2019年10月30日更新

映画『騙し絵の牙』大泉洋主演で2020年6月に公開【あらすじ・キャスト一覧】

『騙し絵の牙』 大泉洋
©2020「騙し絵の牙」製作委員会

大泉洋をイメージして描かれた小説『騙し絵の牙』の実写映画化が決定しました。2020年6月公開の本作で主演を務めるのは、もちろん大泉洋本人!この記事では、同作の原作情報やキャストを紹介します。

目次

『騙し絵の牙』大泉洋×吉田大八監督で映画化 2020年6月公開決定

『騙し絵の牙』 大泉洋
©2020「騙し絵の牙」製作委員会

大泉洋の主演映画『騙し絵の牙』が2020年6月に公開することが決定しました。本作は同名小説を原作としており、その小説は主人公の速水輝也を大泉洋に当て書きしたという前代未聞の異色作です。 不況のあおりを受け、廃刊の危機に陥った「トリニティ」。編集長の速水輝也はなんとか雑誌を存続させようと奮闘することになります。速水は窮地を脱することはできるのか。そして速水とはどんな人間なのか。その秘密は小説の表紙に隠されている? 出版業界のリアルを描いた『騙し絵の牙』について、本記事ではキャスト・監督や原作情報を紹介します。 ※本記事には『騙し絵の牙』のネタバレが含まれています。ご注意ください。

『騙し絵の牙』原作情報とあらすじを紹介!

作者は『罪の声』の塩田武士!大泉洋に当て書きするようになった経緯は?

原作小説の作者は塩田武士。元新聞記者の塩田は、グリコ・森永事件を題材にした『罪の声』で「このミステリーがすごい!」に選出された経歴を持ちます。 『騙し絵の牙』の小説の製作は、大泉が雑誌『ダヴィンチ』の表紙を飾る度に、お薦めの本を紹介する必要があったことが発端です。大泉は何度も『ダヴィンチ』の表紙を飾っており、その撮影の度に、お薦めの本はないかと反対に編集者に訊いていました。「映像化された際に自分が主演できるような小説はないか」と。すると編集者が「もう大泉をイメージした小説を作ろう」と言い始めたのが、本作のきっかけとなっています。 そんなきっかけで動き出した本作の執筆を依頼されたのが塩田武士です。塩田は大泉を研究し当て書きしており、人柄だけでなく語尾や話の間などもトレースされています。さらに塩田が執筆する中で、大泉とも打ち合わせを重ねて作られており、大泉の意見も本作に反映されているのです。 また元新聞記者で出版業界をよく知る塩田による本作は、今の出版業界をとてもリアルに描いています。この物語を通して、出版業界が直面している問題を知ることもできるのです。 こういった経緯を持ち、4年の歳月をかけて完成した『騙し絵の牙』がついに待望の映像化となりました。

原作のあらすじをネタバレありで紹介!速水に隠された牙とは

ここからは原作小説のあらすじを紹介。ネタバレを含むためご了承ください。 出版業界の不況の煽りを受ける大手出版社「薫風社」は、社長の急逝によって次期社長争いが勃発します。そして専務の東松による大改革が始まり、雑誌が次々と廃刊の危機に瀕することに。カルチャー誌「トリニティ」も例に漏れず、編集長の速水は雑誌存続のために奔走することとなります。その中で翻弄されることとなるのは、社会に生きる人々の嘘や裏切りなど人の裏の一面。

黒字化のために大物作家の連載や映像化、タイアップなど新企画を探る速水でしたが、どれも成果が振るいませんでした。 結果的に速水は薫風社を退社することとなってしまいます。しかし速水はただでは終わりませんでした。自ら会社を立ち上げ、独立を成し遂げたのです。実は速水は会社に翻弄されていたのではなく、虎視眈々と牙を剥く準備をしていたことがわかります。普段のひょうひょうとした速水には、裏の顔が隠されていたのでした。その秘密は彼の出生にあるらしく――? 速水を大泉洋として捉えていた読者を綺麗に騙すこととなるこの仕掛け。是非皆さんも味わってみてはいかがでしょうか。

【キャスト一覧】 大泉洋を筆頭に豪華俳優陣が集結

速水輝也:大泉洋

大泉洋(真戸呉緒/東京喰種)
©️ciatr

薫風社のカルチャー誌・「トリニティ」の編集者である主役の速水輝也役を務めるのは、もちろん大泉洋です。 1973年4月3日生まれで北海道出身の大泉は、大学の演劇研究会の仲間だった安田顕や戸次重幸と共に「TEAM NACS」を結成。2019年のドラマ『ノーサイド・ゲーム』で主演を務めるなど、多くの作品に参加しています。 大泉に当て書きされているだけあり「天性の人たらし」と言われている速水輝也を大泉が演じます。40代半ばの速水は、コミュニケーション能力が高く、モノマネを得意とするなどユーモアにも溢れている人物。重い空気も彼の笑顔があれば和らいでしまうほどの魅力を持つ速水ですが、本作ではそんな速水の内面にも踏み込みます。

高田恵:松岡茉優

薫風社の文芸誌「小説薫風」の新人編集者である高野恵役を、松岡茉優が演じます。 子役の頃から活躍していた松岡は、2017年の映画『勝手にふるえてろ』で初主演を務め、2019年の映画『蜜蜂と遠雷』でも主演を果たしました。 吉田大八作品に出演するのは2013年の『桐島、部活やめるってよ』以来となり、松岡は速水に振り回されることになる高野恵を演じます。

東松:佐藤浩市

速水たちが働く薫風社の専務で次期社長の東松を演じるのが、佐藤浩市です。 2019年の映画『記憶にございません!』などの話題作に出演する佐藤は、2013年の映画『清須会議』や2018の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』などで大泉と共演しています。 本作では、速水が窮地に立たされるきっかけを作る東松を佐藤が演じます。

監督は『桐島、部活やめるってよ』の吉田大八

本作の監督を務める吉田大八は、2013年に監督を務めた映画『桐島、部活やめるってよ』で、第36回日本アカデミー賞の最優秀作品賞や最優秀監督賞など多くの賞を受賞。2014年の映画『紙の月』でも、第38回日本アカデミー賞などで多くの賞を受賞しました。本作では、共同で脚本も手掛けます。 吉田曰く人間は誰しも負けるもので、今負けているか勝ちながら負けを予感しているかのどちらかとのこと。「それがわかっていても何故か戦ってしまう、どうしようもなく面倒で熱苦しい人たちの映画を撮りたい」と語っています。 そんな「負けて勝つ!」がテーマという本作を吉田がどのように映し出すのか、見逃せません。

タイトル「騙し絵の牙」の意味とは?映画は2020年6月公開

出版業界について知ることができ、ラストまで気が抜けないものとなっている『騙し絵の牙』。そしてまだ明かされていない作家や編集のキャストにも、豪華な俳優陣が控えているとのことです。 大泉洋に当て書きされた小説が映像化すれば、もはやそれはただの大泉ではないのか、そんな疑問の答えは本作を観ることでわかるでしょう。映画『騙し絵の牙』は、2020年6月に公開です。