2018年3月24日更新

【ANAISによる“恐竜と映画とわたし”】①恐竜オタク、恐竜を題材にした映画連載はじめたってよ。

このページにはプロモーションが含まれています
恐竜連載

はじめましての方も、そうでない方もこんにちは!アナイスです。突然ですが私、恐竜が大好きなんですよ。物心つく前から『ジュラシック・パーク』のビデオが擦り切れるまで観て育ち、気がつけば生活の一部いやもはやアイデンティティの一部となっている存在です。 普段はライターと編集の仕事をしておりまして、映画に関するレコメンドやレビュー、考察・解説記事や俳優や女優、監督などに対してインタビュー取材をしたりしています。 そしてこの度、ciatr編集部に「『ジュラシック・ワールド』の続編も公開する事だし、恐竜記事を書きたい。恐竜連載をしたい」と唐突に言ってみたら、なんと潔くOKをいただきまして(どうかしている!)。

恐竜連載

映画ライターであり恐竜をこよなく愛するナードな23歳。映画は、パルムドールからZ級映画までオールジャンル観るタイプ。アメコミとスター・ウォーズと、ウォーキング・デッド(ニーガン)も大好きなポッタリアン。 一言でまとめると“オタク”な私アナイスが、「恐竜」と「映画」この二点を軸に進めて行く連載「ANAISによる“恐竜と映画とわたし”」を始めさせていただく運びとなりました。この連載を通して、少しでも多くの方に恐竜の魅力をお伝えできればと思います。

AD

第一回目:恐竜を好きになった幼少期、キッカケとなったあのシリーズ作品

恐竜が生きているーー、子供の頃の私がそう信じたのは『ジュラシック・パーク』を初めて観た時でした。彼らのフォルムや、目、動き、咆哮に、ひたすら目を奪われてしまったのです。そしてその瞬間から、巨匠スティーブン・スピルバーグは、只の優しげなメガネのおじさんから、唯一無二の神となったのです。

大雨の中、突如姿を表したT-REXを目の前に冷静キャラだったはずの弁護士が子供を置いて一目散に逃げ、トイレで喰われる。小さい子なら普通怯え切ってしまう、このアイコニックなシークエンスに幼少期の私は「スーパーかっこいい!」と興奮気味になって、画面を食い入るように観ていました。恐竜を傷つける人間に対して野次を飛ばしたり……喰われ、逃げ惑う人間の味方ではなく完全に恐竜の味方でしたね。

ジュラシック・パーク
© Universal Pictures

小学校で「恐竜が好き」と言えば、低学年までは「俺も!」と男子の賛同を得ていたのが、高学年になるにつれてメゾピアノ系女子から「なんで?キモい」と、いじめられる。 男の子が好きだったものが好きだったし、男勝りだった私は何の間違いか、その後私立の中高一貫女子校に進学し、口が裂けても「恐竜が好き」なんて言えなくなってしまいました。

しかし、私は恐竜がずっと好きでした。「映画でいつも人間を食べるじゃん、一体どこが好きなわけ」と聞かれたときのために、「彼らだって生き物であって、生きていかなければならなくてだな、人間だって牛や鳥を……」なんて、それっぽい答えを言って納得させようと努力しました。 幼かった私には、恐竜の魅力というものを深く人に伝えるという力を持ち得ていませんでした。それより、「好き」という感情を誰にもバカにされないように、邪魔されないように、ひとりでそれと向き合ってきました。

恐竜連載

ただ、私は今、その「好き」を多くの人に伝えたいのです。 私だけではない、多くの老若男女に夢とロマンを与えた衝撃的な一作目から22年の時を経て、このシリーズ作品は『ジュラシック・ワールド』として新たに物語を展開していきました。大人になった私が周りを見渡すと、皆が今作に熱中し、恐竜に熱中していた。私はそれをみて、今こそ自分が抱いて来た“恐竜愛”を綴る時なのだと確信しました。

「ジュラシック」シリーズは、私が恐竜好きになったキッカケでもありますが、それと同時に映画好きになったキッカケでもあります。そして、こうして今私はその映画に携わるお仕事をさせていただいているわけで、もう言ってしまえば今の私は、この作品があってこそ、あるのです。冒頭にも綴った通り、アイデンティティの一部であるとは、こういう事なのです。

夢は「ジュラシック」シリーズの映画パンフレットに寄稿すること。 そんな23歳、独身、彼氏なし、恐竜好きな私のこちらの連載に、今後お付き合いいただければ幸いです。

AD

【ANAISによる“恐竜と映画とわたし”】第二回目は3/31(土)公開予定!

この度第一回目は、自己紹介と連載のイントロとして綴らせていただきました。来週3/31には、現在絶賛公開中『リメンバー・ミー』を手がけたピクサーによる、恐竜を題材にしたアニメ映画『アーロと少年』について書きたいと思います。 『リメンバー・ミー』もタオルが必要だったくらい泣けたけど、この作品も号泣ものなんです……乞うご期待!