2018年8月14日更新

ティム・ミラー監督を徹底解剖

ティム・ミラー
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ターミネーター最新作の監督に抜擢され注目を浴びるティム・ミラー監督。視覚効果アーティストとしての顔をも持つティム・ミラー監督の類稀な才能と経歴を紹介していきます。

ティム・ミラー監督に迫る

2019年公開予定のターミネーター最新作『ターミネーター6(仮題)』。製作を担当するジェームズ・キャメロンと主役を演じるアーノルド・シュワルツェネッガーが1991年公開の『ターミネーター2』以来、タッグを再度組むことで注目が集まっています。 その話題の『ターミネーター6(仮題)』の監督に抜擢されたティム・ミラー監督。長編監督デビューは50歳という遅咲きながら、初監督作品である2016年公開の『デッドプール』がR指定作品の全米興行収入オープニング記録を更新しました。また製作総指揮を務めた2004年公開のアニメ映画『Gopher Broke(原題)』ではアカデミー賞ノミネートという快挙を果たしています。 今回は手がけた作品数は多くないものの実力派監督としての呼び声も高いティム・ミラーを徹底紹介していきます。

『Gopher Broke(原題)』で見事アカデミー賞ノミネート

映画に携わる人としてのティム・ミラーが注目されるようになった作品は、2004年公開の映画『Gopher Broke(原題)』です。本作でティム・ミラーは製作総指揮を手がけ、本作は見事2005年のアカデミー賞短編アニメーション賞にノミネートされました。 ホリネズミが主人公の本作、その愛らしいキャラクターに世界中の老若男女が魅了されました。

大ヒット映画『ドラゴン・タトゥーの女』にも携わる!

2011年公開のミステリー映画『ドラゴン・タトゥーの女』。ダニエル・グレイグ出演、全身ピアスのパンク女性を演じたルーニー・マーラーがアカデミー賞主演女優賞、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされるなど、世界中で大ヒットした作品です。 本作でティム・ミラーはタイトル・シークエンス(映画の冒頭でその映画のタイトルやキャストのクレジットが映し出されるシーンのこと)のクリエイティヴ・ディレクターを務めました。 タイトル・シークエンスは、観客をその映画に引き込ませるかどうかの重要な鍵になっていると言っても過言ではありません。『Gopher Broke(原題)』後、しばらく映画関係の仕事にあまり縁のなかったティム・ミラーの名前が本作の大ヒットにより再び世間を騒がせるようになります。 『ドラゴン・タトゥーの女』の魅力的なタイトル・シークエンス、記憶に新しい人も多いのではないでしょうか?

『デッドプール』で長編映画デビュー!

2016年公開の映画『デッドプール』。マーベル・コミックのキャラクターを基にしたスーパーヒーロー映画で、本作でティム・ミラーは50歳という年齢で長編映画デビューを果たしました。監督としてはかなり遅咲きですが、同じくマーベル・コミックのキャラクターが活躍する「X-Men」シリーズで視覚効果を手がけた経験などが評価され、本作の監督に抜擢されたと言われています。 本作の主人公はライアン・レイノルズ演じるデッドプール。人体改造によって人並み外れた治癒力と不死身の身体を手にいれたデッドプールがコミカルに活躍する姿を描いた作品で、その活躍ぶりに観る人全てが興奮した作品です。 本作はR指定作品の全米興行収入オープニング記録を更新させるという快挙を果たし、ティム・ミラーの監督ぶりが本快挙につながったことは間違いないでしょう。 なお、残念ながら『デッドプール』続編の監督は主演を務めるライアン・レイノルズとの意見の相違から降板となってしまいました。しかしこの降板劇が監督自身の活躍に影響を与えることはなく、さらに監督自身に注目が集まるようになったと言っても過言ではありません。

視覚効果アーティストとしての活動

ここで、ティム・ミラーの映画監督としてではなく、視覚効果アーティストとしての主だった活動を紹介していきます。 カレッジでアニメーションとイラストレーションを学んだティム・ミラーは1995年に視覚効果及びアニメーションそしてデザインを手がける会社であるブラー・スタジオをデヴィッド・スティネットとキャット・チャップマンとともに設立しました。 そして視覚効果アーティストとしての活動はアメリカの国家的イベントでもあるアメリカンフットボールの最高峰イベントスーパーボールの広告、ビデオゲーム、キャンペーン広告など多岐に渡り、その作品が、ティム・ミラーが手がけたものと気づかず、目にしたことのある人も多いかもしれません。 またティム・ミラーはヴィジュアル・エフェクト・ソサエティのメンバーとして、視覚効果アートの普及にも携わっています。

遅咲き監督の今後に注目!

50歳という年齢で長編映画デビューを果たしたティム・ミラー。映画監督としては遅咲きでありながら、様々な分野で活躍するその類稀な才能で世界中の人を魅了しています。 2019年には監督として携わる『ターミネーター6(原題)』の他、エグゼクティブ・プロデューサーとして携わる『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(原題)』も公開される予定です。『ソニック・ザ・ヘッジホッグ(原題)』はセガの同盟のゲームシリーズを実写アニメ化した作品で、ジム・キャリーが出演するなど、『ターミネーター6(原題)』同様に注目を集めている作品です。 今後のティム・ミラーの活動に注目していきましょう!