「ドラゴンボール」のチャオズを徹底解剖!意外な年齢設定や、あの名シーンを紹介【無駄死にの美学】
見た目はキョンシー?チャオズとは?【ドラゴンボール】
チャオズは鳥山明原作の漫画及びアニメーション作品「ドラゴンボール」に登場するキャラクターの1人です。悟空の師匠、亀仙人のライバル鶴仙人の弟子の1人で、同じく鶴仙人を師匠とする天津飯とは兄弟弟子という間柄であり、実の兄弟のような絆で結ばれています。 白い肌とくりくりした目で見た目はキョンシーにそっくりなのが特徴的。鶴仙流の技と超能力、また固い頭を生かした頭突きを武器としていますが、戦闘能力自体はあまり高くない様子。名前は餃子からとっており、北京語で読んで「チャオズ」となっています。
見た目からは分からない!?年齢は……
チャオズは、人間キャラクターの中で最も見た目の年齢が変わらないキャラクターだといえるでしょう。初登場時から原作最終回まで、一貫して見た目の年齢が実年齢と見合っていません。 アニメ版では、天津飯の回想の中で幼少期のチャオズが登場しました。この時の見た目も、初登場時と全く変わっていません。このことから、チャオズは幼い時から見た目が変わっていないようです。 初登場時はピッコロ大魔王編の天下一武道会で、実年齢は15歳です。魔人ブウ編では36歳のはずですが、見た目の変化はほぼありません。初登場の時点で15歳とそろそろ青年といってもいい年齢だったはずですが、簡単な計算を苦手とするなど、内面も見た目も幼い男の子のように描かれています。 アニメ版でも最終回近くまで、初登場時とほとんど変わらない見た目でした。到底36歳には見えませんし、声も可愛らしい少年のようです。
チャオズの戦闘力は?
チャオズの技といえばドドンパや相手の動きを封じたり、物体を浮かべて自在に動かせるという超能力が上げられます。ただし、この超能力に関しては両手をかざしていないと使う事ができず、一定以上の強さの相手には効かないことが多い事からソロでの実戦にはあまり向いていません。 純粋な戦闘能力だけを考えると、戦闘に参加しているキャラクターの中では一番低い位置に入ります。原作の中には、チャオズが勝利した戦いの描写もありません。 しかし例外的に、アニメではナメック星編において、ギニュー特戦隊のひとり・グルドと戦って勝利している様子が描かれています。
チャオズが原作で死亡回数した回数は3回!
チャオズの、原作での死亡回数は全部で3回です。 1回目の死は、ピッコロ大魔王編でした。ピッコロ大魔王が世界征服をするためにドラゴンボールで神龍を呼び出し、先制してピッコロ大魔王の消滅を願うために飛び出しますが、攻撃されて死亡します。戦いの後、ドラゴンボールで生き返りました。 2回目の死は、サイヤ人編です。ナッパの背中にしがみついて自爆しました。目に涙を浮かべながら「さようなら天さん……どうか死なないで」というセリフが印象的です。そこから何ヶ月か経った後に、天津飯と一緒に生き返ります。 3回目の死は、魔人ブウ編です。魔人ブウの全人類殺害からは生き残るものの、魔人ブウの地球破壊で死亡しました。この後はナメック星のドラゴンボールで生き返ります。
ナッパ戦での名言「さよなら天さん」
戦闘では目立った活躍を見せていないチャオズですが、戦いの中で読者の心に残る名シーンがあります。それは作中のサイヤ人編でベジータとナッパが地球を強襲しにやってきた際の出来事。 サイヤ人から地球を守ろうと必死に戦いますが、彼らの戦闘能力は桁違い。開始直後に天津飯がナッパによって腕を落とされてしまいます。それを見たチャオズは、咄嗟にナッパの背中に飛びつきました。そして、「さようなら天さん」と呟くのです。 チャオズが何をしようとしているか察した天津飯が「やめろ!」と叫びますがチャオズはそれを無視。一世一代の自爆技を仕掛けました。この技は悲しいことにナッパには効きませんでしたが、捨て身の攻撃を仕掛けたチャオズの名シーンとして「ドラゴンボール」の歴史に刻まれています。
天津飯から「チャオズはオレがおいてきた」と言われる
サイヤ人編では自爆技を仕掛け名シーンを残したチャオズでしたが、純粋な戦闘能力は仲間たちには追い付けず、次のストーリーとなる人造人間編では戦闘には参加しない運びとなってしまいました。天津飯がチャオズは戦いにはついていけない、と判断したのです。 皆の元に1人やってきた天津飯はチャオズについて「修業はしたがハッキリいってこの戦いにはついていけない」と言っており、悟空も「そのほうがいい」と答えています。 それだけ厳しい戦いであったということでしょう。その場にチャオズはいませんが、修行をした分、相当に悔しかったのではないでしょうか。
悟空とチャオズは喋ったことがない?
悟空といえば主人公ですから、大概のキャラクターとは絡みがあります。しかし原作において、実はチャオズとだけ絡みや会話をするシーンがないのです。チャオズ自体がそれほど喋るキャラクターではないにしろ、とても意外ですね。 話をしたことがないので、戦いに挑む登場人物の中で唯一チャオズだけが悟空の名前を呼んだことがありません。今だに何と呼ぶのかは不明となっています。 しかし、逆に悟空には名前を呼ぶシーンがあるのです。それはナッパ戦での出来事。「今の一発はチャオズの恨みだ」とナッパの腹に拳を入れるシーンがあり、チャオズと呼んでいたことだけが判明しています。
チャオズのその後について
物語のその後、チャオズがどうなったかについて作者の鳥山明によって発表されています。どうやら天津飯と共に農業を営んでいるようです。しかも、戦闘では実戦に不向きだったチャオズの超能力ですが、農業には非常に役立っており引っ張りだこになっている様子。 その効率の良さから農家からは高額で雇われているので、貯金もかなり持っているという細かい話まで上がりました。なんだか微笑ましいですね。そのお金は天津飯と2人で使うのでしょうか?
「ドラゴンボール」チャオズの声優は?
今夜は江森浩子ちゃんとサシ飲み〜劇団の付属養成所で出会った時はお互い18才‼️未だに同じ業界で同じ仕事してる。奇跡みたいなご縁だね。ポジティブな彼女と一緒にいると元気になれるのだ!!! pic.twitter.com/3AheIaQnVR
— 小林優子 (@konbumirin) August 24, 2017
可愛らしい見た目が特徴的なチャオズの声は、声優の江森浩子が担当しています。1961年1月27日生まれで、声優とナレーターとしても活躍する人物です。1984年の『夢戦士ウイングマン』のゆかり役がデビュー作で、代表作は『ゲゲゲの鬼太郎』の第3作の時の砂かけばばあや『悪魔くん』のサシペレレ、などが挙げられます。 ナレーションでもバラエティ番組などで数多く活躍し、『世界まる見え!テレビ特捜部』や『天才!志村どうぶつ園』などを担当しています。