2019年8月2日更新

実写映画「ヲタ恋」と原作を比較してみた【ヲタクに恋は難しい】

ヲタクに恋は難しい

ふじたによる大人気ヲタクラブコメ『ヲタクに恋は難しい』がアニメ化に続き、2020年に実写映画化決定!2次元だから許されたあのノリをどう実写化するのでしょうか?原作やアニメと「ヲタ恋」の実写化を比較してみました。

目次

「ヲタ恋」が実写映画化!原作/アニメと比較【高畑充希×山﨑賢人】

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出典 : amzn.asia

2014年からpixivに投稿され爆発的な人気を獲得。後に書籍化・アニメ化を果たした、ふじたによるラブコメディ漫画『ヲタクに恋は難しい』。(通称「ヲタ恋」)本作は、タイトルにあるようにヲタクたちの不器用な恋愛模様を描く作品です。 この作品が多くのヲタクに支持されている理由の一つは、主人公たちが従来メディアで取り上げられがちな、いわゆる"ヲタク"ではないところではないでしょうか。会社や学校で"ステルスヲタク"、つまり一般人を装っているヲタクが、実はかなり多いのだと思います。 趣味を隠している苦悩や、恋愛よりも優先したいものがある。そういうヲタクたちの共感を呼んでいるのです。そして、ラブコメとしても秀逸。ヲタクものだからと敬遠してしまうともったいない作品です。 今回はそんな「ヲタ恋」の原作/アニメと、2020年に公開が予定されている実写版(監督:福田雄一)をキャストやストーリー展開の点で比較していきます。

まずはキャストをキャラクターを比較【ネタバレあり】

原作/アニメ:桃瀬成海/CV.伊達朱里紗

桃瀬成海は本作の主人公。元カレにオタバレをしてしまい転職した先で幼馴染の宏嵩と再会します。会社ではちょっとドジだけど女子力が高く男性からの人気も高い彼女ですが、実際は腐女子。乙女ゲームやBLコミック、コスプレなど幅広く愛好しており、コミケにサークル参加するなどアクティブなヲタクです。 幼馴染の宏嵩には元から趣味を隠していないので、彼の前ではかなりオープン。居酒屋で一緒にモンスターを狩るゲームをしたり、アニメイトで買い物をしたりもします。彼と付き合うようになるものの、お互いに趣味が第一優先。なかなか恋人としての関係が進まずに悩む姿や、悩んでいても趣味をまっとうする姿を、つい応援したくなる愛くるしいキャラです。

実写版:高畑充希

そんな成海を演じるのは、高畑充希。見た目の可愛らしさと、会社での女の子らしい振る舞いは高畑のイメージにもマッチしそうですが、おそらく多くの人が気になるのはヲタ姿でしょう。全力の変顔やBLに萌える様子をどう演じるのか、期待が高まります。 ちなみに高畑はかつてTVCMで変顔を披露。「バファリンルナi」のCMにて白目などの変顔を見せ、SNS上でも「可愛い!」と話題になりました。また、実写版「ヲタ恋」の監督、福田雄一作品『女子ーズ』(2014年6月7日公開)にも出演。その際にも振り切ったキャラクターを演じていたので、本作でも監督の無茶振りに応えてくれるのではないでしょうか。

原作/アニメ:二藤宏嵩/CV.伊東健人

二藤宏嵩は、成海の幼馴染で数年ぶりに同僚として彼女と再会。彼女が隠れヲタクなのに対し、宏嵩は特に隠していないヲタクです。会社の昼休みに自席でゲームをしたり、寝食を忘れてゲームに没頭する重度のゲームヲタク。184センチと長身で、表情は乏しいものの顔は整っているイケメンです。 リアルではどちらかというと無口ですが、ネットではわりとノリが良くギャップがあります。無表情のまま陽気な顔文字などを打っている姿は、まさに"ギャップ萌え"という感じ。恋愛は得意ではなさそうですが、成海への好きが溢れ出ている言動に、思わずニヤニヤしてしまいます。

実写版:山﨑賢人

実写版・宏嵩を演じるのは山﨑賢人。「イケメン」という条件は間違いなくクリアしていますが、クールなイメージはあまり無いため、配役に驚いた人も多くいるはず。 ただ、福田作品への出演が2回目である山﨑は、前作『斉木楠雄のΨ難』でも無表情の斉木楠雄役を熱演。福田作品では笑うことを許されていないのでしょうか……。原作で見ることのできたあの笑顔を、実写版でも見たいですね!

原作/アニメ:小柳花子/CV.沢城みゆき

小柳花子は成海の同僚で、スタイルのいいクールビューティー系のOL。成海にはひょんなことからヲタバレしてしまいますが、実は彼女も隠れヲタクです。男性キャラ専門のコスプレイヤーで、その界隈ではちょっとした有名人。BLやアニメなども守備範囲ですが、成海とは推しカップリングが必ず逆となり、言い争いとなることもあります。 社内では隠していますが、上司であり高校時代の先輩だった樺倉と高校時代から付き合っています。日頃はガサツで男勝りな性格ですが、お酒が入ると弱音を吐く一面も。樺倉とはいわゆる"ケンカップル"ですが、なんだかんだ信頼しあっている様子が微笑ましいふたりです。

実写版:菜々緒

花子を演じるのは、モデル・女優の菜々緒。完璧なスタイルや美貌を持ち、クールなイメージも持っているのでハマり役だと言えるのではないでしょうか。しかし、原作ファンの一番の心配は巨乳のようで「それだけが物足りない」という声が続出。 それに対し菜々緒は自身のInstagramで「おっぱいベストで実写化しています」とコメント。同じく福田作品の『銀魂』(2017年7月14日)で演じた来島また子の再現度といい、菜々緒の変幻自在っぷりには毎回驚かされます。

原作/アニメ:樺倉太郎/CV.杉田智和

樺倉太郎は強面な成海たちの上司。後輩たちからも、その顔のせいで怖がられていますが、実際は面倒見の良い人物です。一見、ヲタクに理解がなさそうなキャラクターですが、彼も実はアニメやゲームを嗜むヲタク。ただ他の3人がガチヲタなのに比べて、彼はオーソドックスな題材を幅広く楽しむライトヲタクです。 高校時代なにかと衝突していた後輩の花子と、高校卒業を機に付き合いはじめて現在に至ります。喧嘩の絶えないカップルですが、男性社員が花子を話題にしていると嫉妬心をみせたり、バレないようにお揃いのネックレスを付けていたりと、とても彼女を大切にしている様子がうかがえます。

実写版:斎藤工

樺倉を演じるのは、斎藤工。正直一番想像がつかないキャスティングではありましたが、意外にもオレンジヘアーが好評の様子。ただ、樺倉の独特な目つきや強面な表情をどう表現するのか、気になるところではあります。 斎藤は意外にも実写化作品に多数出演しており、『高台家の人々』(2016年6月4日)や『仮面ティーチャー』(2014年2月22日)など漫画原作の作品でも熱演。本作に関しても特徴を捉えつつ、斎藤ならではの樺倉を演じてくれるのではないでしょうか。

二藤尚哉/CV.梶裕貴

二藤尚哉は宏嵩の弟で大学生。兄の表情筋がほとんど活動していないのに対して、尚哉は表情がくるくる変わり明るくて元気で社交的な人物です。メインキャラクターのなかで唯一の一般人。世の中に浸透しているネットスラングなどもまったく通じず、ゲームも周りが匙を投げるほど下手くそです。 成海たちが働く会社近くのカフェでバイトをしていることがきっかけで彼女たちと関わることに。幼い頃から、宏嵩が成海と幸せになってほしいと願っていた兄想いの弟です。カフェで見かけた同じ大学に通うゲーマー・光のことが気になり、声をかけて仲良くなろうとします。 2019年8月現在、実写版キャストに関してはまだ発表されていません。

桜城光/CV.悠木碧

桜城光は尚哉と同じ大学に通う女の子。伏し目がちでおどおどしている、コミュニケーションが苦手なタイプのゲームヲタクです。ゲームの腕前はかなりのもので、なかなか他人を褒めない宏嵩が一目を置くほど。 尚哉との交流をきっかけに、成海たちとも次第に関わっていきます。見た目がボーイッシュなこともあり、出会いからしばらくの間、尚哉からは男性だと勘違いされていました。そのため、光くんと呼ばれています。尚哉の高すぎるコミュ力に、ときどきキャパオーバーとなって固まってしまう可愛らしい一面も。 光もまだ実写版キャストは発表されていません。

「ヲタ恋」注目ポイントを原作/アニメ、実写版それぞれ紹介!

原作注目ポイントその1:“ヲタクっぽい”発言

「ヲタ恋」の実写映画化が発表されました。原作、そしてノイタミナ枠でアニメ化された本作は多くのオタクたちに受け入れられましたが、果たして実写映画化はどうなるのでしょうか? 本作では、オタクの生態をコミカルに描いています。例えば、ヲタク語。"デュフッ"や"だお"、“おk”など、成海たちはナチュラルに使っています。現実世界においても、文字ではわりと使う言葉ですが、実際口にするかというと微妙なところ。あくまで2次元だから許されているネタが多い作品なのです。 細かく拾うとかなりの数のパロディや小ネタが散りばめられている「ヲタ恋」。ジブリの名台詞から、お笑い、名作アニメなどから、ネットでネタとして使われているワードが多数使われています。ヲタク感を演出するために実写でもある程度は必要かもしれませんが、一歩間違えると劇場が冷え冷えしてしまう危険性もはらんでいます。

注目ポイントその2:ヲタクは偽物のヲタクを見破る問題

主人公の成海は隠れ腐女子です。隠していない場では、溢れ出るパッションのまま、どのキャラが攻めでどのキャラが受けか、どんなシチュエーションが萌えるかなどを語りだす習性があるのです。原作でも成海と花子が、宏嵩と樺倉のカップリングについて熱く論争するシーンがあります。 こういったヲタクの持っている好きなものへ対する情熱。それが嘘っぽい感じがしてしまうと、観ているヲタクは一気に冷めてしまいそうです。 ラブコメとして恋愛を主軸に楽しめる人は実写映画化も楽しめる内容となりそうですが、なにかしらのヲタク趣味を持つ人が観た場合に嘘っぽく感じない工夫。これが原作ファンに受け入れられるかどうかの鍵となるかもしれません。

実写版注目ポイント:まさかのミュージカル調

実写版において一番注目すべきポイントは、「ミュージカル要素を含んでいること」ではないでしょうか。キャストたちは歌やダンスに励んでいるそうで、割と本格的なミュージカルシーンを見ることができそうです。 とはいえ、ギャグ要素にミュージカル……。全く想像がつきませんが、高畑と斎藤はミュージカル経験者。高畑はかつてミュージカル『ピーターパン』で8代目ピーターパンを勤め、斎藤は『ミュージカル・テニスの王子様』に出演。彼らをはじめとしたキャスト陣の歌とダンスがどのように繰り広げられるのか、楽しみですね。

実写映画『ヲタクに恋は難しい』は漫画原作作品として成功するのか

TVアニメ ヲタクに恋は難しい 公式ガイドブック
出典 : amzn.asia

「ヲタ恋」の漫画やアニメが大ヒットした要因のひとつは、オタクという元々2次元に親和性の高いキャラクターがウケたことです。2次元だからおもしろい、2次元だから許せる。そんな空気がファンの間には色濃く漂っています。 そんな空気のなか決定した実写映画化。3次元化して大丈夫なのか、という実写化を懸念する声もあります。この前評判を覆すような神映画となるのかどうか、多くの原作ファンがその動向を見守っています。今後の情報解禁を待ちましょう!