映画「ドクターデスの遺産」あらすじ・キャスト紹介 綾野剛×北川景子で実写化【原作ネタバレ有】
映画「ドクターデスの遺産」最新情報を紹介!綾野剛と北川景子のバディが安楽死殺人の犯人を追う
2020年11月に『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』の公開が決定しました。本作は中山七里(なかやま しちり)の小説『ドクター・デスの遺産』を原作とするクライムサスペンス。 綾野剛と北川景子が刑事役でバディを組む本作について、この記事では原作・キャスト・スタッフの情報を紹介します。 ※本記事には、原作小説『ドクターデスの遺産』のネタバレ情報を含んでいるのでご注意ください!
『ドクター・デスの遺産』原作のあらすじ&結末【ネタバレ注意】
小説『ドクター・デスの遺産』は、「どんでん返しの帝王」の異名を持つ、中山七里が手掛ける「刑事犬飼隼人(いぬかい はやと)」シリーズの1作。「刑事犬飼隼人」は、2015年と2016年に沢村一樹主演のテレビドラマも放送されました。 本作は、警視庁捜査一課の敏腕刑事・犬養隼人と冷静沈着な女性刑事・高千穂明日香(たかちほ あすか)がバディを組み、安楽死を行う闇の医師を追います。 ある日、警視庁に1人の少年から「お父さんが悪いお医者さんに殺された」との通報が。高千穂はその声から真剣さを感じ取り、犬養と少年の元を訪ねます。そこで行われていたのは少年の父親の通夜。少年に事情を聞くと、医者と看護師がやって来て、少年の父親に注射を打って行ったことがわかります。 捜査を進めていくと、日本では許されていない安楽死を請け負っている医師「ドクター・デス」の存在に辿り着き――。 ※ここからは「ドクター・デスの遺産」の重要なネタバレとなっているので、ご注意ください。
犬養らは、ドクター・デスと共にいた看護師を突き止めます。彼女はめぐみと言い、勤め先の病院が潰れてしまったために、高額のバイトとしてドクター・デスの付き添いをしていました。安楽死を施していなかったことを知らなかったと言う彼女は、ドクター・デスの正体は「寺町」という男だと証言。 しかし実際の寺町はただ雇われただけのホームレスで、ドクター・デスはめぐみの方だったのです。 犬養は彼女を先回りし、患者の元で対面しますが、土砂崩れによって家が倒壊してしまいます。元々安楽死を望むほど体調が優れない依頼人は木材に挟まれ、さらに救急車はすぐに来られないという状況。 犬養は彼女を止めることができず、目の前で依頼人を安楽死されてしまうのでした。
綾野剛×北川景子がバディ結成!キャスト&キャラクターを紹介
犬養隼人(いぬかい はやと)役/綾野剛
主人公・犬養隼人を演じるのは、2019年の映画『楽園』で主演を務めた綾野剛です。 「禁断の題材にとうとう触れてしまった思いでならない」と映画公式サイトでコメントを寄せている綾野。撮影中はこの作品の強度に耐えうる表現ができているのかと、自問自答の日々を送ったと言います。 2度目の共演となる北川については、「本当に頼もしく、常にブレない芯の強さと清らかさがある」と評しました。
高千穂明日香(たかちほ あすか)役/北川景子
犬養とバディを組む高千穂明日香を演じるのは、北川景子。北川は2018年に『スマホを落としただけなのに』に主演し、2021年には『ファーストラヴ』で主演を務めます。 高千穂は事件を追えば追うほど「命の尊厳とは何か、安楽死は善か悪か」と悩み翻弄されていく役柄です。北川は、その感情を細かく丁寧に演じられるよう取り組んだと言います。 綾野を熱い方と評しており、北川の冷静な役との凸凹コンビが見どころとなりそうです。
監督は深川栄洋!エンターテインメントとして社会問題と向き合う
本作の監督を、深川栄洋(ふかがわ よしひろ)が務めます。深川は映画「神様のカルテ」やドラマ『彼らを見ればわかること』など、現代社会の問題を取り扱った作品を手掛けることも多く、本作については「誰もが人生のどこかで必ず向き合わなくてはならないテーマを悩み尽くした」と語りました。 綾野と北川のことを「役者バカ」と評した深川曰く、2人の熱を映画から感じ取ることができるそうです。
映画「ドクターデスの遺産」は2020年11月に公開
『ドクター・デスの遺産 -BLACK FILE-』では、綾野剛と北川景子の刑事バディが結成され、安楽死という現代で向き合わなくてはならないテーマに挑みます。 本作の公開日は、2020年11月に公開予定。熱量高い2人の役者による新作サスペンス映画に、期待が高まります。