼ばれる貴重な遺物を取り返して博物館に収めようと、盗掘団と格闘します。 インディの少年時代を演じたリバー・フェニックスは、1970年オレゴン州生まれのアメリカの俳優です。映画デビューは1985年の『エクスプロラーズ』で、翌年の『スタンド・バイ・ミー』にクリス役で出演して注目されました。 1988年の『旅立ちの時』、1991年の『マイ・プライベート・アイダホ』での演技も高い評価を受け、これからの活躍が期待される中、1993年に23歳で麻薬中毒によって急逝しました。

ヘンリー・ジョーンズ役/ショーン・コネリー

ショーン・コネリー
Tschiponnique Skupin/Future Image/WENN.com

インディの父親で、聖杯調査隊の隊長。インディとは真逆のタイプで、書斎派の考古学者であり大学では中世文学の教授を務めていました。聖杯の研究に余念がなく家庭を顧みなかったため、インディとはろくに会話もしたことがないという親子でした。 ヘンリーを演じたショーン・コネリーは、1930年スコットランド生まれのイギリスの俳優です。様々な職を経た後、1954年頃からテレビや劇団で演じ始めています。スコットランド人であることを誇りにし、演技においてもスコットランド訛りを直すことはなかったそうです。 1962年に『007 ドクター・ノオ』で初めてジェームズ・ボンドを演じてからは、世界的知名度を得て5作品に出演した後、一度ボンド役を引退しています。しかしその後1971年と1983年に2度もボンド役に復帰しており、7本の作品を残しています。

インディと父ヘンリー・ジョーンズの関係は?

本作にはインディの父ヘンリーがシリーズ初登場し、二人の親子関係が伏線として描かれています。 インディの少年時代のシーンでは、ヘンリーのしつけの厳しさが垣間見えます。聖杯手帳に没頭しているヘンリーは、コロナードの十字架を持ち帰ったインディを制して「1から10まで数えろ、ギリシャ語で」と言います。また、ギリシャ語で数えられるインディがすごい! 飄々として暴力を嫌っているヘンリーと冒険を好むインディとはまるで性格が逆のようで、そんなところも相容れなかったのかもしれません。しかし二人の確執の一番の原因は、ヘンリーが妻の病にも気付かずに研究に没頭し、結果インディは早くに母親を失ったこと。 インディがナチスに囚われたヘンリーを助けに来る場面や、インディが自分の思春期にも何も会話してくれなかったことを愚痴るシーンでも、やはり会話が噛み合いません。それでいて、この親子は最終的にはお互いを信じていることがクライマックスでわかります。

ヨルダンのペトラ遺跡がロケ地に!

本作でもインディは世界各地を飛び回りますが、まず彼の勤める大学があるニューヨークから、ヘンリーを探しにベニスへ向かいます。父同様に、エルザに入れ込んだインディはベニスでの滞在を楽しんだ様子。実際にベニスではロケが行われました。 そしてヘンリーが囚われているザルツブルクへ。そこでヘンリーを助け出しベニスへ戻ろうとすると、エルザに奪われた聖杯手帳を取り戻さなければ「3つの試練」の謎が解けないとわかります。ナチスが大嫌いなインディは渋々ドイツへ! ドイツから逃げる時には、1930年代当時流行していた飛行船も登場します。そして聖杯があるハタイ共和国へ向かい、ナチスに協力しているエルザと再会することになります。聖杯のある場所は「三日月の谷およびその中にある太陽の神殿」とされ、ヨルダンのペトラ遺跡「エル・カズネ(宝物殿)」でロケが敢行されました。

「3つの試練」を解説!インディに託された最後の試練とは?

ヘンリーが生涯をかけて作り上げた、聖杯研究の全てが書かれている「聖杯手帳」。ここには太陽の神殿で聖杯のある場所へ行き着くための「3つの試練」を解くカギが記されていました。ドノヴァンにヘンリーが撃たれ、インディは否応なく3つの試練に挑戦することになってしまいます。

1.神の息

第1の試練は(神の息)。「悔い改めて通れ」と手帳には記されています。先に行った者が無残に首を切られた上を通るインディですが、この言葉を繰り返し唱えて「悔い改めた者はこうべを垂れる」と考え、円盤状の刃が出る瞬時に身を屈めました。

2.神の言葉

第2の試練は《神の言葉》。「神の言葉をたどって進め」というヒントを、インディは床に書かれたアルファベットを見て、神の名はエホバ(Jehova)だと「J」から踏み出します。しかしここではラテン語Iehovaで「I」から!危うく床が崩れるところでした。

3.神の道

第3の試練は《神の小道》で、手帳には「獅子の頭から飛び降りて勇気を示せ」とあります。明らかに飛び越えるには無理がある谷間に出ます。後には戻れないインディは腹をくくって、神を信じて一歩を踏み出します。すると、目の錯覚で見えなかった細い岩の橋があることに気が付きました。

聖杯を守る者とは?十字軍の3兄弟【ネタバレ注意】

聖杯の力で永遠の命を得た十字軍の3兄弟の伝説が伏線として語られていましたが、ついにインディは3つの試練をくぐり抜けて、その3兄弟の最後の生き残りと出会います。彼は700年もの間、一人で聖杯を守ってきた騎士でした。 そこへドノヴァンとエルザが後を追って入ってきて、聖杯はどれかを問います。そこにはたくさんの黄金に輝く杯が並んでいました。騎士は「正しく選べば永遠の命が、誤って選べば命を落とす」と告げます。

ドノヴァンは学者のエルザに選択を託し、彼女が選んだ黄金の美しい杯で水を飲み干します。するとドノヴァンの顔はみるみるミイラ化していき、ついには朽ちて灰になってしまいました。 インディは「イエスは大工だった」と、一見なんの変哲もない、黄金でもない普通の杯を選び、無事ヘンリーを救うことができました。インディを演じるハリソン・フォードも以前大工をしていたことを考えると、なかなか粋なセリフですね。

『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』のトリビア!インディのアゴの傷と名前の由来とは?

インディのアゴに細く古い傷があるのをご存知ですか?実はインディ役のハリソン・フォード自身にもアゴに傷がありますが、本作ではこの傷がいつ付いたのかが明らかになっています。 冒頭の少年時代インディが盗掘団と格闘していた時に、逃げ込んだサーカス列車の中にライオンがいる貨車があり、そこで初めて鞭をふるいます。この時に失敗してアゴを傷付けてしまいました。ライオンに挑む少年インディ役のリバー・フェニックスが初々しくもあります。 同じ冒頭シークエンスで、なぜインディが蛇嫌いになったのかも明かされています。サーカス列車には蛇がうじゃうじゃいる貨車もあり、追いかけられて落ちたのが蛇プールでした。 ヘンリーに「ジュニア」と呼ばれる度に嫌がるインディですが、実はインディの本名はヘンリー・ジョーンズ・Jr.です。そしてインディアナという名前が、実は飼っていた犬の名前だということがラストシーンで判明します。父への反発心が、こんなところにも!