2018年5月19日更新

「アーリーマン」が気になる!2018年夏公開のクレイアニメ映画【声優はエディ・レッドメイン】

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『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ』
© 2017 Studiocanal S.A.S. and the British Film Institute. All Rights Reserved.

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「ひつじのショーン」チーム新作アニメ映画「アーリーマン」が公開決定!

『ウォレスとグルミット』や『ひつじのショーン』といった数々の名作クレイアニメを発表してきたアードマンスタジオの新作がが登場です。日本では2018年7月6日に公開されることが決まっています。 発明家とビーグル犬のコンビや、牧場主を出し抜くひつじ達などを描いてきたアードマンスタジオが選んだ次なるテーマはなんと原始人。そこにサッカーを組み合わせ、サッカーファンもくすりとさせる小ネタを盛り込んだ新作『アーリーマン~タグと仲間のキックオフ!~』について、気になる情報をまとめました。

アニメ映画「アーリーマン」のあらすじは?

『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ』
© 2017 Studiocanal S.A.S. and the British Film Institute. All Rights Reserved.

遥か昔の地球に隕石が衝突し、恐竜達は絶滅してしまいました。谷に逃げ込んだため難を逃れた原始人達は、熱くて触ることのできない隕石のかけらを足で蹴って遊び始めました。それがサッカーの始まりとなったのです。 それから数百年後、主人公で原始人の少年ダグは谷で仲間たちと楽しく暮らしていました。そこへヌース率いる都市国家軍が現れ、「石器時代は終わった」と原始人達を谷から追い出そうとします。ヌース達を攻撃しようとしたダグは、あやまって彼らの荷馬車の中に落ちてしまいます。 そのまま都市に運ばれてしまったダグは、そこで原始人達の遊びから生まれたサッカーというスポーツが行われていることを知り、負けたら服従を条件にヌース達にサッカー対決を申し込むのです。ダグは反逆児グーナの助けを借りつつ、サッカー初心者の原始人達をまとめます。彼らはヌースに打ち勝つことができるのでしょうか?

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エディ・レッドメインが主人公の少年の声優キャストに!

ダグ/エディ・レッドメイン(日本語吹替:梶裕貴)

エディ・レッドメイン『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ』
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主人公ダグの声を担当したのは『リリーのすべて』で美しい女装姿を披露して話題となり、「ファンタスティック・ビースト」シリーズのニュート・スキャマンダー役でおなじみのエディ・レッドメインです。スマートで繊細そうなイメージのレッドメインがどのようにサッカーに目覚めた原始人の少年を演じるのが見所です。 実はレッドメインが声優として参加するのは今回が二度目。一度目は2015年に公開された『きかんしゃトーマス 探せ!!謎の海賊船と失われた宝物』で、紫の小型タンク機関車ライアンの声を演じていました。

エディ・レッドメインが絶叫アフレコでダグを熱演!

この度、ダグの声優を務めるエディ・レッドメインのアフレコ映像が解禁されました。 声の演技とは思えないほど、身体全身を使って絶叫するエディの様子が収められています!

ヌース役は「マイティソー」のロキこと、トム・ヒドルストン

ヌース/トム・ヒドルストン(日本語吹替:大塚芳忠)

ヌース『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ』
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原始人達の暮らしを脅かすヌース役は、「マイティ・ソー」シリーズで主人公の義兄弟かつ宿敵のロキを演じたトム・ヒドルストンです。2017年公開のキングコングのリメイク版『キングコング:髑髏島の巨神』では、島の調査隊を率いる傭兵ジェームズ・コンラッドを演じています。 ちなみにパークがヒドルストンをキャスティングしたきっかけは、彼が出演していた番組で披露したロバート・デ・ニーロのモノマネだったそうです。

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気になる日本語吹替声優キャストが決定!

日本語吹替声優『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ』

主人公のダグ、ヒロインのグ―ナをはじめとする日本語吹替声優キャストが決定しました。 ダグの声を務めるのは「七つの大罪」のメリオダス役などで知られる人気声優の梶裕貴。グ―ナ役には「ルパン三世」シリーズ三代目峰不二子でお馴染みの沢城みゆきがキャスティングされました。 またダグと対立するヌース卿には大御所声優・大塚芳忠。ヌース卿も頭が上がらないブロンズ・エイジ・シティのフィファ女王には、アンパンマンの声優で知られる戸田恵子が声を当てます。 その他にも諏訪部順や佐々木梅治、山寺宏一ら豪華吹替声優が脇を固めています。

映画「アーリーマン」登場するその他キャラと声優キャストを紹介!

ボブナー/ティモシー・スポール(日本語吹替:佐々木梅治)

ダグが所属する部族の族長、ボブナーの声を担当したのは名脇役として数々の作品に出演しているティモシー・スポール。「ハリー・ポッター」シリーズでロンのネズミに化けていた小男ピーター・ペティグリュー役が有名です。 脇役だけでなく、2014年には『ターナー、光に愛を求めて』ではイギリスの画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナーを演じ、カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した実力派です。実はスポールがアードマンスタジオ作品に出演するのは2回目で、2000年に公開されたアニメ映画『チキンラン』にも声の出演をしています。

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グーナ/メイジー・ウィリアムズ(日本語吹替:沢城みゆき)

ダグをサポートする都市の反逆児、グーナの声を演じるのは『ゲーム・オブ・スローンズ』でおてんば娘アリア・スタークを演じたメイジー・ウィリアムズです。 ウィリアムズは本作を作ったアードマンスタジオがある、イギリスはブリストルの出身です。ひょっとしたら、ウィリアムズは幼い頃アードマン作品を見て育ったというようなこともあるかもしれません。

脚本だけで3年以上!監督ニック・パークが本作にかける意気込み

『アーリーマン ダグと仲間のキックオフ』
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パークは、アードマンスタジオ作品としては2000年公開の『チキンラン』、2005年公開の『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』に共同監督として携わっていますが、単独で監督した作品は本作が初となります。 そんな彼が本作にかける意気込みも相当のもの。脚本はマーク・バートンと共に取り組みましたが、完成までに3年の月日を費やしました。執筆段階では100回も変更、書き直しを繰り返し得ているといい、2回映画を作っているような気分になったのだそうです。 ちなみに主人公ダグの相棒のブタ、ホグノブの声は、パーク自身が担当しています。

総勢35人のアニメーターが参加!遊び心であのキャラも出演

登場キャラクターそれぞれを独自のアニメーターが担当して動かしていくのもアードマンスタジオ独自のやり方です。映画「アーリーマン」の撮影には35人のアニメーターが参加し、それぞれの担当キャラに演技をさせて作品を作り上げました。 そんなアニメーター陣による遊び心で、「アーリーマン」の群衆シーンのいくつかにはウォレスとグルミットが登場していますす。これは監督のパークにも内緒で行われており、編集段階になって初めて気がついたそうです。

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アニメ映画「アーリーマン」に隠されたサッカーネタ

サッカーがテーマの『アーリーマン』。所々にサッカーネタが隠されています。

マンチェスター・ユナイテッドとライバルチームへのオマージュ

ダグが都市チームと試合をするシーンで、コメンテイターがダグ達のチームを“アーリーマン・ユナイテッド”と表現します。これは紛れもなく、イギリスのサッカーチーム“マンチェスター・ユナイテッド”へのオマージュです。 また、マンチェスター・ユナイテッドのライバルチーム、アーセナルのサポーターを“グーナー”と呼びますが、グーナの名前はここから来ています。

女王陛下の名前にも聞き覚えが

都市国家の女王の名前はオーフィーファ。これはもちろん国際サッカー連盟の略称であるFIFAのパロディです。

『アーリーマン~タグと仲間のキックオフ!~』は2018年夏公開!

『アーリーマン』はイギリスでは2018年1月、アメリカでは同年2月に公開されています。レビューサートの評価は中の中といったところで、「アードマンスタジオの最高傑作とはいかないものの、ファンの期待は裏切っていない」という評価でした。 日本での公開は2018年7月6日に決定しています。アニメ作品には馴染み深い日本のユーザーは、この最新作をどう評価するのでしょうか。