『金色のガッシュ!!』キャラ強さランキングTOP15!魔物の中で最強は誰?
『金色のガッシュ!!』キャラクター強さランキングTOP15!魔物の子どもたちの中で最強は誰?
『金色のガッシュ!!』は、雷句誠による漫画作品。2001年より「週刊少年サンデー」誌で始まり、2007年までの6年間にわたり連載されています。アニメは2003年から3年間、全150話放送されました。なお、アニメのタイトルは『金色のガッシュベル!!』と、表記が異なっています。 引きこもり主人公と落ちこぼれの魔物の少年の、運命的な出会い。2人は多くの仲間たちと出会い、多くの相手との戦いを経て、心を強くしていきます。そして、そんな数多くの者たちの想いを背負いながら、少年たちが魔物の王様を目指す物語です。 10年以上経った今なお色あせることのない、少年漫画の王道作品。2人1組で絆を深め合いながら前に進む、“バディもの”の傑作でもあります。キャラクターも数多く登場し、そのいずれもが個性的です。敵味方関係なく、魔物とパートナーの人間との関係性を濃密に描いています。
15位:デモルト
デモルトは「石板編」で復活した千年前の魔物の1人。ローベルト・ヴァイルがパートナーとなっており、本の色は鉄紺(てつこん)。 デーモンのような姿をしており、復活した魔物の中でも特に強力な力を持っています。その力は石化から復活させたゾフィス以上とも。性格もどう猛で好戦的、千年前の戦いでは「狂戦士(バーサーカー)」と呼ばれていました。優れた身体能力にヴァイルの的確な指示が合わさることで、強さはケタ違いに強まっています。 ゾフィスが「月の石」を置いた部屋の最後の番人として登場。圧倒的な力でティオとウォンレイを蹴散らしたうえ、ガッシュたちも戦闘不能に陥ります。 しかし月の石が破壊されると、暴走したヴァイルに禁呪を唱えられ、凶暴化しコントロール不能に。最後は覚醒したレイラとガッシュたちによって打ち倒されました。
14位:ロデュウ
ロデュウは「ファウード編」に登場する魔物の1人。パートナーはチータで、本の色はコーヒーブラウン。 長身やせ型で、背中には大きな黒い翼(アニメ版は赤い翼)が生えています。翼は呪文なしで飛翔できるだけでなく、攻撃にも使用可能。 プライドの高いサディストで、冷たい印象の見た目がより一層引き立たせます。一方、無計画な攻撃を行うなどして、「心の力」を消費したチータから回復してもらえないことも。 当初は超巨大魔物兵器ファウードの封印を解こうとするリオウに協力していました。リオウがゼオンに倒されるとひるがえり、自身を強化するとともに邪悪化し、ガッシュたちを追い詰めます。 ですが、復活した清麿(きよまろ)とパワーアップしたガッシュによって叩きのめされました。彼はこのとき、清麿の怒りを買い、「ザケル」「ザケルガ」「テオザケル」を計23回お見舞いされています。 最後はチータに励ましの言葉を遺し、ゼオンに最大攻撃を放ったところで魔界に送還されました。
13位:モモン
モモンは「ファウード編」に登場する魔物の1人。パートナーはエル・シーバス(シスター)で、本の色はサンゴ色。 サルとウサギを足して2で割ったような顔の魔物。ものすごくスケベな性格で、スカートめくりや下着泥棒、痴漢の常習犯。憶病で戦いに怯えており、ファウードに乗り込むまでは、ほとんど言葉を発していませんでした。 卓越した魔力感知能力を有しており、ウサギの耳の聴力を活かして敵魔物の位置や魔力反応を詳細に把握できます。清麿からこの能力を買われ、ファウードまでの道案内を頼まれました。 到着してからも怯えてばかりでしたが、シスターに喝を入れられ、共に戦うことを決意。危険回避の術を駆使してガッシュたちのサポートをし、ロデュウとジェデュンを翻弄します。あと一歩のところまで追い詰めるも、足にケガを負ったエルを救うためにチャンスを逃し、本を燃やされてしまいました。
12位:アース
アースは「ファウード編」に登場する魔物の1人。パートナーはエリーで、本の色はマゼンタ。 金色の鎧姿で黄色のマントを羽織った、騎士風の魔物。侍のような口調で話し、一人称は「某(それがし)」。エリーの命令には絶対に逆らいません。 「魔界の法を守る一族」の出身であり、魔界が平和になる法律を作るために参戦しています。武器である「ヴァルセーレの剣」は、触れることで相手の魔力を吸収する優れものです。 一時はガッシュたちと対立しますが、呪いをかけられたエリーを救いファウードを魔界に帰すため、協力関係に。カルディオと共にファウードを魔界に帰す装置を死守します。その後、魔物が残り10体となった頃にゴームの襲撃を受け、エリーを守りながら本を燃やされました。なお、この結末はアニメ版と異なっております。 戦いの後は、魔界の法律分野の教育係として活躍中。
11位:リオウ
リオウは「ファウード編」に登場する魔物の1人。パートナーはバニキス・ギーゴーで、本の色はライムライト。 「ファウード編」における中心人物の1人。ライオンとケンタウロスを足したような恰好で、頑丈な鎧で身を包んでいます。ファウードの封印を解きコントロール下に置くことで、王に近づこうとしました。そのためにパートナーに呪いの術をかけて無理やり従わせ、強力な魔物を集めようという計画を実行。 ラウザルク状態のガッシュと同等の身体能力を持ち、強化されたバオウを受けて立っていられるほどに頑丈です。しかし、戦闘に長けているわけではなく、ゼオンからは「弱い」と評されています。 プライドが非常に高く、自分に逆らいコケにしてきた清麿に対する憎悪はすさまじいもの。ファウード内部での戦いでは、ガッシュたちを仲間から引きはがして交戦し、清麿を心肺停止にまで追い込みます。だが、その後現れたゼオンになす術もなく敗れ、あっさりと魔界送還されました。
10位:レイン
レインは「ファウード編」に登場する魔物の1人。パートナーはカイルという幼い少年で、本の色はマラカイトグリーン。 水色の毛を持ち2本足で立つ、大型の獣のような見た目。人前に現れるときは、コワモテ系の人間に姿を変えます。その大きすぎる体躯のせいで一族から疎外され荒んでいましたが、ガッシュに助けられたことによって一変。彼の勇敢さに心打たれて改心し、以来ガッシュとは親友同士です。 カイルを気遣い、呪文なしで魔物を倒してきました。それにもかかわらず強力な呪文ばかり覚えたことから、ポテンシャルの高さがうかがえます。 ロデュウに見込まれた彼は、カイルのためを想い、戦いから降りることを決心。しかしその後のロデュウとの戦いの中で、カイルの臆病を直すのは自分でなければだめだと気づき、カイルと共に戦います。最初で最後の戦いを終えた彼は、カイルを見守りながら、魔界へと帰りました。
9位:ゴーム
ゴームは「クリア・ノート編」に登場する魔物の1人。パートナーはミールで、本の色はエボニー。 人型カブトムシのような姿で、両手に口があります。「ゴー」と「オー」しか言えないものの、感情は豊かで子供っぽい一面も。空間を操り、空間上に穴を開けて移動したり、異空間を作って中に隠れることが可能です。 魔物が10体となった以降に行動を始め、アースを撃破。クリアがアシュロンとの戦いで深手を負った際は異空間に隠し、治癒のために10か月待つことに。しかし、ストレスが限界に達し、単独行動を始めました。 パピプリオを襲撃した際にキャンチョメと出会い、「独り」ではいたくないと考えを改めます。そして、キャンチョメも仲間に残してほしいと頼むも拒否され、決別を決心。戦いを挑みましたが、敗北してしまいます。 最後はガッシュの元に現れて後を託し、ミールにクリアの居場所を伝えてもらった後、本を燃やしてもらいました。
8位:バリー
バリーは「邂逅(かいこう)編」から登場する魔物の1人。パートナーはグスタフで、本の色はコバルトブルー。 全身が青色に包まれた、2本の角を生やした姿。力をひたすら追い求めており、好戦的。実力は折り紙付きで、作中を通してガッシュペアに勝ち越している数少ないペアの1つです。 戦いに参加するも、目指す王の姿が見いだせず、日々イライラしていました。そこでグスタフの提案で日本に渡り、ガッシュと戦います。民間人をかばって戦うガッシュにいら立ちながらも、最後は彼の気迫に怯み、トドメを刺せずに終わりました。以降、どんな力にも屈しない「強き王」となることを誓います。 己の器の小ささに気付いて成長を遂げた彼は、「ファウード編」でガッシュを助けに参戦。かつてのライバル、キースを圧倒的な力で退けますが、罠に掛かったガッシュを助け身代わりとなります。王になれなかったが「王をも殴れる男」になったとグスタフに諭された彼は、満足げに帰りました。
7位:ウマゴン
ウマゴンはガッシュの仲間である魔物の1人。パートナーはカフカ・サンビームで、本の色はうすいオレンジ。 仔馬の姿をした魔物で、「メルメルメ~」としか言えません。本名はシュナイダーですが、ガッシュが記憶を失っていたため、清麿が命名。争いを嫌い、当初は親友を戦わせる清麿を嫌っていました。 長らくパートナー不在でしたが、「石板編」でサンビームと出会います。戦いへの恐怖から、内心ではパートナーが見つからないことを願っていましたが、仲間を助けたい思いから恐怖を克服しました。 呪文で肉体を強化して高速移動し、魔物中随一の機動力を誇ります。 「クリア・ノート編」では、アフリカで生への執念を身につけ、格段に成長していました。ガッシュたちをクリアの元へ届けるために最大術を使って空を翔け、魔獣と渡り合います。しかし、その最中に術の負荷がピークに到達し、体が自壊。 彼の限界を察したサンビームは、ティオのパートナーである恵に本を燃やしてもらいました。
6位:ゼオン
ゼオンはガッシュの宿敵である魔物の1人。パートナーはデュフォーで、本の色は銀色。 ガッシュと見た目がそっくりの、彼の双子の兄。落ちこぼれのくせに「バオウ」を受け継いだ弟を、激しく憎んでいます。そのため、壮絶な苦しみを与えようとガッシュの記憶を奪い、置き去りにしました。 桁違いの力を持ち、初級呪文でさえギガノ級並の威力を誇ります。身体能力も抜きん出て高く、体も頑丈でなおかつ頭も切れるなど、まさに“チートキャラ”。普段は冷静沈着ですが、極めて冷徹で非情な性格をしています。 ガッシュの記憶を消した後、「ファウード編」で再登場。リオウを倒して、復活したファウードをコントロール下に置きます。 駆け付けたガッシュと交戦し、術を撃ちあった拍子に、彼の過去の記憶と接触。自分の浅はかさを知ったゼオンは弟に敗れ、記憶を返します。彼は弟に王になるよう伝えた後、デュフォーにも生きてほしいと伝え、去っていきました。
5位:アシュロン
アシュロンは「クリア・ノート編」に登場する魔物の1人。パートナーはリーン・ヴィズで、本の色はヒヒ色(朱色)。 赤い巨大な翼竜の姿をしており、人型での活動も可能。「竜族の神童」と呼ばれる2体のうちの片割れ。礼儀正しく武人のように振る舞いますが、戦いは好みません。魔物たちが助け合い、幸せに暮らせる世界を望み、王を目指しています。 大人の戦士でも手に負えないほどの戦闘力の持ち主。加えて鍛錬を積んでおり、もう1体の神童エルザドルをはるかに上回っています。全身の朱色のウロコの堅さは規格外。過去にクリア・ノートと戦った唯一の生き残りです。 クリアと戦う前に、「バオウ」を持つガッシュの実力と善悪を見極めようと対戦。その後は共にクリア打倒を目指します。しかし、クリアとの実力の差は埋まっておらず、後をガッシュに託して敗退。このときの彼の捨て身の一撃は、クリアに全治10か月の深手を負わせるほどの威力でした。
4位:キャンチョメ
キャンチョメはガッシュの仲間である魔物の1人。パートナーはパルコ・フォルゴレで、本の色は黄色。 アヒルのような口が特徴的な、数少ない善の心を持つ魔物。臆病で泣き虫な一方、お調子者で見栄っ張り。 彼の術は、物に化けたり幻影を見せたりするなど、変化を操るもの。類いまれな潜在能力の持ち主で、相手の脳に直接影響を与える力を秘めていました。これを受け、作中最強とも言われる呪文「シン・ボルク」を会得します。 魔界時代から落ちこぼれとして有名だったガッシュなら倒せると思っていたものの、呪文を使えるようになっていた彼に敗北。その後ふたたび「石板編」でガッシュらと合流します。しかし、ベルギム・E・O戦後に「仲間を失う恐怖」が芽生えました。 クリア・ノートとの戦いでは、上述の潜在能力を覚醒させて弱い自分を克服。その一方、悪者には容赦ない非情な面も見せるようになります。フォルゴレの過去を知って我に返った後は、彼らを守り、パピプリオと共に魔界へ帰りました。
3位:ブラゴ
ブラゴはガッシュの宿敵である魔物の1人。パートナーはシェリー・ベルモンドで、本の色は黒。 魔界ではかなり有名な魔物で、ガッシュペア最大のライバル。今回の戦いの優勝候補と言われています。人間界に来た当初は粗暴で自己中心的でしたが、次第に王らしい威厳と風格を備えるようになりました。 戦闘能力は高く、魔王候補の8割が恐れるほどの実力です。重力を操る術を得意とし、重力の塊を投げつけたり、重力をかけての足止めもできます。 「石板編」ではガッシュ側に回り、千年前の魔物を圧倒。ゾフィスの策略で戦闘不能のシェリーを精神的に支え、最後はゾフィスを叩きのめしました。 「クリア・ノート編」では彼と複数回戦いましたが、全く歯が立たず。しかし、自らの術の根幹を理解し、パワーアップを遂げます。クリアを倒した後は、最後に残った2体同士の最終決戦が勃発。最大の術をぶつけ合った後、ガッシュを王と認め、敗れ去りました。
2位:クリア・ノート
クリア・ノートは「クリア・ノート編」に出てくる魔物の1人。パートナーはヴィノーという赤ん坊で、本の色は透明。 本作のラスボスですが、アニメには登場しません。別名「滅亡の子」または「魔物を滅ぼそうとしている魔物」。王の特権を使って全ての魔物を消し去ることを使命に掲げています。 見た目は美少年のようですが、黒く禍々しいオーラを放ち、性格は冷酷そのもの。魔物を消すことに何の感情も抱きません。相手の術や物質を消滅させる能力を持ち、戦闘力はもはや異次元のものです。 アシュロンの攻撃で10か月治癒を要した彼は、「消滅の力」に徐々に浸食され、見た目も変わり性格も残忍になっていました。 ガッシュとブラゴのコンビネーションで「バオウ・ザケルガ」を直撃するも、これがきっかけでクリアは「完全体」に変化。もはやこれまでと思ったそのとき、ガッシュの決意が本を金色に光らせ、なんとか撃破しました。
1位:ガッシュ・ベル
ガッシュ・ベルは本作の主人公である魔物の少年。パートナーは高嶺清麿(たかみねきよまろ)で、本の色は赤。 紺色のマントを身にまとった金髪の少年。現魔王の息子で、ゼオンの双子の弟。魔界では落ちこぼれでしたが、「優しい王様」になると決意し、参戦しました。イギリスで瀕死だったところを清麿の父に助けられ、その後清麿との出会いを果たします。 電撃を使った術を使いますが、使うと必ず気絶してしまうのが難点。序盤は清麿の知略でカバーしながら戦っていました。攻撃力不足も課題でしたが、リオウ戦で清麿が死にかけたときに覚醒し、「バオウ」の力が表れます。 ファウード内ではリオウのほかゼオンとも戦い、長年の誤解を解いた上で彼に勝利。クリアとの戦いでは、最後に仲間たちの想いが応えるように本が「金色(こんじき)」となり、全ての想いを乗せた一撃でクリアを撃破します。 最後のブラゴとの戦いにも勝ったガッシュは、遂に次期魔王となりました。
『金色のガッシュ!!』は友情とバトルのアツいストーリー!「強さ」とは何なのか……
冒頭でも述べた通り、『金色のガッシュ!!』は友情の物語です。魔物とパートナーの関係には深い絆が結ばれており、両者は信頼し合いながら、困難に立ち向かっていきます。 本作でいう強さとは、彼らの間にある絆や優しさがそのまま力の大きさとなるのでしょう。恵まれた力を持つ魔物も数多く出てきますが、彼らはみな弱き者や優しい者の前に敗れています。 ガッシュは、「優しい王様」を目指しました。その想いの強さはストレートに優しさに直結し、清麿の心を動かします。「絆」と「優しさ」と「想いの強さ」という3者は、ニアイコールの関係であると言えるでしょう。 そんな優しくも強い者たちの物語。『金色のガッシュ!!』は、心を強く揺さぶり、その後に温かい気持ちをくれる作品です。この機会にもう一度読み返してみてはいかがでしょうか。