『13の理由』の次は?ネトフリで見られる面白ドラマ6選!【『13の理由』の魅力も解説】
『13の理由』だけじゃない!ネトフリのドラマたち
2013年に公開されたドラマ『ハウス・オブ・カード 野望の階段』を皮切りに、数多くのコンテンツを製作・配信し続けるNetflix。2018年内だけでも全世界で700ものオリジナル作品を発表することを計画しています。 そんな今や巨大メディアと言っても過言ではないNetflixのオリジナルドラマで一際話題になったのは、2017年にシーズン1の配信が始まった『13の理由』でした。気楽に見れる内容ではないものの、テープの内容が気になるあまり一気見をしてしまった人も多いことでしょう。 本記事では、『13の理由』の人気の理由とともに、既に『13の理由』を視聴済みの方にオススメのドラマをご紹介します。
話題沸騰中の衝撃作『13の理由』とは?
ある日、高校生クレイの元に届いた自分宛の謎めいた荷物。その中には、2週間前に自殺した同級生で、クレイが密かに恋心を寄せていたハンナ・ベイカーの声が録音されたカセットテープが入っていました。そのテープには、なんとハンナに自殺を決意させた13の理由が録音されていたのです。 テープから流れてくる独白を聞きながらハンナのいない日々を送るクレイ。次第に彼が知らなかったハンナの苦しみや、クラスメイトたちの所業、そして自分自身がハンナにしてしまったことを知ることになります。
『13の理由』はなぜこんなに注目されているのか?
『13の理由』は、いじめ、性暴力、ジェンダー、薬物といった社会問題にスポットライトを当てています。しかも、作中で取り上げられている問題で実際に苦しんでいる人が、本作を視聴することで辛い思いをしてしまうかもしれないと、製作者側が懸念するほど、それらの描写はリアルに描かれています。 実際に本作を視聴したアメリカの若者の71%が、自分に深く関係する内容が含まれていると答えましたが、本作は問題を生々しく描いただけのネガティブな作品ではありません。現実に起こっている問題についてディスカッションをさせたり、自分の行動を改めるきっかけになったりと、ポジティブな影響も与えています。 本作について批判する人も多いものの、見た人の心に何かしらの影響を与える作品だから、つい目が離せないのではないでしょうか。
『13の理由』を視聴済みの方へのおすすめドラマ
『リバーデイル』(シーズン2まで配信中)
『リバー・デイル』は、高校生の死亡事件をきっかけに、平穏に思えた町に潜んでいた闇が明らかになっていく様子を描いたNetflixオリジナルのサスペンスドラマです。死亡した高校生の同級生たちは、警察とは別に事件を調査するなかで、学校や家族、恋愛、性など高校生たちが抱える悩み、そして町が抱える病巣とも向き合っていくことになります。 本作の見どころは、何と言っても段々と殺人事件の犯人が浮かび上がっていくスリリングな展開です。しかし、本作においても高校生たちが抱える問題は『13の理由』に通じるものがあり、『13の理由』がアメリカの若者に多くの影響を与えたことが別の視点から実感できるでしょう。
『タブラ・ラサ 隠された記憶』(全9話)
Esta nueva serie recién llegada a Netflix es la que va. En @altapeli les recomiendo el thriller belga #TabulaRasa: https://t.co/ZawBQ1qRd7 pic.twitter.com/NaGRHedazc
— Cristian Phoyu (@CristianPhoyu) March 21, 2018
『タブラ・ラサ 隠された記憶』は、記憶障害を持つ主人公が、ある男性の失踪事件の重要参考人となったことから始まるベルギー発のNetflixオリジナルドラマです。 主人公のミーは小さな娘を持つ主婦で、前向性健忘症に苦しんでいます。ある日、森の中でケガをした状態で発見された彼女は、事件の重要参考人として精神病院の閉鎖病棟に収容されてしまいます。ミーは自分に向けられた嫌疑を晴らし、退院するために、治療を受けながら捜査に協力することになりました。 ミスリードさせるような演出のせいで最後まで真相がわからないミステリー作品。思いもよらない展開があなたを待っていることでしょう。
『ダーク』(全10話)
Netflix’s Dark is hard to watch, and impossible to stop watching https://t.co/YOOe2anI84 pic.twitter.com/jKA4vKSjsn
— The Verge (@verge) December 1, 2017
『ダーク』はドイツの小さな町を舞台したNetflixオリジナル作品。子供が2人失踪したことがをきっかけで、二重生活や崩壊した人間関係など、4つの家族がそれぞれ秘密にしていた問題が白日の下に晒されることになります。 物語がスタートした2019年に始まり、1986年、1953年と時代を移りながら、3世代にわたる家族の歴史と町に起った悲劇をスリリングに追います。 リアル路線の『13の理由』とは対照的に、本作は、超常現象やタイムトラベルといったファンタジー要素を含んでいますが、謎が紐解かれていく『13の理由』のミステリー要素に惹かれた方におすすめします。
『ル・シャレー離された13人』(全6話)
"Le Chalet" de France 2 débarque (déjà) sur Netflix https://t.co/tnlZ5CFZ7z pic.twitter.com/wLzehBrHPr
— puremedias.com (@puremedias) April 19, 2018
『ル・シャルー離された13人』はフランス発のミステリードラマ。アルプスの人里離れた村で、夏のヴァカンスを過ごすため別荘に集まった13人は、突如村から出られなくなってしまいます。陸の孤島と化した村では不自然な事故が起こるようになりました。 姿の見えない相手に13人が恐怖する一方、ドラマは同じ別荘にかつて暮らしていた家族の姿を通して20年前の村を映します。現在と過去が交互に描かれる中で、現在と過去がつながる瞬間にあっと驚くことでしょう。比較的話数が少なく、一気見にも適した作品です。
『THE CASE/ケース』(全8話)
There’s more Nordic Noir influence with the latest spoof series, FALLET – featuring familiar faces from THE BRIDGE, BECK and JORDSKOTT https://t.co/HUHhtYCXhs pic.twitter.com/tdOyOYrMos
— Nordic Noir TV (@NordicNoirTV) May 29, 2018
『THE CASE』はスウェーデンとイギリス合作の犯罪捜査ドラマ。それぞれの職場で失態を犯したスウェーデンの女刑事と、イギリスのおじさんがコンビを組み、とある殺人事件の捜査に挑みます。 事件を調査する中で、数十年前の自殺や、女刑事の出生にまつわる秘密や薬物問題などが複雑に絡み合っていたことが明らかになり、ストーリーは意外な展開を迎えます。 コメディではないものの、所々にくすりと笑える要素が散りばめられています。『13の理由』を見た後、重いテーマの作品を見る気にもなれないし、コメディ作品も見る気にはなれないといった方におすすめです。
『sense8』(全3シーズン)
You've probably heard by now, but just in case...June 8. #Sense8 pic.twitter.com/mGf5wFz7qX
— Sense8 (@sense8) April 26, 2018
『sense8』は「マトリックス」シリーズ等で知られるウォシャウスキー姉妹が手がける最新SFドラマです。ある日突然お互いの感覚や感情を共有できるようになった8人の男女をめぐる不可思義なストーリーが展開します。 8人の男女は住む国も人種もバラバラで、当初はお互いのことを知らない状態でしたが、不思義な力で繋っていくうちに絆を深めていきます。 未知の能力にまつわる話だけではなく、政治、LGBTQ、ジェンダー、宗教、アイデンティティなど『13の理由』とはまた異なる現代の社会問題についても深く掘り下げられたストーリーはヒューマンドラマとしての一面も有しています。
マイリストに追加したいドラマはありましたか?
『 #13の理由 』シーズン3 配信決定 pic.twitter.com/FGsp0D504F
— Netflix Japan (@NetflixJP) June 7, 2018
『13の理由』と同じく現代の問題を取り上げたものから、少し趣を変えて息抜きになるような作品や記憶や秘密が鍵となるミステリー作品をご紹介させていただきました。 既に公開されている『13の理由』のシーズン2や、まだ配信日未定のシーズン3を見る前に、違ったテイストのドラマを見てみるのはいかがでしょうか?