2018年6月19日更新

『オーシャンズ13』徹底ネタバレ解説!【シリーズ3作目】

このページにはプロモーションが含まれています
『オーシャンズ13』

AD

世界中で大ヒット!シリーズ3作目『オーシャンズ13』

ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンが率いる犯罪チームの活躍を描いた「オーシャンズ」シリーズ。その3作目にあたる『オーシャンズ13』は2007年に公開され世界中で大ヒットしました。 本作では『オーシャンズ11』、『オーシャンズ12』に登場したおなじみのメンバーのほか、オーシャンズが戦いを挑む相手としてハリウッドの大御所アル・パチーノが登場がするなどして作品を盛り上げ、また前2作に続くハラハラドキドキするストーリー展開で観る人を魅了しました。 今回は世界中の人を魅了した『オーシャンズ13』を詳しく紹介していきます。

世界中の人を魅了したあらすじ!ネタバレ注意!

オーシャンズのメンバーの一人であるルーベン。ホテル王ウィリー・バンクとカジノホテルを建設する約束を結んでいたにも関わらず、バンクに裏切られ、そして病に倒れてしまいます。 病に倒れた仲間の復讐を誓い、オーシャンズのメンバーたちが集結します。メンバーたちはバンクが経営する世界最高のセキュリティシステムに守られているカジノホテルを破綻させること、そしてバンクのホテルの格付けを落とすことを計画し、実行に移します。 計画はシンプルそのもの。1つ目の計画は巨大ドリルで人工地震を起こし、その間に強力な磁石によってセキュリティシステムをシャットダウンさせ、再起動するまでの間にすべての客にカジノゲームに勝たせるというもの。そして2つ目はホテルの従業員を装い、ホテルの格付け審査員に嫌がらせを続け、ホテルに対して悪印象をもたせるというものです。 しかし計画にトラブルはつきもので、計画実行中にドリルが壊れてしまい、新たなドリルを調達する必要が出てきてしまいます。そしてその資金を得るためにオーシャンズとは犬猿の仲であるテリー・ベネディクトの力を頼る必要があり、テリーからの新たな指示を快諾する必要が出てきてしまうのです。 『オーシャンズ』シリーズの見どころの一つは、すべてが一筋縄でいかずドタバタ劇がつきもののストーリー。『オーシャンズ13』も観る人をハラハラドキドキさせながらもメンバーたちの軽快なやりとりとともに無事計画を見事成功させるストーリー展開となっています。

AD

本作を彩る豪華キャスト陣

「オーシャンズ」シリーズの最大の魅力の一つは、その豪華キャスト陣。『オーシャンズ13』もオーシャンズのメンバーとしてジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンを始め、前2作で活躍したメンバーが登場しています。 また本作ではオーシャンズが戦いを挑む相手としてハリウッドの大御所アル・パチーノ、その右腕役としてエミー賞受賞経験を持つエレン・バーキン、そしてバンクのホテルのセキュリティシステムの開発者役として『眺めのいい部屋』(1986)や『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)への出演で知られるイギリスの俳優ジュリアン・サンズが出演しています。

主役ダニー・オーシャンを演じるのは、もちろんジョージ・クルーニー

ジョージ・クルーニー
©︎Daniel Deme/WENN.com

『オーシャンズ13』で主役ダニー・オーシャンを演じるのは、もちろんジョージ・クルーニー。 俳優として、また映画監督、脚本家、プロデューサーとしても活躍する多才な彼は、アメリカのテレビドラマシリーズ『ER緊急救命室』で注目を集め、そして2001年に公開された『オーシャンズ11』でその人気を不動のものとしました。 その後も2005年公開の『シリアナ』や2006年の『さらば、ベルリン』、2007年『フィクサー』、2009年の『マイレージ、マイライフ』などの話題作に次々と出演し、アカデミー賞を始め様々な賞の受賞も経験し、人気、実力とも確固たるものとしました。 「オーシャンズ」シリーズはジョージ・クルーニーを代表する作品であり、本作での演技も観る人を惹きつけてやみません。

AD

オーシャンの右腕・ラスティー・ライアン役には、ブラッド・ピット

ブラッド・ピット
WENN.com

オーシャンの右腕であり計画の実行役も務めるラスティー・ライアン役を演じるのは、ブラッド・ピット。人気イケメン俳優の代名詞とも言えるブラッド・ピットは、世界中で知らない人はいないと言っても過言ではありません。 1991年公開の『テルマ&ルイーズ』で注目を集め、その後の活躍は飛ぶ鳥を落とすが如く、出演する作品すべてが注目され、まだ受賞経験はないものの、アカデミー賞やゴールデングローブ賞へのノミネート経験を多数あります。 世界中の女性を魅了し続けるブラッド・ピット。本作でのクールでイケメンなモテ男役はまさにブラッド・ピットのはまり役といえるでしょう。

メンバーの中では子ども扱い?ライナス・コールドウェル役はマット・デイモン

マット・デイモン
WENN.com

オーシャンズのメンバーの中では何かと子供扱いされてしまうライナス・コールドウェル役をマット・デイモンが好演しています。 1988年公開の『ミスティック・ビザ』で俳優デビューを果たしたマット・デイモンは、実は脚本家としても活躍。1997年に主演した映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』では脚本も担当し、見事アカデミー賞脚本賞を受賞しています。 出演する作品が次から次へとヒットし、現在ではハリウッドの高額ギャラランキングに名を連ねるマット・デイモンは、現在も年に1本から数本の映画が公開されるなど精力的に活躍しています。 本作ではメンバーから子供扱いされるも資金運営を任されるという重要な役どころを演じました。

AD

爆発物の専門家!バシャー・ター役はドン・チードル

ドン・チードル
©2013 Kathy Hutchins / Hutchins Photo/Newscom/Zeta Image

爆発物、そして兵器の専門家として活躍するバシャー・ター役をアメリカ出身の俳優ドン・チードルが好演しています。 ドン・チードルはルワンダ紛争を描いた2004年の『ホテル・ルワンダ』で注目を集め、その後2010年公開の映画『アイアンマン2』の演技でその知名度をアップさせました。 本作ではホテルに地震をおこさせるという重要な役割を見事に演じています。

イカサマディーラー!?フランク・キャットン役にはバーニー・マック

ホテル王バンクに新しいギャンブルゲームを売り込むイカサマディーラー、フランク・キャットン。本役をアメリカ出身のコメディアンであり俳優のバーニー・マックが演じました。 本作での見事なイカサマぶりは観客を惹きつけ、映画を大いに盛り上げました。しかし本作公開の翌年肺炎のため、50歳という若さで亡くなり、アメリカでは多くの追悼番組が放送されました。

往年の詐欺師ソール・ブルームはカール・ライナーが好演

カール・ライナー
©Byron Purvis/AdMedia/Newscom/Zeta Image

ホテルの格付け審査員になりすまし、カジノに潜入する往年の詐欺師ソール・ブルーム役はアメリカ出身の俳優カール・ライナーが演じています。 カール・ライナーは1986年公開の映画『スタンド・バイ・ミー』などのヒューマンドラマを得意とする映画監督ロブ・ライナーの父であり、出演当時、すでに80代後半という年齢でありながら見事な詐欺師ぶりを披露しています。

AD

オーシャンズとは犬猿の仲!?テリー・ベネディクト役にはアンディ・ガルシア!

アンディ・ガルシア
©Sthanlee Mirador/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

オーシャンズのメンバーとは犬猿の仲でありながら資金を提供するカジノのオーナー、テリー・ベネディクト。本作で重要となるその役をアンディ・ガルシアが好演しています。 アンディ・ガルシアは1987年公開の映画『アンタッチャブル』で注目を集めるようになり、1989年公開の『ブラック・レイン』ではマイケル・ダグラスとともに高倉健や松田優作など日本人俳優と共演をしました。 そして1990年公開の『ゴッドファーザーPARTⅢ』では見事アカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、人気俳優の地位を確立させました。 出演作を慎重に選ぶことでも知られるアンディ・ガルシア。本作では非情なカジノオーナーを見事に演じきっており、「オーシャンズ」シリーズには欠かせない存在です。

ホテル王ウィリー・バンク役を、ハリウッドの大御所・アル・パチーノが演じる!

アル・パチーノ
WENN.com

『オーシャンズ13』でオーシャンズメンバーが敵対する相手、ホテル王ウィリー・バンク。本役をハリウッドの大御所アル・パチーノが演じています。 1969年に映画デビュー後、「ゴッドファーザー」シリーズの出演で一気に世界中の注目を集めたアル・パチーノは、アカデミー賞やゴールデングローブ賞などを度々受賞するなど、演技、実力ともハリウッドを代表する俳優の一人です。 本作ではあくまでも主役級のメンバーを盛り上げる助演的な存在ですが、その存在は本作を盛り上げるのに欠かせないものとなっています。

AD

元力士の曙も出演!?

人気俳優がこぞって出演している『オーシャンズ13』ですが、本作に日本人以外の力士として初めて横綱となった曙が出演することが、制作発表当時、日本では大いに話題になりました。 登場シーンはホテルオープン時のイベントの一環である相撲シーンと言われていましたが、残念ながら曙が登場したシーンはほとんどカットされてしまいました。

「オーシャンズ」シリーズは本作で終了?!

『オーシャンズ11』の人気を得て、『オーシャンズ12』そして『オーシャンズ13』と続編が製作された『オーシャンズ』シリーズですが、今後続編が製作されないことが本作の監督・スティーヴン・ソダーバーグから発表されています。 その理由としては、本作のメンバーとして活躍したバーニー・マックの死が挙げられています。本作のファンとしては続編が制作されないことは残念であるものの、この発表により共演者たちの仲の良さを知ることができるでしょう。

しかし、『オーシャンズ』の女性版とも言える『オーシャンズ8』が2018年に公開されます。そして本作にはジョージ・クルーニーが製作スタッフとして携わり、マット・デイモンとカール・ライナーがカメオ出演しています。 『オーシャンズ8』が『オーシャンズ』シリーズファンの期待を裏切らないことは間違いないでしょう!