『テニスの王子様』幸村精市とはどんな男?プロフィールと必殺技を紹介!
『テニスの王子様』ではラスボスに位置するキャラで、反則級の力を持つ人物です。 身長175㎝、体重61㎏の右利きオールラウンダーで、プロフィールだけ見れば目立つようなことはありません。また、特に必殺のショットを持たず、なんでもこなせる器用なプレイヤーです。 このように見てみるとごく普通のプレイヤーで、テニプリのラスボスを務めることは到底無理に感じますが、1つだけ反則級の能力を秘めているのです。 それが「相手の五感」を奪うという能力。淡々と相手の打球を正確無比に返し続けることで、相手は何をしても得点できないイメージを抱きます。そうすることで、相手の自信を徐々に奪っていきイップスに陥れるのです。 それが転じて五感を奪い、相手を絶望の底へ沈めます。こういった相手のすべてのプレーを作中トップレベルで操れることから、「神の子」と呼ばれるプレイヤーです。
ファンの間では魔王と呼ばれている……?
プレー中はキリッとした顔つきですが、普段は非常に穏和な表情で、微笑みを絶やさない人物です。しかし、そんな人物ながらも幸村はファンの間で「魔王」と呼ばれています。その理由とはいったいなんなのでしょうか? 実は、「テニプリ」にはもう一人魔王と呼ばれていた人物がいます。それが不二周助です。この二人の類似点といえば、表面上は温厚ながらも「腹黒」であるという点。 幸村も不二もとても優しそうな顔をしながら、意外と発言や行動がエグイことが多々あります。特に幸村に関しては、何よりも部の勝利を優先するため、冷酷な判断を下すこともしばしば。 そういったことから、幸村は不二と並んで「魔王」と呼ばれるキャラとなったのです。
重い病気を患っている……?
幸村が初めてその力を示したのが全国大会決勝の最終戦。本当に最後の最後までベールに包まれたキャラでした。 もちろん、立海のメンバーが強すぎてシングルス1まで試合が回らないという理由もありましたが、もう一つ絶対的な理由があったのです。 それは「ギラン・バレー症候群」という筋肉を動かす運動神経に障害を起こし、四肢に力が入らなくなる難病に酷似した免疫系の病を患っていたから。それゆえに、関東大会までに治療とリハビリをおこない、全国大会で復帰という形になりました。 しかし、どうやらまだ完治はしていないようなのです。「新テニ」にてそのことが少し触れられていますが、病の影響など感じさせないほどのプレーを披露しています。
心を打ち砕く数々の名言
幸村は多々相手の心を打ち砕く発言をしています。これらの発言も魔王といわれる一因となりました。ここでは魔王らしさを感じられるいくつかの発言を紹介していきましょう。
「ボールは分身などしない……常に1つだよ」
「ボールは決して消えたりなどしない」
「テニプリ」を真っ向から否定するような発言です。幸村から見れば、どんな打球でも普通のテニスと変わらないということ。 ただ、実際の世界で考えると至極当然のことです。
「早く負けたほうがボウヤのためだよ」
越前の全力を前に、涼しい顔でプレーする幸村。体力がみるみる減っていく越前に対し、幸村はリタイアを推奨するのです。 本編では登場の少なさから発言数も少ないですが、非常にインパクトのある言葉を残しています。そして、「新テニ」でもその存在感を増してきているのです。
テニミュの初代キャストは増田俊樹さんだった!?
今や声優として名が売れている増田俊樹さんですが、俳優としてテニミュの幸村精市を演じたのが一番初めにした仕事だったのです。 幸村の持つ柔和な印象、そしてテニスに賭ける想いは仕事に賭ける想いといったように、幸村の冷静さと熱さを併せ持った俳優でした。 しかし、もともとは声優を目指していたため、テニミュの舞台には1年のみ立ち、その後に事務所の所属部門を声優部門に移動させて活動を開始します。 そして、『遊☆戯☆王ZEXAL』の神代凌牙役でテレビアニメ初レギュラーを獲得し、声優としての名を広めていったのです。
声優を務めるは永井幸子さん!
幸村の声優を務めるのは女性の声優である永井幸子さんです。 実は声優での初仕事がこの幸村役でした。年齢的にはややデビューに遅い年代の方ですが、非常に深みのある声をしており、幸村のミステリアスさと底知れぬ強さをうまく表現しています。 ちなみに、漫画家志望であったため、イラストがとてもうまく自身のブログに度々アップしています。また、幸村のキャラソンのジャケットのデザインの担当をしたこともありました。
『テニスの王子様』幸村精市はキャラソンでも魔王らしい!
幸村のキャラソンの歌手はもちろん声優の永井幸子さん。そして、過半数の曲の作詞も永井さんが自ら執筆しました。 幸村のキャラソンは悲しみを感じる曲から、やや激しめの曲まで幅広くあり、さまざまなファンの心を掴んでいるのです。 そして、詩は病に犯されていたがゆえに、未来や明るい明日を指すものが多く、非常に前向きになれます。元気を出したい方は聴いてみてはいかがでしょうか。 さて、「テニプリ」のラスボスであった鬼才・幸村精市について理解できたでしょうか。「新テニ」でも多くの出番があるキャラなので、ぜひとも今後の活躍を応援してあげましょう。