2019年11月6日更新

映画『ムーラン』(2020)実写版とアニメ版の違いとは? あらすじ・キャストともに最新情報を紹介

ムーラン リウ・イーフェイ
©Supplied by LMK

1998年に公開された、ディズニーアニメ『ムーラン』。中国の伝説をモチーフにしたアニメの実写版が制作中!発表されたキャスト陣はアジア圏からのスターが勢ぞろいです。そんな気になる実写版『ムーラン』について最新情報をまとめました。

目次

実写映画『ムーラン』(2020)最新情報を紹介 オリジナルキャラも登場?

1998年に公開されたディズニーアニメ『ムーラン』。少年兵に扮して戦う少女ムーランの勇敢さや、「ディズニー・ルネッサンス」と呼ばれた美しい映像で人気を博しました。 次々と名作アニメを実写化してきたディズニーが、満を持して『ムーラン』を実写映画化します。しかもキャストはアジアのスターが集結!主人公ムーランを演じるのは、中国出身の女優リウ・イーフェイです。 今回は実写版『ムーラン』のあらすじやキャストのほか最新情報、ディズニーのアニメ版がどんな作品だったのかも紹介していきます。

実写版『ムーラン』のあらすじとアニメ版の設定の違いとは?

ムーラン リウ・イーフェイ
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時は、外敵との戦争が絶えない古代中国。皇帝は一家族につき一人の男性を兵士として徴兵する布告を出し、フン族からの襲撃に備えることにしました。 父以外女性しかいないファ家の長女ムーランは、病弱な父に代わって兵士として参戦することを決意します。男装してファ・ジュンと名乗り、戦場へ向かったムーランは数々の試練に立ち向かうことになり――。

実写版とのアニメ版の設定の違い

アニメ版ではムーランとシャン隊長とのラブストーリーが描かれましたが、実写版ではオリジナルキャラクターとなる兵士のチェン・ホンフェイが恋の相手となるようです。シャン隊長は登場せず、代わりにムーランのメンターとしてタン司令官が設定されています。 予告編にはアニメ版で大人気だったキャラクターの守護竜ムーシューの姿がなく、アニメ版ヴィランだったフン族の頭目シャン・ユーも登場しません。実写版のフン族のリーダーはボリ・カーンという名でリメイクされ、ジェイソン・スコット・リーが演じています。

アニメ界のアカデミー賞受賞!アニメ版『ムーラン』とは?

一般的な評価とアニメ版の作風

アジア人女性として初めてディズニープリンセスとなったムーラン。女は結婚して子どもを産むことが最大の幸せといった古い概念を覆し、自立した戦う強い女性像を描いたことも総じて高い評価を得ました。 映画界で低迷期を迎えていたディズニーの長編アニメ映画を、『リトル・マーメイド』に始まる1990年代の一連の作品群が高評価や好成績で押し上げ、「ディズニー・ルネッサンス」と呼ばれました。『ムーラン』もその一端を担っています。 アニメ版は軽快なミュージカル場面もあり、さらには流れるようになめらかなヴィジュアルが圧倒的に美しく、ディズニー・ルネッサンスと呼ばれるにふさわしい作品です。

実写版ムーランを演じるのはリウ・イーフェイ

リウ・イーフェイ
©Sipa Asia/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

主人公ムーランを演じるのは女優リウ・イーフェイ。出身は中国ですが国籍はアメリカです。 リウ・イーフェイは、2003年に中国のテレビドラマ『華の家族』に出演し、女優デビュー。以降中国国内のドラマや台湾映画に出演し、人気者となり、2005年には歌手デビューもしています。2007年に米中合作のカンフー映画『ドラゴン・キングダム』に出演。ジャッキー・チェンと共演し、ハリウッド進出を果たしました。 ムーラン役は、世界5大陸・約1000人の候補の中からの大抜擢です。そんな製作陣の目に止まった格闘技と英語のスキル、そしてスター性を兼ね備えたリウ・イーフェイはどんなムーランを演じるのでしょうか。 実はリウ・イーフェイは、2006年に「イーフェイ」名義で日本語のシングル「真夜中のドア」を出して日本で歌手デビューを果たしています。同時に日本語と中国語のアルバムも発売し、中国本土では60万枚を売り上げました。 もし実写版『ムーラン』がアニメ版と同じくミュージカルの要素を持つなら、歌手としても活躍しているリウ・イーフェイの起用は納得。彼女の歌声を劇中で聞くことができればうれしいですね。

その他キャスト・キャラクター一覧 ドニー・イェン、ジェット・リーなどアジアのアクションスターが揃い踏み!

ジェット・リー/皇帝

ジェット・リー
©Mehdi Taamallah/ABACAUSA.COM/Newscom/Zeta Image

皇帝を演じるのは、中国が誇るアクションスター、ジェット・リーです。 少林拳ブームを生み出した1982年の映画『少林寺』でデビュー。これまで史実に登場する有名な格闘家を多数演じており、1998年『リーサル・ウェポン4』でハリウッドデビューもしています。

ドニー・イェン/タン司令官

ドニー・イェン
©EPN/Newscom/Zeta Image

本作でドニー・イェンが演じるのは、実写版オリジナルキャラクターのタン司令官。ムーランにとってメンター的な存在になるようです。 ドニー・イェンは香港の俳優であり映画監督、プロデューサー。武術家でもあり、演じる役によってアクションスタイルを変えられるほどのスキルを誇っています。出演作の中では、ブルース・リーの師である葉問を演じた「イップ・マン」シリーズが有名です。

コン・リー/魔女シェン・ラン

コン・リー
©WENN.com

実写版オリジナルキャラクターの魔女を演じるのはコン・リーです。 しかし彼女は単なる悪役ではなく、さらに深く女性としてのストーリーが描かれるとのこと。名をシェン・ラン(Xian Lang)といい、とても重要な役割を持っているキャラクター。 シェン・ランという名は「妖精の狼」といった意味を持っており、どうやら千羽のワシに姿を変えることができるとか。物語の最後に何者だったのかがわかるようです。 演じるコン・リーは、1987年チャン・イーモウ監督の『紅いコーリャン』でデビューを果たし、2008年『SAYURI』の芸者の初桃役でハリウッドデビューしました。

ザナ・タン/ムーランの妹

ムーランの妹役に抜擢されたのはニュージーランド出身で、中華系ベトナム人女優のザナ・タン。16歳で女優デビューし、いくつかのテレビドラマに出演しています。2019年10月現在、映画作品には出演していない彼女は、本作が初のメジャー作品となります。

ヨソン・アン/チェン・ホンフェイ

ムーランの恋の相手チェンを演じるのは、ニュージーランド育ちの中国人俳優ヨソン・アンです。 2012年から俳優として活動しており、映画のほかHBOアジアやSBS制作のドラマに出演しています。空手の黒帯保持者で、キックボクシングや格闘家にも精通しているため、本作でのアクションにも期待ができそうです。

ウトカルシュ・アンベードカル/スカース

ウトカルシュ・アンベードカルはアメリカ出身、インド系の家系に育った俳優です。2012年のミュージカルコメディ『ピッチ・パーフェクト』のドナルド役が有名です。 彼が演じる役柄は詐欺師とのこと。果たしてムーランの敵と味方どちらになるのでしょうか......。

ロン・ユアン/チャン軍曹

ロン・ユアンはニューヨーク出身の俳優。脇役としてキャリアを積み『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』や『ウォーリアー』といった映画に出演しています。2015年から配信されているnetflixドラマ『マルコ・ポーロ』に、モンゴル皇帝チンギス・カンの子孫ナヤン役でレギュラー出演しています。 彼が演じるのは中国軍のチャン軍曹。軍では二番目の指導者だそうです。

監督は『クジラの島の少女』のニキ・カーロ

ニキ・カーロはニュージーランド出身の女性映画監督。1997年に監督デビューし、2002年マオリ族の少女を描いた『クジラの島の少女』が話題となりました。 同作は数々の映画賞にノミネート。また、当時13歳だった主演のケイシャ・キャッスル=ヒューズは、アカデミー賞主演女優賞に史上最年少でノミネートされました。 2005年には、世界で初めてセクハラ訴訟を起こした女性をシャーリーズ・セロンが演じた『スタンドアップ』を監督しています。 強い意志を持った女性を描くことについては定評があるカーロは、まさに実写版『ムーラン』にふさわしい監督と言えるでしょう。

ニュースが絶えない実写版『ムーラン』(2020)の公開日は?

ムーラン(2020)、リウ・イーフェイ
Supplied by LMK/zetaimage

アニメ版ファンの願いを受けて、積極的にアジア人をキャスティングしてきた実写版『ムーラン』。しかし2019年8月、主演のリウ・イーフェイが香港デモを抑止する香港警察を支持する発言で映画ボイコットの呼びかけが起きて、なにやら不穏な雰囲気に。予告編の中国的要素の描写に、中国では賛否両論が起きたりもしています。 しかもここへきて、戦闘シーンの大幅な撮り直しを行なって公開日に間に合うか危ぶまれるなど、なにかと気になるニュースが多いのです。とはいえ、逆に言えばそれだけ注目度、期待値が高い作品ともいえます。 アニメ版との比較でも批判にさらされる実写版。予告編からはシリアスな展開や圧倒的な映像美もうかがえます。ここはオリジナル要素の高いリメイク作として期待して待ちたいところ。実写版『ムーラン』は、2020年4月17日に日本公開です。