2019年5月7日更新

ルルーシュ・ランペルージという人物に迫る10のこと!生存していたのはなぜ【コードギアス】

初放送から10年を超えてなお根強い人気の「コードギアス」シリーズは、ブリタニア占領下の日本でのルルーシュの人生を描いています。そんな彼の人物像や名言、「ギアス」について、最新劇場版「復活のルルーシュ」までの内容を徹底的に掘り下げます。

ルルーシュ・ランペルージが主人公の「コードギアス」

ブリタニアに支配された日本を描く

『コードギアス 反逆のルルーシュ』は2006年放送のアニメ作品。その人気から2008年には続編となる『コードギアス 反逆のルルーシュR2』が制作されました。また、2019年2月にシリーズ10年ぶりとなる映画『コードギアス 復活のルルーシュ』が公開されるなど、1作目から月日が経ってもなお、「コードギアス」シリーズは不動の人気を誇っています。 この記事では、「コードギアス」シリーズの全容を把握していきながら、主人公のルルーシュ・ランペルージにまつわる10のことを取り上げ、詳しく掘り下げていきます。「ギアス」とは何なのか、などシリーズを通して共通する事柄についても解説します。 ちなみにこの記事で述べる物語のあらすじなどは、シリーズを通して共通の設定となります。 ※この記事には『コードギアス』シリーズのストーリーにかかわるネタバレが含まれています。未鑑賞の人は注意してください。

1.「コードギアス」のあらすじ

「コードギアス」の舞台は、現実とは違う歴史を歩んだ世界の中にある、旧日本です。世界の3分の1を支配する「神聖ブリタニア帝国」は日本をも支配下に置き、日本はブリタニア帝国の植民地「エリア11(イレヴン)」となりました。 「日本」を失うことを拒む者たちは、テロリストとして、ブリタニアとの戦いを続けます。主人公のルルーシュは、あるテロに巻き込まれて疑いをかけられ、絶体絶命のピンチに追い込まれることに。しかし彼は、テロによって盗まれた軍事機密であるC.C.(シーツー)という少女から、「ギアス」という能力を授かります。 「ギアス」の力によって窮地を脱したルルーシュは、その力を利用し、自らが先導してブリタニアへの反逆を始めるのでした。

2.どれから見るべき?「コードギアス」シリーズの全容

アニメ「コードギアス」はアニメ第1期と第2期のほかに、劇場版がいくつか存在します。初めて「コードギアス」に触れる人にもわかるように、シリーズの全体像を概観しましょう。

テレビアニメ版「コードギアス」

やはり1番に見るべきは、第1作目の『コードギアス 反逆のルルーシュ』(2006)、続いて続編の『コードギアス 反逆のルルーシュR2』(2008)でしょう。劇場版はテレビシリーズより後に制作されているので、これが順当な見方となります。いきなり劇場版を見てしまうと、おそらく混乱に陥ってしまうかと。

劇場版『コードギアス 亡国のアキト』

「コードギアス」の世界観をテレビアニメ版でしっかりと味わったら、次はいよいよ劇場版です。劇場場1作目は『コードギアス 亡国のアキト』(2012~2016)になります。「亡国のアキト」は、「反逆のルルーシュ」第1期と第2期の間の時期を描いたスピンオフ作品で、全5章の連作です。各章はそれぞれ約60分くらいの、比較的見やすいボリュームになっています。

「コードギアス」のアナザーストーリー 劇場版3部作

まだまだ「コードギアス」の世界を味わいたいという人が続いて見るべきは、劇場版3部作。タイトルは「コードギアス 反逆のルルーシュ」に、3作品それぞれのサブタイトルがついています。3部作は1作目からそれぞれ「Ⅰ 興道」「Ⅱ 叛道」「Ⅲ 皇道」です。 本作はアニメ版1期と「R2」をベースにしつつ制作されており、大まかなストーリーは同じです。しかし、全セリフの新規アフレコが行われたほか、続編となる劇場版『コードギアス 復活のルルーシュ』につながるように、ストーリーが再構成されています。そのため、テレビアニメ版とはところどころストーリーが異なっています。

3部作を見終えたらいよいよ最新作「復活のルルーシュ」

劇場版3部作で、アニメ版とは異なるアナザーストーリーを体感したら、次はいよいよ最新作『コードギアス 復活のルルーシュ』(2019)です。3部作の最後に死んだと思われていたルルーシュが、復活を遂げます。 なぜルルーシュが生存しているのか、どのようにストーリーが進んでいくのかは、実際に作品を見て確かめてみてください。

3.ルルーシュのプロフィール

ルルーシュ・ランペルージは元々、神聖ブリタニア帝国の第11皇子として生まれました(本名はルルーシュ・ヴィ・ブリタニア)。ですが外交の道具として、妹であるナナリーと共に日本に送られることに。彼はブリタニアによる日本侵攻の影響で死亡扱いとなり、王族の証である「ブリタニア」という姓を捨て、ランペルージ姓を名乗りはじめます。 ルルーシュは現在、アッシュフォード学園に通う高校生。頭脳明晰で容姿端麗、生徒会の副会長も務めている優等生です。また心理戦や戦術などに精通していていて、チェスが得意です。彼はその頭脳を活かして戦略を組み立て、戦闘においての才覚を見せます。 王道ヒーローではなくダークヒーローに分類されるルルーシュではありますが、アニメ史上でも屈指の人気を誇るキャラクターです。

4.なぜルルーシュは戦うのか

もともとルルーシュはブリタニア皇帝の息子として生まれた皇族です。しかし何者かの襲撃を受け、母が殺されます。さらに妹のナナリーは車椅子での生活を余儀なくされ、精神的ショックの影響で視力も失ってしまいました。 ルルーシュは、ナナリーとともに外交手段(人質)として日本に送られることに。彼が日本に来て1年後、ブリタニアは日本侵攻をはじめます。彼は、日本で親友となった枢木スザクと生き別れ、ブリタニアの公式発表では死亡したことにされます。 ルルーシュは当然、ブリタニアを憎むようになりました。そして、憎んでいる1番の理由は、大切な妹ナナリーを追い詰めたからであり、ナナリーが生きやすい世界を作るためにブリタニアと戦う道を選びます。

5.親友と決別するルルーシュ 妹を幸せにできるのか

ブリタニアを憎むルルーシュは、目を見た相手に強制的に言うことを聞かせることができるギアスという特別な能力を手に入れます。彼はその力を使い、イレブンと呼ばれる日本人たちを束ね、「ゼロ」という顔を隠したリーダーとしてブリタニア軍と戦う道を選びます。 ルルーシュは、ゼロの権力が大きくなったことにより、「黒の騎士団」という私設部隊を設立。黒の騎士団は正義の味方を語り、勢力を拡大していきます。彼は何度か生徒会のメンバーに正体がバレそうになりますが、彼にギアスを与えたC.C.(シーツー)という少女の暗躍により、ルルーシュはゼロの二重生活を成立させます。

画像左が枢木スザク、右がルルーシュ

ルルーシュとナナリーは日本に移住した時、当時日本の首相であった枢木ゲンブと交友を持ちます。そして彼の息子である枢木スザクと親友となるのです。 ブリタニアの日本侵攻以来、ルルーシュとは生き別れていたスザクですが、彼らが再開した時、スザクは名誉ブリタニア人として軍人となっていました。そのため、黒の騎士団のリーダー・ゼロであるルルーシュとスザクは敵同士になってしまうのです。 目的のためには手段を選ばないルルーシュですが、親友であるスザクを殺すことはできず、最終的にゼロであることをスザクに気づかれてしまいます。彼は「ナナリーのためである」と必死にスザクに伝えますが理解しあえず、ふたりは対立する道を進みます。 妹を守ること、親友との決別、ルルーシュを取り巻く環境はどんどん複雑になっていきます。彼はは果たして、ナナリーを幸せにできるのでしょうか。

7.「ギアス」とは?ルルーシュの戦略に欠かせない能力

ギアスは「王の力」と呼ばれる力で、他人の思考に干渉する能力です。その能力の本質は、能力者が持つ素質や願望に応じて発現したもの。また、ルルーシュのほかにも能力者が数人います。「他者の思考を読み取る力」や「他者の記憶を書き換える力」などの能力がありますが、ルルーシュのギアスは「絶対遵守の力」です。 「絶対遵守」のギアスは、ルルーシュが命令した行動を、相手に強制させるものです。彼が「死ね」と言えば相手は死に、彼が「教えろ」と言えば相手はどんな秘密も口にします。ただしギアスを使うには、対象の目を直接見なければならない、同じ相手には1回しか有効でない、など様々な制約があります。 ギアス所有者に対してもギアスの力は有効です。そのため、能力者同士の駆け引きが物語の見どころの一つとなります。

8.ルルーシュの名言が 「コードギアス」の人気を加速させた

「コードギアス」の人気の理由の一つは、劇中に散りばめられた、胸を打つような名セリフです。ここからはルルーシュの名言をピックアップし、紹介していきます。

王様から動かないと、部下がついてこないだろう?

「反逆のルルーシュ」第1話のセリフ。チェスの代打ちを頼まれたルルーシュは、キングから動かし始めます。対戦相手には笑われますが、あっという間にルルーシュが勝ちました。 その後「なぜキングから動かしたのか」と学友に聞かれた際、ルルーシュは「王様から動かないと、部下がついてこないだろう?」と答えます。このセリフは何気ない一言ですが、彼の戦略における美学を感じさせる名セリフと言えるでしょう。

撃っていいのは、撃たれる覚悟がある者だけだ。

こちらも第1話、ブリタニアの兵に囲まれ絶体絶命の状況に置かれたルルーシュのセリフです。自身に銃を向ける兵たちに向かって、「撃っていいのは撃たれる覚悟がある者だけだ」と言い放ちました。 ルルーシュはきっと、元々はとても優しい、母親と妹思いな男の子だったのでしょう。ですが過酷の幼少期の経験と妹ナナリーが置かれている状況を踏まえ、ブリタニアを憎むようになりました。 そんなルルーシュは「撃たれる覚悟」を持って、ブリタニアと徹底抗戦の姿勢を取ります。

間違っていたのは俺じゃない、世界の方だ。

「R2」第1話のセリフ。「反逆のルルーシュ」の後半でルルーシュの行動は、視聴者の目には正しいようにも間違っているようにも見えました。 「R2」では初め、ルルーシュは記憶を失っていました。記憶を失っていたルルーシュが全てを思い出したとき、「間違っていたのは俺じゃない、世界の方だ」と自分の行動を正当化します。

一度しか言わないぞ、いいか......、ありがとう。

「反逆のルルーシュ」第11話のセリフです。ブリタニアに反旗を翻し、自らの手を血で染めていくルルーシュ。彼の冷酷な面は回を重ねるごとにあらわになってきます。 戦いの最中、捕獲寸前まで追い詰められたルルーシュを、C.C.(シーツー)が身を挺して守ります。自分を助けてくれたC.C.に対し、「一度しか言わないぞ、いいか......、ありがとう」と礼を言いました。根が優しい彼の性格が分かる名シーンです。

生きろ!

「反逆のルルーシュ」第19話のセリフ。ルルーシュとスザクは、敵同士として鉢合わせしてしまいます。ルルーシュが命の危機に瀕して、スザクに対し「ギアス」で命じたのは、「助けろ」でも「銃を捨てろ」でもなく「生きろ」でした。このギアスによりスザクは軍の命令に背きます。 この「生きろ」というギアスが、後に物語を左右していくことになります。

さようならユフィ。多分、初恋だった。

「反逆のルルーシュ」第23話のセリフ。ルルーシュがユーフェミアにかけたギアスが暴走し、ユーフェミアは日本人を虐殺します。それを止めるため、ルルーシュは彼女に発砲します。彼はその時、「さようならユフィ。多分、初恋だった」と心で語り掛けるのです。 ユーフェミアは、ルルーシュの異母兄妹です。彼女はルルーシュのことを「かつて大好きだった人」と発言しており、幼い頃の二人は恋し合っていたことが分かります。しかし二人の恋は、悲しい結末を迎えました。

9.【ネタバレ注意】映画『コードギアス 復活のルルーシュ』で完結

「R2」までのストーリーを改めておさらい

ルルーシュはその類稀なる才能を活かし、最終的にはブリタニア皇帝にまで上り詰めます。彼は皇帝として財閥を解体したり貴族制度を廃止するなど、徹底的な改革を行いました。ですがその結果、ナナリーと対立してしまうことになります。

暴走していくルルーシュを見て、「彼の目的は何なのか」と頭を傾げた首をかしげた視聴者の方も多いかもしれません。ルルーシュの真の目的は、ブリタニアや日本人など、人々の憎しみを一心に自分に向けさせることだったのです。 憎しみの象徴となった自分をスザクに殺してもらうことで世界を平和に導こうとしたルルーシュは、願いどおり彼に討たれるのでした。 「R2」までのテレビアニメ版で描かれたのは、ここまででした。しかし、物語は「劇場3部作」を経て、「復活のルルーシュ」へと進みます。

実は生存していた?「復活のルルーシュ」でルルーシュの物語は完結する

『コードギアス 復活のルルーシュ』は2019年2月に公開された、「コードギアス」シリーズの最新作です。「R2」までのテレビアニメ版とは異なる構成になっている「劇場版3部作」の続編となるため、本作をより楽しむためには3部作を見ておく必要があります。 ゼロ(ルルーシュ)によって世界に平和が訪れた1年後。C.C.(シーツー)はルルーシュを復活させようと試みますが失敗し、彼は幼児退行した状態で復活します。C.C.は彼を完璧に復活させるため、中東の王国にある遺跡を目指します。

ゼロ(ルルーシュ)によって世界に平和が訪れた1年後。C.C.(シーツー)はルルーシュを復活させようと試みますが失敗し、彼は幼児退行した状態で復活します。C.C.は彼を完璧に復活させるため、中東の王国にある遺跡を目指します。 同時期、ルルーシュを討ちゼロに成り代わったスザクは、ナナリーと共にある難民キャンプへ視察に行っていました。そこで彼らは、突如としてジルクスタン王国の襲撃を受け、拉致されてしまいます。彼らを救出するために動いていたカレン、ロイド、咲世子の3人はC.C.、ルルーシュと偶然合流することに。 彼らはルルーシュを救うために潜入調査を続けますが、ジルクスタン国王のギアス「預言」の能力によって彼らの行動は筒抜けになっており、敵に追い詰められます。カレンやC.C.が命を奪われそうになったとき、ついにルルーシュが復活を遂げたのです。 ルルーシュのギアスで敵を殲滅し、捕らえられていたスザクを救出しました。そして彼らの元にかつての仲間たちも集合し、ナナリーを救うために動き出します。ルルーシュは国王のギアスの力に苦戦しつつも勝利を納め、そこから戦線は一気に収束していくのでした。 戦いが終わり、スザクとナナリーは無事救出されました。ルルーシュは「もう一度一緒に暮らしたい」というナナリーの提案を断り、スザクにも別れを告げます。そして再び旅へ出ようとしていたC.C.の元へ行き、二人は共に旅へ出ました。 「反逆のルルーシュ」から続いてきた物語は、「復活のルルーシュ」をもって完結を迎えます。しかし、この完結はあくまでも、彼の物語の終わりを描くものとなります。小説版や漫画版など、様々なメディアで描かれる「コードギアス」シリーズは、アニメ映画版を含め、まだ続編が制作される可能性があります。

10.ルルーシュ役は声優・福山潤 殺せんせー役でおなじみ

ルルーシュを演じたのは、声優の福山潤です。彼は2006年に日本アニカン大賞男性声優賞を受賞したり、アニメージュ第30回アニメグランプリの声優部門でグランプリ、第3回声優アワードでは海外ファン賞を受賞するなど、声優として輝かしい功績を収めています。 福山潤は1978年11月26日生まれの声優。彼が演じた代表的なアニメキャラクターは、『xxxHOLiC』の四月一日君尋、『武装錬金』の武藤カズキ、『WORKING!!』の小鳥遊宗太、『青の祓魔師』の奥村雪男、『キングダム』の嬴政、『七つの大罪』のキング、『暗殺教室』の殺せんせーなどが挙げられます。

ルルーシュ・ランペルージの劇的な生涯を描く「コードギアス」シリーズ

「反逆のルルーシュ」を1作目に、「R2」や劇場版を通して、主人公ルルーシュの劇的な生涯を描いてきた「コードギアス」シリーズ。彼の人生を描いたブリタニアと日本がメインの物語は、「復活のルルーシュ」で一旦幕を下ろします。 しかし「コードギアス」の世界は、アニメや映画の他にも、小説や漫画などの様々なメディアで描かれています。ルルーシュが主人公ではない「亡国のアキト」など、シリーズを通してスピンオフもたくさん存在しているので、これからもそういった続編が制作されるかもしれません。 ルルーシュの物語は完結しているものの、コードギアスの世界は彼の存在をなくしては語れないものとなっています。ルルーシュ・ランペルージという人物は、コードギアスの続編があるとすれば、なおのこと重要人物として、物語の肝となるでしょう。