2023年8月25日更新

月9「絶対零度2020」全話ネタバレ・あらすじを最終回まで!前作の結末や犯人も考察

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あらゆるビッグデータから予測された犯罪を未然に阻止する「未然犯罪捜査班」、通称“ミハン”の活躍を描くドラマ「絶対零度」。この記事では、前作のおさらいを含めつつ、あらすじや続投キャストなど2020年版「絶対零度」に関する情報を紹介します! ※本記事にはストーリーのネタバレが含まれているため、未視聴の人は注意してください。 >前シリーズの結末はこちら >「絶対零度2020」のネタバレはこちら

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「絶対零度」シリーズとは?

「絶対零度」シリーズとは、フジテレビ系で断続的に放送されている刑事ドラマです。2010年にスタートし、Season3まで放送されています。 前作では、日本全国の防犯カメラ映像、メール、電話、SNSの通信履歴などのビッグデータをAIが解析するミハンシステムで割り出される “未来の犯罪者”。彼らを潜入・追跡捜査することで、犯罪を未然に防ぐための裏の特命班「未然犯罪捜査班」の姿が描かれました。 主演キャストはSeason1&2は上戸彩、Season3は沢村一樹が務め、初めて「月9」枠で放送された前作は平均視聴率10.6%を獲得! 2017年7月クールの「コード・ブルー」以来の、平均2桁超えの高視聴率を記録し、大人気シリーズとなっています。

前作「絶対零度」の結末は【ネタバレあり】

Season1の時効直前の未解決事件を扱う「特命捜査対策室」、Season2の表面化しない特殊犯罪を扱う「特殊犯罪捜査対策室」を経て、ミハンが舞台となったSeason3。 最終話にて、ベトナムで焼死体となって発見されたはずの桜木泉(上戸彩)の生存が判明し、井沢(沢村一樹)らは次の危険人物「桜木泉」の捜査を開始します。 桜木はミハンとしてベトナムで谷口という男を探っており、彼女の相棒の赤川は谷口を射殺した後に不審死したことや、桜木が死を偽装してまで追う幻の事件「ケースゼロ」の真実が暴かれました。 谷口は未来の犯罪者ではなく、総責任者の東堂(伊藤淳史)がシステムのミスを隠ぺいするため、この事件の関係者を消していたのです。その裏で糸を引いていたのは、システムが本格稼働すれば、警察庁長官の地位が約束されていた次長の町田(中村育二)! 実は井沢の妻は赤川の元同僚で、彼から谷口の件で相談を受けており、ケースゼロに巻き込まれる形で命を落としたのでした。井沢は復讐心から町田を殺そうとするも間一髪で思いとどまり、東堂と町田の逮捕によって、システムの法制化は延期されることに……。 ラストにて、井沢のもとに「ミハンが新たな危険人物をはじき出した」との連絡が入り、新たな事件の捜査に乗り出すところで物語は幕を下ろしました。

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【ネタバレなし】「絶対零度2020」のあらすじ

Season4の舞台は前作の数ヶ月後、大規模テロが発生しようとしている東京。渋谷、新宿、霞ヶ関など複数箇所に、警戒最大レベルの爆発物が仕掛けられていました。 官邸からは非常事態宣言が発動され、SATや爆発物処理班も出動する緊迫状態の中、ミハンから山内と小田切が捜査に参加します。小田切は爆発物の捜索中、とある部屋で立ち尽くしている男と、彼の前に横たわる銃殺された女性の遺体を発見するのです。 拳銃を手に持ち、涙を浮かべている男……その正体は何と井沢!?小田切は驚きのあまり声も出せませんでした。以前から危うい部分も持ち合わせていた井沢。犯罪者に対する憤りから刑事としての一線を越え、殺人を犯してしまったのでしょうか?

第1話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

犯罪を未然に防ぐ未然犯罪捜査対策準備室、通称「ミハン」が正式に2022年移転予定の港中央卸売市場に対策室を設置することが決定。法務省官僚の香坂朱里(水野美紀)はそのミハンの統括責任者を自ら志願しました。 リーダー・井沢範人(沢村一樹)らをはじめとするミハンのメンバー達は早速、新たな拠点となる施設に集まることに。そこには新メンバーである警部補・吉岡拓海(森永悠希)の姿もありました。 彼らを待ち構えていたのは法務省官僚の北見俊哉(上杉柊平)と香坂。香坂はさらに伝説のハッカー・加賀美聡介(柄本明)も支援者として新メンバーに加えると言うのです。 早速、香坂は彼らに新たな捜査の指示を出しました。それは同時に2人の危険人物を探知するというミハンが始まって以来、初めてのケースであり、ビッグデータ上に2人を繋ぐ接点は無いと言うのです。 井沢達は危険人物として探知された弁護士の田代智之(中林大樹)と、刑務所から出所したばかりの風俗店店員・藤倉尚也(篠原篤)を調べることに。 そんな中、山内徹(横山裕)は公安部部長の曽根崎(濱田学)に呼び出されました。曽根崎は井沢を監視させるために山内を監察官に任命。 曽根崎は井沢が再び一線を越えるようなことがあれば撃っても構わないと山内に進言しました。メンバー達が田代と藤倉の接点を調べると、ある真実が明らかに。

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ネタバレ

藤倉の幼馴染であり、田代の婚約者だった澤本歩美が山岳鉄道の脱線事故で亡くなっていたことが判明。しかし、それは事故ではなく、事故に見せかけた殺人だったのです。 歩美はその巻き添いにあっていたのでした。歩美のことが忘れられない田代は、その首謀者であるマトリの岸本を殺すことを計画。 しかし、藤倉は歩美が愛した田代を殺人者にしないために自分が岸本を殺害し、その後自らも命を絶とうとしていました。ところがその計画を知った岸本に殺されそうに。そこへ井沢達が駆けつけたことで事なきを得ました。 そんな中、元警察庁次長の町田(中村育二)が遺体で発見され、彼のことを恨む井沢が疑われることになるのでした。

第2話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

元警察庁次長である町田(中村育二)の遺体が奥多摩の山中で発見され、井沢(沢村一樹)が事情聴取を受けることに。しかし、彼はマジックミラー越しに見ていた香坂(水野美紀)と話がしたいと要求。 家族を殺害した凶器のナイフが自分宛に送られてきており、井沢はその真相を町田に聞こうとしていたと言います。井沢は服役中の宇佐美(奥野瑛太)ではなく、真犯人は他にいると考えていたのです。その真犯人を知っているのではと問われた香坂でしたが、彼女は無言を貫きました。 そんな中、ミハンは危険人物として割り出された馬場智樹(影山徹)を調べることに。馬場は女子高生の時田明日香(竹内愛紗)をストーキングしており、ストーカーから殺人に発展する可能性があるとされていました。 しかし調べるうちに、馬場には共犯者がいることがわかりました。さらにその共犯者に明日香が拉致されてしまいます。

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ネタバレ

ミハンの捜査によって、拉致を手引きしていたのは明日香の本当の父親である河田であることが判明。河田は腎不全を患っており、自分と同じ血液型である明日香から臓器を盗むために拉致したのでした。 それに気づいた井沢たちは、間一髪で明日香を助けることに成功します。監察官の山内(横山裕)は、ミハンには井沢が必要だと判断。しかし山内はなにかあった時に井沢を撃てるのかと香坂から問われ、返答に困ってしまいます。 それから2ヶ月後、恐れていた事態が起きてしまうのでした。

第3話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

ミハンが名門のバレエ団に所属するバレリーナ・八尋舞(山口まゆ)を危険人物として割り出しました。そしてライバルの瀬川綾乃(我如古りな)を狙っているのかもしれないと推測。 そこで早速、井沢(沢村一樹)たちはバレエ団に潜入捜査を進めることに。すると、舞が心因性記憶障害を患っていることがわかります。そのために親友の安達智花(古川琴音)のこともすっかり忘れていました。さらに殺意につながる記憶も失っていたのです。 捜査を続行することで殺意を取り戻してしまうのではないかと悩むミハンチーム。しかし、どんな過去でもそこから逃げない方が良いという小田切(本田翼)の発言で、捜査は続行することに。

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ネタバレ

そんな中、3年前にトレーナーの堀脇涼が自殺していたことが判明。しかし、それが殺人であることがわかったのです。当時綾乃と交際していた堀脇が、ライバルである智花を蹴落とすために彼女を誹謗中傷するような記事を週刊誌に書かせました。 それを知った舞が堀脇に詰め寄り、その拍子に堀脇が頭を打って死亡。それを隠すために自殺に見せかけていたのです。 脅迫メールを受け取ったことで過去を思い出した舞は自殺を決意。しかし、未来を変えるのは自分自身だと言う小田切の説得で、思い留まることができました。 それから2ヶ月後、香坂(水野美紀)が亡くなります。冷たくなった香坂の姿を見た小田切は、全て自分のせいだと責任を感じ、依願退職を申し出るのでした。

第4話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

今回ミハンが危険人物として割り出したのは、自殺を考える人の相談に乗るNPO法人「セーブ・ザ・ハート」に在籍する、いのちの相談員・杉原佳代(木野花)。 彼女を調べると、10年前の大森山無差別殺傷事件の被害者家族であることがわかりました。そこで小田切(本田翼)と吉岡(森永悠希)は佳代の運営するシェアハウスに潜入することに。 すると、事件の犯人の妹・佐藤奈々(木竜麻生)がそのシェアハウスに住んでいたことがわかったのです。しかし、奈々は佳代と揉めて3ヶ月前に部屋を出て行っていました。 佳代は兄の事件のことで複数の人物から危害を加えられていました。彼らは送られてきたダイレクトメッセージを通して何者かに先導されていたことが判明。

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ネタバレ

佳代は奈々を守るために「正義の告発者」と名乗るその人物の殺害を計画していたのです。その後の調べで、その人物が奈々の婚約者であり、さらに奈々をサポートする加害者支援センターに勤務する梶智明だとわかります。 梶は加害者家族と結婚することで献身的な人間を演じ、周囲からの賞賛と同情を得ようとしていたのです。 梶を襲おうとした佳代ですが、そこに奈々が割って入ったことで計画は失敗。しかし、駆けつけた香坂(水野美紀)は梶が許せず、感情に任せて彼を殴ってしまいます。 そんな香坂の様子が気になった井沢(沢村一樹)が過去を調べると、香坂が殺人事件の加害者家族であることがわかりました。そのために香坂は、犯罪を未然に防ぎたいという強い思いを抱いていたのです。

第5話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

ミハンが危険人物に割り出したのは医師の真田雄大(猪征大)。真田はナイフを購入し、掲示板にスーパードクターと呼ばれる外科医・益子博文(近江谷太朗)への恨みを書き込んでいました。 そこでミハンチームは大学病院への潜入捜査を開始することに。しかし真田ではない別の人物が掲示板に書き込みをしていたことが判明します。さらに益子が何者かに刺されて倒れているのが発見され、真田は重要参考人とし任意同行を求められました。 そこへ公安部の曽根崎(浜田学)がやって来て井沢(沢村一樹)を責め立てます。実はミハンのこれまでの業績をアピールするために、香坂(水野美紀)がミハンルームに代議士や警視庁、法務省の上層部を招いていました。そんな中で益子が刺されてしまったため、曽根崎は顔に泥を塗られてしまったのです。 井沢らはかつてミハンの統括責任者で、現在は医療関係の情報を扱う機関に勤務する東堂定春(伊藤淳史)に協力を依頼することに。

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ネタバレ

すると、真のターゲットが益子の患者である南雲信敏元総理だとわかります。南雲はミハンの実用化に反対しており、ミハンの法案が見送りになったのも彼の影響だったのです。 それを聞いた井沢は、黒幕はミハンを実用化させたい人間ではないかと推測するのでした。

第6話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

美術館で出会った専業主婦の松永由貴(足立梨花)を殺害して遺体をバラバラにした容疑で、進学校に通う浅井航(清水尋也)が逮捕されます。 ミハンがこの事件を探知すらしていなかったことを責める曽根崎(浜田学)。この事件には何か裏があるのかもしれないと考えた香坂(水野美紀)は、ミハンで調べ直すことにしました。そこで井沢(沢村一樹)は精神科医に扮して航に接触。すると、航は人を殺してみたかったと言うのです。 その頃、小田切(本田翼)と山内(横山裕)が航の同級生から話を聞くと、航が死に場所を探していたことがわかります。さらにその場所で航と由貴の姿が目撃されていました。 その後の調べで、由貴が夫の直哉からDVを受けていたことが判明し、航の亡くなった母親もDVの被害者でした。

ネタバレ

母親を助けられなかった航は、自分を責めて自ら命を絶つことを決断。その時に自殺しようとしたビルの屋上で偶然出会ったのが由貴でした。 航は由貴の姿を自分の母親に重ね合わせ、由貴を守るために殺害したように見せかけたのです。由貴は別人となり、新しい人生を歩もうとしていました。 つまりミハンが探知しなかったのは航が犯罪者ではなかったためでした。そんな中、夫の直哉が危険人物として割り出されます。直哉は由貴が生きていることに気付き殺害を計画しましたが、ミハンが探知したことで未遂に終わりました。 事件が無事に解決し、小田切はカメラマンの篠田(高杉真宙)とデートをすることに。篠田からの告白で付き合うことになった2人ですが、篠田は小田切の背後に不審な男がいることに気づきます。 数日後、連絡を受けた小田切が彼の元に駆けつけると、そこには血を流して倒れている篠田の姿がありました。

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第7話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

ミハンは大手フィットネスクラブ「シャイニー」の社長・仁科紗耶香(佐藤江梨子)を危険人物として割り出しました。紗耶香には5年前に自宅に強盗が押し入り、当時社長だった夫の輝幸(青戸昭憲)を殺害された過去がありました。 紗耶香はシャイニーが持つ実業団のコーチである辰巳勇吾(阿部亮平と争っているところを目撃されており、その直後に毒物を入手していたことが発覚。そこで井沢(沢村一樹)らはシャイニーへの潜入捜査を行います。 紗耶香を良く知る会員の話では、輝幸には婚約者・安斎貴美子がいたものの、彼女はナッツアレルギーで亡くなったとのこと。ショックを受けた輝幸を紗耶香が励ますうちに、2人は付き合うことになったのです。 しかしその後、貴美子と紗耶香が小中高の同級生だったことがわかり、輝幸は紗耶香を疑うように。

ネタバレ

そして輝幸が紗耶香に直接話を聞こうとした矢先に、例の強盗事件が起きました。輝幸から話を聞いていた辰巳は、輝幸の死と事件が何か関係していると疑い、紗耶香を脅迫していたのです。 さらに調査を進めると、紗耶香が科捜研の主任研究員・真鍋(宮川一朗太)と頻繁に会っていることがわかります。5年前の強盗殺人事件で血液鑑定を担当した真鍋は、紗耶香に頼まれて殺人を隠蔽していました。 罪悪感に苛まれた真鍋は、紗耶香が殺人を犯したと告白することを決意。ところが真鍋は紗耶香に促され、自ら毒物を飲んで亡くなってしまったのです。真鍋から毒物は検出されず、このままでは立件できないと沈む井沢たち。 その一方で紗耶香は、夜道で何者かに銃撃されてしまいました。

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第8話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

かつてミハンには、法で裁くことのできない犯罪者を闇に葬っていた田村薫巡査部長(平田満)という捜査員がいました。公安部部長の曽根崎(浜田学)の話では、その仕置人としての役割が何者かに引き継がれていると言うのです。 実際、ミハンが探知した3人の危険人物が相次いで失踪していることがわかり、ミハンメンバーの中に連続失踪事件に関わっている人物がいるのではと曽根崎は疑います。そこで香坂(水野美紀)はこの失踪事件の真相を突き止めるべく動きました。 井沢(沢村一樹)は、一連の失踪事件と元警察庁次長の町田殺しが繋がっていると考え、歩容認証システムを使って犯人を割り出すことを提案します。

ネタバレ

早速捜査を進めますが、データがいつの間にか全て削除されていました。ミハンのデータは外部からアクセスできません。そこで部屋に入ってきた人物を調べると、北見(上杉柊平)の名前が浮かび上がります。 しかし井沢は、北見は犯人ではなく、犯人をかばおうとしていると言うのです。そんな中、ミハンが北見を危険人物として割り出しました。 北見が出入りしていた施設を捜査すると、どれもペーパーカンパニーで、実態のない会社を通して「トキサミシン」という化学物質を購入していたことが判明。東京サミットを狙ってテロを起こそうとしていたのです。さらに井沢は、香坂もそのテロに関わっていると言いました。

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第9話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

東京サミットを狙ったテロが計画されていることを突き止めた井沢(沢村一樹)たち。 そんな中、香坂(水野美紀)が行方不明に。香坂のパソコンにテロに関するデータが残されていたことから、井沢は香坂もテロに関わっているのではと疑っていました。そこで香坂を自分たちの手で止めることを決意します。 そしてミハンが実行部隊の潜伏先を発見。現場へ向かうも、すでにテロのデータが香坂によって盗まれていました。香坂は曽根崎(浜田学)と共謀してテロを起こし、それを未然に防ぐことでミハンの必要性を認めさせようと計画していたのです。

ネタバレ

しかし何者かによってその計画が変更されてしまいました。その人物とは、自殺したと思われていた香坂の実の弟でした。 警視庁が爆弾の配置図を入手し、ミハンチームも爆弾の解除を手伝うことに。加賀美(柄本明)がネットワークを遮断したことで阻止することに成功しますが、爆弾はもう1つ仕掛けられていることがわかりました。 香坂がその爆弾を探していると知り、必死で行方を探す井沢。そしてついに居場所を突き止めるも、香坂は「あなたに出会わなければ良かった」と残して去って行きました。 跡を追った井沢は何者かに撃たれて意識を失った彼女を発見し、井沢自身が殺人犯として警察から追われることとなるのでした。

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第10話のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

香坂(水野美紀)が何者かに射殺されてしまい、その側には拳銃を持った井沢(沢村一樹)の姿がありました。駆けつけた山内(横山裕)は井沢に銃を向けますが、その瞬間に井沢を撃とうとしている門田(霜降り明星)の存在に気付きます。 門田は曽根崎(浜田学)に命じられて井沢を射殺しようとしており、さらに曽根崎は多くの人の命を危険に晒してまで最後の爆弾の所在まで握りつぶしていました。曽根崎は警察に捕まるもテロへの関与は完全に否定。 一方で上層部は全ての罪を香坂になすりつけ、ミハンを解体すると言うのです。そんな中、小田切(本田翼)の元に篠田(高杉真宙)から連絡が。小田切が駆けつけると、篠田が何者かに撃たれていました。 篠田が持っていた写真を見た小田切は、自分が写った写真の中に今回のテロのクラッカー・諏訪樹生(松尾諭)が映り込んでいることに気付きます。 諏訪と真犯人が共謀していると確信した井沢たちは、自分たちの手で真犯人を捕まえることを誓うのでした。そして加賀美(柄本明)が真犯人である香坂の弟・水島歩について語り始めました。

ネタバレ

実は26年前に起きた映画館の毒ガス事件で歩を救ったのが加賀美でした。しかし歩は犯人の息子としていじめを受けるようになり、その後殺人を犯すように。 歩を調べていた井沢は、あることに気付きます。何と篠田こそが、水島歩だったのです。篠田がミハンを探るために小田切に近づいていたと知った加賀美は、彼の入院する病院へ向かいました。 その頃、ミハンが加賀美を危険人物として割り出していたのでした。

第11話(最終回)のあらすじ・ネタバレ

あらすじ

テロの首謀者・水島歩が篠田浩輝(高杉真宙)だと明らかになりました。殺人の無い世界を夢見てミハンのことを水島に教えた加賀美(柄本明)でしたが、それが逆に殺人鬼を生み出すことに。 加賀美はその罪悪感に苛まれ、自らの手で水島を葬るためにミハンに志願していました。しかし入院しているはずの病室にはすでに篠田の姿はありませんでした。 そんな中、ミハンが篠田を危険人物として割り出します。篠田はミハン法制化の大きな壁である南雲元総理の暗殺を計画しており、南雲が手術を受けている病院に爆弾が仕掛けられていることがわかりました。 篠田が始まりの場所で全てを終わらせようとしていると考えた井沢(沢村一樹)は、水島恵一が事件を起こした映画館へ向かいます。そして2人はついに対峙することとなりました。

ネタバレ

井沢は自分の家族を殺害したのが篠田だと突き止めていました。篠田はミハンを法制化するために、ミハンの冤罪を知ってしまった井沢の妻と娘を口封じのために殺害したのです。 井沢はそれを聞いて怒り見せながらも、一方で篠田は自分と同じだと感じていました。犯罪を憎み、この世から無くしたいという思いは自分と一緒だと。 井沢から「僕は君を許す」と言われるも、篠田は「僕は罰を受けなければいけない」と言い残して亡くなってしまいました。 その後、病院に仕掛けられた爆弾は解除され、テロに協力していた曽根崎(浜田学)は逮捕。さらにミハンの再始動が決定し、南雲元総理が今までのミハンの実績を評価したことで、法制化にも期待が持てるようになりました。

「絶対零度2020」のキャスト一覧

井沢範人役/沢村一樹

沢村一樹

井沢範人は元公安のエリート刑事で、現在は総務部資料課分室室長。表面上は飄々とした性格のキャラクターですが、犯罪者への憎しみと凶暴性を覗かせることも。 妻と娘を無残に殺害された過去を持っており、「犯罪を未然に防ぎたい」という、人一倍強い思いを抱いています。 妻子を殺害した実行犯に復讐しようとしたため、ミハンの危険人物リストに入れられました。 上層部からも危険視される井沢を演じるのは、前作から続投となる沢村一樹。本作や「刑事ゼロ」、『警視庁失踪人捜査課』など、刑事役に定評があります。

山内徹役/横山裕

特殊捜査班、捜査一課を経て、ミハンのメンバーとなった山内徹。Season4では新たな辞令が下り、“警察が警察を取り締まる”監察官となりました。 表向きは、システムの法制化に備えて、ミハンの違法捜査(住居侵入・クラッキングなど)をチェックする立場です。 その裏では、上層部の指示で井沢の監視役を担う山内。「関ジャニ∞」の横山裕が本役を引き続き演じます。横山は俳優としてもコンスタントに活躍しており、2019年は映画『決算! 忠臣蔵』などの話題作に出演しています。

小田切唯役/本田翼

本田翼

小田切唯は元生活安全課の女性警官で、痴漢事件の容疑者を必要以上に暴行したために、ミハンへの異動を命じられました。 学生時代に性犯罪の被害者になった経験から、男性恐怖症になってしまい、その反動で男性にはかなり荒っぽい態度を取ります。 強くなるべく、あらゆる格闘技を我流で習得した小田切を演じるのは本田翼です。2019年4月クールの『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』から間を置かずしての月9ドラマ出演が決定しました。

「絶対零度2020」の全話あらすじ・ネタバレを最終回の結末まで

ドラマ『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』Season4は、2020年1月からフジテレビ系「月9」枠にて放送されました。 開幕早々から、井沢が殺人を犯したかもしれない、という衝撃の展開が待っており、本当に井沢が女性を殺したのか、何より女性は何者なのか、井沢が浮かべた涙の意味とはといったいくつもの謎が交錯していきました。結末には、ファンも驚かされたのではないでしょうか。 主演の沢村一樹ら主要キャストの続投によって、前作までの良さはそのままに、新たな「絶対零度」ワールドが展開されましたね。