2019年8月20日更新

『銀河鉄道999』メーテルの正体とは?母親やエメラルダスとの関係を整理しながら彼女の経歴を追う

銀河鉄道999

『銀河鉄道999』で主人公・哲郎と旅をするメーテルは、黒い服と金髪、切れ長の目が特徴的な美女です。しかし、なぜ彼女は哲郎と999に乗って旅をしているのでしょうか。彼女の正体や家族にまつわる謎を徹底解説します!

メーテルは『銀河鉄道999』のヒロイン!謎多き美女の経歴や家族関係は?

松本零士の代表作のひとつ『銀河鉄道999』は、1977年から1981年にかけて連載された、宇宙を舞台としたSFマンガです。マンガ連載中にスタートしたアニメ版も高い人気を誇り、多くの視聴者が主人公・星野哲郎とメーテルの旅の行方に心奪われました。 今回は、哲郎と旅をする謎多き美女・メーテルについて深堀りしていきます。ミステリアスで憂いのある表情が魅力的なメーテル。どうしてメーテルは哲郎と旅をするのか、どうして黒い服を着ているのか、その正体はなんなのか……。 気になる彼女の経歴や正体、家族とのエピソードなどをまとめていきます。そこから浮かび上がるメーテルというキャラクターの魅力を見ていきましょう。

『銀河鉄道999』のあらすじを紹介!

裕福な人々は機械の体を手に入れ、機械化人として生きている未来世界が舞台。主人公の星野哲郎は、機械化人に殺された母親との約束を果たすため、無料で機械の体が手に入る星を目指そうとするのでした。 そんな哲郎の前に現れたのが、美しい女性・メーテル。彼女は、銀河鉄道999のパスを哲郎に渡し、ともに999での旅に出かけるのでした。 「アンドロメダ編」で描かれるのは、地球から999に乗り込んだ哲郎とメーテルが、機械の体をくれるという星にたどり着くまでの出来事。 さらに「エターナル編」では、再び2人が999に乗り込み、終着駅・エターナルを目指す旅が描かれます。マンガやTVアニメ、劇場版などで結末が異なっており、メーテルに関する描写もそれぞれで異なっているのが特徴です。 2019年現在、原作はまだ未完の本作。それだけに、メーテルが旅の果てにどんな結末を迎えるのか、ファンも注目しています。

メーテルとは?主人公・星野鉄郎と銀河を旅する美女

メーテルは、黒の帽子とケープコート、ワンピース、ブーツに身を包んだ、亜麻色のロングヘアーが特徴的な美女。長いまつ毛をした涼し気な目元が印象的で、スラッとしたスタイルとあわせてクールなイメージを抱くキャラクターです。 メーテルは、地球で行き倒れている哲郎を救う形で、以降999の旅に同乗します。しかし、彼女がなぜ哲郎に999のパスを渡して旅に同行しているのか、そもそも彼女はどこから哲郎のもとにやってきたのか。そういったことを彼女は語りません。 実は彼女には、哲郎と旅する本当の目的があります。しかも、その目的には家族や銀河にまつわる複雑な事情が隠されているのでした。人には言えない事情を抱えていることが、より一層彼女をミステリアスな雰囲気にしているのです。

メーテルの正体とは?その体に秘密が

メーテルの体に隠された真相は、実ははっきりしていません。というのも、原作やアニメ、劇場版でそれぞれ違った内容がほのめかされており、彼女の体が機械の体なのか生身の人間なのかが曖昧になっているからです。 共通している設定は、メーテルの本体となったもともとの体は、冥王星の氷のなかに閉ざされているという内容。しかし、この氷のなかに眠る体が生身なのかどうかは不明です。 原作では、メーテルが機械化人ではないことを証明するためにレントゲンを撮っているシーンがあり、その際は人間の骨格が映し出されました。しかし、カモフラージュ機能がついた下着を身に着けていることも明かされており、その下着の機能によって生身の人間に偽装していた可能性も残っています。 明言されていませんが、本来の肉体が保管されていることから、哲郎と旅をするメーテルの体は機械であると考えるのが自然でしょう。

母プロメシュームやエメラルダスとの関係は

メーテルの母親は、機械帝国の女王プロメシュームです。父親は反機械化世界を目指したドクター・バンで、すでに体はなく、メーテルの持つペンダントを介して彼女と会話をしています。 メーテルは、母の命により哲郎のような強い意志を持つ青少年を機械化人にするべく集めていました。一方で、機械帝国を滅ぼすために、同志を内部へ送り込むための作戦も実行しており、両親の掲げる相反する2つの使命を背負っていたのです。 また、1990年代以降の設定ではエメラルダスがメーテルの双子の姉となっています。エメラルダスは、松本零士作品のひとつ『クイーン・エメラルダス』の主人公で、女宇宙海賊です。劇場版2作目では、機械化人になったことで心を失ってしまった母の野望を打ち砕くため、姉妹で共闘しています。 両親の異なる意思を一身に背負い辛い立場にあるメーテル。彼女にとって、ともに同じ目標を抱けるエメラルダスは、大切な存在だったと推測することができます。

メーテルの経歴をまるっと概観してみよう

メーテルは惑星ラーメタルで生まれた、寿命数万年のラーメタル人です。「999」の前日譚にあたる『新竹取物語 1000年女王』では、彼女の母であるプロメシュームこと雪野弥生のことが描かれています。メーテルと母親との関係性を考えるうえで、欠かせない作品でしょう。 メーテルの幼少期が描かれている『メーテルレジェンド』や『宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝』では、メーテルおなじみの黒い服ではなく、白い服や赤い服も着ています。同作では、エメラルダスと共にメーテルは機械化人と戦うことを決意するのでした。 そして長い年月が流れ、メーテルの肉体は冥王星の氷の中に保管され、メーテルは現在の体で哲郎と999での旅を開始。この頃には、表面上は母の命に従う形で、反機械化の運動を水面下で続けています。 まだ回収されていない伏線もあり、2019年現在でもメーテルは多くの謎に包まれているのです。

声優・池田昌子がメーテルを演じた

メーテル役を演じているのは声優の池田昌子です。小学生時代から子役として活動をしており、ドラマでメインキャストを演じるなど女優としても活躍しました。結婚後、顔出しする仕事を控え、声の演技に専念するように。 池田はオードリー・ヘプバーンの吹き替え声優として知られています。『ローマの休日』をはじめとした彼女の作品は、ほとんど池田が担当しているので、その声を聞いたことがある人も多いでしょう。また、池田は女優メリル・ストリープの吹き替え声優としても有名です。 池田は、声優という職業が確立する前から、声の仕事に対してプロ意識を持っていた役者のひとり。2009年には、第1回声優アワード功労賞も受賞しています。

メーテルの旅の最後には何が待っているのか

『銀河鉄道999』に登場するヒロイン・メーテルについて、彼女にまつわる謎とともにご紹介しました。一見するとクールな雰囲気のメーテルですが、長い年月を生きるなかで辛い決断と熱い意思を胸に宿して行動していることが分かります。まだ完結していない「999」の物語。メーテルが最後にどんな結末を迎えるのか、多くのファンが注目しています。