2021年12月17日更新

新作『キングスマン:ファースト・エージェント』あらすじ・キャスト!華麗なる前日譚の見どころとは?

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イギリスのスパイ組織「キングスマン」の活躍を描いた映画「キングスマン」シリーズ。 シリーズ3作目となる『キングスマン:ファースト・エージェント』では、ついに「キングスマン」の誕生秘話が描かれます。物語は時代を遡り、キャストも一新!この記事では本作のあらすじやキャスト、最新作ならではの見どころをお届けしていきます。

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『キングスマン:ファースト・エージェント』のあらすじ

舞台は1914年。世界大戦を密かに画策する謎の狂団に、英国貴族オックスフォード公と彼の息子コンラッドが立ち向かいます。表の顔は高貴なる英国紳士。しかし彼らの裏の顔は、どの国にも属さない世界最強のスパイ組織「キングスマン」だったのです! 人類破滅へのタイムリミットが迫るなか、彼らは仲間たちとともに戦争を止めることができるのでしょうか? 歴史の裏に隠された、「キングスマン」誕生の秘話が明かされます。

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『キングスマン:ファースト・エージェント』登場人物/キャスト

デューク・オブ・オックスフォード役/レイフ・ファインズ

オックスフォード公は、「平和を願いスパイ組織を結成した最強の英国紳士」。戦争では平和は実現しないと考える、平和主義のイギリス名門貴族です。愛する息子コンラッドが戦地に赴こうとするのを強く諌める一方で、自身は人知れず謎の狂団と戦います。 演じるレイフ・ファインズは1962年12月22日生まれ、イングランド・サフォーク出身。 キャリア初期は舞台俳優として活躍し、1993年に『シンドラーのリスト』でドイツ人商人シンドラー役を演じて注目を集めました。「ハリー・ポッター」シリーズで、ハリー最大の敵である闇の魔法使い「ヴォルデモート」を演じたことでも有名です。

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コンラッド役/ハリス・ディキンソン

正義に燃えるオックスフォード公の息子コンラッドは、幼いころに母を亡くし、父と執事たちに愛情を込めて育てられました。国のために戦地に赴くことが自分の使命と信じていましたが、彼を愛する父は反対。そんな父に反発しながらも、ともに「キングスマン」への道を歩みはじめます。 ハリス・ディキンソンは1996年6月24日生まれ、イースト・ロンドン出身。2013年頃から自ら監督・脚本・編集を務める短編映画を制作しており、2017年の映画『ブルックリンの片隅で』のフランキー役で知られるようになりました。2019年の『マレフィセント2』では、フィリップ王子役で出演しています。

ショーラ役/ジャイモン・フンスー

ショーラはオックスフォード家に仕える執事であり、オックスフォード公の右腕です。かつてアフリカの戦士だった彼は歴戦の雄。オックスフォード公とは主従関係にありますが、友情を築いています。 ジャイモン・フンスーは1964年4月24日生まれ、アフリカ西部にかつて存在したダホメ共和国コトヌー出身。 13歳でフランスに移住し、モデルとして成功。その後ロサンゼルスで俳優活動を始め、『グラディエーター』や『ブラッド・ダイヤモンド』などでの演技で高く評価されました。近年では「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのコラス役でもおなじみです。

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ポリー役/ジェマ・アータートン

ポリーはオックスフォード家の使用人でコンラッドの世話役です。しかし実際にはスパイ組織を支える無敵の家庭教師。オックスフォード公と同等の発言力と存在感があり、射撃の腕はピカイチです。 ポリーを演じるジェマ・アータートンは1986年1月12日生まれ、イングランド・ケント州出身。2007年に公開された『聖トリニアンズ女学院』で映画デビューし、翌年には『007 慰めの報酬』でストロベリー・フィールズ役を務めました。

ラスプーチン役/リス・エヴァンス

ラスプーチンは、大国の皇帝さえも操る不死身の怪僧です謎の狂団から送り込まれた刺客で、人智を超えた戦闘能力を持っている人物。ロシア皇帝の家族にまで取り入り、政治の実権を握るほどの影響力があります。 リス・エヴァンスは 1967年7月22日生まれ、イギリス・ウェールズ出身。ギルドホール音楽演劇学校で学び、ロイヤル・ナショナル・シアターの舞台にも立っています。映画『ノッティングヒルの恋人』や『ハンニバル:ライジング』、『アメイジング・スパイダーマン』などへの出演でも知られています。

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ココに注目!「ファースト・エージェント」の見どころ

実在の人物である怪僧ラスプーチンとのバトルが面白そう

『キングスマン:ファースト・エージェント』(2021年)リス・エヴァンス
© Walt Disney Studios Motion Pictures/Photofest/Zeta Image

『キングスマン:ファースト・エージェント』の悪役であるラスプーチンは、実在の人物をモデルとしています。 グリゴリー・ラスプーチンは、帝政ロシア末期の祈祷僧。 人並み外れた体力と雄弁さで「預言者」「聖僧」と噂されるようになりました。やがて彼は社交界に進出。ロシア皇帝ニコライ二世の皇太子、アレクセイの血友病を治したとして皇帝や皇后から寵愛を受けるようになります。次第にその影響力は強まり、宗教、内政、外交までも左右するように。 しかし1916年、国政への度重なる干渉や、彼を中心とする貴族社会の醜聞に怒った貴族によって、ラスプーチンは暗殺されてしまいました。 また、彼には奇妙な逸話がいくつもあります。治癒能力をはじめ、ニコライ二世が乗ったテーブルを手を使わずに催眠能力で持ち上げたとか、普通の人であれば数分で死に至る青酸カリを飲んでも2時間以上生きていたとか、自分の死とロシア帝国の崩壊を言い当てたなどと言われているのです。 歴史上の人物としての評価は低いラスプーチンですが、その風貌と奇妙な伝説からフィクションではたびたび悪役として登場。『キングスマン:ファースト・エージェント』でも、クセの強い存在感を見せてくれることに期待したいですね!

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新世代の歌姫・FKA Twigsによるメインテーマがかっこいい

『キングスマン:ファースト・エージェント』のメインテーマ曲は、FKA Twigsと世界的ブレイクを果たしたイギリス出身のラッパーCentral Ceeによる「Measure of a Man/メジャー・オブ・ア・マン」です。 新世代を代表するイギリスのシンガーソングライターFKA Twigsは、音楽やファッション、アートの垣根を超えたアーティストとして、世界中から絶大な支持を受けています。 彼女が2014年にリリースしたデビュー・アルバム『LP1』は、イギリスで最も優れたアルバムに贈られるマーキュリー賞などにノミネート。また2019年の楽曲「セロファン」のMVでは、自身2度目となるグラミー賞最優秀ミュージックビデオにノミネートされました。 「キングスマン」は、過激なアクションを引き立てる最高の楽曲でも評価の高いシリーズ。新世代のアーティストが歌う「Measure of a Man/メジャー・オブ・ア・マン」との融合に期待が高まります。

監督はマシュー・ヴォーンが続投

キングスマンゴールデンサークル (プレス)
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

これまでの「キングスマン」シリーズを手がけ、大ヒットに導いてきたマシュー・ヴォーン監督が、引き続き「ファースト・エージェント」でもメガホンを取っています。 マシュー・ヴォーンは1971年3月7日生まれ、ロンドン出身のイギリス人監督。同じくイギリス人監督のガイ・リッチーとは親友で、彼の監督作『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年)と『スナッチ』(2000年)で製作を務めています。 2010年には『キック・アス』で監督・脚本・製作を担当し、続編『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013年)でも製作を務めました。2011年には『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』の監督・共同脚本も担当。 なにかとアメコミ作品には縁があり、「ファースト・エージェント」のキャスティングにも反映されているようです。

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新作『キングスマン:ファースト・エージェント』は2021年12月24日公開

「キングスマン」シリーズ最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』は、当初2020年9月25に公開される予定でした。しかし度重なる公開延期を受け、日本での新たな公開日は2021年12月24日に決定。 お馴染みのハリーとエグジーの活躍はひとまず4作目の『キングスマン3 (仮題)』まで待って、2021年はまず「キングスマン」オリジンの物語を楽しみにしておきたいですね。