アカデミー候補映画『デトロイト』ジョン・ボイエガ主演！戦慄の一夜の事件を描く【あらすじ・公開日】

アメリカ最大の暴動事件を描く映画『デトロイト』が2018年1月26日に公開されます。本作は、『ハートロッカー』などで知られるキャスリン・ビグローがメガホンとり、「スター・ウォーズ」シリーズのジョン・ボイエガが主演した作品です。この記事では、本作のあらすじ、キャスト情報などを紹介していきます。

1967年、米国では史上最大級の暴動事件「デトロイト暴動事件」が発生しました。そして暴動開始から3日が経った夜、若い黒人客たちで賑わうアルジェ・モーテルに、銃声を聞いたという通報を受けた警官たちが詰め掛け、偶然その場に居合わせた若者に対して暴力的な尋問を開始。やがて「死のゲーム」へと発展していくその尋問が、新たな惨劇の引き金になっていく、というストーリーです。

本作で描かれる「デトロイト暴動事件」とは、1967年7月23日から約4日間にわたって、アメリカの都市・デトロイトで起きた暴動です。アメリカ史上最大級の暴動とも言われるこの事件は、暴動鎮圧のために陸軍が介入するほどの事態となり、43人が死亡、1189人が負傷したとしたと言われています。

「スター・ウォーズ」シリーズのフィン役で知られるジョン・ボイエガ。彼が本作で挑戦するのは、実在の黒人警備員・メルヴィン・ディスミュークス。ディスミュークスは、事件の被害者の加害者の板挟みになるような難しい役所とのことです。話題作への出演が続くボイエガですが、本作ではどんな熱演を見せてくれるのか、注目ですね！

本作の共演者には、『レヴェナント: 蘇えりし者』『メイズ・ランナー』のウィル・ポールターも名を連ねています。彼は本作で、差別主義の白人警官を演じており、その鬼気迫る演技から、オスカーも期待されているそうです！

本作には、『シング・ストリート 未来へのうた』トランスフォーマー／ロストエイジ』への出演で知られるジャック・レイナーも出演してします。

また、「アベンジャーズ」シリーズのファルコン役として知られるアンソニー・マッキーも本作に参加。暴動事件の中の「戦慄の一夜」を描く本作において、彼がどのような役柄を演じるのか？「アベンジャーズ」シリーズとは違う彼の一面が見られるのが楽しみですね！

本作のメガホンを取るのは、女性初のアカデミー賞受賞監督、キャスリン・ビグロー。これまで『ハート・ロッカー 』『ゼロ・ダーク・サーティ』などを手掛けてきた彼女ですが、長編映画を発表するのは約5年ぶりとなります。また、前述の２作品でタッグを組んだマーク・ボールが本作でも脚本・製作を務めている事もあり、『デトロイト』も上質な作品となるのではないでしょうか！

本作の日本版のオフィシャルホームページには、映画監督の是枝裕和をはじめ、いとうせいこう、宇多丸、小島秀夫といった各界の著名人のコメントが掲載中。とてもここでは紹介しきれないほどのコメントが多数掲載されているので、興味のある方は、ぜひチェックして見てくださいね！

また、オフィシャルサイトでは本作を彩る音楽も紹介しています。十数曲の楽曲のプレイリストが公開中なので、映画の視聴と前後してこちらを聞いてみるのも楽しそうですよね！

また、『TOKYO TRIBE』で知られる漫画家・井上三太は、本作とコラボレーションしたイラストを執筆しています。

2017年12月現在、アカデミー賞最有力候補との呼び声も高い本作ですが、本作の他にも多数の対抗馬が存在します。この対抗馬と言われているのが、本作と同じく実在の事件をスティーブン・スピルバーグが映画化した『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』や、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』などです。 作品の好みや出来と受賞歴はまた別の問題ですが、やはりビッグネームが並ぶと、結果が気になってしまうもの。アカデミー賞に関しては、また結果が明らかになり次第、紹介していきたいと思います！

各界の著名人からの熱い絶賛のコメントが寄せられている映画『デトロイト』。映画の公開は2018年1月26日からです！