松坂桃李おすすめドラマ7選!『パーフェクトワールド』主演!
『パーフェクトワールド』で注目を集める松坂桃李のおすすめドラマを紹介!
松坂桃李は1988年10月17日、神奈川県茅ヶ崎市で生まれました。2008年「チャレンジFBモデル2008年オーディション」にてグランプリを受賞し、現在所属している事務所・トップコートの養成所「Artist★Artist」で研修を積みます。 当初、事務所側では芸名を考えていましたが、本名以外の名前を名乗ることに疑問を持ち、自身の名で芸能活動をすることに決定しました。 特に「桃李」という名前にはご両親のこだわりが詰まっていて、中国の歴史家・司馬遷の著書「史記」の故事から由来しており「上の者からも下の者からも慕われる徳のある人になってほしい」という願いがこめられているそうです。 また、読み仮名も「とおり」と書かせるなど、意識高めの命名であることがうかがえます。そんなご両親の思いも、松坂桃李が本名に愛着を感じている要因なのでしょう。 デビュー時には、モデルを中心として活動していましたが、2009年には活躍の糸口となる作品への出演が決まったことで、俳優としての才能が開花しました。
1.『侍戦隊シンケンジャー』
松坂桃李のキャリアが開花した作品が、2009年戦隊シリーズの『侍戦隊シンケンジャー』で、主役・志葉丈瑠ことシンケンレッドを演じました。 『侍戦隊シンケンジャー』は設定として非常に特殊で、いままではメンバー全員は《戦う仲間》という概念でしたが、この作品では松坂桃李が演じるシンケンレッドが「殿」であり、他のメンバーは「家臣」という上下関係が見られます。 松坂自身、子どもの頃戦隊シリーズのファンだったそうで、この主役大抜擢はまさに運命の出発点だったといえるでしょう。 また、シンケンジャーの他メンバーには『テニスの王子様』出演の相葉弘樹、大河ドラマ『西郷どん』出演の高梨臨、元アイドリング!!の森田涼花などと共演していて、戦隊シリーズの中でも非常に話題性に富んだ作品となっていました。
2.『梅ちゃん先生』
松坂桃李は2012年上半期(4月2日から9月29日まで)に放映されたNHKの連続テレビ小説『梅ちゃん先生』で、主役の堀北真希の夫役・安岡信郎役に抜擢されました。 優秀な兄姉に対して、かなりのコンプレックスを持っていた梅子が、厳格な父親が戦災孤児の命を懸命に救おうとする姿を目の当たりし、一念発起して医師を目指すプロセスが描かれているドラマです。 終戦直後の東京・蒲田を背景に、梅ちゃんが健気に奮闘する姿が描かれて、朝ドラの視聴率も9年ぶり20%を超えた話題作でした。 堀北真希がオーディションなしで、主役の下村梅子役に決定したことも話題になりました。そして、何と言っても恋愛や結婚に対して奥手だった、梅ちゃん先生の恋の行方が見どころにもなりました。 最初に恋心を抱いた松岡医師と結ばれると思いきや、幼馴染だった安岡信郎(ノブ)と夫婦になる、というギャップにも、視聴者は意外性を感じ、ドラマに良い意味でもインパクトを与えました。
3.『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』
『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』は2015年10月20日から12月15日まで、フジテレビ系列で放映されたドラマで、松坂桃李の初の民放連続ドラマ初主演の作品となりました。 「モーニング」(講談社)で連載されていた、山崎紗也夏氏の同題名の漫画の実写化です。武蔵県警という架空の機動捜査隊でバディを組むカップル(松坂桃李・木村文乃)の日常の恋愛風景と、彼らに関わる謎の女(菜々緒)の暗躍を描いたサスペンスドラマで、松坂桃李の新たな魅力が発揮されました。 松坂桃李が演じるのは、見た目の軟弱さとは真逆の身体能力を持ち、元機動隊員という経歴の里見 偲(さとみ しのぶ)という警察官です。 恋人役には、『梅ちゃん先生』でも主人公の義姉役で出演していた木村文乃。そして、彼女に異常な執着心を表す謎の悪女役として菜々緒が共演しています。 オープニング曲には、2014年メジャーデビューしたばかりの[ALEXANDROS]が起用され、「Girl A」がドラマのサスペンス色を添え、印象的な演出をしました。
4.『ゆとりですがなにか』
民放連続ドラマの初主演を果たした翌年の2016年、松坂桃李は前作とは全く色合いの違うドラマ『ゆとりですがなにか』で、小学校の教師役・山路一豊を演じました。 宮藤官九郎のオリジナル脚本を、水田伸夫の演出で構成されたドラマで、当時流行語にもなっていた「ゆとり第一世代」という内容に着目した作品です。 前作の『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』では、体を張った演技が好評だった松坂桃李が、どちらかというと、地味で恋愛事情に奥手なアラサー男子を演じました。 共演者には岡田将生、柳楽優弥、蒼井優、吉岡里帆、そして2018年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した映画『万引き家族』に出演した安藤サクラという、豪華で話題性のある俳優、女優陣がいます。 オープニング・エンディング曲共に、インディーズで人気の感覚ピエロが起用され、ドラマの出演者達とも同年代の「ゆとり世代」で作られた作品でした。
5.『この世界の片隅に』
2018年には、オーディションを勝ち抜いて、ダブル主演となる松本穂香と共に7月期のドラマ『この世界の片隅に』という作品に出演が決定しました。 同作品は2007年1月23日号 から2009年1月20日号まで、『漫画アクション』(双葉社)に連載されていた、こうの史代による漫画が原作です。 2011年には日本テレビ系列で、北川景子・小出恵介が同役を演じ、更に2016年にアニメ映画として公開もされました。 太平洋戦争の最中、思春期をおくり結婚を経て終戦を迎えるという激動の時代を生きた北條すずという女性を中心に話は展開していきます。 松坂桃李は、幼少期に松本穂香演じる・すずと一緒に人さらいにあうという運命を共にする、後の夫役・北條周作役を演じました。 見合いで半ば強制的に周作と結婚させられたすずは、仲良くしていた白木リン(二階堂ふみ)が、夫の前の彼女だと知り、動揺します。 そんな中、以前好意を寄せていた水原哲(村上虹郎)と再会し、更にすずの心は揺れ動いていきます。複雑な夫婦間の感情を、松坂桃李は繊細に表現し、今までとは違った俳優としての側面が評価されました。
6.『いだてん〜東京オリムピック噺〜』
2020年の東京五輪を目前にし、2019年の最大のプロモーションともいえる大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』。『梅ちゃん先生』や『わろてんか』でNHKドラマになくてはならない俳優として、松坂桃李も出演しています。 主人公・金栗四三(中村勘九郎)がアスリートとして日本人として初の五輪出場に奔走する傍ら、“日本にオリンピックを呼んだ男”と呼ばれ、このドラマの二つ目の大黒柱として田畑政治(阿部サダヲ)の活躍も見どころの一つです。 松坂桃李は田畑政治と共に、日本オリンピック委員会常任委員に任命された「岩田幸彰」役で出演しています。第一話で登場して以来、活躍ぶりがなかなか見られませんが、後半は彼の出番も増え、これからの展開に目が離せません!
7.『パーフェクトワールド』
2019年4月期にはフジテレビ系列で、有賀リエの漫画が原作となっている『パーフェクトワールド』に松坂桃李は主人公・鮎川樹役を演じています。 大学生の時、交通事故により下半身不随になり、車椅子生活を余儀なくされ、それでも建築家として活躍する主人公と、高校時代、彼に恋心を寄せていた川奈つぐみ(山本美月)の恋愛を中心に、登場人物たちの葛藤や友情などの、心象変化が見どころです。 同作品は2018年にも、ムービーコミックや岩田剛典と杉咲花主演で映画化もされ、2019年4月期のドラマ作品の中でも、クライマックスではどうなるのか?期待されるでしょう。 単なる恋愛ドラマとしてではなく、車椅子と共に生きる若者が、どのように社会で自分の活躍の場を見出していくのか、また周囲はどのように彼を支えていくべきなのか、、など私達が真剣に取り組まなくてはいけない課題が、製作者の思いとともに詰まっている作品です。 非常に難しい役どころを、松坂桃李の丁寧で、視聴者に静かに問いかけるかのような表現が、視聴者の心に印象強く響いてきます。
他の俳優ではなかなかこなせないキャラクターを、見事演じきる松坂桃李に、今後の可能性は無限大!と言って過言ではないでしょう。