『テニスの王子様』幸村精市(ゆきむらせいいち)の病気は治った?五感を奪う神の子の強さに迫る
立海大附属中学校テニス部の部長を務める幸村精市(ゆきむらせいいち)。相手の五感を奪うテニスで、テニプリの中でも「神の子」と恐れられる存在です。ただ、物語の途中まで立海の仲間とコートに立てませんでした。 その理由は、入院するほど重い病気にかかっていたからです。病名は何だったのか、テニスができるまで治ったのかは気になるところです。 この記事では、プロフィール、病気の経緯、五感を奪う仕組み、リョーマと手塚との試合を紹介します。「魔王」と呼ばれる理由、名言、テニミュ、声優、キャラソンもまとめました。
『テニスの王子様』幸村精市のプロフィール
| 名前 | 幸村精市(ゆきむらせいいち) |
|---|---|
| 所属 | 立海大附属中学校3年・テニス部部長 |
| 誕生日 | 3月5日 |
| 身長・体重 | 175cm・61kg(新テニでは176cm・63kg) |
| 血液型 | A型 |
| 利き腕・プレイスタイル | 右・オールラウンダー |
| 家族 | 祖母 , 父 , 母 , 妹 |
| 趣味 | ガーデニング |
| 声優 | 永井幸子 |
幸村精市は、真田弦一郎・柳蓮二と並ぶ「立海三強」の1人で、立海の全国大会2連覇を支えた部長です。全国大会決勝まで無敗どころか1ゲームも落とさなかったことから、異名は「神の子」です。 コートの外では穏やかで、リョーマのことは「ボウヤ」と呼びます。いっぽうで部の勝利のためなら、部員の私情を無視した冷酷な指示を出すこともある厳しい部長です。苗字の由来は、真田と合わせて戦国武将の真田幸村です。
幸村精市が魔王と呼ばれるのはなぜ?

プレー中はキリッとした顔つきですが、普段は非常に穏和な表情で、微笑みを絶やさない人物です。しかし、そんな人物ながらも幸村はファンの間で「魔王」と呼ばれています。その理由とはいったいなんなのでしょうか? 実は、「テニプリ」にはもう一人魔王と呼ばれていた人物がいます。それが不二周助です。この二人の類似点といえば、表面上は温厚ながらも「腹黒」であるという点。 幸村も不二もとても優しそうな顔をしながら、意外と発言や行動がエグイことが多々あります。特に幸村に関しては、何よりも部の勝利を優先するため、冷酷な判断を下すこともしばしば。 そういったことから、幸村は不二と並んで「魔王」と呼ばれるキャラとなったのです。
幸村精市の病気は何?入院から完治までをたどる
幸村が患ったのは、ギラン・バレー症候群によく似た免疫系の難病です。作中で正式な病名は明かされていません。2年の冬に入院し、部の指揮は副部長の真田弦一郎に任せて療養を続けていました。 その後、手術とリハビリを乗り越えて、全国大会で復帰します。ただ、手術後にテニスは無理だという主治医の話を聞いていました。苦しいリハビリを越えて戻ってきた自負とあわせて、決勝の舞台では重圧にもなっていきます。 病気が治ったとわかるのは、続編の『新テニスの王子様』です。U-17W杯の準決勝ドイツ戦の前に、君島育斗から病気が完治していると聞かされます。一度はテニスを奪われかけた幸村にとって、全力でコートに立てることが何よりの喜びだったのでしょう。
幸村精市はどうやって五感を奪う?W杯で見せた新技は?
『テニスの王子様』ではラスボスに位置するキャラで、反則級の力を持つ人物です。 右利きのオールラウンダーで、特に必殺のショットを持たず、なんでもこなせる器用なプレイヤーです。 このように見てみるとごく普通のプレイヤーで、テニプリのラスボスを務めることは到底無理に感じますが、1つだけ反則級の能力を秘めているのです。 それが「相手の五感」を奪うという能力。淡々と相手の打球を正確無比に返し続けることで、相手は何をしても得点できないイメージを抱きます。そうすることで、相手の自信を徐々に奪っていきイップスに陥れるのです。 それが転じて五感を奪い、相手を絶望の底へ沈めます。全国大会決勝まで1ゲームも落とさなかったことから、「神の子」と呼ばれるプレイヤーです。 『新テニスの王子様』でも、幸村は五感を奪うテニスで勝ち上がります。U-17合宿の脱落タイブレークマッチでは真田、二軍選抜では不破と戦い、どちらも五感を奪って勝ちました。 プレW杯でドイツ代表と戦ったダブルスでは、逆に幸村が五感を奪われる側に回ります。それでもテニスができる喜びで立ち直り、ペアを組んだ徳川との能力共鳴で「第六感」に目覚めました。W杯本戦では「蜃気楼の鏡」「零感のテニス」「未来剥奪」と、新しい技を次々に生み出しています。
幸村精市はリョーマと手塚に勝てた?

幸村がリョーマと戦ったのは、全国大会決勝の最終試合となるシングルス1です。関東大会決勝の立海戦に、幸村は出ていません。 幸村はリョーマのあらゆる技を完封し、五感を奪っていきます。勝つ重圧からテニスを楽しむこと自体を否定していた幸村に対し、リョーマは「天衣無縫の極み」に目覚めて反撃……。最後は幸村が逆転で敗れ、青学の全国制覇が決まりました。 『新テニスの王子様』では、U-17W杯準決勝のドイツ戦シングルス2で、ドイツ代表の手塚国光と戦います。第1セットは「蜃気楼の鏡」と「零感のテニス」で幸村が先取します。第2セットは手塚が「至高のゾーン」で取り返しました。ファイナルセットで「未来剥奪」を完成させて追い上げたものの、勝ったのは手塚です。全国大会では実現しなかった2人の試合でした。チームとしては日本がドイツを破り、決勝へ進んでいます。
幸村精市の心を打ち砕く名言を紹介

幸村は多々相手の心を打ち砕く発言をしています。これらの発言も魔王といわれる一因となりました。ここでは魔王らしさを感じられるいくつかの発言を紹介していきましょう。
「ボールは決して消えたりなどしない」
「ボールは分身などしない……常に1つだよ」も、同じ考えから出た台詞です。 「テニプリ」を真っ向から否定するような発言です。幸村から見れば、どんな打球でも普通のテニスと変わらないということ。 ただ、実際の世界で考えると至極当然のことです。
「早く負けたほうがボウヤのためだよ」
越前の全力を前に、涼しい顔でプレーする幸村。体力がみるみる減っていく越前に対し、幸村はリタイアを推奨するのです。 無印では登場の少なさから発言数も少ないですが、非常にインパクトのある言葉を残しています。続編の『新テニスの王子様』では、日本代表の一員としてU-17W杯を戦いました。
テニミュの初代幸村精市は八神蓮

ミュージカル『テニスの王子様』、通称テニミュで最初に幸村精市を演じたのは八神蓮です。1stシーズンの2006年から2008年まで幸村役を務め、これが八神蓮のデビュー作です。 2009年からは、増田俊樹が2代目として幸村を演じます。増田俊樹もテニミュで俳優デビューし、2010年に声優部門へ移りました。その後は『遊☆戯☆王ZEXAL』(2011年)の神代凌牙を演じています。テニミュの幸村は、シーズンごとに演じる俳優が替わっています。
幸村精市の声優は永井幸子

幸村の声優を務めるのは女性声優の永井幸子です。TVアニメからOVA、劇場版まで、幸村の声は交代せずに永井幸子が演じています。 実は声優での初仕事がこの幸村役でした。年齢的にはややデビューに遅い年代ですが、非常に深みのある声をしており、幸村のミステリアスさと底知れぬ強さをうまく表現しています。 ちなみに、漫画家志望であったため、イラストがとてもうまく自身のブログに度々アップしています。また、幸村のキャラソンのジャケットのデザインの担当をしたこともありました。
『テニスの王子様』幸村精市はキャラソンでも魔王らしい!

幸村のキャラソンの歌手はもちろん声優の永井幸子。そして、過半数の曲の作詞も永井が自ら執筆しました。 幸村のキャラソンは悲しみを感じる曲から、やや激しめの曲まで幅広くあり、さまざまなファンの心を掴んでいるのです。 そして、詞は病に冒されていたがゆえに、未来や明るい明日を指すものが多く、非常に前向きになれます。元気を出したい方は聴いてみてはいかがでしょうか。
幸村精市は病を越えてテニスの喜びを取り戻した
幸村精市は、病気で一度はテニスを諦めかけ、立海の部長としてコートに戻ってきたキャラです。全国大会決勝ではリョーマに敗れ、勝つことだけに縛られたテニスの限界を突きつけられました。テニスを楽しむリョーマの姿は、幸村が忘れかけていたものだったのかもしれません。 『新テニスの王子様』では、ドイツ戦の前に病気の完治を知らされ、全力で手塚との試合に臨みます。 神の子が病と敗北を越えて取り戻したテニスを、原作で確かめてみてください。











