映画『アド・アストラ』をまるっと紹介 ブラッド・ピットが父の行方を追い宇宙へ【あらすじ・キャスト】

2019年8月には、クエンティン・タランティーノ監督の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の公開が決定しているブラッド・ピット。そんな彼が主演、製作を務めるSF映画『アド・アストラ』が日本でも全米と同日公開となることが決定しました！ 今回ブラッド・ピットは、失踪した父を探す宇宙飛行士を演じるということで注目が集まっています。また、その父役にトミー・リー・ジョーンを演じるなど、多くの名優が出演することでも話題に。 注目の『アド・アストラ』はいったいどんな作品になるのでしょうか。あらすじ、キャスト、スタッフ等を紹介します。

ハリウッドの実力派スターの初共演が実現した本作。タイトルの「アド・アストラ」は「星に向かって」という意味のラテン語です。

エリート宇宙飛行士ロイ・マクブライドは、地球外生命体の探求に人生を捧げた父を見て育ち、自身も宇宙飛行士の道を選びました。しかしその父は地球外生命体の探索に出てから16年後、太陽系の彼方で行方不明に。 人々から尊敬を集めていた父の影響もあり、地球外での危険な任務にも果敢に挑戦するロイ。命がけで働く彼に、陸軍幹部は彼の父親が生きているという衝撃の事実を告げます。 さらに、父クリフォードは太陽系のすべてを滅ぼす力を持つ物質の実験“リマ計画”に携わっていたことも知らされ、ロイは上官の司令を受けて宇宙に飛び立つことに。そこで彼が彼が知ることになる父の失踪の理由とは……？

本作で主人公の宇宙飛行士、ロイ・マクブライドを演じるのは言わずと知れたハリウッドスターで、ブラピの愛称でも親しまれるブラッド・ピット。 2019年8月にレオナルド・ディカプリオと共演したクエンティン・タランティーノ監督最新作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の公開が控えており、2ヶ月連続の主演映画公開となります。 演じるロイは宇宙飛行士であった父を尊敬し、自身も宇宙飛行士になる道を選びました。宇宙での危険なミッションにも挑む彼は、太陽系の彼方で父を見つけることができるのでしょうか。

本作には、1993年の『逃亡者』でアカデミー助演男優賞を受賞した名優、トミー・リー・ジョーンズはブラピ演じるロイはの父親クリフォード・マクブライド役で出演します。 『JFK』(1991)や『ノー・カントリー』(2007)、『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)など、幅広いジャンルで活躍するジョーンズ。日本では缶コーヒーのCMで知っている人も多いのではないでしょうか。 本作でジョーンズが演じるのは、秘密裏に行われていた太陽系を破壊するほどの威力を持つ物質の実験。彼は16年前に宇宙の彼方で消息を絶ってしまいました。そしてその危険な実験を阻止するため、息子のロイが宇宙へと彼を探しに行きます。

『アド・アストラ』には他にも豪華キャストが出演しています。 ブラッド・ピット演じるロイの妻役を務めるのは、『アルマゲドン』(1998)や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズへの出演などで知られるリヴ・タイラー。 また、2005年の『プライドと偏見』「ハンガー・ゲーム」シリーズなどで知られる名優、ドナルド・サザーランドも出演しています。

本作の監督を務めるのは、1994年『リトル・オデッサ』で長編監督デビューを果たし、ヴェネツィア国際映画祭で銀獅子賞を獲得したジェームズ・グレイです。 グレイはその後、『アンダーカヴァー』(2007)や『トゥー・ラバーズ』(2008)でカンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出されました。また、同映画祭にて初上映された2013年『エヴァの告白』で、パルムドールを争うなど、実力は折り紙付き。 2016年には実話を基にした冒険映画『ロストシティZ 失われた黄金都市』を監督しました。 IndieWireによると、『アド・アストラ』は当初2019年の5月末に公開される予定だったそうですが、グレイが編集作業にこだわり抜いたため同年9月に公開が延期されたそうです。

ブラッド・ピット演じる主人公が、宇宙で消えた父の行方を追う『アド・アストラ』。父親役にはトミー・リー・ジョーンズを迎え、ハリウッドスターの初共演作としても注目を集めています。 その他にも豪華キャストが集結し、SFミステリーとして高い期待を寄せられている本作。 『アド・アストラ』は、2019年9月20日(金)に全国公開です！