『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』ネタバレ解説!ラストは映画史に残るカオス!

2017年11月16日更新

大人気アドベンチャーシリーズ4作目『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』は、長い間待ち望まれていた続編でありながら、その評価は賛否両論。本作のキャストやあらすじをネタバレありでご紹介します。

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』はトンデモ映画!?

ハリソン・フォード主演のアドベンチャーシリーズ「インディ・ジョーンズ」。 ジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグが原案を担当したこのシリーズは、1981年の『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』から、2017年現在までに4作品が製作・公開されています。 そんな大人気シリーズのなかでも、2008年に公開された4作目『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』は、衝撃の結末が話題になりました。 ファンからは賛否両論、トンデモ映画と言われることも……。今回は、この作品を振り返ってみましょう。これまでのシリーズや他作品へのオマージュも紹介します。

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』のあらすじ

1957年。イリーナ・スパルコ率いるソ連軍に捕らえられたインディは、エリア51から1947年のロズウェル事件で米軍が手に入れた物を探すよう強要させられてしまいます。 彼らの目当ての物を発見し無事に逃げたインディでしたが、ソ連軍と接触したことで共産主義者の疑いをかけられ、教授の職を追われてしいました。 そんなインディのもとにマットと名乗る青年が現れます。 マットはペルーでソ連軍に捕まったオクスリー教授と自分の母を助けて欲しいとインディに依頼。教授が伝説の都市アケトーを探していたと知ったインディは、マットの依頼を受けることにしました。

豪華キャストをご紹介!本作の敵役はケイト・ブランシェット

我らのヒーロー!インディ・ジョーンズ役/ハリソン・フォード

本シリーズの主人公は言わずと知れたハリソン・フォード演じるインディ・ジョーンズ。 考古学者兼トレジャーハンターのインディは、今回ソ連の陰謀に巻き込まれ、懐かしい人々との再会や衝撃の出会いを経て、伝説のクリスタル・スカルの謎に迫ります。

冷酷でミステリアスなイリーナ・スパルコ役/ケイト・ブランシェット

本作の敵はイリーナ・スパルコ大佐率いるソ連軍の一団です。 スパルコは軍人で超常現象専門の科学者でもあり、1947年のロズウェル事件でアメリカ軍が手に入れた謎のミイラを手がかりに、神秘的な力を手に入れようとインディに協力を強要します。 彼女はマットの母やオクスリー教授を誘拐するなど、目標を達成するためには手段を選びません。

カレン・アレンとシャイア・ラブーフの役どころは?

第1作目から再登場!マリオン・ウィリアムズ役/カレン・アレン

マットの母、マリオン・ウィリアムズの旧姓はレイブンウッド。彼女は第1作目『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981)に登場したインディの元婚約者です。 友人のオクスリー教授を探しにペルーに行ったマリオンは彼とともにソ連軍に捕まり、息子のマットにインディに助けを求めるよう連絡しました。

マリオンの息子マット・ウィリアムズ役/シャイア・ラブーフ

シャイア・ラブーフはマリオンの息子、マットを演じています。 母マリオンからインディに助けを求めるよう連絡を受けたマットは、実の父と知らず彼と冒険をともにすることに。 マットには向こう見ずな部分があり、離れていたとはいえインディに似ている部分があります。

『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』の評価・感想

シリーズのなかで最も賛否が分かれた『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』。 しかし、実は評論家の評価は決して低くはなく、米映画レビューサイト「ロッテン・トマト」では77%フレッシュとなっていることはご存知でしょうか。 一般の観客のなかにも、本作が特にお気に入りだという人ももちろん多く存在します。 人気シリーズの中の1作とあってレンタルやテレビ放送で鑑賞した人も多くいるようですので、ツイッターから本作の感想・評価を賛否両方ご紹介しましょう。

否定的な感想・評価

好意的な感想・評価

実在するオーパーツ!クリスタル・スカルとはなにか?

インディの旧友オクスリー教授が発見したクリスタル・スカル。実はこれは、実際にマヤ文明の遺跡から発掘された遺物を元にしています。 中央アメリカからメキシコ周辺の地域で、紀元前3000年ごろから2000年もの間栄えていたといわれるマヤ文明は、約1200年前に突然滅亡しました。 ナスカの地上絵など、現代の技術でも再現できない人智を超えた物(オーパーツ)を多く残したマヤ文明は、高度な知識や技術を持った古代文明だったのでしょう。 クリスタル・スカルもオーパーツの1つで、1927年にイギリス人の探検家F・A・ミッチェル=ヘッジスが最初に発見したとされています。 しかし、出土の経緯などに不明確な点が多く、本当に古代の遺物なのか真偽はわかっていません。

【ネタバレ】クリスタル・スカルの正体とは!?

本作に登場するクリスタル・スカルは、16世紀ごろに黄金の都アケトーの神殿から盗まれたもので、それを神殿に返した者には神秘的な力が与えられるという伝説がありました。 このクリスタル・スカルは、古代の人々が作り出したものではなく宇宙人のものでした。実際のクリスタル・スカルとは違う「強い磁気を帯びている」という設定が、宇宙からの飛来物らしく感じさせます。 インディたちが発見した13体のクリスタルの骸骨のうち、頭蓋骨がないものにそれを返したところ宇宙人が復活。その力をすべて見たいと願ったスパルコは、宇宙人の目を見すぎて正気を失い、目も焼けてしまいました。 そして、崩れ落ちた神殿とともに空に吸い込まれていきます。この唐突な結末に戸惑ったファンも多かったようです。

科学的にありえない!冷蔵庫で核爆発を回避!?

映画の序盤で、インディは住宅街を模した核実験場に迷い込みます。まもなく実験開始のカウントダウンが始まり、彼は逃げる時間をなくしてしまいます。しかし、家にあった冷蔵庫に入り、インディは難を逃れました。 科学的には、このシーンで描かれたほどの強い爆風であれば、冷蔵庫は一瞬で溶けてしまうとか。あまりにリアリティがなく、ジョークとしても面白くないと多くの観客が感じたようです。 また、この作品に失望したファンの間で、映画のつまらない点をあらわす「核の冷蔵庫(nuke the fridge)」という造語が生まれました。

『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』のあの重要アイテムが登場

映画「クリスタル・スカルの王国」の冒頭、インディと相棒のマックはスパルコらに脅され地下倉庫「エリア51」で大きな箱に収められた強い磁気を帯びたミイラを探すことになります。 「エリア51」は、アメリカ軍が集めたUFOや宇宙人が存在する証拠が収められているという噂で有名な場所。本作以外にも多くの映画やドラマでその謎について描かれています。 「エリア51」には、シリーズ1作目『レイダース 失われたアーク《聖櫃》』で登場した十戒の破片が収められているアークが保管されており、本作のこのシーンでも、アークがちらりと映っています。

前作を経て変わった!?ジョーンズ教授の教え

前作『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』(1989)で、大学での講義のシーンでインディは学生に「失われた都市や埋もれた宝は存在しない。地図の×印を掘って宝が出たためしはない」と言います。 しかし、本作でマットとともにバイクで図書館に逃げ込み、居合わせた学生から質問を受けたインディは「良い考古学者になりたければ、図書館を出て発掘に行くことだ」と答えました。 前作で、同じく学者であまり現場に出ない父ヘンリーとともにキリストの聖杯を探し、実際に×印の場所を掘って宝を発見したインディ。その経験から学生に教える内容も変わったのでしょうか。

「クリスタル・スカルの王国」にはあの人気シリーズからの引用も!

映画終盤、ハリソン・フォード演じるインディは「嫌な予感がする(I've got a bad feeling about this.)」と言っています。 このセリフに聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか。これは、フォードがハン・ソロ役を演じた『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)で、デス・スターのゴミ処理施設で言ったのと同じセリフです。 また、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)でも、イウォークに捕まりC-3POへの生贄として丸焼きにされかけたときにも同じセリフを言っています。

以上『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』について紹介しました。 賛否が大きく分かれる作品ですので、それぞれに感想を語り合って見るのもいいのではないでしょうか。