『テニスの王子様』跡部景吾はなぜ坊主になった?跡部王国から「俺様の美技に酔いな」の名言までたどる
「俺様の美技に酔いな」が決め台詞の、氷帝学園テニス部の部長・跡部景吾。英国育ちの御曹司で、部員200人の頂点に立つ『テニスの王子様』の人気キャラです。どんな人物で、どんな試合を戦ってきたのでしょうか。 漫画は『テニスの王子様』『新テニスの王子様』ともに完結しています。この記事では跡部のプロフィールと美技、手塚との関東大会の一戦を紹介します。リョーマとの試合でなぜ坊主になったのかや、『新テニ』のW杯での活躍、名言と声優もまとめました。 結末に触れるネタバレを含むので、注意して読み進めてください。
『テニスの王子様』跡部景吾のプロフィール

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属 | 氷帝学園中等部3年 |
| 役職 | テニス部部長 , 生徒会長 |
| 誕生日 | 10月4日 |
| 身長・体重 | 175cm・62kg(新テニでは178cm・63kg) |
| 血液型 | A型 |
| 利き腕・スタイル | 右利き・オールラウンダー |
| 声優 | 諏訪部順一 |
跡部景吾は、許斐剛の漫画『テニスの王子様』に登場する氷帝学園中等部の3年生です。テニスの本場・英国で育った帰国子女で、入学当初からテニス部の部長を務めています。部員200人の頂点に立ち、中等部の生徒会長も兼ねる優等生です。 実家は氷帝学園に毎年多額の寄付をしている跡部財閥で、父は証券会社の役員を務める跡部巽です。1学年下の樺地崇弘は英国時代からの幼なじみで、いつも跡部のそばに控えています。 髪の色は媒体によって違い、原作では金髪、ミュージカルでは銀髪で描かれています。右目の下の泣きぼくろも、跡部を見分けるポイントです。
跡部景吾の技は?眼力から跡部王国まで美技をたどる
氷帝学園中等部のテニス部200人の頂点に立つ存在で、「オールラウンダーの中のオールラウンダー」と呼ばれる跡部。 跡部はスタミナや技、スピードなどのバランスがとれている選手ですが、その中でも特に、相手の弱点を見抜く洞察眼が優れています。 その眼力の発展版は「氷の世界」と呼ばれる技で、相手の死角を氷柱として視覚化します。そのさらに上をいくのが「跡部王国」で、相手の骨格や関節の動きまでも見抜き、対応できない絶対死角を狙います。 跡部の代表的な技は、一打目で相手のラケットを叩き落とし2打目でスマッシュを決めるという「破滅への輪舞曲」や、前足一本でジャンプし力強いショットを放つジャックナイフなどがあります。 ほとんど弾まずに滑っていく「タンホイザーサーブ」も代表的な美技です。初出はアニメのジュニア選抜編で、のちに原作にも登場しました。 『新テニ』では、破滅への輪舞曲の2打目を弾まない打球で決める「失意への遁走曲(フーガ)」が加わります。跡部王国を初めて披露したのは、高校生の入江奏多との一戦です。超速サーブの「氷の皇帝(エンペラー)」や、未来の自分の能力を先取りする「無限進化」も生まれました。
跡部景吾は青学の手塚とリョーマに挑んだ
無印で跡部が青学と当たった試合は2つあります。1つは関東大会1回戦のS1で、相手は部長の手塚国光でした。もう1つは全国大会準々決勝のS1で、1年生の越前リョーマと向き合います。どちらも長い打ち合いにもつれ込んだ試合です。
関東大会で跡部景吾は手塚とどう戦った?
関東大会の1回戦で、氷帝は青学と対戦します。S1で跡部が向き合ったのは、青学の部長・手塚国光でした。2人がシングルスで戦うのはこれが初めてです。 跡部は手塚に持久戦を仕掛け、試合を長引かせていきます。手塚には左肘の古傷がありましたが、この試合で痛めたのは左肩でした。肩の痛みを抱えたまま、手塚は打ち合いをやめません。激戦の末に勝ったのは跡部でした。 手塚は試合のあと、肩の治療のため九州へ向かいます。『新テニ』で手塚がドイツ留学を決めたときには、跡部の助言もありました。
跡部景吾はなぜ坊主になった?
全国大会の準々決勝で、氷帝は再び青学と対戦します。S1の相手は越前リョーマで、この試合には「負けた方が坊主になる」という条件が付いていました。 跡部はタンホイザーサーブと氷の世界でリョーマを翻弄し、試合を優位に進めます。しかしリョーマは新たな技術を身につけて盛り返し、勝負は長いタイブレークへ。最後に跡部は、立ったまま気を失ってしまいます。 試合はリョーマの勝ちとなり、跡部は約束どおりその場で髪を刈られました。その後の跡部は、何事もなかったようにカツラをつけて登場しています。35巻の表紙はリバーシブルで、裏には短髪の跡部が描かれました。
『新テニスの王子様』の跡部景吾はW杯で中学生を率いた
『新テニ』で跡部はU-17日本代表の合宿に参加します。脱落タイブレークでは後輩の日吉若に勝ち、次の部長となる日吉を激励しました。 総入れ替え戦では高校生の入江奏多と戦い、跡部王国を出しても決着がつかず引き分けに。一軍入れ替え戦では仁王雅治と組んで越知月光・毛利寿三郎ペアを破り、一軍バッジを手にします。W杯では、日本代表に入った中学生の主将を任されました。 プレW杯では入江と組み、手塚を含むドイツのペアに完敗します。予選のオーストラリア戦では仁王に成り済まして不二周助と組み、新技の氷の皇帝で勝利をつかみました。 決勝メンバー決定戦では忍足侑士を破ったあと、入江に追い詰められます。それでも高校生の枠が先に埋まり、跡部の出場が決まりました。決勝のスペイン戦はS3でロミオ・フェルナンデスに勝ち、日本は優勝を果たします。 2026年秋のアニメは原作36巻から始まるので、忍足戦と入江戦も放送の範囲に入る見込みです。
跡部景吾の俺様な名言を4つ紹介
跡部の決め台詞は、得意技を「美技」と呼ぶところから生まれた「俺様の美技に酔いな」です。口癖の「アーン」や、自分を「王様(キング)」と呼ぶところも跡部ならでは。尊大な言葉に部長の誇りがにじみます。
俺様の美技に酔いな
得意技である「破滅への輪舞曲」を決めた時に使う俺様的なセリフです。
俺が王様だ
「王様(キング)」は、跡部が自分で名乗っている呼び名です。作中では「俺様が王様(キング)だ!」の形でも登場します。跡部は入学当初から部長を務め、部員200人の頂点に立つ存在です。その立場への自負があるからこそ、王様を名乗っても不思議ではないのが跡部らしさです。
ショータイムの始まりだ
「ショータイムの始まりだ」は、試合を自分の見せ場として楽しむ跡部らしい台詞です。技に「美技」と名前を付けて披露するのも、見る人を意識しているからこそ。勝つだけでなく魅せることにもこだわる跡部の姿勢が表れています。
お前の氷帝コールを見つけてみろ
こちらは打って変わって、続編である『新テニスの王子様』でのこのセリフ。跡部に次いで部長を務める日吉に対する先輩らしいアドバイスもしています。俺様ではありますが、意外に仲間想いなところも跡部の魅力ですね。
跡部景吾が「跡部様」と呼ばれるほど人気なのはなぜ?

跡部が「跡部様」と呼ばれるのは、尊大な態度の裏に努力と仲間への思いやりがあるからです。英国時代に同年代の選手との差に苦しんだ経験をばねに、相手の弱点を見抜く眼力を磨き上げました。 宍戸亮の努力を認めて、監督の榊にレギュラー復帰を口添えしたこともあります。全国大会決勝の前には、行方がわからなくなったリョーマの捜索にも協力しました。勝負には厳しく、仲間には面倒見がよいところが、多くのファンを引きつけています。 人気は数字にも表れていて、バレンタインのチョコ獲得数では1位の常連です。2014年には62,837個を集めました。2005年のキャラソン「理由/E気持」は、オリコン週間ランキングで初登場9位を記録しました。男性キャラの曲がトップ10に入ったのは、これが初めてです。
テニミュで跡部景吾を演じた歴代キャストは?
テニミュの愛称で親しまれている、ミュージカル『テニスの王子様』で跡部を演じたのは、1stでは加藤和樹、久保田悠来、井上正大。2ndでは青木玄徳、小沼将太。3rdでは三浦宏規です。2021年に始まった4thでは、高橋怜也と石川志泉が跡部を演じています。続編を舞台にしたミュージカル『新テニスの王子様』の跡部も高橋怜也です。 初代跡部を演じた加藤和樹は原作、特に跡部のファンとしても知られていて、テニミュファンからも多大な支持を得ていました。 3rdで跡部を演じた三浦宏規は全国バレエコンクールで賞を受賞した経験を持つ俳優で、ミュージカル『刀剣乱舞』の髭切や、『ONE PIECE LIVE ATTRACTION』でモンキー・D・ルフィを演じています。
アニメで跡部景吾を演じた声優は諏訪部順一

アニメで跡部を演じたのは、声優・諏訪部順一です。20代ではナレーターやラジオDJとして活動していましたが、アニメ『テニスの王子様』の跡部役を演じたことで、声優としても注目されるようになりました。さらに跡部のキャラソンもヒットし、歌手としても活動をしています。 跡部役を担当したのは2002年からで、OVAや『新テニ』、劇場版でも交代はありません。2026年秋の『新テニスの王子様 U-17 WORLD CUP 決勝メンバー決定戦』でも跡部を演じています。エンディングテーマ「金環蝕 phenomenal」は、跡部と忍足侑士の名義で歌う曲です。 諏訪部順一は今までに『BLEACH』のグリムジョー・ジャガージャック、『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEシリーズ』の神宮寺レン、『夏目友人帳』の的場静司、『バクマン。』の福田真太、『キングダム』の昌平君、『ばらかもん』の川藤鷹生、『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』の伊丹耀司、『ブラッククローバー』のヤミ・スケヒロなど、多くの人気キャラクターを演じてきました。
跡部景吾は今も氷帝の王様として愛されている
跡部景吾は氷帝学園の部長として青学の前に立ち、『新テニ』ではW杯日本代表の中学生をまとめる主将になりました。眼力から跡部王国、無限進化へと広がった美技には、努力を重ねて頂点を目指す跡部の歩みが詰まっています。 尊大な物言いの裏で、後輩の日吉を激励し、仲間のために動く場面も少なくありません。2026年秋には『決勝メンバー決定戦』のアニメも始まり、跡部の試合を映像で見られる機会が続いています。原作は2作とも完結しているので、跡部の名勝負を1巻から読み返してみてはいかがでしょうか。














