2024年2月7日更新

ドラマ『ハゲタカ』最終回ネタバレ・全話あらすじ!結末はどうなる?

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ハゲタカ 綾野剛
©テレビ朝日

2007年にもNHKでドラマ化された真山仁原作の人気経済小説『ハゲタカ』が、今度はテレビ朝日系の木曜ドラマとして映像化されます。 この記事では、毎週放送される各話のあらすじを、ネタバレありで紹介。ドラマを見逃したという人はぜひご覧ください。 ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。

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第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

1997年。多くの不良債権を抱えている三葉銀行は、バルクセール(回収するのが難しい不良債権を投資会社にまとめて買取ってもらうこと)を行うことにしました。 そこで、「ホライズンジャパン・パートナーズ」の代表・鷲津政彦(綾野剛)が三葉銀行にやってきます。三葉銀行の芝野健夫(渡部篤郎)は鷲津に、最低でも300億円は出してほしいと頼みます。 一方、祖母が倒れたという報せを受けた松平貴子(沢尻エリカ)は、実家がある栃木に帰ってきていました。貴子は「日光みやびホテル」を経営している松平家の長女ですが、現在は「東京クラウンセンチュリーホテル」でフロント勤務をしています。 経営不振中の日光みやびホテルに帰ってきてほしいとの祖母の頼みを断る貴子。 数週間後、三葉銀行とホライズンジャパン・パートナーズとの間で再び行われた会議の場で鷲津は、三葉銀行の希望価格を大きく下回る65億という金額を提示。これに対し芝野は不満を露わにしますが、723億もの不良債権から早く解放されたかったために合意します。

ネタバレ

後日、鷲津は「金色庵」のオーナー・金田大作(六角精児)のもとへ。老舗料亭の金色庵は213億もの負債を抱えています。鷲津の部下であるアラン・フジタ(池内博之)が、2週間以内に5億円を返済すれば残りの額は放棄してもいい、と金田に説明しました。 その頃、芝野は三葉銀行の常務・飯島亮介(小林薫)のもとへ。「次のバルクセールはオークション方式で行う」と告げる飯島。 東京クラウンセンチュリーホテルで会う鷲津と金田。金田が2週間以内に返済しなかったため、鷲津はすでに金色庵の債権を他社に譲渡。それを知った金田は怒りを露わにします。争う二人の間に貴子が入り、彼らをなだめます。 その後、2度目のバルクセールが開催。ホライズンジャパン・パートナーズが全ての債権を落札します。 ある日、栃木を訪れていた鷲津は貴子と偶然再会します。貴子は祖母が他界したために栃木に帰ってきていたのです。 話をしていた鷲津と貴子の前にイヌワシが現れます。イヌワシを見た鷲津は、「これからも戦っていく勇気が出た」と貴子に告げます。 その後、会社に戻った鷲津はある新聞記事を眺めていました。それは、大蔵省本館で自殺した花井順平という男性について書かれた記事でした......。

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第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2001年。鷲津は三葉銀行の飯島と会食していました。「太陽ベッドの債権を譲渡してほしい」と飯島にお願いする鷲津。太陽ベッドは国内有数の寝具メーカーであり、現在は中森一族の放漫経営によって480億円もの負債を抱えているのです。 飯島は300億円の債権を40億円でホライズンジャパン・パートナーズに譲渡しました。 後日、鷲津は太陽ベッドの社宅を訪れます。社長の中森瑞恵(かたせ梨乃)に会った鷲津は、経営権の放棄と民事再生法の適用を条件に300億円の債権を手放してもいいと話しますが、瑞恵はそれを断ります。 その頃、貴子は三葉銀行で芝野と会っていました。貴子は東京のホテルを退職し、現在は実家が経営している日光みやびホテルで支配人として働いています。銀行からの追加融資を求める貴子に対し、芝野は難色を示しました。貴子は再建計画書の提出を約束し、銀行を後にします。 貴子の父・重久(利重剛)が社長を務めるみやびホテルは、経営状態が悪く、自転車操業になっていました。妹の珠香(木南晴夏)は貴子のことを嫌っており、副支配人を務めている珠香の夫・寿(池田良)は経営には不向きな人間です。

ネタバレ

後日、鷲津が三葉銀行に行くと、会議室には太陽ベッドの重役たちが集まっていました。そこには瑞恵の姿だけがありません。専務や常務たちは瑞恵に責任を押し付け、自分たちだけ会社に残ることを希望しています。 そこで鷲津は、瑞恵には3億円、重役たちには2億円を支払うから会社を去ってほしいとお願いしました。さらに、太陽ベッドの常務と専務は会社の金を横領している、と告げます。横領の事実を知らなかった瑞恵の息子・伸彰(渡部豪太)は鷲津の話を聞いてショックを受けました。 ある日、瑞恵は民事再生法の適用申請を行い、債権を凍結させてしまいます。これにより、太陽ベッドのスポンサーは競争入札で決めることになりました。 入札日。ホライズンジャパン・パートナーズはライバル会社のアトムファンズと一騎打ちになります。アトムファンズの不正を見抜き、監督官に報告する鷲津。その結果、ホライズンジャパン・パートナーズが入札に成功します。さらに鷲津は、瑞恵と伸彰が行っていた不正も暴き、無事に2人を太陽ベッドから追い出しました。 その頃、みやびホテルでは次期社長候補の寿が姿を消していました。重久が社長の座を退いたため、貴子が新社長に就任します。 すると貴子の前に鷲津が現れました。鷲津は貴子に向かって、「みやびホテルを買収する」と宣言します。

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第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

ホライズンジャパン・パートナーズはみやびホテルの株券を約34%手に入れました。これで鷲津はホテルの経営に口を出せるようになります。 その頃、三葉銀行では新たなファンドを設立するために準備が進められていました。表向きは地方の企業を応援するためのものですが、本当の狙いは負債を抱えている会社の人員整理と子会社化です。飯島はみやびホテルもこのファンドに参加させようとしています。 ある日、鷲津は飯島を食事に誘いました。三葉銀行と太陽ベッドの間に隠し口座があることを突き止めた鷲津は、飯島に「その口座を手に入れるつもりだ」と告げます。 後日、貴子は芝野に呼び出され、三葉銀行が計画しているファンドの本当の目的について打ち明けられました。貴子はすぐにみやびホテルの役員たちを集め、これから行う人員整理について説明します。さらに、貴子は会長を務めている父親の解任を提案するのでした。 数日後、貴子と鷲津は日光にある高原を歩いていました。みやびホテルを自分たちの手で再建するため、資金援助のお願いをする貴子。鷲津は貴子の申し出を受け入れました。

ネタバレ

貴子と別れた後、鷲津は芝野のもとへ。10年前に倒産した「ワープジャパン」という会社について語り始める2人。ワープジャパンは三葉銀行の指示で計画倒産しています。 その後、芝野は飯島のもとを訪れ、鷲津が三葉銀行の不正について詳しく調べ始めていることを告げました。芝野は飯島に、三葉銀行を退職した後の受け皿について説明し、多額の現金を手渡します。 ワープジャパンの社長は鷲津の父親・花井順平でした。10年前、飯島に騙された花井は、ワープジャパンが倒産した後に自殺していたのです。 鷲津は隠し口座の情報をジャーナリストに売り、新聞によって公表されます。ついに三葉銀行の不正が明るみに出たのです。 後日、鷲津は芝野をホライズンジャパン・パートナーズに誘いました。芝野はすでに三葉銀行を辞めていましたが、鷲津の誘いを断ります。 3年後、みやびホテルは経営再建に成功し、10億円近い利益を見込めるまでに回復していました。

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第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2010年。鷲津は大手電機メーカー「あけぼの」を買収するため、静かに動き出していました。あけぼのは多くの負債を抱えており、再生担当執行役員に選ばれた芝野が経営再建のために尽力しています。 芝野があけぼのの執行役員であることを知り、買収の計画を保留にしようとする鷲津。しかし、部下のアランは鷲津の考えに反対のようでした。 後日、パソコンメーカー「ファインTD」の社長・滝本誠一郎(高嶋政伸)が芝野のもとを訪れます。あけぼのを手に入れたい滝本は、株式の公開買い付けを宣言しました。「必要な資金はすぐに用意できる」と、芝野を脅す滝本。 滝本のバックには、アメリカ最大の軍事産業ファンド・プラザグループがついていました。プラザグループはあけぼのが保有するレーザー技術を欲しがっているのです。あけぼのの社長・諸星恒平(筒井道隆)は、自社の技術が軍事目的で使われることを避けるため、鷲津と手を組むことにしました。 さっそく芝野と諸星は滝本に会いに行き、「あけぼのはホライズンジャパン・パートナーズに売却する」と伝えます。それを聞いて怒りに震える滝本。

ネタバレ

夜、鷲津が会社に戻ると、自分のデスクにアランが座っています。アランはホライズンジャパン・パートナーズの本社とネット会議をしていました。その直後、鷲津は本社の役員から解雇を言い渡されます。 実はホライズンジャパン・パートナーズとプラザグループは繋がっていました。鷲津はプラザグループの邪魔ばかりしていたため、解雇されたのです。鷲津の仕事はアランが引き継ぐことになりました。 あけぼのを買収するため、再び動き始める滝本。そこに鷲津が現れました。鷲津は滝本に、「あけぼのを買収するために新しいファンドを設立する」と告げます。 その頃、鷲津のことを慕っている佐伯(杉本哲太)と中延(光石研)はアランに退職届を手渡していました。

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第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

アランの裏切りによってホライズンジャパンを解雇された鷲津は、佐伯や中延とともに「サムライファンド」という新会社を設立しました。 ある日、あけぼのに重役たちが集められ、レーザー開発部の売却について話し合いがおこなわれます。そこで会長の新見は、「サムライファンドには売りたくない」という意思を示します。 一方の鷲津は、あけぼのを手に入れるために資金調達を行っていました。 その頃、みやびホテルで社長を務める貴子のもとにアランから連絡が入ります。アランは今まで鷲津が獲得してきた会社を好き勝手に売却しており、みやびホテルの株式も近いうちに売却する予定なのです。 貴子はすぐにアランのもとへ。アランは鷲津が解雇されたことを告げ、「51億円の支払いを行わなければホテルの株を売却する」と貴子に話します。 後日、滝本は新見を食事に誘います。あけぼのの株を手放そうとしない新見に対し、自分に任せてくれたらブランド名を傷つけずに会社を存続させられる、と語る滝本。

ネタバレ

しばらくして、「あけぼの製のパソコンが不具合を起こした」というニュースが報じられます。不具合はプラザグループの仕業でした。このニュースの影響で、あけぼのの株価は大暴落します。それに合わせ、鷲津はあけぼのの株を一気に購入し始めました。それでもまだ、滝本率いるファインTDには追いつけません。 するとレーザー開発部の中尾が芝野を連れてサムライファンドを訪れ、鷲津たちに協力すると伝えました。中尾は社員が保有するあけぼのの株を手当たり次第に回収。すでに20パーセントもの株式を手に入れています。 そんな中、新見が社長の諸星を解任。新見はファインTDと手を組むつもりのようです。中尾は新見を止めようとしましたが、突然脳梗塞を発症し、倒れてしまいました。 後日、記者会見を開く鷲津。そこで鷲津はあけぼのに対し、株式の公開買い付けを行うと宣言するのでした。

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第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

株式の公開買い付けを宣言する鷲津。それを知った滝本は鷲津を食事に誘い、「あけぼのを諦めてほしい」と懇願しました。しかし鷲津の意志は変わりません。 一方の貴子は、クラウンセンチュリーホテルの社員と話をしていました。みやびホテルはすでにクラウンセンチュリーホテルに買収されています。 ある日、鷲津はテレビ番組に出演することに。「ファインTDのバックには軍事産業のプラザグループがついている」と暴露する鷲津。 するとしばらくして、プラザグループがあけぼのの公開買い付けを宣言。鷲津はFBIに頼み、プラザグループのことを徹底的に調査します。 その頃、あけぼのでは臨時会議が開かれていました。レーダー部門をファインTDに売ろうとしていた新見は、ようやく自分の過ちに気付きます。そして会長の座から退く決意を固めました。こうしてあけぼのの会長は、再び諸星が務めることになります。

ネタバレ

後日、鷲津はアランを呼び出しました。すでにホライズンジャパンを解雇されているアランは、プラザグループの悪事を証明することが出来るデータを鷲津に手渡します。 そして鷲津は望月総理大臣(角野卓造)のもとを訪れ、プラザグループのことを公式に非難するよう頼むのでした。 翌日、望月はプラザグループに対する非難の声明を出します。ついにプラザグループの悪事は暴かれ、会社の重役たちは逮捕されました。 数日後、サムライファンドはあけぼのの買収に成功します。鷲津は会長を辞任した新見のところに行き、「お疲れ様でした」と頭を下げるのでした。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

2018年。重工業メーカーの帝都重工が不祥事を起こしました。データ改ざん事件として日本中で大きく取り上げられ、帝都重工は危機的状況に追い込まれます。 その頃、芝野はビジネス・パートナーズという会社を立ち上げ、企業再生の一人者として活躍していました。そんな芝野のもとに飯島から連絡が入り、帝都重工を立て直してほしいと頼まれます。 帝都重工の子会社、スペース・フロンティア・ジャパンにやってきた鷲津。スペース・フロンティア・ジャパンの代表を務めている天宮光一(森崎ウィン)は、「独立するために力を貸してほしい」と鷲津に頭を下げます。しかし鷲津は天宮に冷たく接し、そのまま帰ってしまうのでした。 後日、芝野は鷲津を誘い、帝都重工を訪れました。帝都重工の社長・真壁達臣(伊武雅刀)が2人を出迎えます。同じくその場にいた飯島は、帝都重工を買収するよう鷲津に促しますが、鷲津は首を縦には振りません。

ネタバレ

その頃、貴子はクラウンセンチュリーホテルグループの役員会議に出席していました。貴子のおかげで、みやびホテルは順調に収益を伸ばしています。会議が終わると、貴子のところに飯島がやってきました。 飯島は、みやびホテルをグループから独立させるために融資をしたい、と貴子に申し出ます。しかし飯島のことを信用しきれない様子の貴子。 ある日、食事をしている飯島と真壁のもとに鷲津が現れました。鷲津は帝都重工の買収を拒否し、自分が帝都重工の社長になるつもりだと告げます。また、企業再生責任者として芝野を帝都重工に入れるべきだと熱弁しました。飯島は鷲津の提案を受け入れることにします。 しばらくして、サムライファンドを辞めた鷲津は帝都重工の社長になりました。そして佐伯は、サムライファンドの新社長に就任します。

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最終回のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

帝都重工の社長になった鷲津。さっそく就任会見を開き、「30日以内に帝都重工に革命をもたらす」と宣言しました。 数日後、飯島が鷲津を呼び出します。「私の後継者として日本ルネサンス機構の会長になれ」と話す飯島。それに対して「大変魅力的なお話です」と返答する鷲津。 アジア重工連会議の日。参加者たちが続々と集まる中、真壁の携帯に一本の電話が入りました。どうやら誰も鷲津と連絡が取れなくなっているようです。 会議が始まりました。帝都重工の今後について説明する真壁。すると突然、部屋の電気が消えてプロジェクターが動き出します。そして会場には帝都重工の不正に関する証拠書類が映し出されました。 その直後、鷲津が会議室に現れます。歴代の社長や真壁たちが行ってきた不正を暴露する鷲津。その場にいた芝野も立ちあがり、「鷲津が申し上げたことは全て真実です」と宣言します。 数々の不正が明るみになり、帝都重工の株価は急激に下落。サムライファンドはすかさず、安くなった株を買い集め始めました。

ネタバレ

後日、サムライファンドはアランと手を組み、株式の公開買い付けを行います。そしてついに筆頭株主となった鷲津は、芝野を帝都重工の新社長に選びました。 ある日、鷲津はスペース・フロンティア・ジャパンを訪れ、3億円の出資を申し出ます。天宮は「絶対に羽ばたいて見せます」と約束し、鷲津に頭を下げるのでした。 その後、貴子は鷲津に電話をかけ、「明日会えませんか?イヌワシを見た場所で」と話します。 翌日、貴子は思い出の高原に足を運びました。しかし、そこに鷲津の姿はありません。イヌワシの鳴き声に気付いた貴子は笑顔で空を見上げます。 その頃、鷲津は空港の国際線にいました。ふと立ち止まり、空を見上げる鷲津。静かに微笑んだ後、鷲津はまた歩き始めるのでした。