2021年2月4日更新

実写映画「ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)」がひどすぎる?低評価の理由&必見のポイントを解説!

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『ヲタクに恋は難しい』山﨑賢人 高畑充希
©2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会 ©ふじた/一迅社

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実写映画「ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)」はなぜひどいと言われているのか?

2014年からpixivに投稿されて爆発的な人気を獲得し、のちに書籍化・アニメ化も果たしたラブコメ漫画『ヲタクに恋は難しい』。通称「ヲタ恋」と呼ばれる本作は、タイトル通りヲタクたちの不器用な恋愛模様を描いた作品です。 そんな本作を、映画「銀魂」シリーズなどを大ヒットに導いてきた福田雄一が実写化するとなれば、ヒットしないはずがない!と思いきや……。実際に観た人の感想には「ひどい」と酷評する声もあり、評判が良いとは言い切れないようです。 そこでこの記事では、低評価になった理由とあわせて、それでも観たくなる「ヲタ恋」の見どころも解説していきます!

映画「ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)」のあらすじ

桃瀬成海(高畑充希)はどこにでもいるごく普通のOL。しかし実は、会社では一般人を装って家では同人誌作りに精を出す「隠れ腐女子」だったのです! 彼女はそのことを理由に彼氏に振られ、気まずくなって転職した先で偶然、幼なじみで重度のゲームヲタクである二藤宏嵩(山﨑賢人)と再会しました。仕事終わりに2人で飲みに行き、恋愛の愚痴やヲタ話を彼にぶつける成海。 一方の宏嵩は、それならヲタク同士で付き合えばいい、と成海に交際を提案をするのでした。趣味を隠している苦悩を抱えたヲタクたちの恋の行方は、どうなっていくのでしょうか!?

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伸び悩んだのはなぜ?「ヲタ恋」が批判されてしまった4つのポイント

ヲタクのイメージがズレすぎている

「ヲタ恋」では、オタクたちの生態をコミカルに描いています。例えば成海たちは「デュフッ」や「だお」、「おk」などのヲタク語をナチュラルに使っていました。 そんなヲタク語はもちろん実写版でも健在。成海やヲタ友たちが早口でまくし立てると、ニコニコ動画さながらに、文字が画面を流れる演出もあります。しかしヲタクにはお馴染みであるはずのこの演出に対して、意外にも「古くさい」という声が上がりました。 たしかにヲタク語は、文字ではわりと使われていますが、実際口にするかというと微妙なところ。 声優アイドルヲタクたちのハチマキに法被、手にはペンライトというスタイルにも同様の指摘があったようです。こちらも“現代の”ヲタクイメージとはかけ離れています。今やステレオタイプ化した時代のヲタク像に近くなっており、3次元で観るのはキツイと感じる人が多かったのでしょう。 とはいえ、原作漫画が発表されたのは2014年ごろ。ニコ動のコメント欄も今以上に盛り上がっていた時代で、当時の風潮、そしてヲタク文化を尊重した演出なのかもしれません。

福田雄一の演出がマッチしなかった

福田監督が原作モノを手がける際の特徴として、内輪ノリが強いシーンがあったり、原作の設定などを大胆に脚色したりと、オリジナル要素が強い点が挙げられます。その演出の妙から、過去の作品では原作ファンにも受け入れられてきました。 しかし「ヲタ恋」では、この演出がマッチしなかったようです。いったいなぜなのでしょうか? 原作版での成海たちは、ヲタクであることを隠しながら日常生活を送っています。しかし映画版では福田作品のノリにデフォルメされ、ステルスしているはずの会社でもヲタク語を多用、公衆の面前でも同人誌を開いてしまう……。 そうした原作とのズレから、成海が(言葉を選ばずにいえば)ただのKYになっており、面白さよりもサムさを感じるのかもしれません。“一般企業の会社員”という設定だけに、余計に福田雄一節と時代遅れのヲタク演出のミスマッチ感が強調されてしまったのでしょう。 また福田組のキャストがオリジナルキャラクターとして出演した一方で、原作の主要キャラである二藤尚哉、桜城光は登場していません。一部の原作ファンは、「福田組のための作品なの?」と違和感を抱いたのではないでしょうか。

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ミュージカルシーンに衝撃を受ける人が続出

劇中では全14曲もの楽曲に乗せ、成美や宏嵩たちが思いを歌い上げ、ダンスを披露しています。「ヲタ恋」は小ネタやパロディのオンパレードになっており、ミュージカルパートにも福田監督らしい驚きのシーンが登場! 名作映画『オペラ座の怪人』(2004年)、『ラ・ラ・ランド』(2016年)などのパロディを挟みつつ、成海たちの恋愛の進捗や愛する作品への思いの丈が表現されました。この演出はオリジナルのものでしたが、一部では「ミュージカル仕立てにする必要はあるのか?」との指摘も。 監督はミュージカル映画が作りたかったそうですが、唐突なミュージカルシーンで観客が置いてけぼりにされてしまった、というのは事実かもしれません。 ちなみに、高畑充希と斎藤工はどちらもミュージカル経験者。高畑はかつてミュージカル『ピーターパン』で8代目ピーターパンを務め、斎藤は「ミュージカル・テニスの王子様」に出演しました。キャストの奮闘により、ミュージカル自体はハイクオリティな仕上がりになっています。 ミュージカルパートを良いアクセントとして観れば、単純なラブコメディではない、原作の非現実感を踏襲した世界観を感じられるかもしれません。

原作に忠実すぎるのも問題?

メインキャラ4人はピンク、青(紺)、オレンジ、グリーンとイメージカラーで配色されており、髪色も分けられています。2次元キャラでは珍しくない色ですが、3次元で観てみると「よく会社で浮かないな……」と、感じてしまうかもしれません。 成海に至っては、通勤用のスーツもバッグもピンク。本当に会社で擬態する気はあるのか、と思ってしまいますが、実はこれも原作通りの色なのです。 成海たちの私服はわりと普通ですが、コスプレをしているシーンも多いため、ヲタク文化に馴染みのない人は驚く可能性も。しかしこれも、小柳花子がコスプレ好きという設定のもと、福田監督なりに原作に沿った演出だったと思われます。 キャラクターたちのルックス、ファッションがもとから現実離れしすぎているので、これを忠実に再現した分、違和感が生じているのでしょう。一方で「原作に忠実に!」とこだわる層からは、評価されている部分でもあります。 原作を踏襲してほしいところ、そしてオリジナル要素を入れても寛容になれるところ。原作ファンの想いと福田監督との悲しいすれ違いが、賛否を呼んだ理由かもしれません。

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それでも観たくなる!「ヲタ恋」でチェックしておきたい4つの見どころ

声優・内田真礼が本人役として登場

アニメ『約束のネバーランド』のノーマン役や「中二病でも恋がしたい!」シリーズの小鳥遊六花役で知られる、大人気声優の内田真礼。彼女はその端正なルックスから、WebCMやドラマに女優として出演したり、写真集も出版したりと“顔出し”をして活躍している声優の1人です。 「ヲタ恋」ではそんな彼女が、本人役で出演しています!映画オリジナルキャラクターで、宏嵩の同僚・坂元がハマっているアイドル声優「まれいたそ」を演じました。 内田は2014年には、出演アニメ『悪魔のリドル』のOP曲「創傷イノセンス」をリリースし、待望のソロアーティストデビュー。本作では自身の楽曲である、「ギミー!レボリューション」(アニメ『俺、ツインテールになります。』のOP曲)のパフォーマンスを披露しました。 「ヲタ恋」のために書き下ろされた、オリジナル楽曲「恋の発熱」の歌唱シーンもあるので、内田真礼ファンは要チェックです。

劇中歌をアニソン界の大物たちが手がけている!

本作には全16曲もの劇中曲があり、内田真礼の持ち歌1曲を除いた15曲は同じ人物がすべて作曲をしています。それがアニソン界の重鎮の鷺巣詩郎(さぎす しろう)です。 鷺巣はMISIAやSMAP、平井堅といった著名なアーティストへ楽曲を提供しているほかに、アニメの音楽も多数担当。手がけた作品は、アニメ「エヴァンゲリオン」全シリーズや「BLEACH」の全作品など多岐にわたっています。 今回福田のオファーを快諾したという鷺巣は、大のミュージカル好き。ミュージカル経験豊富な高畑のパフォーマンスに対応するのはものすごくやりがいがあったとパンフレットで語っており、作曲家冥利に尽きるとまで言わしめました。 また作詞を担当した2人も超豪華。1人目は「残酷な天使のテーゼ」を代表に、多くのアニソンを手がけ、Winkなどのアーティストに曲を提供してきた及川眠子です。 そして2人目もアニソンだけでなく、TWICEの「TT」や特撮ソングなど、幅広いジャンルで名曲を生んでいる藤林聖子が参加しています。

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「ヲタク部屋」の作り込みがすごい!

実写版ではアニメ『文豪ストレイドッグス』から『Fate/Grand Order』といったスマホゲームなど、あらゆるコンテンツが実名で登場。パロディや小ネタの元ネタも、ジブリ映画や名作アニメ、ボカロなどバラエティ豊かです。 特に反響があったのは、美術担当の遠藤善人が作り込んだという成海の「ヲタク部屋」。腐女子たちに聞き込みを行って、成海にふさわしいコンテンツのアイテムを選び抜いたそうです。 イメージカラーのピンクをベースに、壁にタペストリーが飾られていたり、棚にはアクリルスタンド、フィギュアなどが所狭しと並べられていたり……。 そのうえ来客時にグッズを隠すことができる仕掛けや、推しの身長の高さに合わせてマスキングテープを貼る、といったオタクならではの“あるある”も取り入れられました。 イメージのズレがあるにせよ、ヲタク文化へのリスペクトがあったことは間違いありません。すべての権利元に許諾を取った、というエピソードからも作品への愛を感じます。

山崎賢人が歌って踊っている姿が尊い

劇中のミュージカルシーンで、見事な歌声とダンスを披露した山﨑賢人。意外にも、どちらも本格的に挑戦したのは本作が初となりました。 そのためボイストレーニングやダンスレッスンに励み、特に苦手なダンスは練習を重ねた結果、広い場所を見ると踊りたくなる(スタッフ談)ほどになったのだとか。 また彼の歌声については、鷺巣が「こんな上達が目にみえて早い男性ボーカリストに初めて出会いました」などと太鼓判を押し、共演の高畑は「声までイケメン」と絶賛しました。 作中では楽曲にノッて、賀来賢人らとともにヲタダンスも披露しています。法被にハチマキ姿で、“ヲタ芸”をする山﨑が観られるのは「ヲタ恋」だけ!初々しくもキレのあるダンスからは、彼の努力がにじみ出ており、思わず「尊い……」と呟いてしまうでしょう。 実際にどんなダンスと歌声を披露しているのか、山崎賢人ファンは必見&必聴です! ちなみにレコーディングは、ビートルズがレコーディングを行ったことで知られる、イギリスはロンドンの「Abbey Road Studios」で行われました。

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「ヲタ恋」のキャストをまとめて解説!原作キャラの再現度は?

ここからはキャストについて、原作キャラやその再現度にも触れつつ解説していきます!それぞれのキャラがどんな風に実写化されたのか、実際に観て確かめてみてくださいね。

桃瀬成海(ももせ なるみ)/高畑充希

『ヲタクに恋は難しい』高畑充希
©2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会 ©ふじた/一迅社

桃瀬成海は本作の主人公。元カレにオタバレをしてしまい、転職した先で幼なじみの宏嵩と再会します。 会社ではちょっとドジだけど女子力が高く、男性からの人気も高い彼女ですが、実際は腐女子!乙女ゲームやBLコミック、コスプレなど幅広く愛好しており、コミケにサークル参加するなどアクティブなヲタクです。 幼なじみの宏嵩には趣味を隠していないので、彼の前ではかなりオープン。居酒屋で一緒にモンスターを狩るゲームをしたり、アニメイトで買い物をしたりもします。 彼と付き合うようになるものの、お互いに趣味が第一優先。なかなか恋人としての関係が進まずに悩む姿や悩んでいても趣味をまっとうする姿を、つい応援したくなる愛くるしいキャラです。

そんな成海を演じるのは、高畑充希。見た目の可愛らしさと、会社での女の子らしい振る舞いは高畑のイメージにもマッチしています。 テンションが上がってしまった際に変顔やヲタク特有の早口を見せるなど、原作のコミカルさも表現。ミュージカルシーンでは、彼女の美声とダンスにも注目です。

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二藤宏嵩(にふじ ひろたか)/山崎賢人

『ヲタクに恋は難しい』山﨑賢人
©2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会 ©ふじた/一迅社

二藤宏嵩は成海の幼なじみで、数年ぶりに同僚として彼女と再会。彼女が隠れヲタクなのに対し、宏嵩は特に隠していないタイプのヲタクです。 会社の昼休みに自席でゲームをしたり、寝食を忘れて没頭したりするほどの重度のゲームヲタク。184センチと長身で、表情は乏しいものの顔は整っているイケメンです。 リアルではどちらかというと無口ですが、ネットではわりとノリが良くギャップがあります。無表情のまま陽気な顔文字などを打っている姿は、まさに“ギャップ萌え”。 恋愛は得意ではなさそうですが、成海への好きが溢れ出ている言動に、思わずニヤニヤしてしまいます。

実写版・宏嵩を演じるのは山﨑賢人。「イケメン」という条件のクリアはもちろんのこと、宏嵩のローテンションな性格もばっちりおさえています。成海へのツッコミも原作通りで、無自覚に繰り出される大胆なアプローチにはドキッとさせられること間違いなし! 「ヲタ恋」が福田作品への2回目の出演となった山﨑は、前作『斉木楠雄のΨ難』(2017年)でも無表情の斉木楠雄役を好演しています。

小柳花子(こやなぎ はなこ)/菜々緒

『ヲタクに恋は難しい』菜々緒
©2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会 ©ふじた/一迅社

小柳花子はスタイルのいいクールビューティー系のOL。実は彼女は男性キャラ専門のコスプレイヤーで、界隈ではちょっとした有名人です。 社内では隠していますが、上司であり高校時代の先輩だった樺倉と付き合っています。日頃はガサツで男勝りな性格ですが、お酒が入ると弱音を吐く一面も。 樺倉とはいわゆる「ケンカップル」ですが、なんだかんだ信頼しあっている様子が微笑ましい関係です。

花子を演じるのは、モデル・女優の菜々緒。完璧なスタイルでクールなイメージが似合う彼女は、役にもぴったりハマって姉御肌な花子を演じ切っています。 しかし原作ファンが抱いていた1番の心配は“花子=巨乳”という設定のようで、「それだけが物足りない」という声が続出。 それに対し菜々緒は自身のInstagramで「おっぱいベストで実写化しています」とコメント。同じく福田作品の『銀魂』(2017年)で演じた来島また子の再現度といい、菜々緒の変幻自在っぷりには毎回驚かされます。 実写版では原作と違って、成海とは別の部署という設定になっており、面識はありません。代わりに、バーで偶然出会った宏嵩と距離を縮めます。

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樺倉太郎(かばくら たろう)/斎藤工

『ヲタクに恋は難しい』斎藤工
©2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会 ©ふじた/一迅社

樺倉太郎はとある仕事で成海と一緒になり、彼女とお酒を飲み交わすことになる人物。後輩たちからは強面な顔のせいで怖がられていますが、実際は面倒見が良いようです。 一見ヲタクに理解がなさそうなキャラクターですが、彼も実はアニメやゲームを嗜むヲタク。ただ他の3人がガチヲタなのに比べて、彼はオーソドックスな題材を幅広く楽しむライトヲタクです。 高校時代なにかと衝突していた後輩の花子と、高校卒業を機に付き合いはじめて現在に至ります。 喧嘩の絶えないカップルですが、男性社員が花子を話題にしていると嫉妬心を見せたり、バレないようにお揃いのネックレスを付けていたりと、とても彼女を大切にしている様子です。

樺倉を演じるのは、斎藤工。意外なキャスティングでしたが、オレンジヘアーが好評でした。強面な樺倉をリアルに演じており、人一倍人間味のあるキャラクターに仕上がっています。 斎藤は実写化作品に多数出演しており、ドラマ『仮面ティーチャー』(2013年)や映画『高台家の人々』(2016年)など漫画原作の作品でもキャラクターを熱演していました。 花子同様に設定が変更されており、宏嵩との面識はありません。またライトヲタクな一面が見られるシーンはなく、怖い先輩のイメージが強く出ていました。

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実写映画版オリジナルキャラクターも登場!福田組が勢ぞろい

坂元真司(さかもと しんじ)/賀来賢人

『斉木楠雄のΨ難』や「今日から俺は!!」シリーズで、すっかり福田作品お馴染みのメンバーとなってきた賀来賢人。宏嵩の同僚で、ドルヲタ友だちの坂元真司を演じます。原作で樺倉が担っていたような役割も果たしているようです。 アイドル声優ヲタクである坂元の推しは「まれいたそ」。ライブシーンではハイテンションなダンスとコールを披露しており、賀来のコミカルな芝居とヲタク要素の化学反応には、思わず笑わされてしまいます。

バーのマスター/ムロツヨシ

映画「銀魂」や「勇者ヨシヒコ」シリーズなど、数多く福田作品に出演しているムロツヨシ。 本作では花子行きつけのバーのマスター役で出演します。菜々緒演じる花子とデュエットしており、ミュージカルシーンにムロが加わることで必見の面白さに仕上がりました。

石山邦雄(いしやま くにお)/佐藤二朗

宏嵩と成海の上司である石山邦雄。彼を演じるのは、同じく福田作品常連の佐藤二朗です。 福田作品の撮影は“どうかしている”状態で臨んでいるという佐藤。福田監督とのいつものタッグによって、“佐藤二朗らしさ”全開で登場します。

森田悠季(もりた ゆうき)/今田美桜

成海の同僚・森田悠季を演じるのは今田美桜です。 森田は成海たちヲタクとは程遠いリア充女子。宏嵩に好意を寄せており、ヲタクっぽい趣味は一切持たない一般的な年相応の女子といった役柄です。

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未来(みく)/若月佑美

乃木坂46の元メンバーである若月佑美が、成海のヲタ友である未来を演じます。 ドラマ『今日から俺は!!』(2018年)でいわゆる福田組の仲間入り?となった若月。本作ではヲタク女子として、『Fate/Grand Order』のマシュ・キリエライトのコスプレを見せています。

実写映画「ヲタクに恋は難しい(ヲタ恋)」は一見の価値あり!

『ヲタクに恋は難しい』山﨑賢人 高畑充希
©2020映画「ヲタクに恋は難しい」製作委員会 ©ふじた/一迅社

会社や学校では一般人を装う「ステルスヲタク」を描き、同じ境遇のヲタクから共感を得て、漫画やアニメが大ヒットした『ヲタクに恋は難しい』。実写化するにあたって、ヲタクをどう描くかがネックだといわれていましたが、やはり批判が出てしまいました。 この記事ではその理由に触れましたが、制作側のこだわりが観客が求めるものとはやや違う方向に傾いてしまった、というのは悲しいことですね。 レビューでは「ひどい」と言われることが多いものの、ミュージカルが好きな人、山崎賢人や内田真礼のファンには見どころ十分な作品といえます。ある意味では、実際にヲタクの人が観るよりも、ヲタク文化に興味のある一般人が観た方が楽しめるかもしれません! ぜひこの機会に、実写映画「ヲタ恋」を観てみてはいかがでしょうか。