2019年10月8日更新

『Dr.スランプ アラレちゃん』の色褪せない魅力に迫る “うんち”の概念を変えた名作アニメ!

『Drスランプ アラレちゃん』

国民的アニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』が多くの人に愛される理由とは?「アラレちゃん」の魅力を紹介。主題歌やキャラクターについてもおさらいします。

目次

「アラレちゃん」の魅力とは?単なるギャグ漫画で終わらない傑作

2019年でもCMやファッションブランドとのコラボなどで目にする機会も多い「アラレちゃん」。今なお愛されるのは一体なぜなのでしょうか。本記事ではそんな『Dr.スランプ アラレちゃん』の魅力に迫ります。

「アラレちゃん」ってどんなお話?あらすじや概要を紹介

『Dr.スランプ アラレちゃん』は、1981年から1986年まで放送されたテレビアニメ。後に『ドラゴンボール』を連載する鳥山明が週刊初年ジャンプ誌上で連載していた『Dr.スランプ』を原作としています。 ロボットの主人公・則巻アラレとアラレちゃんの生みの親・則巻千兵衛を中心に、多くのキャラクターが繰り広げるドタバタSFコメディー 。 元々人気のあったアラレちゃんでしたが、アニメが放送されてからはアラレちゃんがデザインされた文具などのグッズが多数発売され、「アラレちゃんショック」と呼ばれるほどの大ブームを巻き起こしました。2019年でも80年代ファッションの流行もあり、Tシャツなどを始めとしたグッズを目にする機会も多いですね。

“うんち”の概念を変えた!?オリジナリティとユーモア

みなさんは「ウンチ」と聞いてどんな形を想像しますか?多くの方がとぐろを巻いた見た目のものを想像するのではないでしょうか。「アラレちゃん」に登場するウンチには手足が生えており、命を持っています。アラレちゃんはウンチが好きで、よくつついたり棒に挿して遊んでいます。 とぐろ状のウンチの初出については諸説ありわかっていないのですが、「アラレちゃん」が放送されていた国ではこのウンチの見た目を想像するなど、世界中に大きな影響を与えています。 ウンチ以外にも太陽が命を持っており、タキシードを着た豚のブータレブーが拡声器で朝を宣言することで太陽がやってくるなど、ユニークな発想が「アラレちゃん」の特徴です。 またアラレちゃんの「地球割り」で地球を真っ二つにしたり、必殺技の「んちゃ砲」では発した台詞の文字がぶつかって爆発するといった、自由で独創的な作風が多くの視聴者の心を掴みました。

「Dr.スランプ」流の哲学 独自のアラレちゃんワールドを形成

「アラレちゃん」はなんでもありな世界観をしています。ロボットや動物はもちろん、宇宙人やお化け、あの世の住人まで多くのキャラクターが登場します。 物語の舞台はペンギン村というド田舎の村。のどかな村はどんなことでも受け入れてくれます。千兵衛が作った発明品によってはちゃめちゃな騒ぎになったり、宇宙人がやってきてやはり大騒ぎになったりと平和な世界で起きるおバカな騒動に笑わされるのです。 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』といった時間の経過が描かれないギャグ作品と違い、最初に中学校に通い始めるアラレちゃんも後に高校へ進学するなどといったストーリーが展開されます。 多様なキャラクターが存在した上でそれを受け入れる「アラレちゃんワールド」こそが作品最大の魅力です。

OPを始めとした耳に残る主題歌

『Dr.スランプ アラレちゃん』の最初のオープニングテーマ「ワイワイワールド」を始めとした主題歌も魅力の1つ。 水森亜土が「ワイワイワールド」を始めとした主題歌を多く歌唱しており、エンディングテーマの「アレアレアラレちゃん」は一度聴いたら耳に残るフレーズが忘れられません。 エンディングテーマには夏限定の「アラレちゃん音頭」といったものもあり、この曲は世界中で盆踊りの曲として親しまれています。 また本編でアラレちゃんを始めとしたキャラクターたちが歌う挿入歌も数多く存在。

とにかくアラレちゃんがかわいい

主人公のアラレちゃんは則巻千兵衛によって作られたロボットの女の子。周囲には千兵衛の年の離れた妹と説明しているため、物語開始当初では13歳ということになり中学校に通います。 ウンチをつついたりパトカーに体当たりをして壊すのが趣味。天真爛漫で純粋な心の持ち主で、みんなと友達になろうとします。強い相手と戦うことも好きですが、あくまでもアラレちゃんにとっては全部遊び。またアラレちゃんに嫌いなものはありません。怒ることも滅多にないですが、友達を傷つける心ない人間は別。 数学を始めとした学問全般に優秀なアラレちゃん。拳1つで地球を砕ける桁違いなパワーも持ち、マッハ1.5~3で走ります。しかしなぜか目だけは悪く、いつもメガネを掛けています。 アラレちゃんの大きな特徴は「アラレ語」とも言われる独特の喋り方。強いを「つおい」、かっこいいを「かっくいー」と言うなど。驚いた時の「ほよよ」や嬉しい時の「うほほーい」、走る時には両手を広げて「キーン」、こんにちはの「んちゃ」、さようならの「バイちゃ」など、「アラレ語」は数多くあります。 「アラレ語」は大ブームとなり、1981年には流行語大賞を受賞しました。

ガッちゃん、スッパマンなど個性的で魅力的なキャラクターたち

則巻千兵衛、ガッちゃん、オボッチャマン などアラレちゃんの家族たちを紹介

アラレちゃんには親代わりの千兵衛を始めとした家族がいます。 前述のようにアラレちゃんを作ったのが自称天才科学博士の則巻千兵衛。基本的にはくだらない発明品や失敗作しか作りませんが、たまに宇宙船やタイムマシンといったものも完成させています。基本的にはスケベで情けない人物ですが、アラレちゃんの通う学校の美人教師・山吹みどりと結婚。 原始時代にタイムスリップした際に拾った卵から生まれた、2本の触覚と羽の生えた赤ん坊のガッちゃんも家族の一員。鉄でもなんでも食べ、触覚から破壊光線を出すこともできます。 オボッチャマンはマシリトがアラレを真似して作ったロボットの男の子。眼鏡と頭が2箇所尖っているのが特徴です。アラレちゃんと千兵衛を敵だと教えられていましたが、アラレちゃんに一目惚れ。そしてアラレちゃんたちが敵じゃないと気づき、マシリトの元を離れます。以降はペンギン村で暮らすようになり、後にアラレちゃんと結婚しました。

あかねちゃん、タロウ、ピースケ、アラレちゃんの同級生たちを紹介

またアラレちゃんの友達である学校の同級生も、いつも大騒ぎに巻き込まれてしまいます。 あかねちゃんはペンギン村に住む、アラレちゃんの同級生です。パーマがかった金髪で一人称は俺。男口調で話すヤンキーのようなあかねちゃんですが、優しく女の子らしい人物です。変人だらけの作中では、珍しい常識人。よく千兵衛の発明品を使ってイタズラをしています。

タロウはリーゼントにいつもサングラスをかけている、いかにもな不良の見た目をした男の子。しかし実際は怖がり。根は優しく、比較的まともなキャラクター。 タロウの弟で、いつも猫耳の帽子を被っているのがピースケです。高校生になってもアラレちゃんより背が低く、臆病で泣き虫な男の子。

Dr.マシリト、ニコちゃん大王など アラレちゃんの敵?キャラたち

基本的に登場人物はみんな仲良しなのですが、中にはアラレちゃんを敵対視する者も。 千兵衛のライバルで世界征服を企む悪の科学者・ドクターマシリト。天才的な頭脳の持ち主で、アラレちゃんが世界最強のロボットと知り、世界征服のために打倒アラレを掲げます。キャラメルマンというロボットを作り出しており、オボッチャマンは元々キャラメルマン4号として開発されました。度々自分自身を改造しており、自らキャラメルマンとなることも。ちなみにマシリトのモデルは編集担当の鳥嶋和彦。 ニコちゃん大王は宇宙で侵略を繰り返すニコちゃん星の王。丸い緑色の身体に手足が生えており、頭が尻で触覚が鼻、足の裏に耳が付いているという人間からすると不思議な構造をしています。 なぜか名古屋弁を喋るおかしな宇宙人ですが、地球侵略のために降り立ったのがペンギン村。アラレちゃんとガッちゃんを地球人のサンプルとして連れ帰ろうとするのですが、ガッちゃんに宇宙船を食べられてしまいます。その後しばらくペンギン村に滞在し、千兵衛の作った宇宙船でニコちゃん星に帰って行きます。

スッパマン、栗頭大五郎 など濃ゆいサブキャラたち

多種多様なキャラクターが登場するアラレちゃんワールド。その中でも名物キャラとも言えるのがこの2人です。 まずはオカカウメ星からやってきたスッパマン。スーパーマンのような見た目ですが、胸に書いてあるのは「す」の文字で、二頭身の体型をしています。決め台詞は「梅干し食べてスッパマン」。自称正義の味方ですが、性格は陰湿でナルシスト、さらに実力のないヘタレです。そのためなにかやろうとしては性格と実力のなさのせいで失敗し、「アホのスッパマン」とバカにされてしまいます。 栗頭大五郎はアラレちゃんたちの通う学校の担任の先生。名前の通り栗のような髪型をしています。幅が1メートル以上もあるほど頭が大きく、頭の上に手が上がりません。非常に生真面目で熱血な性格をしており、不真面目な生徒には「愛の頭突き」で指導を行います。

2020年はアラレちゃん40周年!「Dr.スランプ」は色褪せない魅力に溢れた愛すべき作品!

本記事では「アラレちゃん」のはちゃめちゃな魅力について紹介しました。世界感やキャラクターたちの多様性がオリジナリティ溢れる作品にしていることがわかりましたね。 そんなアラレちゃんは2020年に生誕40周年を迎えます。グッズなどが発売され続けるアラレちゃんの新たな展開に期待しましょう。