『13の理由』で大ブレイクしたキャサリン・ラングフォードのこれまでの全部【アベンジャーズに大抜擢】
期待の新星!キャサリン・ラングフォードって誰
『13の理由』ハンナ・ベイカー役で大ブレイク
2017年のNetflixオリジナルドラマ『13の理由』で、主役のハンナ・ベイカーを演じて大ブレイクを果たしたキャサリン・ラングフォード。 女優になる前にはYouTubeで音楽活動を行なっていたり、ドラマ出演の後すぐに映画にも進出していたりと、動向が常に面白い女優で俄然注目でしょう。これからもドラマや映画、さらには音楽の世界での活躍が期待できる新人女優の一人です。 彼女の生い立ちから女優になるきっかけ、そして今後の出演作なども紹介していきます。
キャサリン・ラングフォードの生い立ち
現在、主にアメリカで活躍の場を広げているキャサリン・ラングフォードですが、出身はオーストラリアです。1996年4月29日、オーストラリア西部の大都市パースで、医師を務める両親のもとに生まれました。 母は小児科医、父はフライングドクター(小型飛行機で患者を病院まで運ぶ搬送医)で、妹に女優のジョセフィン・ラングフォードがいます。ボイス・レッスンを始めたのは2005年で、クラシックやジャズ、コンテンポラリーまで幅広くトレーニングしました。 高校はパース・モダンスクールに通い、音楽や演劇を学び、水泳に打ち込んでいたそうです。しかし、高校最後の年に水泳をやめ、高校卒業後はパースにあるプリンシパル・アカデミー・ダンス&シアターアーツで本格的に演劇を学び始めました。
レディー・ガガのライブを観て音楽活動を本格化
高校在学時の2012年、16歳だったキャサリンに大きな転機が訪れます。それは、レディー・ガガのライブを観たこと。ガガのパフォーマンスから絶大な影響を受け、音楽制作とパフォーマンス活動に生活の重点を置くようになりました。 YouTubeにチャンネルを開設したキャサリンは、自作の楽曲を3曲公開しています。「I’ve Got a Crush on Zoe Bosch」、「Young & Stupid」、「3 Words」は17歳当時の等身大の自分やティーンの心情を表現したもの。なかでも「Young & Stupid」はティーンの自殺をテーマにした楽曲です。13の理由を彷彿とさせますね。 キャサリンがレディー・ガガにインスパイアされたことを語ったのは2017年。レディー・ガガのファンがTwitterで本人に知らせ、ガガ本人も「キャサリン」と呼びかけていました。
Katherine ❤️ https://t.co/2YREyAKmA8
— Lady Gaga (@ladygaga) April 13, 2017
こちらがその時のガガのツイート。
ハンナ・ベイカー役への大抜擢はセレーナ・ゴメスが決めた
There's always another story to be told. pic.twitter.com/iZwOszcnWk
— 13 Reasons Why (@13ReasonsWhy) June 17, 2018
キャサリンは『13の理由』のハンナ・ベイカー役のオーディションを、オーストラリア在住時にSkypeで参加。その際にキャサリンをハンナ役に推したのが、歌手・女優のセレーナ・ゴメスです。 『13の理由』の原作小説を読んでいち早く映像化の権利を取得したセレーナは、キャスティングに6年を費やしたといいます。そこまでして主演の2人にパーフェクトな俳優を探していたようです。(『13の理由』のプロデューサーがセレーナなのもなかなか驚きですよね……。) セレーナは自身のInstagramに主演のクレイ役のディラン・ミネットとキャサリンとの3ショットを投稿し、「この2人をキャスティングできて、これ以上幸せなことはない」と語っています。
『13の理由』で大ブレイク!演技も絶賛!
Netflixのオリジナルドラマ『13の理由』は2017年にシーズン1、2018年にシーズン2が配信されました。キャサリンはこの作品で自殺した高校生ハンナを演じて大ブレイクを果たし、その演技も絶賛されています。 同級生のクレイに7本のカセットテープを遺して自殺したハンナ。なぜハンナが自殺しなければならなかったのかを、遺されたテープから紐解いていくというドラマです。ティーンのいじめ問題や自殺をテーマにし、大きな話題を呼びました。 『13の理由』での演技を評価されたキャサリンは、第75回ゴールデングローブ賞でテレビシリーズの主演女優賞にノミネートされています。
ハンナはシーズン2で退場
『13の理由』シーズン3の配信開始は2019年に決定しているようですが、2017年から2シーズンに渡って出演してきた出世作に対し、「“私の旅”は終わった」と発言しているキャサリン・ラングフォード。 製作側からもハンナが登場しないことが公式に発表されてしまいました……が、しかし、ハンナ役を卒業つつも、“今最もホットな女優”キャサリン・ラングフォードの出演作は続々と決定しているのでご安心ください! ここからは、『13の理由』以外の女優としての彼女のキャリアを追っていきます。
『Love, サイモン 17歳の告白』で米映画にも進出
『13の理由』でアメリカのドラマデビューを果たす前、2016年にはオーストラリアで短編映画『Imperfect Quadrant(原題)』や『Daughter(原題)』に出演。また、2018年に『The Misguided(原題)』で長編映画デビューも飾っています。 アメリカに渡ってからは、2018年に『Love, サイモン 17歳の告白』で映画界にも進出。同性愛者であることをカミングアウトできずにいる高校生サイモンが主人公のロマンティック・コメディで、キャサリンはサイモンの親友リアを演じています。 本作は日本では劇場公開されませんでしたが、2018年9月12日から日本語字幕付きでデジタル配信がスタート。同年10月24日にはブルーレイも発売されました。
SF映画『Spontaneous(原題)』では血まみれに!?
さらに2018年にはもう1本、SF映画『Spontaneous(原題)』で主演を務めています。原作はアーロン・スターマーの同名ヤングアダルト小説で、撮影はバンクーバーで行われました。2019年1月時点では、日本公開の情報はありません。 “Spontaneous(スポンティニアス)”とは「自然発生的な」という意味で、1990年にはトビー・フーパー監督によるSFホラー映画『スポンティニアス・コンバッション/人体自然発火』も制作されています。 体が文字通り突然発火して爆発するという現象でパニックに陥った世界が舞台。キャサリンは、いつ自分も爆発するかわからない恐怖と向き合う主人公の高校生マーラを演じ、役の幅を確実に広げつつあるようです。
新作Netflixドラマや『アベンジャーズ/エンドゲーム』にも出演が決定!
2019年には、Netflixで配信される新作オリジナルドラマ『Cursed(原題)』にも主演が決まっています。『Cursed(原題)』の原作は、コミック作家フランク・ミラーと脚本家トム・ウィーラーによるSFファンタジー作品。アーサー王伝説を基にしており、キャサリンは“湖の乙女”ニミュエを演じます。 さらにさらに!2019年公開予定の『アベンジャーズ4/エンドゲーム』にも出演が決定!役柄はまだ発表されていませんが、今からどんな新しい一面を見せてくれるのか楽しみです。
今後もドラマ、映画で大活躍間違いなし!
その美しい容姿と確かな演技力で、一気にスターの階段を駆け上がり始めたキャサリン・ラングフォード。女優としての活動はまだわずか3年と十数本の出演作ですが、これからもアメリカのドラマや映画出演は増えていきそうです。 2019年にはライアン・ジョンソン監督によるクライム・ミステリー『Knives Out(原題)』にも出演が決まっており、確実にジャンルの幅も広がってきています。また、美声を活かしてミュージカルに出演したり、音楽界へのデビューにも大いに期待したいところですね!